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読了。今回のNHK大河ドラマ「光る君へ」が面白すぎて、「新編人生はあわれなり紫式部日記」、「紫式部は今日も憂鬱令和言葉で読む『紫式部日記』」を読んだ。ドラマで財前直見氏が演じる藤原寧子、藤原道綱母が大変気になり、「蜻蛉日記」が読みたくなったが、古文は大の苦手。ということで本書を読んでみた。私家版かげろふ日記(著)杉本苑子私家版かげろふ日記(講談社文庫)Amazon(アマゾン)本書「あとがき」に「『かげろふ日記』は私小説ですから、他人との和歌の
╲こんにちは/いつもお付き合いいただきありがとうございます。今日は読書の記録です。『散華紫式部の生涯下』杉本苑子中央公論社1994年1月10日初版発行2023年9月25日改版発行上巻に引き続き下巻では、紫式部アラサー独身、父の転勤に伴って越前に下る所から始まります。住み慣れた京都から離れるのは、今とは比べ物にならないくらい不安なものであったことは想像に難くありません。が、それでも、自分の人生や人間関係諸々を一旦リセットし、仕切り直すために、彼女は新天地を目
╲こんにちは/いつもお付き合いいただきありがとうございます。今日は読書の記録です。『散華~紫式部の生涯上』杉本苑子中央公論社1994年1月10日初版発行2023年9月25日改版発行1月から始まった今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」の予習として読んでみました。まずは袖の紹介文を引用させてください。藤原氏の一門ながら無欲恬淡な漢学者の娘として生まれた小市は、幼い頃から和歌や漢籍を学び並外れた才能を発揮した。姉弟や叔母と暮らすなかで、疫病の流行や治安悪化、勢
平安時代が舞台の物語について書いてみようと思います。*朝日文庫の11月の新刊で「この世をば」が発売されました。永井路子さんの平安王朝三部作の一つです。平安王朝三部作は以前、図書館で借りて読みました。流通しなくなり手に入れることが難しくなっている本です。2024年の大河ドラマが「光る君へ」に決まった時、様々なことを思いました。そのうちの一つが平安時代を舞台にした本たちのことです。永井路子さんの平安王朝三部作再版しないかな、杉本苑子さんの「散華」再版しないか
百人一首の会や源氏物語の会で、平安時代に興味が湧きました。遣唐使の廃止に伴い、日本独自の和歌、仮名文字の文化が花開いた時代です。藤原氏一族同士間で連連と、政治権力闘争が繰り広げられた時代でもあります。紫式部は、藤原氏の傍流に生まれ、幸薄い結婚と出産を経て、源氏物語の評判により道長の娘である中宮彰子への出仕、そして宇治十帖で全ての思いを昇華・完結させます。来年の大河ドラマの主人公である紫式部は、どのように描かれるのでしょう。杉本苑子氏の筆力にぐいぐい引き込まれる作品でした
2023年8月25日に杉本苑子「竹ノ御所鞠子」を読了しました「龍華記」からの流れで、ブロガーさんが紹介されていて気になっていた作品。「源頼朝の世界」を思い出しましたが、解説には「氷環」が登場。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」はまだ観ていないんですけどね祖父は、木曾義仲。父は、二代将軍源頼家。異母兄は、三代将軍源実朝を殺害した公暁。夫とされたのは、京から迎えた四代将軍源頼経。父が謀殺された後、母娘身を寄せ合ってひっそり暮らしてきた苅藻と鞠子。家臣の雅兼と結ばれ1人娘を授かり、幸せに
杉本苑子『影の系譜』文春文庫、1984年3月(初刊:文藝春秋、昭和56年8月)天下人となった弟と己には、忌まわしい嗜虐の血が流れているのでは……。親しみやすい猿面の影に、残忍さを潜めた豊臣秀吉。その姉「とも」の目から見つめる、豊臣家崩壊のありさま。「関白の甥」として身の丈に合わぬ座に据えられ、運命を狂わせる3人の息子をハラハラと見つめる叙述が切ない。ともと夫、吉房のあいだには3人も息子があった。長男の秀次は、周知の如く、秀吉の跡を継ぐが、謀反の疑いをかけ
今日の体重71.2kgフィットボクシング224分フィットボクシング2あすけん来年の大河ドラマは『光る君へ』、源氏物語を書いた紫式部が主人公はらしいです。紫式部は好きなので、大河ドラマ観てみようかな~と考えています。好きな女性作家、故杉本苑子さんの作品が書店に並んでいたので買ってしまいました。散華紫式部の生涯(上)(中公文庫す3-32)[杉本苑子]楽天市場1,540円${EVENT_LABEL_01_TEXT}散華紫式部の生涯(下)(中
いつもご覧頂きありがとうございます。昨日は、ボヌール朗読教室杉本苑子作「冬の蝉」を朗読しております。直参旗本の山田十太夫は小心者。番頭の高木信房に難詰されているところを、同役の井上正在に助けられる。井上は気骨のある人物。2人は親しい間柄になりますが…タイトルは「冬の蝉」蝉の鳴き声がミーンミーン聞こえてくる今日この頃ですが、「蝉の抜け殻を箪笥に入れておくと着物が増える」という迷信からついたもの。読み進めますと、なんと、十太夫の娘・佐喜と井上の息子・正賢の結婚話へ。なかな
こんばんは〜😊お久しぶりです。夏が苦手で…今年は暑くて…ヘロヘロです…そんな中、EXOがカムバ❤️どりむちゃんがカムバ❤️でEXO→どりむちゃん→EXO…エンドレスに…あちこちの動画を見たり聴いたりで、お家に引きこもり、楽しく過ごしてました。頭の中もEXO→どりむちゃん→EXO…曲がリピート🔁どちらもまだブツは届かずでして😓今頃、船でクルージング中かと…EXOとイリチルと、ファンサイト移行でとりあえず同意ポチ…EXOから継続特典発送メール来たり…NCT
一昨日、昨日と暗いわ〜な内容から一変。突然思い出しました。杉本苑子作「傾く滝」。8代目市川団十郎を書いた作品で類い稀なる美貌と才能で江戸一の天才人気役者でした。子持ちのヤモメ浪人と無理心中のような形で若くして死を迎える話。輝く星のような存在の団十郎が悩み苦しむのを支えるうちにそれが胸苦しい思いに変わっていく浪人宮永。いつ読んだかわからないくらい昔に読んだのですが先日「世界一美しい少年」をWOWOWで見て「ベニスに死す」と「傾く滝」って似てないか?と思ったのです。もっとも「ベニスに死す」
昨日のアフタヌーンティー忘年会から帰宅したら、Amazonや生協で注文した本が届いていました❗️そのうちの一冊が、杉本苑子の「海の翡翠」海の翡翠(旺文社文庫)Amazon(アマゾン)930〜8,212円だったのですが。この本は、杉本苑子の短編小説集なのですが、表題作が真如さんが主人公で、注文した時にそれを知って、ガイドもしくは先祖の守護霊に買わされた、と気づきました!Σ( ̄□ ̄;)表紙はこんな感じですが。裏表紙のあらすじを読んで、「清廉な生涯だったのか?」と、思いました(^
昨日の8月10日は、東京宝塚劇場で花組公演を観劇する予定になっていました。コロナ感染で9日まで休演でしたがやはり危惧していた通り休演が延長され14日前半までとなってしまいました。たった1回だけの観劇予定が儚く消えてしまいました大阪の堺市に住む妹夫婦もコロナに感染し、7日間入院3日間自宅待機となり、昨日晴れて自由の身となりました夫婦とも発熱し調べたらコロナだったそうです。いつ感染したのか全然分からないそうですよ。いつだれでも感染する可能性があるようですね。私の4回目接種予約が取れました。接種し
◆◆◆くじょうみやび日録第二期◆◆◆絶対生き延びたい2022年――なぜなら、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が控えているから。小栗旬演じる主役の北条義時ファンだったはずの自分(そしてごめん義時やっぱりイケメン過ぎて笑える)ですが……すっかり忘れてしまったこの時代を復習して大河ドラマ鑑賞に備えています。一般向け学術書中心の前回とは趣向を変えて、今回は、ロマンチックな小説などから集めてみました。鎌倉・由比ヶ浜。◆ロマンチック小説4選まずは、唯一源氏の血を伝えるがゆえ
政敵を次々に容赦なく殺した酷薄な権力者というイメージの天智天皇に、雄大な風景を詠った清澄な調べの素晴らしい歌があり、「渡津海乃豊旗雲尓伊理比紗之今夜乃月夜清明己曽」巻一、15「わたつみの豊旗雲に入日さしこよひの月夜さやけかりこそ」同母兄である中大兄皇子との密通というスキャンダルから時に悪女のイメージも持たれる間人皇女に、斎藤茂吉から「万葉集随一の美しい調べ」(「万葉秀歌」)と絶賛された歌があり、「やすみしし我が大君の朝(あした)には取り撫でたまひ夕(ゆふへ)
仙名彩世サマの額田王、ほんとうにため息が出るほど美しかった~。中大兄皇子と大海人皇子との間で揺れ動く心情の表現も繊細で可憐。明日海りおサマの中大兄皇子は酷薄な美しさで魅せ、柚香光サマの大海人皇子は、一途に愛する額田王を敬愛する兄に奪われたその愛と憎しみに苦悩し葛藤する姿で魅せ・・・・役替わりとはなんと贅沢な!明日海りおサマの大海人皇子だとどんな表現になるのか、想像するのも楽しみ。よく知られている万葉集の歌、「あかねさす紫野ゆき標野ゆき野守は見ずや君が袖振る」(額田王)
つたないブログにご訪問くださりありがとうございますおかげ様で励みになり心から感謝しています在上海日本総領事館のサイトが更新されました。浙江省は・25日から搭乗手続きの際にPCR検査の陰性証明書が必要(医療機関指定あり)・上海集中隔離3日間+目的地集中隔離11日間とありました。厳しくなったのかな?中国は有効な居留ビザ所有者に対しての入国ビザを出すようになりましたが、ビザセンターが毎日あいていなくて予約が取れにくいそうです。入国者にきちんと検査、移動、隔離を行っているので
この私の思い出の読書録?は、今回の短大生編で終わり。私の思い出の読書録はねえっ!まだやるつもり?もしかしたらねOL編か!?そーいえば、あの本!みたいなことは、書きたいかも。では、まず、短大生編、行ってみようこちらが、およそ四半世紀前、私は短大生その時、読んだ本たち。当時のものは、ないのですが、たぶん10年くらい前にやっぱりまた読みたくなって買ったもの。短大生のときは、永井路子さん杉本苑子さんの歴史小説にハマりました。【中古】この世をば上巻/永井路子
←杉本苑子著『東京の中の江戸名所図会』(文春文庫)「時代小説家の著者にとって、無二の友である「江戸名所図会」。そこに登場する日本橋、隅田川など約三十カ所を訪ね、時を超えて現代の東京に息づく「図会」の世界をとらえたエッセイ集」杉本苑子著の『東京の中の江戸名所図会』をほぼ車中にて読んだ。本書の内容は、上掲の通りだが、本書の肝は何と言っても、「江戸名所図会」にある。「江戸名所図会-Wikipedia」によると、「江戸名所図会は江戸時代後期の天保年間、斎藤月岑が7巻20冊で刊行し
趣味で能面打って20年。今はカルチャーセンターで教えをしています能面パパです。作品を見てくれた方に「世阿弥はどんな人なんだろうね」と言われて、ふと思いました。どんな人だっけ?室町時代に能を大成した。「風姿花伝」を書いた。足利義満に認められたが、足利義教には冷遇されて佐渡に流された。それから・・なんだっけ?世阿弥って名前は知っているけど、人物や業績は断片的しか知らないなあ。よし、いい機会だから世阿弥について書いた本を探してみよう。あんまり専門的なのとか、学術的なのはこちらのオツ
1月下旬頃から騒がれ始めたコロナウィルス、始めは他国の問題みたいに客観視していたのが、あれから2ヶ月半が経ち。。。海外から見ると遅い対応ですが、先週ごろから日本でも日常生活にいろいろな制限がかかり始め、強力で不可解なウィルスに怖さを感じ始めるようになってきました人間の歴史は疫病との戦い、というけれど、去年知人から送られた本の中に、杉本苑子の「孤愁の岸」と「華の碑文」がありました。純日本文学はなかなか自分からは読むことがないけれど、一昨年お会いした時に名古屋市徳川園に行った話をしたので、
先月はちょっと少なめだった。12月の読書メーター読んだ本の数:7読んだページ数:2048ナイス数:140春風駘蕩:平賀源内江戸長屋日記(徳間時代小説文庫)の感想星2。話はまあまあ、文章がつまらなかった。原稿用紙枚数を稼ぐためか無駄に長かったり要らぬ説明だったりが有って大変まどろっこしい。読了日:12月04日著者:福原俊彦刑罰0号(文芸書)の感想星4。ホラーでありミステリーでありSFだ。面白かった。そして考えるべき事を与えられた。全世界の人が考えるべき事でも有ると思う。
いやー俺はね、半藤さんの本なら無条件に読みたくなるんだ。この本も、存在を知っていたわけでも探していたわけでもないけれど、店頭で出会って購入即決。500ページを超えるけっこうなボリュームだが、たくさん積んである自宅の未読本の山になじむ前にすぐに手にした。お、ちょっと変わった体裁だな。聖徳太子、遣隋使、万葉集から始まって戦後まで、時代順に29のテーマを立てて、それぞれに複数の‘先生’を招いて語り合ってもらうというもの。よく見れば、半藤さんは‘編著’という立場。先生方はその道の専門の方ばかり
おはようございます*少し雲が浮かぶ晴れた七夕の朝です。日曜日になりました。きょうは二十四節気の十一節気小暑です。梅雨明けが近づき蝉が鳴き始め暑さが本格的になる時季。7月7日頃。この小暑までに梅雨入りしない時はその年は"梅雨入り宣言はなし"となります。小暑から暑中見舞いのお便りが飛び交うようになります。***……*……*……*……*……*……*……*さてさて、最近の読書です。「山河寂寥」上・下杉本苑子文春文庫主人公は平安中期の高位の辣腕女官藤
こんにちは*6月最後の週末を迎えようとしています。曇り空、雨の木曜日です。全国が梅雨に入り本当に雨の季節になりましたね。休み、休み過ごしながらじめじめとした時季をみんなで乗り越えましょう。**髪を切ってきました。*長めのボブから短めのボブへ。久しぶりにこけしヘア復活です(*´∀`)美容室の帰りはひとやすみ。***……*……*……*……*……*……*……*さてさて、本の話です。永井路子さんの平安朝三部作「王朝序曲」「この世をば」「望みしは何ぞ」読み終えまし
こんにちは*水曜日です。梅雨真っ只中。身体はぎしぎしお腹も痛々な日々ですが、楽しみやほっとする時間を見付けながらゆっくり過ごしております。*コーヒーは控えめに楽しんでいます(*´∀`)*……*……*……*……*……*……*……*さてさて、本のことつらつらと書きます。「捨ててこそ空也」梓澤要新潮社時代は平安時代末期。平将門の周辺など先日読んだ「落花」と内容が重なる部分がありました。空也の生涯をいきいきと書ききった物語です。梓澤要さんの紡ぐ物
短歌があったから生きてこれたNHK平成万葉集で繰り返し聞き、共感しました。あるものだなと思います。しばらく物語が多めかもしれません。さて、本屋さんの書棚の前を歩きました。量販店ですからハードカバーは新作ばかりで大半の棚は文庫本、新書、そしてコミックスです。俵万智さんを探しました。〝みだれ髪チョコレート語訳〟を買いたかったのです。文庫本の並びに〝俵万智〟は一冊もありませんでした。杉本苑子さんを探しました。〝傾く滝〟を買いたかったのです