ブログ記事1,441件
を観た。10年以上経過しても「キョウリュウジャー」が出来る。実はとても凄いこと。正に無事是名馬。10年も経つと、竜星涼や飯豊まりえみたいな売れっ子も出てきて予算や撮影日程の面でも一苦労。その意味でも凄い作品。Vシネマの域を超えたキャスティング。ただ、「トッキュウジャー」や「ガオレンジャー」でこういうのを作るのはもっと大変かもしれない。特にトッキュウ4号は来年の大河ドラマで主役だから。それでも、やっぱりまた観てみたい気持ちはある。ストーリーは、ちょっと詰め込みすぎな気がする。30分足らずな
を観た。全員死んだはずなのに全く悲壮感、緊張感がない。ドンブラザーズのカラー全開。そういえば全力全開でお馴染みのゼンカイザー…ではなくゼンカイザーブラックも登場。最後まで五色田介人の謎は明かされず。結局何だったんだろう。あと「昆虫」がモチーフのキングオージャー。蜘蛛は「昆虫」ではないと思う。2つの戦隊が集まるお祭り映画だからこんなものかな…と思っていたら最後にホロリとさせる演出が。正に「終わり良ければ全て良し」な作品。
『光をくれた人』(「TheLightBetweenOceans」132分16年米英豪新他監督デレク・シアンフランス)1918年。第一次大戦で心に深い傷を負った帰還兵のトム(マイケル・ファスベンダー)は、オーストラリアの孤島での灯台守の職を志願し働くこととなる。戦争で二人の兄を失っていたイザベル(アリシア・ヴィキャンデル)はトムに恋心を抱きふたりは結婚。孤島で二人だけの生活が始まった。やがて、イザベルは妊娠、しかし流産。そして2回目も…。悲しみに暮れるふたり。そんな矢先、島に一層の手
を観た。日本のより巨大かつ走り回るゴジラ。多分アメリカ人からしたら「シン・ゴジラ」や「ゴジラ-1.0」はつまらなく見えるのかもと思った。日本版ゴジラは狂言師である野村萬斎さんが演じてる。そのため「緩急」がはっきりしてるし、その落差で迫力を出してる。野球で言えば星野伸之や小宮山悟、グレッグ・マダックスみたいな投手のイメージ。対してアメリカ版ゴジラはロジャー・クレメンスやランディ・ジョンソン、ダルビッシュ有、田中将大という感じ。とにかくパワーとスピードでねじ伏せる。同じゴジラでも、国が
を観た。大河ドラマ「光る君へ」にも登場する安倍晴明。ユースケ・サンタマリアも何処かで登場させれば良かったのに。もっとSFめいたストーリーかと思っていたら、意外な展開。実際の陰陽師はこんな感じだったんだろうな、と非常に「ためになる」作品。だからと言って従来の「陰陽師」シリーズの期待を裏切るようなこともない。バランスがしっかり取れた作品だと思う。あと日本人の占い好き、その理由がなんとなく分かる作品。ルーツは多分平安時代の陰陽道だと思う。
『神の一手』(「TheDivineMove」129分14年韓監督チョ・ボムグ)プロ囲碁棋士のテソク(チョン・ウソン)。ある日、数年ぶりに現れた兄の頼みで、賭け碁の遠隔操作の指示役を頼まれる。しかし、それが相手にバレ(相手も同様の手口をしていたのだが…)、兄はその場で殺される。しかも、テソクは兄殺しの容疑をかけられて刑務所行きとなる。刑務所の中でテソクは囲碁の神様と出会い、腕に磨きをかけ、さらに、暴力団のリーダーからケンカの手ほどき受ける。数年後、出所したテソクは仲間を集めて自分を陥れ
『きっと、いい日が待っている』(「Derkommerensag」「Thedaywillcome」119分17年デンマーク監督イェスパ・W・ネルスン)1967年コペンハーゲン。13歳のエリック(アルバト・ルズベク・リンハート)と10歳のエルマー(ハーラル・カイザー・ヘアマン)兄弟は母子家庭。エルマーは将来宇宙飛行士になるのが夢である。だが、生活は苦しく、しかも母親が倒れて入院生活になってしまい、二人は郊外の児童施設に送られることとなる。ただ、そこは施設とは名ばかりで、過酷な
『美女と野獣』(「LaBelleetlaBête」112分14年仏独監督クリストフ・ガンズ)母親が子供たちに読み聞かせをしている。内容は…。昔、裕福な商人がいた。妻は他界したが、3人の息子と3人の娘と暮らしていた。しかし、商人の船が嵐に巻き込まれて難破。財産を全て無くしてしまう。田舎暮らしとなった一家。そんなある日、商人(父)(アンドレ・デュソリエ)は森の中で道に迷い古城へと導かれる。その帰り道、父は末娘ベル(レア・セドゥ)のために1本のバラの花を摘むのだが、これが古城の主
を観た。実はオーメン三部作を観たことがない。そのせいか、楽しく観ることが出来た。1970年代のローマが舞台。だから映像もわざと古臭く見せるようにしていた。そこは良かったと思う。単品で考えたら、ミステリーとしても出来がいいと思う。最初にネタバレな絵を見せる演出は「ミッドサマー」を思い出した。ただ、オーメン三部作を知っていたら色々と細かい部分でツッコミを入れたくなっていたかも。それでも日本の漫画に比べたら些細なレベルだと思うけど。キン肉マンも聖闘士星矢も「続編」が続きすぎて、オリジナルと整
を観た。「ソウルフル・ワールド」の前座。時間も長くないし台詞もない。だけど何故か印象に残る。台詞がないから、きっとこの場面はこう言っているんだろうなとか、こう思っているんだろうなとか自分で想像するしかない。それが楽しい。「トムとジェリー」や「ピンクパンサー」を思い出した。思えば最初の映画は「無声」だった。で、活弁士が場面の説明をしたり、説明の場面が時々入りながら進むのが当たり前だった。そういった映画の「原点」を感じるにはいい作品だと思う。
を観た。設定自体はたまに見かけるパターン。日本だと初期の「幽遊白書」や「密リターンズ」みたいな感じ。海外なら「天国から来たチャンピオン」あたりが似たような作品になると思う。だから、アニメだけど決して子供向けな内容ではない。子供向けにするには、テーマが重すぎると思う。全体的には良かったと思う。不満は、ラストがよく分からなかったこと。結局主人公と22番はどうなったのか、もっとはっきりしてほしかった。
『サバイバルファミリー』(117分17年監督矢口史靖)東京都下のマンション住まいの鈴木家はサラリーマンの父義之(小日向文世)、母光恵(深津絵里)、大学生の長男賢司(泉澤祐希)、女子高生の結衣(葵わかな)の4人家族。ある日、目覚めてみると家の時計が全て止まっていた。スマホも機能していない。どうやら停電のようだ。義之、賢治、結衣の3人は会社、学校へ向かおうとするが、エレベーターが止まっている。町に出てみると車も電車も全て止まっている。どうやら大規模な停電のようだ。義之は歩いて会社に着くが、こ
『だれもがクジラを愛してる。』(「BigMiracle」107分12年米監督ケン・クワピス)1988年10月、アラスカ最北端の都市バロー(現ウトキアグヴィク)。現地のテレビリポーターのアダム(ジョン・クラシンスキー)は、原住民イヌイットの少年を取材中、偶然、3頭のクジラ親子が氷の下に閉じ込められているのを見つける。このままではクジラは助からない。動物ネタは世間の関心を引く→自身のキャリアアップになると考えたアダム、早速これを報道すると、話題は全世界の注目の的となる。元恋人の環境保護団
を観た。この頃の宮崎駿監督は素晴らしい。それが最近は…。幼女戦記の主人公みたいに「どうしてこうなった!?」と叫びたくなる。何で犬人間?なんて野暮なツッコミは無しで。こういうのは多分ディズニーの影響だと思う。あとお子様向けにコミカルに仕上げるには、犬人間の方が良かったんだと思う。変な尺稼ぎがないから、テンポ良くストーリーが進む。更に声優もみんな上手いから、観ていて飽きない。ダ・カーポの歌も作品にマッチしていた。こういう「名作」をアレンジしたアニメ、この頃は多かった。ハウス世界名作劇場も
『#(ハッシュタグ)ハンド全力』(108分20年監督松居大悟)2016年4月の熊本地震から3年。高校2年生のマサオ(加藤清史郎)は両親とともに仮設住宅暮らし。幼馴染の岡本(醍醐虎汰朗)と共に無気力な日々をすごしていた。ふたりの唯一の楽しみは自身のインスタ投稿。その投稿につく"いいね"の数が生きがいだった。ある日、中学時代のハンドボールをやっていた頃の写真を投稿。すると、これがバズる。以後、"#ハンド全力"とタグをつけて投稿を続けていくのだが…。さて…。現代の高校生の部活とSNS事情を扱
を観た。いわゆる「前座」の映画。とはいえ本編にもちゃんと繋がるし、これだけでもちゃんとミステリーとして成立していた。なんでもかいけつ倶楽部が、江戸川乱歩の「少年探偵団」がモチーフなのはいうまでもない。そしてかいとうUは怪人二十面相。少年探偵団は名探偵コナンにも登場するし、改めて江戸川乱歩の偉大さを確認した作品。
を観た。正にギャグ漫画のキャラクターであるミニオン。無敵すぎる。ショートムービーでメインである「FLY!」の前座。しっかりと役割は果たしたと思う。
を観た。ジュラシック・パークシリーズでも行われた「オリジナルキャスト」の復活。ゴーストバスターズシリーズでも使ってきた。ついでに言うと、サッカー日本代表でも長友が復帰した。ベテラン復帰は、ある意味世界的な傾向なんだろうか。短期的に見たら、ファンは喜ぶと思うし興行収入も上がる。でも、今後を見据えると…。結局、新しいものが作れない環境だからこういうことになるんだと思う。この作品自体が既に「ゴーストバスターズ」というブランドに頼っている状態だから。それでも、シリーズが続くというのは映画界に
『パラダイスの夕暮れ』(「Varjojaparatiisissa」80分86年フィンランド監督アキ・カウリスマキ)ヘルシンキ。ゴミ収集作業員のニカンデル(マッティ・ペロンパー)は、中年独身の冴えない男。先輩社員に独立話を持ち上げられるが、その先輩が仕事中に急死。ヤケで飲んだ酒場で暴れて、気がついたら留置所だった。そんなニカンデル、スーパーのレジ打ちイロナ(カティ・オウティネン)に恋心を抱くのだが…。さて…。アキ・カウリスマキ監督作品。暗いトーンの映像、音楽、最小限の会話…。タバコ、
『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』(「InAmerica」106分03年愛英米監督ジム・シェリダン)サラヴァン一家、父ジョニー(パディ・コンダイン)、母サラ(サマンサ・モートン)、10歳のクリスティ(サラ・ボルジャー)と妹のアリエル(エマ・ボルジャー)はアイルランドからニューヨークへやってきた。1年前、弟のフランキーが不慮の事故が原因で2歳で亡くなり、その傷を癒すべく移住を決めたのでした。クリスティはフランキーから貰った不思議な力が自分にはあると信じており、それは願い事が3つだ
を観た。令和の「下ネタ」はこのあたりが限界らしい。「おぼっちゃまくん」や「ターちゃん」を知っている世代からすると隔世の感。それはさておき、意外にも主人公がちゃんと「探偵」をやっている。ストーリーもちゃんと「ミステリー」になっている。更に前座のショートムービーもしっかり伏線になっている。「下ネタ」に頼らなくても十分面白い作品。これだけしっかり作りこまれているから、下ネタも映える。おしりたんていの必殺技を考えたら、次は是非美木良介をゲストに呼んでほしいと思った。あと、津田健次郎はやはりラ
『映像の世紀バタフライエフェクトモハメド・アリ勇気の連鎖』(22年)ケンタッキー州ルイビル。12歳の黒人少年カシアス・クレイ(後のモハメド・アリ)は自転車を盗まれた。クレイが被害を訴えた警官はボクシングを教えていた。すぐに頭角を表したクレイは18歳でオリンピック金メダルを、そして、その後世界チャンピオンに上りつめる。しかし、ベトナム戦争への徴兵を拒否し国からほされてしまう。が、たったひとりの、この勇気ある行動がアメリカの戦争支持率を変える。そして、アメリカは初めて戦争に負けた。1
を観た。次が面白くなりそうな予感は満載。とにかく伏線が多い。これをどのように回収するかがポイント。特にあの過去からどう現在に繋がるのかは気になる。あと、様々な意味で落差が凄い。あの画風でこれほど壮絶なストーリー。「メイドインアビス」を思い出す。ドラえもんやデスノートをモチーフにしたストーリー。また第二次世界大戦や東日本大震災、更にはコロナ禍を思い起こさせる設定などはリアリティ抜群で引き込まれてしまった。色々と詰め込み過ぎな感はあるけど、全て次への期待ということにしておきたい。ほのぼの
『アバウト・ア・ボーイ』(「AboutaBoy」100分02年英監督クリス・ワイツポール・ワイツ)ロンドン。38歳のウィル(ヒュー・グラント)は独身一人暮らし。無職だが、音楽家だった亡き父の楽曲の印税が毎年多額に入り、金に不自由していない。女性関係も盛んだが、結婚願望も無いため、付き合いは長続きしない。いつも相手の女性に別れを告げるのを鬱陶しく思っていた。そんなウィル、ある日、付き合っていた女性の方から別れ話を切り出された。ふたつ返事でOKのウィル、これは、後腐れがなくていいと感じ
を観た。ミステリと言う勿れでも感じたけど、全体的に横溝正史っぽい仕上がり。もしかしたらこういうのが最近流行りなんだろうか。だからこそ、この作品は時代設定を間違えたと思う。まず、あんな家は現代では建築基準法など様々な法律によって作れないはず。仮に作ろうとしても、役所が止める。また、そのへんの建築士でも分かる違和感は不動産会社も当然気付くはず。だから、大抵の場合こんな家は売りに出さないし取り壊すことも考えるはず。もしかしたら原作は、こういった問題をクリアしているのかもしれない。だとしたら、
を観た。まずは邦題が良かった。原題は「MIGRATION」。つまり移住。これじゃ日本ではウケない。だから上手く変えたと思う。内容をしっかりと表していて、かつワクワクさせる邦題だった。勿論内容も良かった。タイトルがタイトルだけに、展開にスピードがあってテンポ良く進んでいく。このあたりは車や飛行機を扱う作品、またレースの作品に近いと思った。あと今回のラスボス、実はそんなに悪い奴ではないと思う。彼が悪人なら全ての料理人や養鶏場、牧場など農業に携わる人が悪人になる。あとついでに肉を食べたことがある
を観た。宇宙船や飛行機を見て、一瞬「ジブリ作品」の実写化かと思ってしまった。でも、実はこの作品の方が古い。後世に与えた影響を考えると、実は偉大な作品。「スパイス」を巡って争うなんて、正に中世のヨーロッパ。でもフレメンの服装や舞台を考えると、スパイスは石油の例えなんだと思う。そして敵キャラの一人が「ウラディミール」だなんて。確かに原作が出来たのは1960年代で、アメリカにとって最大の敵はソ連だった。しかし半世紀以上経過してもまだ同じ、いやそれ以上の状態が現実に続くとはさすがの原作者も予想出来
を観た。最近の研究に基づく作品。だから学校で習ったはずの「定説」が次々に覆されていく。だから新しい発見が多くて楽しかった。ドラえもんでも「のび太の新恐竜」で取り上げられた内容。またストーリー自体は昔ジャンプに連載されてた「恐竜大紀行」を思い出した。やっぱりあの作品は名作。連載する雑誌を間違えた。あとナレーションは前と同じく水瀬いのりさん。こういう真面目でお堅い作品のナレーション、「五等分の花嫁」に出てくる中野五月を思い出す。もしかしたらこの作品がきっかけで選ばれたのかも。改めて、作品
を観た。面白いというより、ためになる作品。勿論面白いんだけど。まずはリコーダーに対する「偏見」を考え直すきっかけになると思う。のび太が演奏する楽器はリコーダー。あくまで私見だけど。学校の授業で使うからかリコーダーは他の楽器より「軽く」見られがちな楽器だと思う。でも、ちゃんとプロの奏者もいるしリコーダーだけの演奏会だってある。日本人なら真野響子さんの娘である柴本幸さんが有名。オーケストラの中にいても全くおかしくない。あと、伏線が次々に回収されていく様子は観ていて気持ち良かった。序盤から本当
を観た。やっぱりスパイもののルーツは「007」。アクションシーンなどの演出を見ると改めてそう感じる。日本ならウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊みたいなもの。大抵のヒーローはどれかのシリーズかオマージュ。見えそうでなかなか見えないアクション。目まぐるしく展開が変わるストーリー。そして伏線回収。本当に「巧い」と思った。正に「目が離せない」。映画のポスターから観客を騙しに来るなんて、改めて凄い作品だと思う。