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おはようございます。Kinoshitaです。子宮鏡、内膜病理検査、EMMA/ALICE、ポリープ切除などで慢性子宮内膜炎を疑われた方も多くおられるかと思います。なんか、よくわからんけど担当の先生からそんな難しい名前言われたな・・治療した気がするな・・・という方も多いのでは??では、慢性子宮内膜炎の治療とその効果についてみていきましょう。#慢性子宮内膜炎の治療について・主に抗生剤治療が行われます。第一選択としてドキシサイクリン(200mg/日)の2週間投与よく使われるのは
こんにちはKinoshitaです。子宮内膜ポリープについて、慢性子宮内膜炎についてです#子宮内膜ポリープと着床不全に関わる慢性子宮内膜炎についてなんと、内膜ポリープを持った人のうち、慢性子宮内膜炎と診断された人が51.3%もいたと報告されています(AmerigoDiagnostics(Basel),11:2182,2021.)つまり、内膜ポリープと着床不全に関わるとされる慢性子宮内膜炎との関係を考える必要が出てきました。#ではなぜ、内膜ポリープと慢性子宮内膜炎には関連が
こんにちは。Kinoshitaです。もう2023年もラストとなりましたね。当院も採卵があと2週間となり、少し余裕が出てきたのでどんどんブログまとめていきます。特に今回の内膜ポリープシリーズは・2回以上移植しているのに着床しない方・移植中の不正出血でキャンセルがあった方は特にみて頂きたい内容です。①基礎編②着床不全:ポリープと慢性子宮内膜炎との関係について③治療についてという流れで書いていこうと思います!#子宮内膜ポリープについての基礎・子宮内膜ポリープは子宮内
こんにちはKinoshitaです。ずっと準備してきたことがようやくご報告できます!不妊治療(体外受精)を扱う私たちにとって、出生前検査(NIPT)の認可機関となるのはかなりの準備が必要でした。実は、産科クリニックが認可をとるのと不妊治療(体外受精)を扱う施設がとるのでは、全く違うより多くの準備が必要となります。以前のブログでの臨床遺伝専門医をとったのも、そのための準備のひとつでした。『木下孝一臨床遺伝専門医に一発合格しました泣!』おはようございます。Kinosh
こんにちは。Kinoshitaです。日々、診療をしていて患者さんご夫婦に教えてもらうことがたくさんあります。最近、当院卒業されたご夫婦が突然、私に絵本をくれました。どういった本なのかを見てみると・子供を思う気持ちがどれほど強かったかということ・自分たちが頑張ってきこと・その気持ちを子供にまっすぐ、聞いて、感じて欲しいという体外受精を頑張ってこられたご夫婦だからこそ書ける子供への愛あふれる内容になっていました。●当院を卒業された後に、ご夫婦は子供にどんなお話をす
こんにちは。Kinoshitaです。子宮の奇形を指摘され、手術もできず不安の方もおられると思います。今回は重複子宮をお持ちの方で不妊治療後に出産された方の流れをまとめます。33歳AMH5.18妊娠歴なし#重複子宮持病)1型糖尿病インスリン管理中近医で重複子宮指摘。タイミング、人工授精実施し妊娠歴なし体外受精希望で当院受診となる。保険診療が始める前(自費治療)採卵1アンタゴニスト注射:HMG採卵19個前核期2個凍結胚盤胞6個凍結
こんにちは。Kinoshitaです。移植が続いてくると41歳初診AMH2.09友人が当院で出産したことを聞いて受診(2022年4月以前で受診今回の内容は自費診療)初診話し合い・結婚も妊娠も遅かったので早く結果が出したいです・持病があるので、悪くなる前に出産を早くしたい・治療についてわからないことが多いので情報が欲しい持病:高血圧(内科にて内服フォロー)検査周期開始・月経不順なし・卵管検査:両側通過・ホルモン検査:異常なし・精液検査:異常なし
こんにちはKinoshitaです。久しぶりにPCOSの話に移ります。こういったPCOSの治療結果でよく相談されますトリガー(採卵2日前)アゴニストについてです。→1度目の採卵で低刺激で開始のはずが、思ったより卵胞が発育した。→首席卵胞は数個(16mm以上)、小卵胞の数(10mm程度)はかなり多い。→首席卵胞は少ないが、E2だけは異常に高い状況→OHSS回避のために急遽トリガーをアゴニストへ変更→採卵個数2個か3個→もしくは卵子は取れたが成熟卵がかなり少ない→あんなに小さ
こんにちは。Kinoshitaです。42歳AMH.1.16で当院初診。できれば子供が二人欲しい。という希望がある中で2019年に治療が開始されました。当院採卵1アンタゴニストHMG刺激日数15日間trigger:アゴニスト+HCG採卵個数16成熟卵13(変性3)split(ふりかけ+顕微授精)受精卵13前核期2個凍結11個培養⇨5個胚盤胞凍結移植1ホルモン補充周期黄体補充(内服+膣剤)胚盤胞1個移植(D5-4AA)移植後1週間HCG65妊娠
こんにちは。Kinoshitaです。世界から始まり、日本でも多くの方が卵子凍結を希望される時代がきました。今年のカウンセリング学会で受賞させて頂いた当院のAMH女性の日を含めて『第22回日本不妊カウンセリング学会で当院が受賞されました!』こんにちはKinoshitaです。第22回日本不妊カウンセリング学会で当院のAMH女性の日の7年間の活動報告をしてきました。そして今回、学会奨励賞をいただ…ameblo.jp私は開業した2017年当初から不妊症になる前からの女性サポートを
こんにちはKinoshitaです。40代で体外受精をしている方々の内容を続けております。。始めたばかりの人も続けている人も、みんなが頑張っておられます!!一人でも多くの方が出産できますように当院セカンドオピニオンでの聞き取り詳細前医:AMH0.24前医採卵15回移植8回済・胚盤胞に育てるがなかなか育たない・育った胚盤胞のグレードが悪い・3日目からの発育が悪い・媒精(ふりかけ)での受精率が悪かった・移植8回は全て胚盤胞→凍結胚盤胞胚移植4回→新鮮D3初期胚移
こんにちは。Kinoshitaです。40代の方々の妊娠が続々と出ていますので紹介していきます。初診前医治療歴採卵3回採卵1ショート法採卵数5顕微授精で4個受精胚盤胞2個採卵2ショート法採卵数7胚盤胞4個採卵3ショート法採卵数7胚盤胞5個移植9回全て胚盤胞移植一度も胎嚢見えず一度、HCG1600までいったが化学流産当院に受診となりました。初診での説明・採卵の時、違う刺激も検討していきましょう。・AMH0.8ならまだ数狙えるの
43歳AMH0.0PRP卵巣注入後に双子妊娠こんにちはKinoshitaです。こういった厳しい状況下での妊娠を、毎年自分の目の前で経験して思うことは妊娠について、治療についてどうするかは夫婦が納得して決めるべきたと思います医師にもう無理ですと言われたAMHが0だから無理だと言われた閉経が近いから無理だと言われた42歳超えたから無理だと言われた・・・・妊娠希望について治療開始について治療継続について治療終了について皆さんの人生の中でとても大きな決断だと
こんにちはKioshitaです。保険診療となり20代、30代で治療を始める方が当院でも増えていますが、当院には40代の方で今から始める、現在治療中の患者様も多くいらしゃいます。そんな方々とお会いすると40代から治療をはじめます。なんとしてでも、赤ちゃんがほしいのできました。保険治療が終わって、できること全てやりたくてきました。と最初にご意見をいただくことが多くあります。私が必ず伝えることは「私には直接、赤ちゃんを作り出すことはできません。どんな医師にもそ
こんにちはKinoshitaです。第22回日本不妊カウンセリング学会で当院のAMH女性の日の7年間の活動報告をしてきました。そして今回、学会奨励賞をいただきました!!私は不妊治療を専門に扱うクリニックを開業しましたが、女性の不妊症になる前からの情報提供は、絶対に必要だと感じていました。そこでクリニックの理念のひとつに女性の不妊症になる前からのサポートを掲げました。当院スタッフもそれに共感してくれて、日曜に、全スタッフ出勤でAMH女性の日を開催してきま
こんにちは!Kinoshitaです。先日からの続きになります29歳AMH10.46前医で体外受精開始PCOSにてOHSSならないように低刺激(クロミフェン+数回のFSH)+PPOSトリガーHCG採卵個数3個、胚盤胞ならず当院へ。当院採卵開始アンタゴニスト(→とはいっても当院では最小回数しか打ちません)FSH150単位✖️13日間ここでKinoshitaより)⇨当院の注射日数は卵胞の全体のサイズ、E2、本人の自覚症状など複合的に決めています。※PCOS
こんにちはKnoshitaです。保険体外受精が開始され、もう1年が過ぎました。本当に早いものですね。そんな現在、多嚢胞性卵胞症候群(PCOS)で来られるご夫婦の相談内容に変化も出てきました。多嚢胞性卵胞症候群(PCOS)と診断され、治療を開始し体外受精となり治療を進めてきたが・・・保険の治療回数が少なくなり不安で相談に来ました。残り移植できる回数が気付いたらあと1回・2回・3回ですと・・・または、保険はもうなくなって自費採卵でやるならあと1回で終わらせたいです!
こんにちは!Kinoshitaです。不妊治療・体外受精の件数が中国に次いで世界で2番目に多いとされる日本。当院の胚培養士が同じアジアの国に自費診療時代のKinoshitaの治療をぜひ報告したい!という気持ちを伝えに来てくれました。みんなで相談しながら今回は、韓国ClinicalandExperimentalMedicineに投稿しました。この度、掲載が決定しましたので報告させて頂きます。担当してくれた培養士のみんな忙しい仕事をしながらの投稿、あり
おはようございます。Kinoshitaです。ご本人もぜひブログでアップして、同じ年代の方々の希望になりたい!と言ってくれたのでご報告します。年末にこういった方の卒業は私も本当に嬉しい!!42歳以上だけど妊娠が諦めきれない42歳以上の選択肢を教えて欲しい卵子がもう少ないと言われた・・・最近、、月経がバラバラになってきた更年期に近い状況ですと言われたこういった方々のために長年待ち続けて、準備して、関西でどこよりも早く始めたPRP卵巣注入。開始して1年がたち不妊治
おはようございます。Kinoshitaです。今日は私にとって嬉しすぎるご報告がありまして。。。このブログでは控えてましたが、今回は少し私自身のことを語らせてもらいます。木下孝一臨床遺伝専門医に一発合格しました泣!!!実は今年の1月から遺伝子の専門医試験をずっと勉強してました。。日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医ってやつです。自分の科の専門医となった後に、さらに遺伝子の専門家としての勉強を進めていきます。全ての科目の医師が目指すことのできる試験なので医師にとってかなり
こんにちは。Kinoshitaです。コロナ感染拡大もあり、発表や参加したかった学会にもなかなか行けず・・・悲しかったこの数年。今年から学会での発表も再開していきたいと思います。日頃、治療としてやってきたことを振り返り、更なる治療へと繋げていくこと。治療経験・データを次に活かしていくこと。この不妊治療業界が発展してきた理由だと思います。今回は当院の培養士3人が経験したこと・データをまとめて演題を出してくれました。学会の準備・発表は培養士として、とても大切な仕事だと思いま
こんにちは!Kinoshitaです。忙しすぎたこの半年・・・久しぶりだったので前回、かなり長い内容になってしまいました。前回の後半部分を再度まとめておきますね。当院はPCOSで困って受診される方が全国から多くいらっしゃいます。だからこそ、PCOSで苦しんでおられる方々に、事前に知っておいて欲しいことをたくさん伝えて来ました。『Q10多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で体外受精するなら絶対に知って欲しいこと』おはようございます。KInoshitaです。今回はかなり内容が濃いですよ。
こんにちは。Kinoshitaです。2022年4月より保険体外受精が始まり、全国の不妊治療専門施設では準備期間をもらえない中でとんでもない大きな変化が訪れました。不妊治療業界が経験した、保険導入前後の変化をまとめておきたいなと思います。〜不妊治療業界の流れ〜当時の総理大臣が不妊治療の保険導入を示唆急遽、生殖ガイドラインが作成することとなる生殖ガイドラインが発刊されるガイドラインに記載されているA・Bに値する検査・治療のみが保険医療となったガイドラインにも明確にど
こんにちは。Kinoshitaです。不妊治療の保険診療も始まり、新たに治療を始められるご夫婦が増えておられます。少しでもご夫婦が予約も取りやすく、待ち時間の改善になるよう努めております。不妊治療を専門とする私のクリニックにとって大変心強いドクターの入職となりました。話し方も、雰囲気もすごく優しい先生です。ぜひ1人でも多くのご夫婦の妊娠に、携わって頂ければと願っております。医師紹介|医療法人木下レディースクリニック『京都IVFクリニック』不妊
5月21日(土)13時半〜14時半場所京都ヤサカ四条烏丸ビル2階当院にまだ来たことがないご夫婦に対応する為の保険体外受精セミナーを開催することとなりました。→当日は私が直接お話させて頂きます!!こんにちは!KINOSHITAです。。保険の体外受精も始まり1ヶ月以上が経ちますが、何が認められ、何がダメなのかが全て明確化されたわけではありません。しかし、保険の体外受精がご夫婦にとってどんなステージになるのか。保険の体外受精がご夫婦にとってどんな治療に
こんにちは。Kinoshitaです。体外受精を実施したことがない方にとっては、待ちに待った状況がきたのではないでしょうか!2022年4月1日より人工授精・体外受精の保険が開始されました。保険導入により多くの方が不妊治療、体外受精が受けられるようになったことは、生殖医療一筋でやってきた私にとって本当に嬉しいことです。ハードルが高くなかなか体外受精に踏み切れなかったご夫婦の新しい選択肢になることを心から願っています。またそれとは違い今まで体外受精をしてこられた方、体
今年も新たに常勤医師が入職してくれました!!!今までも大阪で不妊治療、体外受精をされてきた先生です。とてもお話しやすく、お優しい女医先生ですよ。私にとっても、組織にとっても大切なメンバーがまた一人増えてくれました。KInoshitaがチームとしてひとりでも多くのご夫婦に妊娠して頂くために、これからも全力で参ります!!京都IVFクリニック(滋賀/大津)→医師部紹介ページはこちらから院長メッセージ|大津市医療法人木下レディースクリニック木下レディースクリニ
こんにちは。Kinoshitaです。PRP卵巣内投与ついて取材依頼がきましたので今回その内容についてを簡単にまとめておきます。内容についてブログでは3回分でまとめます1PRPについて→こちらのブログでご覧下さい2現在までに当院にてPRP卵巣注入を実施した方の報告→こちらのブログでご覧下さい3PRPの注意点→今回はこちらではいきましょう!!○PRP卵巣内投与の注意点1閉経に近い状況の方(当院ではAMH0採卵が実施できていない)への注意実際に超音波で全く卵
こんにちは。Kinoshitaです。PRP卵巣内投与ついて取材依頼がきましたので今回その内容についてを簡単にまとめておきます。内容についてブログでは3回分でまとめます1PRPについて→こちらのブログでご覧下さい2現在までに当院にてPRP卵巣注入を実施した方の報告→今回はこちら3PRPの注意点→明日アップします!明日ご覧下さい!ではいきましょう!!2021年12月〜2022年1月末までに既に15名の方の実施を致しました。当院患者様13名他院治療中患者様2名(
こんにちは。Kinoshitaです。PRP卵巣内投与ついて取材依頼がきましたので対応しました。→「Iwishママになりたい」で全国で読めるようです→出版されましたらまたご報告します今回その内容についてを簡単にまとめておきます。内容についてブログでは3回分でまとめます1PRP卵巣内投与について2当院でPRP卵巣内投与を実施した方の報告3PRP卵巣内投与の注意点では始めます!!1PRP投与(卵巣内・子宮内)についてPRPとは患者様の血液の中にある血小板の