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だいぶ前に購入したものの手つかずになっていた文庫本が数冊…。そのうち3冊を読みました。『蟻の菜園』柚月裕子著何回も序盤で読むのを止めてしまい何回目かの挑戦。結婚詐欺の容疑で逮捕された女性の背景。なぜ彼女は罪を犯したのか。歪んだ家庭環境、精神的苦痛、姉妹の絆、蟻の菜園の意味。考えさせられる内容だった。『木曜日の子ども』重松清著7年前に起きた中学生による同級生無差別毒殺事件。犯人が社会復帰したという噂が流れた頃、事件が起きる。目に見えない何か、得体のしれない子どもの気
「木曜日の子ども」重松清令和4年1月25日角川文庫世界の終わり。人はそれぞれ生まれた時に世界が誕生して、死んだ時にその世界は終わる。宗教でも何でもなく、そうなんだと思う。文中にもある、どんなに親しい人でもその人のことを100%はわからない。大人はわかったふりをする。その方が平和だから。大人が思うより、子どもは子どもじゃない。経験則が少ないだけ。自分が中学生だった頃、生きづらかったよなと思い出す。今と同じ、少しでも多数と違っていたらはぶかれる。人は、みんな、
ゾッとしたねぇ。7年前にクラスメイト9人を死亡させる無差別毒殺事件が起こった中学校。子供をもつシングルマザーと再婚した清水は、その中学校がある地へ引っ越してくる。かつていじめを受けていた息子の晴彦を心配する妻・香奈恵を支えようと思う清水だったが、なかなか晴彦との関係をうまく築けないでいた。そんな中、晴彦がかつて事件を起こした上田祐太郎に似ているという噂がたつ。そのことが原因でまたいじめられはしないかと心配する清水と香奈恵。しかし実は、それどころではない大きな波が生まれていた。中学
7年前に旭ヶ丘中学校で起こった、無差別毒殺事件。そこで逮捕されたのは、なんとクラスメートだった「上田祐太郎」という少年だった。「私」は、結婚を機会に、その地へと引っ越してくる。妻には連れ子がいた。名前は晴彦。その義理の息子は、7年前に起こった殺人事件の犯人だった上田に面影が似ているという。旭ヶ丘中学校に編入した晴彦だったが、当時、その中学校で担任をしていた教師にも間違われるほどだった。不穏な空気が「私」へとも広がっていく。晴彦は以前、通っていた中学校で実は酷いいじめに遭っ
最近また小説を読み始めた。少し前に美しい彼を全冊揃えたが会社の昼休憩に読む話じゃない…と三冊目で悟り、四冊目は手付かずである。(三冊までは会社で読んだ)(遅すぎる判断)私自身、オリジナルBL小説には向いてないようだ。。寝る前にベッドで支部を読むのが合っている。実感。そして最近読み始めたのは木曜日の子ども。初かな?重松清。どうも家族ものの小説ばかり惹かれてしまい、外側のあらすじを読んで決めた一冊である。家族描写が多く、序盤から涙が滲むまだ、最初の方、ドライブ
木曜日の子ども(角川文庫)Amazon(アマゾン)792円木曜日の子ども重松清ロココ風あらすじ中学生がクラスメイト9人を毒殺した事件があったことから、世界の終わりに魅せられる中学生や若者たちが現れて、人々を混乱に陥れる。グッときたポイントクライマックスにはアクションシーンもふんだんに取り入れられ、全体的にミステリアスだったり、サスペンス的な要素も多々ありながら、性善説性悪説が語られたり、宗教的な思想もあったり、父と息子の関係性が殊更丁寧に描かれたり、という重松作品らしさ
2022年10冊目7月下旬『木曜日の子ども』重松清けっこう前に読んでたけど記録忘れのため、ちょっと内容忘れ気味。あらすじ7年前、旭ヶ丘の中学校で起きた、クラスメイト9人の無差別毒殺事件。結婚を機にその地に移った私は、妻の連れ子である14歳の晴彦との関係をうまく築けずにいた。晴彦は、犯人の上田祐太郎の面影があるらしい。上田が社会に復帰したこの夏、ある噂が流れる――世界の終わりを見せるため、ウエダサマが降臨した。やがて近所で飼い犬の変死、学校への脅迫が相次ぎ、私と晴彦の距離は縮まらないま
「普通の木曜日」Thursday’schildhasfartogo木曜の子は旅に出る幸に恵まれない子や苦難の子の意味で使われることが多いとのことD.ボウイの曲にThursday’schildがあるからこの言葉自体の存在は知ってはいた劇中のセリフにある「普通の木曜日」はこのマザーグースの歌の一節の意味が含まれているような気がするなあ?で、グレイマンである既視感のある設定&ストーリーだけど、まさか街中のあの全部が実
物語ではない本を読んでいたので間が空いてしまった。重松清、初めて手に取った。木曜日の子ども、タイトルからして気になっていたのだけど、嗅覚に狂いはなかった。なかなか厚みがあるけども、読んでみるとスッと引き込まれて苦にならないボリューム。中学生が給食に毒物を混ぜて同級生を9人殺すという殺人事件があった街が舞台。中学生の息子をもつ会社の同僚の女性と結婚し、突然父親になることになった主人公が、家族3人でその街に引っ越してきた。街は静かなニュータウン。事件から7年経っても街からその気配は消えるこ
小説「木曜日の子ども」重松清角川書店重松清はかなり読んでいるほうですが、本作はダークな方の重松清。7年前に起きた中学校で9人が死んだ同級生による無差別毒殺事件。結婚してその地に引っ越してきた主人公の男性は、妻の連れ子の男子中学生とギクシャクしたまま。そんな中、無差別毒殺事件の犯人が出所しているという噂が流れ、周囲で不審な変死が相次いでいく、というお話。まったくもって理解できない犯人たちで、重松清の筆力でなければ最後まで読み通せなかったと思いました。60点
あんにょんですここ数日0時になるとiPhoneのありとあらゆる通知が鳴りまくってます百合です。(あ、弄りまくってたら無事Vラの通知復活しましたw)2022.05.09TOMORROWXTOGETHERTHURSDAY'SCHILDBIGHITMUSIC@BIGHIT_MUSICminisode2:Thursday'sChild(https://t.co/aXOnPc7Ayb)#투모로우바이투게더#TOMORROW_X_TOGETHER#TXT#miniso
久し振りの読書。途中までは恐怖感にゾクゾクして、引き込まれたけど後半よくわからなくなった「世界の終わり」がなんちゃらかんちゃら…ちょっとクドいでもあっという間に読めました。
十年くらい前だろうか、女子大学生が高校在学中、同級生に毒を盛ったと云う事件が表に出てきた。多分この実際にあった事件がこの本の根底にあるのだと思う。もう一つ、25年前の酒鬼薔薇聖斗の事件だ。14歳の子供が起こした凄惨な事件は恐怖を通り越す程、驚きでしかなかった。「木曜日の子ども」とはマザーグースの詩から来ているらしい。月曜日の子どもは、かわいい顔。火曜日の子どもは、気品に満ちて。と産まれた曜日で人生、性格を当てはめる、まるで血液型占いの様な、曖昧な内容で一週間分続く。その詩から、「木曜日
いらっしゃ・・・・・『今、読書中だからお静かに🤫』あっ💦いらっしゃいませ🙇♂️今日の獣たちの宴。はこちらの本を紹介します⬇︎⬇︎⬇︎木曜日の子ども重松清評価📕📕📕📕※📕5冊が満点「きみたちは、世界の終わりを見たくはないか――?」「マザーグースの歌にあるんだ、そういうのが、、、。」月曜日の子どもは、かわいい顔。火曜日の子どもは、気品に満ちて。水曜日の子どもは、悲しいことがたくさん。木曜日の子どもは、遠くに行って。金曜日の子どもは、惚
私の小学生の頃に学校で流行った小説といえば赤川次郎だった。読みやすいんだよね。ページもぱらぱらとめくって読める。私はそのブームにのり、結構たくさん読んだ気がするけど「娯楽」で終わったな。で、だんだん興味が薄れていった。木曜日の子どもを読んだとき、なんか赤川次郎を思い出した。木曜日の子ども(角川文庫)Amazon(アマゾン)880円前半は連れ子の父親になるんだぞ!父親になるんだぞ!とすこしうるさいくらいの主人公の描きかたにちょっとうんざりしていたところに後半の急展開が始まる
本日は快晴。午前中は訪問看護を待ちながら以下に載せる本文を書き進め、訪問看護師の方が見えて経過観察やヴァイタルを記録していただき、お見送りするついでにすぐ間近の駅前スーパーで惣菜パンとおにぎりを買ってきました。今日食べるサンドイッチも作ったし、明日は元いた部屋に家財道具が元通りに搬入されますから、床上浸水以来避難生活を送っていた空き部屋で寝起きするのもあと今夜一泊だけです。以上本日の日記ブログ終わり。明日は予定通りならごたごたするから、日記ブログはお休みになるでしょう。月、火、水と曜日にち
木曜日の子ども重松清内容(「BOOK」データベースより)7年前、旭ヶ丘の中学校で起きた、クラスメイト9人の無差別毒殺事件。結婚を機にその地に越してきた私は、妻の連れ子である14歳の晴彦との距離をつかみかねていた。前の学校でひどいいじめに遭っていた晴彦は、毒殺事件の犯人・上田祐太郎と面影が似ているらしい。この夏、上田は社会に復帰し、ひそかに噂が流れるー世界の終わりを見せるために、ウエダサマが降臨した。やがて旭ヶ丘に相次ぐ、不審者情報、飼い犬の変死、学校への脅迫状。一方、晴彦は「友
表紙を見て💀、中をチラチラ見て、「借りようかな?やめようかな?」って悩んで「まあ、嫌なら途中で止めればいいか……」と考え……途中でイヤ~な気持ちになって止めようか?でもせっかくここまで読んだから最後まで読もうかな?これを繰り返して読み終わりましたが、やっぱり『イヤ~な気持ち』は変わらずこの本📕👇ねぇ……小学校で起こった集団殺人事件……その犯人が帰って来た‼そして、何かを企んでいるという噂!血の繋がらない中学生の息子を信じきれない父親の葛藤は伝わっ
ぞわぞわっとする読み始め。ミステリーとは違う、実際にストーリーの中に入り込んだ錯覚を覚える怖さを感じました。7年前に男子中学生がクラスメート9人を毒殺した事件があった街に引っ越してきた家族一家3人は中学生男子とその母親と義理の父になったばかりの男性。年頃の子どもとなんとかコミュニケーションをとろうとするも、いつも肩透かしされる父親。いじめられていた学校区から引っ越しすることで、子どもの精神的な安定と元夫のDVから逃れて新しい家族をつくろうとする母親。しかし、犯人だったもと少年が出所したうわ
今日は蒸し暑かったなぁ…さ〜て今日のお昼ごはんは『天津飯』おっ!ふわふわ玉子なかなか良い感じフライパンからご飯の上に移すのが難しーいと言うのでそこだけ私が手助け😉蟹缶があったので蟹をたっぷり入れたあんを掛けて完成👍🏻初めて作ったのにとっても上手く出来てる‼️天津飯が大好きな娘っち「美味しい、美味しい」と自画自賛しながら完食🤣息子くんもアッと言う間に完食😆美味しかったよ〜🤗ごちそうさま💮家事の合間に土曜日から読み始め日曜日には読み終えた📖重松清
『木曜日の子ども』重松清著今没頭して読んでいる途中📖
皆さんこんばんは。本日も時短営業の中常連さん達のお陰で何とか形になりました。感謝です。さて恒例の夜中の本紹介。「木曜日の子供」重松清エエ話が持ち味のイメージのある重松作品。読めば面白いんだろうけど何故か読んでない私。唯一読んでいるのが2006年の(疾走)。イメージとは違い重たい作品で、個人的には好みでした。そして久々の今作も(疾走)と同じ系統の表紙で、内容も暗そう。なので読んでみました(笑)。主人公は再婚を機に引っ越してきた
最近読んだ本たちを自分への記録もかねてUPさせていただきます😌はっきりしたネタバレは書かないようにしています。感想はあくまで私一個人の感想です🙏🏻★伊坂幸太郎さん「アイネクライネナハトムジーク」久しぶりに読んだ伊坂幸太郎さんの本。伊坂幸太郎さんの本って私の中では面白い、ハズレかも、みたいなアタリハズレが今まで結構あって、今回は期待していたのですが…このアイネクライネナハトムジークは私的にはうーん…登場人物がたくさん、時系列もたくさんで読みにくい上に、最終的にこことここが繋がってた
BY重松清角川書店です。木曜日の子ども1,836円Amazon出版社WEBでは,「きみたちは、世界の終わりを見たくはないか――?」震撼の黙示録!「世界はこんなに弱くてもろくて、滅ぼすなんて簡単なんだってことを……ウエダサマが教えてくれたんですよ」7年前,旭ヶ丘の中学校で起きた,クラスメイト9人の無差別毒殺事件。結婚を機にその地に越してきた私は,妻の連れ子である14歳の晴彦との距離をつかみかねていた。前の学校でひどいいじめに遭っていた晴彦は,毒殺事件の犯人・上田祐
昨日は、予定がなく読書な一日。「冬休みに読んでみて」と薦めていただいた本。木曜日の子ども重松清角川書店7年前に起きた事件。旭ヶ丘中学校2年1組で、野菜スープに毒物が混入。9人が死亡、21人が入院。たった1人無事だった男子生徒。その生徒が犯人で・・。あれ?聞いていた感じと違って、面白い。私の好きな感じ。文章の疾走感が快感で、ページをめくる手が止められない。おもしろい。おもしろい。なのに・・後半、急に息切れ。最後の章では、失速。重い。非常に
木曜日の子ども1,836円Amazon上田祐太郎( ̄▽ ̄)<神さま>になりたかった少年と<父親>になろうとした男どこまでも深い絶望のは果てに広がる終末の風景とは平穏な日常に潜む裂け目と虚無を描ききった震撼の黙示録きみたちは世界の終わりを見たくはないか?こちらブロ友さんの所でレビューを見てほぉほぉ(..)φメモメモ読みたいぞって事ででは早速最初ふむふむ・・・・ヤックンぽいな←*薬丸岳さんの事ねで、どんどん読み進めていくと
重松清さんの小説です。新婚の主人公は、妻と妻の連れ子と共に、旭ヶ丘に家を買って引っ越してきた。校区には毒物殺傷事件のあった中学校があり、息子の晴彦はそこへ転入。前の学校でひどいいじめにあっていた晴彦は、新しい学校でうまくやっているように見えたが、、、思春期の少年少女が、無邪気なまま、または無邪気な顔を装って起こす事件が、そら恐ろしいです。ラストで晴彦が救われたのかそれもよくわからない。彼らはいつか本当の親子になれるのかな
こんにちはやっと議会も終わりましたので、久しぶりに読書久しぶりの重松清いや~、、、、重たかった、、、、面白かったんですけどね重松清ワールド炸裂していました今度は軽いの読みたいです
今年の2月に「王様のブランチ」BOOK特集で紹介された重松清さんの最新作木曜日の子どもを読みました。「とんび」、「流星ワゴン」などハートフルな作品が多い重松清作品。その中でも妻の死をテーマにした「その日の前に」は私が一番好きな作品ですが今回はそれとはまったく違う本当に重苦しい作品。少年犯罪史に残る凄惨な無差別殺人その恐ろしい事件をテーマにしながら家族を描いた作品。衝撃作です。本当に重い衝撃作。少年犯罪を描いたというのでは言葉が足りない。親子
一気読みしました。永遠の仔×模倣犯という声も聞いていて、両方とも好きな小説だったので手にしました。作家が違うのでやはり結構テイストは違うのですが、14歳の不安定さや生き苦しさはイヤというほど伝わる。そこに家族や親というテーマが深く入り込むので、ページを繰る手が止まらなくなります。重松清が描く小説の系統でありながら、重く暗く破綻スレスレまでに追い込んで繋げていく様はさすがです。今まであったいろんな少年犯罪が頭に浮かびつつ、犯人の気持ちやら動機のわかったようなわからない見解にモヤっていた