ブログ記事169件
何度か紹介しています、春日太一さんの「鬼の筆戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折」(以下、「鬼の筆」)「鬼の筆」に『9雪の章〜「八甲田山」』という章が、あるのですが、肝心の「八甲田山」が未見なので、当然ながら、読んでいても、あまり理解できないんです。これは、「八甲田山」を観て、あらためて「鬼の筆」を読み直さなければと思いました。「八甲田山」の公開は、1977年です。私は、中学3年生です。映画館のない町に住んでいましので、観る機会は、ありません。(だけど、市川崑監督「悪魔の手毬唄」
2024年9月に発表されるエミー賞に『SHOGUN』が25部門にノミネートされたと7月に発表されました。主なところでは、作品賞をはじめとして、主演男性俳優賞に真田広之、主演女性俳優賞に澤井杏奈、助演男性俳優賞に浅野忠信と平岳大。エミー賞は米国のテレビ業界の授賞式ですが、そこに、劇中では英語を話さずに日本語で通した日本人俳優三人がノミネートされたのは大きな出来事です。そして、劇中唯一の日本側英語話者として主演女性俳優賞ノミネートとなった澤井杏奈。彼女に対する米国エンタメ業界の期待の大きさは
春日太一さんの「鬼の筆戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折」を読みました。(以下、「鬼の筆」)本年度の「大宅壮一ノンフィクション賞」受賞しています。500ページ近くの厚みのある本なので、普段、遅読の私にしては、かなりのハイペースで夢中になって読みました。本の帯に【❜全身脚本家❜驚愕の真実傑作評伝日本映画史に残る傑作、怪作は、どう生まれたか?】と、あります!そのとおり、多くの橋本忍脚本の映画を観てきた私には、非常に興味がある話が満載でした。橋本忍
1998年に幻冬舎より刊行され水道橋博士が今まで読んできた全タレント本の中でもベスト!と語るも本業2024Amazon(アマゾン)絶版となり、私の中で長年読みたかった本の一つだったおこりんぼさびしんぼ:若山富三郎・勝新太郎無頼控がおこりんぼさびしんぼ:若山富三郎・勝新太郎無頼控Amazon(アマゾン)2008年に廣済堂より文庫版が出版されてた!※解説吉田豪おこりんぼさびしんぼ最強タレントの人生若山富三郎勝新太郎無頼控山城新伍波乱万丈
2001年、アフガニスタンの紛争地域に赴いた女性リポーター、キム・バーカーの回顧録に基づいた物語。2016年製作。日本劇場未公開。NetflixU-NEXTにて配信中。当初キムは数ヶ月の派遣予定だったのに度重なる延期という事態で数年が経ってしまう。彼氏と疎遠になるも戦地における報道の重要性に自身の矜持を重ねて邁進する。その現状の凄惨さを求めてしまう上昇志向が命の尊厳を軽視する愚行と隣り合わせであることに彼女は苦悩する。何が真実か、本当の正義はあるのか、公正ではなく主観でしか切り取るこ
鬼の筆戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折[春日太一]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}春日太一さんの「鬼の華戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折」を最近読んだのだけど、本当に面白かったです。この本の話題はまたの機会にしますね。今回は、本で紹介されていた東映時代劇「仇討」について、お話します。正直に言います。私、この作品知りませんでした。日本映画ファン失格ですね。反省しています。まずは簡単に映画の紹介しますね1964年東映映画/103分
つい最近「鬼の筆戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折」で大宅壮一ノンフィクション賞を見事受賞した映画史・時代劇研究家の春日太一さん。この本の出版記念としてシネマスコーレで企画上映されたのは今井正監督の映画『真昼の暗黒』です。4月21日(日)は10時より作品上映があり、終了後に春日さんのトークショー1時間。さらに会場を2階に移して、日本映画の“独立プロ”についての特別講義(こちらは1時間半)を実施と、さながら“春日太一デー”の1日でした。劇場はシネマスコーレ、作品鑑賞+トークショーは特
黒沢映画や清張作品、『日本のいちばん長い日』等々ヒット作の脚本を次々に連発した橋本忍の生涯を、時代劇や映画研究のライター第一人者が著した。大ヒット作を量産といってもいい所謂ヒットメーカーが、酷評された『幻の湖』を作るに至ったか。その落差をサブタイトルに「栄光と挫折」に織り込んでいるのだろうが、見ていない作品が多々あるので改めて見て、もう一度読んでみたいと思わせた。
昨日5月5日は、今年の暦では二十四節気の「立夏」でした。まさに暦の上では“夏の始まり”、その通りの暑い一日でした。また昨日はゴールデンウィーク後半の「こどもの日」の祝日でもあり、消滅の可能性あり…との発表を受けた私の町でも屋根より低いベランダに舞う鯉のぼりをいくつも見かけました。そんな「こどもの日」の昨日、久しぶりに中学の同窓会がありました。前回は還暦を迎えたばかりの開催でしたが、その後にコロナ禍があり、今回5年ぶりの開催です。半世紀前の中学卒業時は3クラス1
天才勝新太郎(文春新書)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}Amazon(アマゾン)で詳細を見る${EVENT_LABEL_02_TEXT}楽天市場で詳細を見る${EVENT_LABEL_02_TEXT}家にあったので読んでみる。まず、私の勝新太郎氏へのイメージというと、やはりワイドショーを騒がせた事件のことや、奥さまである中村玉緒さんのバラエティー番組での活躍である。座頭市で有名なこと、俳優さんであるということはわかって
わ、わ、わ、凄っ!⤴️⤴️傷だらけの天使木暮修☆使用車FordThunderbird64限定10台で発売決定!!#萩原健一#傷だらけの天使#ショーケンpic.twitter.com/oHYsz2J9CU—熊ん子ちゃん𝕋𝕆𝕂𝕐𝕆𝕊𝕐ℕ𝔻𝕀ℂ𝔸𝕋𝔼(@kumanko100)2024年4月1日欲しい!おいくらですか?……Xをやっていないから、熊ん子さんに連絡できない😭きっと、すでに完売ですよね💦外車のカッコ良さ傷だらけの天使の外車は
まだやってんのか懲りろなんだけどセクシーコマンド―かたせ梨乃大暴れ極道の妻たち最後の闘い岩下志麻のへっぽこ旦那は小林稔二へっぽこ旦那は獄中そんでムショの面会室に岩下志麻とコマンド―梨乃が逝くわけよ。かたせ梨乃は大荷物杯ととっくり(中身は多分酒)あとミニ骨壺かたせ梨乃の死んだへっぽこ旦那の骨そんでかたせ梨乃が岩下志麻に「姉妹の契りを結びたい」岩下志麻にピンバッチ?渡して盃に血液落とさせて遺骨の粉末もささーっと入れてグイッいい妹ができたのうこ
右端のスギちゃんwトム・クルーズだよねw笑ってはいけないwYA(ヤングアダルト)アメリカン俳優全員集合系ムービーフランシスコッポラの「アウトサイダー」観ちゃったん~とんと内容は神代の時代からこすられ続ける優秀な兄とダメな弟少年から大人の男性への通過儀礼的ストーリどってことない話DEATHランブルフィッシュと原作者が同じ、対になってる作品といえばそうなんだろうけど。ちょいちょい文学ねじ込んでくるけどコッポラはウエストサイドストーリーにしたかったのか、ちょと思
ふぁ~寂しいメイケイエールちゃん引退してもうた無事に繁殖上がれるから目出度いんだけどにしても寂しい、引退式の中継見ながらぽろぽろ泣いてしもた。寒いわへーっくしょい、レース後引退式、めっさ人集まってた雨だったのに競馬場のローカルルールなの。馬は傘怖がるからなるべく前に集まってる人は傘じゃなくて雨合羽動物ってさ、傘怖いんだって何が怖いのかな、フォルム?ぱっと開くから?そこを逆手にとって進化したのがエリマキトカゲだって説もある(フヒッ雄ライオンの鬣もそっち系
えー?通訳の人「少なくとも」7億円肩代わりも罪に問われるのかな自分の口座から自分で送金、まずいよねえ好事魔多しマジ卍生涯収支マイナス7億円君じゃんwバカだなあ前科もついちゃいそう・・・「少なくとも」7億円、少なくともは「最低でも」に言い換えられるから(震肩代わりも罪に問われるのかな好事魔多しマジ卍生涯収支少なくともマイナス7億円君じゃんwそんなことより高松宮記念どうせ地震ではわわ~ってなるんだろうな毎週毎週何なのFUCKん?
ちょいと奥様みんな大好き犬神家の一族あおぬま~しずまだよ~~市川崑市川崑よきこときんよきこときんOIん?金田一の石坂こうじ地毛なんだって(ブッフォwずーっとカツラだと思ってた何度も何度もパーマかけて地毛を虐め抜いてぼさぼさヘアーにしたって春日太一がいってるまさかフケも自前だったらどうしよう助けて~タクシードライバーのロバート・デニーロモヒカンだってカツラなのよ?役に合わせて太って痩せてのデニーロ、モヒカンぐらいやるでしょついそう思うけど、
終ったと思ったら終わらなかった10で終るかと思ったら11にかたせ梨乃がでてるwさらば、姐極道の妻たち決着内容はどうだっていいのよ、全部同じだから(ブフォ10は岩下志麻版ファイナルいたしかたない、岩下志麻のシーンだけソフトフォーカスかかってたwwwどうやってでもキレイに撮るんだ、心意気やよし(フヒッ10は壺少な目、花が増えたこんにゃろめが、壺が集まらなかったのかフラワーアレンジメントが流行ってたのか、どっちDIE!いたるところに花飾ってればいいと思
ってなわけで、八つ墓村から続いての新文芸坐にて、羅生門実はこのラインナップ、脚本家橋本忍特集だったそうでなにしろほら、時間最優先なのでなんとなくの飛び込み的な予約で今回八つ墓村を観た流れでね〜これまたあらすじ不要だろうが、戦国乱世、羅生門の下、二人の男が雨宿りをしている後から来た一人に、二人の男が今日体験した出来事を重苦しい気分で語って聞かせるある森の中で荒くれ者が旅の夫婦を襲って夫の方を殺した、という裁判が行われるところがこの男
2024年1月4日木曜日池袋・東武デパートの旭屋書店へ。本屋に行くと買いたい本を多数見つけてしまうのでなるべく近寄らないようにしているが。目当ては西村賢太の文庫新刊『雨滴は続く』。発売日。買う。本体1050円+税10%。本文は単行本で、併録の葛山による寄稿文は掲載誌を持ってるので、改めて文庫を買う必要はないが、西村追悼の意味で買った。他に橋本忍研究書『鬼の筆』も買う。本体2500円+税10%。橋本については名著自伝があるが、自著だけに『幻の湖』の大失敗についての記述が甘かった。そこを深く書
#これから読む本#年末年始の私の愉しみこれを読む予定の📖「プリンシパル」長浦京「アンリアル」長浦京「商い同心人情そろばん御用帖」梶よう子「江戸の茶碗まっくら長屋騒動記」中島要「ないたカラス」中島要「鬼の筆戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折」春日太一「よろず屋お市深川事件帖1」誉田龍一「よろず屋お市深川事件帖2」誉田龍一たっぷりございます🤗「プリンシパル」長浦京と「よろず屋お市深川事件帖1」誉田龍一は既に読了ですが…😅あー、感想文載せていない本がどんどん
橋本忍評伝「鬼の筆」(文藝春秋)、11.25の発売に向けて連休そっちのけで最後のブラッシュアップをしています。近日中に書影が出たり、予約受付が始まったりすると思います。装丁デザイナーも題字も「あかんやつら」と同じ方にお願いしていまして、凄くカッコいい表紙にしてもらってます。発売記念イベントもたくさん仕掛けました。地方にもガンガン回ります。お楽しみに。
週刊誌に連載されていた記事をまとめた、第二弾らしいコチラの本。23人の男優の、インタビュー集。デビューのきっかけ、演劇論、昨今のドラマ事情などなどそれぞれ様々な事に皆さん真面目に応えています。取材対象として、ちょい異色は笑福亭鶴瓶でしょうか。彼は様々演じて居ても、やはり落語界からは離れぬってスタンスみたいですわね。台本を読み込み準備する方、しない方。まあ、演じるまでにはいろいろ有るんだろうなぁこのインタビューに登場する方は、皆さんそれなりの存在の方ばかりなり。何かしら努力
入院中に暇なので小説を持ってゆこうと思ったが気になっていながら未読の春日太一著作『なぜ時代劇は滅びるのか』を読みました。カバーの裏、中おりに衰退の原因は「つまらくなったから」に他ならない「自然体」しか演じられない役者、「いい脇役・悪役」の不在、マンネリを打破できない監督、説明ばかりの脚本・・・全くその通り!読んでいてうんうん、頷くこと多し。役者の実名あげた箇所もありよくぞここまで‼️春日太一氏はまだ40代半ば若い方だけど関係者へのインタビューや資料を
ゴールデンウィーク前の4月最後の金曜日、仕事を終えた後夕食はJRセントラルタワーズ12Fの「資生堂パーラー」にて。会員になっているポイントが貯まったとかで、レトロ・コースの料理は連れ合いの奢りでした。▲ミートクロケット▼チキンライスパーラーの雰囲気に馴染めない私は、テーブルに着くなりドリンク・メニューから生ビールをオーダー。その後も食事をしながら赤ワインを2杯いただきました。(当然のことながらアルコール代は自腹です)店を出た後に、連れ合いから知ら
キャンセルしてしまいました。寸前まで迷ったんですよ。倉野尾成美も下尾みうも長友彩海も見たかったのです。でも、今日は時代劇評論家・春日太一八重洲ブックセンター八重洲本店ラストトークショーをすでに予約していました。18時半開始。八重洲ブックセンターの現店舗は今月末で閉店します。再開の場所や時期は未定です。行ってよかったです。トークがおもしろかった。『時代劇聖地巡礼』(ミシマ社、2021年)『時代劇聖地巡礼関西ディープ編』(ミシマ社、2023年)というイヴェント参加対象商品のほか、『
いつも通り月の初めには、前月に読んだ本や雑誌の“まとめ”です。還暦を迎えた頃より、一週間に一冊の本を読もうと心がけていますが、通勤電車の車内では寝落ちることも多いです…。9月に読んだ本の一冊に「高倉健みんなが愛した最後の映画スター」というムック本があります。責任編集は春日太一です。ここ一年くらいに集中的に行ったインタビューが中心の編集ですが、健さんが亡くなったのが2014年の11月ですから、すでに七回忌も終えて、今年は8年目を迎えるわけです。その“時”の経過によ
2020年12月12日に行なわれた上坂すみれさんと春日太一さんのトークライブ「酔いどれ天使❤」が来週12日(木)までの期間限定で再配信。というわけで少々前に録画してあった「日本のいちばん長い日」をようやく観た。当時のインスタで同時期の春日さんとの別の対談に言及して「日本のいちばん長い日(1967)、ほんとにすごくて何度も観てしまう〜!」と書いていたし、これは絶対に語っているだろうから先に観ねばと思ったので。Login•InstagramWelcomebacktoInstag
来年の大河ドラマは、『どうする家康』。そこには、教科書にある鎮座するような家康ではなく、ピンチピンチの連続、ものすごい強敵たちの登場、すでに「どうする家康」のドラマがありました。唯一の不安は、家康はおもしろいエピソードが多いので、古沢さんの創造力がスパークして、1年間のドラマに収まらなくなることかと…。『どうする家康』について、脚本家・古沢良太氏との打ち合わせ後の本作チーフプロデューサー・磯智明氏の弁がこれだ。どうやら今までの家康像あるいは家康ドラマとは、ひと味ちがうドラマになり
先日、久しぶりに映画『アウトレイジ』(北野武)を観て、やくざ映画はどうして繰り返し観たくなるのか、不思議な気持ちもあって本書を読んでみた。著者は、かなりやくざ映画や時代劇通の人物。本書で紹介されているやくざ映画は、『仁義なき戦い』のような有名作品だけでなく、主演俳優(高倉健や菅原文太等)ごとにおススメの(やくざ)映画を紹介している。また、やくざ映画を巡る映画製作各社の沿革を知ることができた。本書によると、『アウトレイジ』はやくざ映画の初心者にもおススメの作品だそうだ。というの
時代劇聖地巡礼Amazon(アマゾン)800〜5,790円時代劇聖地巡礼[春日太一]楽天市場1,980円「時代劇」と言えば、ほぼ江戸時代が舞台です。テレビの画面越しでも江戸の街の風景が出てきます。しかしそれらはほとんどが京都周辺で撮られています。それはなぜか。室内シーンなどは京都太秦の撮影所が中心となります。そこで外の風景を、となると関東ではかなりの郊外に行かなくてはならないです。ところが京都には時代劇に合う風景がそこかしこに残されている