ブログ記事98件
ギタリスト村治佳織さんがナビゲートするJ-WAVE81.3FMの番組『RINREICLASSYLIVING』に出演のためJ-WAVEスタジオに行ってまいりました。放送は令和2年1月4日(土曜日)20時から。村治佳織さんの優しい声と音楽に癒されてください。新年最初の放送に呼んでいただけて光栄です!https://www.j-wave.co.jp/original/classyliving/
私のエッセイ「テノウチ、ムネノウチ」が掲載されている月刊小説推理が発売されています。連載22回目となりました。もうこの刊は令和2年1月号ですよ…1年なんて、あっという間ですな…
お守り刀展覧会「刀身の部」特賞2席でした。一席は弟弟子の上山輝平君。彼は、現代刀工の中で、ごく稀少な作家としての意思を持った刀鍛冶です。悔しいけど、彼が一番になったのはとてもうれしい。上山くん、あおめでとう。刀のコンクールはいろんな事情で、良いところも悪いところも無いものが上位入賞することがあります。それでは現代刀なんて作る必要無いでしょ。だから、何かと似たようなものではなく、自分が作りたいものを創ろうとする上山くんが最高賞を取ったことは、当たり前だけど、心から良かったと思
小刀は作るのも、焼き入れするもまとめてやる方が効率がよいのです。不思議なもので、上手くいくときは全部上手くいくし、失敗するときは、全滅します。だから2本連続失敗したらその日の焼き入れは中止します。てへ
ライター100人カイギin渋谷編集者さんやプロのライターさんの中で登壇させていただきました。いろんな分野のお話ができる伺えて、わたし自身勉強になりました。私の肩書きは「刀匠エッセイスト」刀鍛冶の仕事や、胸の内、過去から未来へと後継者たちへ言葉を残すことの大切さを話してまいりました。「ぼくにはペンと剣がある」#ライター100人カイギ
靖國神社御創立150年を記念する短刀を、10月11日に靖國神社へ奉納させていただきました。昨年11月11日に境内で行われた奉納鞴祭にて鍛錬された和鋼を以て短刀を鍛ち、藤代興里師、藤代竜哉師が見事に研ぎあげてくださいました。先ずは到着殿にて「全日本刀匠会関東支部支部長川﨑晶平」と記帳。短刀は目録と共に山口建史宮司にお渡しした後、少しだけ解説をさせていただきました。「日本の平和と弥栄を祈り8寸8分の直刃、小杢目、小板目が肌立ち地錵厚く着き、刃中の働きも盛ん。ハバキは銀無垢で表地に靖國神社
「EduTownあしたね」に掲載していただきました。小・中学生向けの記事ですがなかなかの人気のようです。是非、読んでくださいねーhttps://ashitane.edutown.jp/job/workers/%E5%B7%9D%EF%A8%91%E6%99%B6%E5%B9%B3/
先日、友人の下島房宙刀匠の誕生日だったのでブッシュ・ド・ノエルを作ってあげました。こんなに喜んでくれました。すごく硬くて重いけど…いつもいろんな場面で助けてくれてありがとう。この重さは感謝の気持ちです…
とうとうボウズにしました。まあ、そろそろ時期だなと思っていました。刀の銘も晶平入道と切るかな。大辞林によると入道とは①仏道にはいって修行すること。また、出家・剃髪ていはつして仏道にはいった人。②皇族や三位以上の貴族で仏門にはいった者の称。のちには武士を含め僧体でありながら、在俗の者をもいった。③坊主頭の人。④坊主頭の化け物。ということだからまあ、当てはまるといえば、当てはまるだろう…
焼き入れ前には、刀身をうっすら赤めて藁灰の炉でゆっくり冷まします。金属の組織が均一に揃い、柔らかくなるので焼き入れ前の加工がしやすくなります。
晶平の刀新作をちょっとだけお見せします
明日の撮影用にテコ付けをして、今日はあがります。お疲れ様でした!
上鍛えは、刀の地鉄を作る工程です。狙っている作風が違うので使う鋼も違うのですな。
古銑は刀の素材としては最高なもののひとつです。それくらい気合いの入った作品を作るということです。亀甲獣骨文字の書かれた半紙に包み積み沸かしを始めます。なかなか良い具合にまとまってきました。作品になるのが楽しみです。
先日、地元の中高生に刀鍛冶の仕事や、生き方を話すことがありまして、埼玉県から感謝状をいただきました。何を話したかと言いますと、私が埼玉県に仕事場を建てて独立すると、近隣の刀剣関係者が「俺たちがキズものでもなんでも売ってやるから、安く卸せ、俺たちは、お前を応援してやろうと思っている」などと言ってきたので「お断りします。私は最新作が最高傑作だと思って作品を作っている。だから良い作品しか世には出さないし、良い仕事にはきちんとお金がかかるのだ。君たちのやろうとしているのは、応援ではなく、
鍛錬場の桶の底が抜けてしまいとうとう水漏れが止められなくなったので新しいのを購入しました。買ってしまいましたさ。新品は研ぎ桶にして、16年、研ぎ桶として頑張ったものを鍛錬場へ持っていきました。これから頑張ってもらいます。
平成の名刀名工展が両国の刀剣博物館で開催されており、私の特別奨励賞をいただいた刀も展示されております。照明が良く、晶平らしい姿の良さや、白く冴えた刃、地鉄の働きの面白さが鑑賞できます。10月4日まで。今回、なぜか図録では、私の作品が元のデータより暗くなっており残念です。是非会場でご覧になっていただければ、相州伝ならこの刀、と感じていただけると思います。現在、刀のコンクールが3つある団体それぞれに行われていますが、これは3団体合同の展覧会で、非常に意義があるものと考えます。
エヴァンゲリヲンと日本刀展6年ぶりの東京凱旋!新宿タカシマヤさんで8月30日より開催です。ネルフマークのついた記念プレートへの銘切りも8/30.319/1.7.8、午前10時〜午後6時まで1日限定200枚で行ないます。銘切りの当番は以下のように。8/30石田國壽、川﨑晶平8/31川﨑晶平、森光廣9/1下島房宙、森光廣9/7下島房宙、高橋恒厳9/8石田國壽、山下浩初日はプログレッシブナイフ製作の石田國壽刀匠と、カウンターソード製作の私、晶平が参上いたしま
短冊をつくるといっても七夕ではなく卸鉄を直方体の短冊にまとめていたのです。面の大きさを揃えておくとこの後の積み沸かしがやりやすいのです。
20年間、繕いながらはいてきた袴。どんな酷いはきかたをしても文句ひとつ言わなかった袴。お疲れ様と言ってやってもいいだろうか…
浪曲師玉川奈々服さんがとうとう日本コロンビアからCDデビューすることになりました。CD発売記念イベントが渋谷カルチャーカルチャーで開催されます。7月29日.私も出演しますので皆さま、是非お越しください!
「平成の名刀名工展」の受賞式があり岡山へ。会場はホテルグランビア。特別奨励賞を渡邊妙子先生からいただきました。最後に集合写真を撮るというので2列目中央へ。渡邊妙子先生がお元気でおられたことが何よりうれしかったな。
阪急うめだ本店9階にて開催中の伝承日本の刀剣展はとうとう最終日となりました。すでに来場者は20,000人を超えているほど大盛況です。今回の展覧会のために製作した三刀匠の合作刀はそれぞれの個性が奇跡的にひとつになった名刀となりました。私の地鐡で備前伝の作品を作ると面白そうです。新たな可能性を見つけたような気がします。
5月1日晶平鍛刀道場にて初鍛ちの儀を執り行います。その鐡でお守り刀を鍛え上げ、令和元年皐月朔日初鍛鐡之と銘切ったお守り刀を製作いたします。詳しくは、後ほど。
金沢のお客様に平成の時代の締めくくりとなる直刃の脇指を納めて参りました。凛とした品の良い作品となりとても喜んでいただけて、私も嬉しかった。金沢は良い街だなあ!また行きたい!
これから金沢に向かうのですが、途中、寄ってみました。来週、再来週も来るかな。
人間国宝・桂盛仁金工の世界ー江戸彫金の技ー最終日にようやく行くことができました。江戸金工柳川派の流れを汲む桂先生の作品はどれもとても美しく、格調高く素晴らしいものばかりでした。打ち出し、高肉彫り、象嵌など様々な技法を用いて製作された帯留め金具などの蛙や蜥蜴、河豚といった生物たちがいきいきとして、それでいてどこか愛らしいのは桂先生のお人柄かなあ、と思ったのでした。
刀鍛冶のエッセイ「テノウチ、ムネノウチ」が連載17回目を迎えました。掲載誌小説推理は本屋さんでね!
長年使ってきたダルマ箸がかなり傷んできたので手直ししてます。箸の先の方が大鎚に叩かれて潰れ、薄くなったり、細くなったり変形して鉧を掴み難くなったので先を少し切り落とし叩いて整形し直しました。これで大丈夫。
造り込みの工程で地鉄が長くなってくると、部分ごとに藁と泥をつけか沸かしながら延ばしていきます。鍛錬ほど強くは沸かせません。しかし、しっかり沸かさなくてはなりません。なかなか技が必要な工程です。