作品の最終形は写真のつもりなので作るのは、あくまで写真作品としての画が浮ぶ人物に限るつもりでいたが、この人物がいるならあの人物もいれば、とつい考えてしまう。制作中の円爾弁円が東福寺の開山となったのが1243年、その10年後にすでに作った蘭渓道隆が建長寺の開山となっている。そうなると円爾が宗において教えを受け、日本の僧に影響を与えた無準師範は、生前描かれた立派な寿像が残されているが、例によって寿像に基づいた彫像は見当たらない。ならば次は無準師範をと考えたが、生年が一年違い、入宗時期も重なり後にライ