「遠くちらちら灯りが見える、あれは言問こちらを見れば、たれを待乳のもやい舟」三門博の傑作、唄入り観音経の歌いだしです。待乳山(まつちやま)は東京で最も標高が低い山で、聖天様を祀る夫婦和合、商売繁盛のお寺「本龍院」があり、広重の「名所江戸百景」にも描かれています。イチョウは聖天さまの紋、そして二股大根はそのシンボルで、お供え物として大根も売っています。大根は深い迷いの心、瞋り(いかり)の毒を表すといわれており、大根を供えることによって聖さまが体の毒を洗い清めて下さるそうです。そして前日にお供えされ