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皆さんこんばんは。恒例の夜中の本紹介。「惑星」木原音瀬BL小説からスタートし、今や一般小説でも活躍する木原音瀬(このはら・なりせ)。大好きな作家さんの最新作。さてどうでしょうか?主人公は知的障害のある青年。幼い頃母親に捨てられ大人になり、父親と二人で土木日雇い人工として働いていたのですが、ある日父親も居なくなってしまいます。主人公は両親は宇宙に戻ったと信じ、自分もいつか宇宙人が迎えに来てくれると信じていました。一人同じ様に日雇い人工とし
表紙の一つ結びの男は誰だろ?と思ったら、キエフだったキエフ…イケメンだったのか…吸血鬼と愉快な仲間たち3(集英社文庫(日本))[木原音瀬]楽天市場内容紹介(「BOOK」データベースより)ドラマ撮影のため、アメリカへ行くチャンスを掴んだアル。最初は渋っていた(そしてなんだか様子がおかしい)暁も、結局同行してくれることに。再び冷凍蝙蝠になって海を渡ったアルは、撮影が始まる前に一目家族の顔を見ようと、暁と故郷のネブラスカへ向かう。その道中、唯一の吸血鬼仲間・キ
今回は木原音瀬先生の惑星という本を読みました!(感想はネタバレを含みます)まず簡単なあらすじです。ドヤ街に住む42歳の男、ムラさんという主人公は日雇い労働で土工をしながら、辛いこともありながらも日々暮らしていました。そんな彼はある雨の日、芸術家のカンさんという青年に出会い…というあらすじです。なんか読後感が唯一無二の作品に出会ってしまったなぁという感じでした。(もちろんとてもいい意味で!)自分はハッピーエンドよりも、メリバとか仄暗く今後の展開を考えさせられる系の作品が好きで、今回も主人公が
2巻読了。仲間たち、っていうからにはもう少しアルの秘密を知る人が増えるのかと思ってたけど、相変わらず二人なんだな。暁なんて愉快でもないし…吸血鬼と愉快な仲間たち2(集英社文庫(日本))[木原音瀬]楽天市場内容紹介(「BOOK」データベースより)エンバーマーとして働く暁の厳しい指導(?)の下、日本で暮らすためあれこれ頑張るアル。モデルの仕事をアルバイト先で頼まれると、猛反対する暁に内緒で引き受けてしまう。さらには深夜ドラマの吸血鬼役に大抜擢!怒り狂う暁を
『ハサミ男』/殊能将之『フリークス』/綾辻行人『サマー・アポカリプス』/笠井潔『四畳半タイムマシンブルース』/森見登美彦『伯母殺人事件』/リチャード・ハル『吸血鬼と愉快な仲間たち』/木原音瀬古典シリーズとして、『伯母殺人事件』/リチャード・ハルを紹介しないわけにはいかないてしょう。1934年に発表された作品で、著者の処女作ながらも犯人の視点から事件を描く倒叙形式の名作として知られる。フランシス・アイルズの『殺意』、F・W・クロフツの『クロ
吸血鬼と愉快な仲間たち①②③④bitternessofyouth⑤前巻の終わりに、身に覚えのない殺人容疑で逮捕されてしまった暁。衝撃的な展開に、えぇ〜〜っ!となっていたのだが…この本の帯によると、6巻が出るまでなんと13年の間が空いていたようだ。ええ…びっくり。続きを何かの事情で出せなかったのかもしれないけど、リアルタイムで読んでいたら中断期間が長すぎて死にそう。そんな殺生な…などと思っていたが、Amazonのコメントによると、昔、別の出版社から出てい
吸血鬼と愉快な仲間たち①②③④bitternessofyouth番外編を挟み、本筋に戻ってきたよ。冷凍蝙蝠になったアルを無慈悲にもアメリカに置いて行ってしまった暁。この時の暁の心情は語られないので、想像するしかないんだけど…アルはしばらく足掻いたのち、どうしても帰れないとわかると、やさぐれて引きこもってしまう。それを「かまってちゃん行動」みたいなものだとキエフに指摘され、暁に依存しない支え合える関係へ変化しようと生活の立て直しを頑張るアル。しかしある男に刺され、死に
吸血鬼と愉快な仲間たち①②③④①〜④ときて、間に番外編が発行されるという面白いスタイル。番外編は完結後と決まったわけでもないんだなあ。時は過去に戻り、暁の児童養護施設時代の物語。実父母が死んでから叔母の家に引き取られ、不自由なく暮らしていた暁だが、叔父が失業して家庭がギクシャクし始めると、叔父から虐待されるようになる。暁は抵抗しなかったが、ある時叔母が暁に罪を被せたことで施設に入れられてしまう。暁は叔母を、所長を、大人をどこかで信じていたかった。でもいろいろな出来事を経て、
木原さん2冊目。秘密(講談社文庫)[木原音瀬]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}内容紹介(「BOOK」データベースより)その夜も啓太は街を徘徊していた。死体が入った冷凍庫のあるアパートに戻り悪夢を見たくないのだ。ゲイバーで出会った男、充は部屋を拝借するにはちょうどいい相手だった。愚鈍だが心優しい充に啓太は徐々に惹かれていく。そして啓太は過去を断ち切るため、充を伴い死体を隠した冷凍庫を海に捨てに行くが…。『箱の中』『美しいこと』を超える衝撃
吸血鬼と愉快な仲間たち①②③もうこれね…今回は緊迫感アリアリ+怒涛の展開だった。前回までアメリカに行っていたアルと暁、世話になったリチャードたちが乗っていた飛行機が、ハイジャックにあってしまったのだ。蝙蝠姿で乗り込んでいたアルだが、ハイジャックにより足止めされているうちに、機内で人間に変化してしまい大ピンチ。暁はなんとかアルを隠そうとするが、暁が危険に晒されているのに黙って隠れていられるわけもなく…危険な犯人と対峙して、アルは大怪我をしながらも暁を守り抜く。ほぼ裸で。(
吸血鬼と愉快な仲間たち①②深夜ドラマの続編が決まったことで端役だったアルにも再出演の打診が。暁は渋っていたが、アメリカでのロケ、しかもアルの故郷の近くとあって、里帰りさせようと結局ついてきてくれることに。その道中でアルは吸血鬼の大先輩キエフと再会するが…家族の姿を一目見たいというアルに絆されて、結局一緒にアメリカに行ってしまう暁。しかしそこまでしてくれるのは、どうもアルがそのままアメリカにとどまるのが最善という思いがあるらしかった。アルにそんな気はなく、暁と日本に戻るつもりだった
吸血鬼と愉快な仲間たちエンバーマーとして働く暁の厳しい指導のもと、日本で暮らすためにあれこれ頑張るアル。モデルの仕事を頼まれると、猛反対する暁に黙って引き受けてしまう。さらには深夜ドラマの吸血鬼役をやることになり、暁は大激怒。そんな中、撮影現場で殺人事件が起き…昼間は蝙蝠、夜だけ人間に戻る半人前吸血鬼・アルが、真面目にいろいろ頑張る物語。アルは真剣なのだが、行く先でトラブルに巻き込まれたり、自らトラブルにはまりに行ったりしてしまう。特に蝙蝠姿の時に入り込んだ所から出られなくなったり
不完全な吸血鬼のアルはアメリカに住んでいたが、蝙蝠姿の時に冷凍されたまま日本に輸送されてしまった。人間に戻っても、不審者扱いされて警察のお世話に…日本語もわからずお金もないアルは、偶然知りあった男・暁の家に世話になるが、暁はとても無愛想ですぐ怒ってばかり…これ面白かった〜!漫画にもなっていたとは知らなかったよ。アルは昼間は蝙蝠、夜は人の姿に戻るという中途半端な吸血鬼になってしまって数年経つ。半人前なので牙がなく、血が吸えない。そうそう機会もないので、いつも可哀想なくらい空腹なのである
事故で記憶をなくした高久透は、友達だと名乗る年上の男・藤島に引き取られる。藤島は極端に無口なうえ、透の「過去」を何ひとつ教えてくれず、透はどこにも居場所がないような寂しさを募らせる。しかし藤島とともに暮らすうち、彼の中に不器用な優しさを見いだして──。過去と現在が複雑に絡み合うあの超話題作の新装版がいよいよ登場!ショート番外編書き下ろし!めっちゃもやる(T_T)木原先生の作品には暴力的な人物が多い気がしますが、このDV旦那は駄目だ。幼少期にどうとかこうとか以前に、藤島
1ページ目を開いて目がテン。こんなとこまで進んでたっけか??確かに六巻まで読んでいるのに(読書メーターで確認した)記憶がない!小説を読んでいるから、展開は覚えている。けど、それが邪魔しているらしい。四巻までは何度も読んだから記憶ははっきりしているんだが、そのあとがどうも……。読み返したいんだけど、いったいどこにあるのか。はやく整理したい。整理したいのだけど、頚椎症がダメと言う。しくん。ま、いいや。で、七巻について。暁はやさしい。アルはめんど
木原音瀬集英社文庫2023年7月23日~2024年12月25日長く待った気がしてたけど、1年半くらいで完結したんだ。タイトルからして、ちょっとファンキーな部分も確かにあるんだけど。どこか胸が痛いんだよな。読み終わってからもジワジワと痛い。この作家さんにしては珍しくハッピーエンドかも。イラストがめちゃくちゃ上手いです。
はい、私のBL好き歴40年。栗本薫さんをはじめ、いろいろと推しはありますがやっぱりこの木原音瀬さんの「嫌な奴」。嫌な奴(講談社文庫)Amazon(アマゾン)748円すごく読むのがシンドイ作品だけど、この三浦と和也の関係が嫌な奴ていうかBLというジャンルを超えている作品だと思います。そのほか、箱の中とか、鈍色の恋とかいろいろとありますがそして最近知ったのが両性具有の美(新潮文庫)Amazon(アマゾン)
愛されなくても、不器用で優しいあの人のもとに帰りたい。アルは再び暁に会えるのか?衝撃に次ぐ衝撃のシリーズ第5弾!暁に噓をつかれ、アメリカに置き去りにされたアル。絶望して引きこもっていると、吸血鬼仲間のキエフから「暁に依存しすぎている」と指摘されてしまう。アルは自立しようと生活を立て直すが、ある男に刺されて瀕死の状態に!?キエフの血で一命をとりとめたものの、思いがけない事態に次々襲われる。暁の傍にいたい――揺るぎない思いを胸に、アルが下した決断は……。蝙蝠姿のアルを堪
13年の時を経てついに完結!もう、自分は一人じゃない。寂しがりやの吸血鬼と孤独なエンバーマー。二人の想いは重なるのか――。殺人の容疑で逮捕された暁。真犯人の米倉はなぜ暁を陥れようとしているのか、その動機を探ろうと、アルはひとり九州へ向かう。辿り着いたのは、米倉が昔暮らしていた祖母の家。だが、そこはすでに荒れ果て、床下には白骨化した遺体が!アルは殺人の証拠を押さえるべく奔走するも、米倉に見つかってしまい……。暁とアル、二人に優しい未来は訪れるのか。半人前吸血鬼アルの奮闘記、
木原音瀬集英社2024年9月30日痛くて重くて辛い……きっついなぁ。救われない、気分が落ちてる時には絶対に読んじゃだめだ。引きずられそうでこわい。遠田潤子さんとニオイが似てるの。嫌いじゃないけど、しんどい。
木原さんがずいぶん前に書き始めたストーリーが、大幅に加筆修正されて出来上がりました2巻までは読んでたんだけど、完結記念に最初から一気読みしました簡単にあらすじを紹介すると・・・『中途半端に吸血鬼にされちゃった青年が、うっかり日本に冷凍輸出されちゃって、ひょんなことから性格に難がありすぎる男と同居することになり、あーだこーだすったもんだの末にとりあえずハッピーエンドになる話』・・・です面白かったです言わなくてもいいことを口走ってしまうアルくん、言葉にするのが下手すぎる暁、二人の緩衝
コゴロシムラ[木原音瀬]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}電波のない村で道に迷った一夜の宿をとったところから始まる物語。読み書きはできるけれど、世間と隔絶されて育ったため天衣無縫な新。彼は先天性上肢欠損。先天性下肢欠損の兄と「神様」と言われて育てられてきた彼の運命。彼が育った隣村は「コゴロシ村」と呼ばれ、廃村となっていた。崩れた祠の呪いで奇形児が生まれると畏れられていたけれど、奇形児が生まれる原因は別にあった。人間の業がなすもの。それでも
ワクワク🪐惑星木原音瀬ホーム社#架空書店240910②惑星[木原音瀬]楽天市場1,870円${EVENT_LABEL_01_TEXT}#予約受付中#書籍新刊情報#本#予約#読書#近刊#240926on#惑星#木原音瀬#集英社#ホーム社#読書好きな人と繋がりたい#読書好きさんと繋がりたい気分よく生きるための私的解釈Amazon(アマゾン)【架空書店本店】https://kakuushoten.com/➡️【New✨
こんにちは突然ですがX界隈で尊敬するフォロワー様方がこぞってこちらのリンクを張って投稿されていてまたその感想が最高でして…私も覗いてみましたのです!久しぶりにたっつんの声を聴きましたよ「美しいこと」「愛しいこと」このCDの存在を知った時にはすでに制作会社が倒産していましたですがどうしても聴いてみたいと思って手に入れました本当に手に入れてよかったと思っている作品このYouTube配信の内容を聴きながら「美しいこと」を回想していましたそんなエピ
木原音瀬講談社文庫2022年1月14日ハマったで読み漁り状態で。やっぱりほのかに昭和のニオイがする。シリーズものとか、コミカルな部分もあるんだけど、これは違いました。問題提起してるわけじゃないだろうけど、怖い部分あるしね。この作品は特に遠田潤子さんを感じるなぁ。少しだけBLっぽいのはお約束なのか、サービスなのか。におわせなくても物語成立するだろうけど、いい味付けになってるんだよな。
木原音瀬講談社文庫2012年9月14日BL作家さんのカテゴライズされてるらしい。1995年デビューというが、知らなかった。悲しいことにBLに限らず、ラノベやジュブナイル、図書館に少なかったり保存期間が短かったり、この世から消えてしまう可能性がとても高い。読めずに消えてしまったものがあるかと思うと惜しい…まぁ、BLになってしまう面はあるんだけど、すげ~一冊だった。タイトル含め3つの連続した物語があるのだが、これが2006年初出とは驚く。他のシリーズ作品を先に読んだが、こっちが原
鎌倉まで電車で約2時間。旅のお供に小説は欠かせません。本日のお供は「箱の中」です。著書:木原音瀬「ダ・ヴィンチ」でBL界の芥川賞作と謳われている木原音瀬(このはら・なりせ)先生の名作です最初読んだときは、ヘビーな内容に意識が持っていかれていたのですが、2回目、読んだら、なんというか、後半泣きすぎて顔がぐちゃぐちゃになりました(笑)とにかく、喜多川をなんと表現したらいいのかわからない、一つの単語、日本語では表せない人物です。こみあげてくるものがありすぎて、「これ、小説
『2024/2読んだ本1』『2024/2読書計画』今月は先月よりも忙しくなる予定なので、思い切って冊数を絞りました。体調不良ではなく慶事で多忙なのは幸せですね。【年計】📙Kille…ameblo.jp続きです【予定外】📗美しいこと上下木原音瀬冒頭から一気に読ませる筆力。圧巻!美しいこと(上)(HollyNOVELS)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}美しいこと(下)(HollyNOVELS)Amazon(アマ
”BL界の鬼神”と謳われる、木原音瀬先生の小説ですこちらは3~4年前くらいの夏にたまたま本屋さんで見つけ購入。背表紙情報ほこんな感じ↓”天涯孤独で無職の三井は、放火に遭い家が全焼。途方に暮れていたところ、“捜し物屋”を営む間山和樹に助けられる。和樹は喋れないイケメンの弟・白雄と一緒に、客の失くし物を「占い」で捜す仕事をしているらしい。彼らの知り合いの弁護士・徳広の力も借りて生活を立て直す三井だったが、偶然、放火犯らしき男を見かけ……。”元々ミス
秘密木原音瀬『そもそも自分は男が好きなのではなく、彼という存在を愛しているのだというプライドがあった』これこれ冒頭のこれ、ノンケ好きな私はこーいうの大好きそれと、これも序盤ですが『石の多い川のように、流れが淀む』見知らぬコミュ障との会話なんですけどね。雰囲気すごい伝わるなぁって、この作者さんのならBLじゃなくても文章を楽しめそう。実はこれ、お借りしたの初版なんですが表紙が怖くてなかなか読む気になれなくてでも親友がいちばん好きな話、というのでいやいや読んでみ