ブログ記事60件
2025年12月18日(木)2062句【季語】冬日和/冬よく続く冬日和かな母を訪ふ星野立子(ほしの・たつこ)1903〜1984年。俳人。昨年の12月18日の句→霜の刃を『霜の刃を〜石原八束』2024年12月18日(水)1697句【季語】霜/冬霜の刃を踏めば無限の空が鳴る石原八束(いしはら・やつか)1919〜1998年。俳人。昨年の12月18日の…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
2025年11月25日(火)2039句【季語】枯木立/冬今日の日の空を支へて枯木立星野立子(ほしの・たつこ)1903〜1984年。俳人。昨年の11月25日の句→冬空に『冬空に〜有働亨』2024年11月25日(月)1674句【季語】冬空/冬冬空に探す逃がした詩の言葉有働亨(うどう・とおる)1920〜2010年。俳人。昨年の11月25日の句→…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
2025年11月9日(日)2023句【季語】初時雨/冬初時雨人なつかしく待ちにけり星野立子(ほしの・たつこ)1903〜1984年。俳人。昨年の11月9日の句→枝くみあはせ『枝くみあはせ〜栗林一石路』2024年11月9日(土)1658句【季語】無季枝くみあはせ静かに星を抱く木あり栗林一石路(くりばやし・いっせきろ)1894〜1961年。記者、俳人。昨年の…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
2025年11月5日(水)2019句【季語】冬支度/秋冬支度静かな月日母にあり星野立子(ほしの・たつこ)1903〜1984年。俳人。昨年の11月5日の句→ゆく秋や『ゆく秋や〜石橋秀野』2024年11月5日(火)1654句【季語】ゆく秋/秋ゆく秋やふくみて水のやはらかき石橋秀野(いしばし・ひでの)1909〜1947年。俳人。昨年の11月5日…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
2025年9月29日(月)1982句【季語】蜻蛉/秋蜻蛉を踏まんばかりに歩くなり星野立子(ほしの・たつこ)1903〜1984年。俳人。昨年の9月29日の句→ひとくちの『ひとくちの〜成田千空』2024年9月29日(日)【季語】身にしむ/秋ひとくちの酒の身にしむ母郷かな成田千空(なりた・せんくう)1921〜2007年。俳人。昨年の9月29日の句→十…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
2025年9月13日(土)1966句【季語】秋雨/秋秋雨や赤鉛筆で速達と星野立子(ほしの・たつこ)1903〜1984年。俳人。昨年の9月13日の句→澄む水の『澄む水の〜皆吉爽雨』2024年9月13日(金)【季語】水澄む/秋澄む水のおのれをりをりうちふるひ皆吉爽雨(みなよし・そうう)1902〜1983年。俳人。昨年の9月13日の句→…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
秋立てばそれに従ふ天地かな星野立子今日涼やかな風が吹いていて上の句を思い出しました。この俳句の意味は、立秋が来てこれからは秋だと言われれば、それに従う様に秋になっていく天地であることだ。という意味で作者が立秋を機に変化していく自然について詠んだ一句です。これから続いて降る雨の影響なのか涼やかな風を感じてもう秋になっていくのかとそう思いました。そんな季節の移ろいをダイナミックな表現で表した面白い一句です。
○2025年4月4日、鎌倉五山参詣をした。円覚寺を皮切りに、浄智寺、建長寺と巡り、四番目に訪れたのが寿福寺だった。建長寺前からバスに乗り、八幡宮前バス停で降りて、小町通りから横大路を抜けて行くと、扇ガ谷の寿福寺である。○円覚寺や建長寺は大寺だが、浄智寺や寿福寺は小さい寺である。かわいい三門の脇に、文学案内板寿福寺の案内板が掲げてあった。それには、次のようにあった。文学案内板寿福寺寿福寺境内の文学ゆかりの事柄についてご案内いたします。○文学
2025年7月6日(日)1897句【季語】暑さ/夏のしかゝる如き暑さに立ち向ふ星野立子(ほしの・たつこ)1903〜1984年。俳人。昨年の7月6日の句→瓜揉むや『瓜揉むや〜黒田杏子』2024年7月6日(土)【季語】瓜揉む/夏瓜揉むやふたりのための塩加減黒田杏子(くろだ・ももこ)1938〜2023年。俳人。昨年の7月6日の句→金魚屋の『金…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
(神奈川県横須賀市長沢)旅なればこの炎天も歩くなり星野立子今日は結構頑張った。「海光」の原稿データ作成、俳句アトラスの文章本の最終チェック、結社から依頼された俳句鑑賞の執筆、池袋谷端川句会の句会報の作成…。これらを19時ころに終わらせ、今は電車に乗り、西荻窪へ向かっている。明日からは荻窪の句会、北千住のカルチャー、池袋の句会で三日連続の句会・講義が始まる。夜、一人で家を出て、夜道を歩いていると、なぜかわからないが悲しい気分に襲われる。こんな気分になるのは私だけだろうか?いつもそ
ごきげんいかがですか月曜日は俳句週歴美しき緑走れり夏料理星野立子夏料理はどのようなものかの定義は知らないが、見た目に涼しげで口当たりのさっぱりしたものか。そこに、薬味か刺身のツマか緑の食材が細く切って並べてある。綺麗だ。脚韻がすべてイ段で特に「リ」が反復される。一句を軽快な韻律となって貫かれている。※美しき緑走れり夏料理立子は「台所雑詠欄」をホトトギスの中に設けたそうだ。当時、家事を担当することの多かった女性の励みになったんだろうな。ネットから拝借星野立子は高浜
2025年6月18日(水)1879句【季語】明易し/夏カーテンの太しく垂れて明易き星野立子(ほしの・たつこ)1903〜1984年。俳人。昨年の6月18日の句→十薬が『十薬が〜細見綾子』2024年6月18日(火)【季語】十薬/夏十薬が匂ふ恋しさともちがふ細見綾子(ほそみ・あやこ)1907〜1997年。俳人。昨年の6月18日の句→端居して『端…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
2025年5月19日(月)1849句【季語】十薬/夏十薬の花咲きたてや草の中星野立子(ほしの・たつこ)1903〜1984年。俳人。昨年の5月19日の句→老木の『老木の〜富安風生』2024年5月19日(日)【季語】緑蔭/夏老木の緑蔭のいとこまやかに富安風生(とみやす・ふうせい)1885〜1979年。俳人。昨年の5月19日の句→子を持た…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
2025年5月1日(木)1831句【季語】五月来ぬ/夏五月来ぬ心ひらけし五月来ぬ星野立子(ほしの・たつこ)1903〜1984年。俳人。昨年の5月1日の句→子の髪の『子の髪の〜大野林火』2024年5月1日(水)【季語】五月/夏子の髪の風に流るる五月来ぬ大野林火(おおの・りんか)1904〜1982年。俳人。昨年の5月1日の句→五月来る『五月来…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
星野立子の句「春たのしなせば片づく用ばかり」寒い冬が終わり、春の陽気が感じられると、今までおっくうだった家事や仕事が不思議と楽しくなる。窓を開けて春の空気を入れると、やる気がわき次々と物事がはかどってしまう。すべて明るい季節の恵みですね。
新井旅館に残るお軸の一つ。白牡丹といふと雖(いえど)も紅ほのか虚子皆様ご存じ「俳人高浜虚子」さんの俳句です。高浜虚子さんは、明治32年に大腸カタルを患い、一時は危篤状態にもなられましたが一命をとりとめ、しばらく静養を余儀なくされます。そんな中、奥様「いとさん」の繋がりから、修善寺の新井屋に一か月余り逗留します。高浜虚子さんの奥様「いとさん」と、新井屋の娘「相原つる」は、東京駿河台にあるニコライ堂に付属していた神学校の第6期の同級生で親友同士でした。そんな
星野立子の句「囀をこぼさじと抱く大樹かな」大きな木が、小鳥たちのさえずりを大切に抱きしめている。春らしい鳥たちの歌声と、それを受け止める大樹の姿は生命力にあふれている。小さな命の大切さと、自然と共に生きている喜びを実感させられますよね。
口ごたへすまじと思ふ木瓜の花星野立子木瓜(ぼけ)の花・・深紅なものは「緋木瓜」といい、写真のように一つの木に濃淡の違うピンクや白などが混じるものは「更紗木瓜」と言います。作者の星野立子は高浜虚子の娘なので、掲出句の「口ごたへすまじ」は父の高浜虚子に対してかも知れませんね。虚子に可愛がられた立子、ときには口ごたえがあっても不思議ではないと思いますが。口ごたへすまじと思ふ木瓜の花
ままごとの飯もお菜も土筆かな星野立子1903-1984:::目立ってきた雑草を今のうちに根っ子から抜いておこうと草取りはじめたところでつくし発見庭に土筆が生えたのは初めてのこと数えてみたら5本来春は、お浸しができるくらいにたくさん収穫できますように!!!そのむかし姉達と土筆の卵とじを作った友達と土筆を集めておままごとした娘と土筆を探して野原をどこまでも歩いたいろいろなことを思い出して胸がキュンとなったつくしには私の心をくすぐる何かがある
星野立子の句「寒梅や空の青さにすきとほり」寒い季節に咲く梅の花が、澄んだ青空にはえて透き通るように美しい。厳しい寒さの中でも春の訪れを感じさせる生命力、それを包む澄みきった青空の清々しさ。近づく春の季節が感じられて、嬉しくなってしまいますよね。
少しでも”春の兆し”を求めて行ってきたのは三溪園。三重塔を見上げる大池の畔(たもと)に、巨石に刻まれた高浜虚子の句碑があります。鴨の嘴(はし)よりたらたらと春の泥(高浜虚子)高浜虚子の「鴨の嘴…」の句碑(横浜市中区・三溪園)句が詠まれたのは1933年(昭和8年)、3月3日の家族との句会でした。餌を求めて水中へ頭から突っ込んで顔を上げた時には、その嘴(くちばし)からは春の泥水がたらたらと流れ落ちていた、そんな句です。今日は桃の節句、「雛祭り」です。季
2025年2月15日(土)1756句【季語】春めく/春春めきし箒の先を土ころげ星野立子(ほしの・たつこ)1903〜1984年。俳人。昨年の2月15日の句→呼ぶ声も『呼ぶ声も〜中村苑子』2024年2月15日(木)【季語】春一番/春呼ぶ声も吹き散る島の春一番中村苑子(なかむら・そのこ)1913〜2001年。俳人。昨年の2月15日の句→春めか…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
梅白しまことに白く新しく星野立子今日ネットニュースを見ていて梅の花の話題があって上の句を思い出しました。この俳句の意味は、白梅が本当に白く咲いていて、毎年同じものが咲いているけれど今年も新しい気分で梅を楽しめている。という意味で作者が梅の花を見て思った事を詠んだ一句です。確かに桜も梅も同じものが咲いていますがそれでも毎年毎年違う気分で楽しんでいますそれは環境変化などいろいろありますが純粋に新しい気持ちを持ってみているか
星野立子の句「しんしんと寒さがたのし歩みゆく」冬の寒さを楽しむ心の余裕なのか、寒さが身にしみる中、作者はゆっくりと歩みを進める。北風に吹かれても心は温かく、きょう一日への期待と喜びでみたされている。厳しい中でも前向きに生きる強さを感じてしまいますね。
しんしんと寒さが楽し歩みゆく星野立子最近外を歩いていて更に寒くなったと風に吹かれながら考えていて上の句を思い出しました。この俳句の意味は、しんしんとした寒さが楽しいなぁ、道を歩いていく。という意味で作者が寒い日に散歩をしていて思った事を詠んだ一句です。寒さが目立ってなかなか散歩の足も遠のく事が多いですがこの俳句では、そんな寒ささえも楽しんでそんな寒さを感じらことさえも季節を感じて、風流であるとそう考えて行きたいなと思
鉄板のガタンと鳴りぬ師走街星野立子最近急に風が強くなってきてその風を浴びて上の句を思い出しました。この俳句の意味は、鉄板がガタンと音を立てて鳴る師走の街だ。という意味で作者がこの時期の当時の街の様子を詠んだ一句です。まあ現代では鉄板が風を受けてなるなんてことは滅多にありませんが、強い風を受けてきったものがあればばたんと倒れているなとも思います。そんな私の感じる冬とリンクしていて個人的にはそれ含めて冬だなと実感させてくれる一句
■ナジャ猫カード雪野原しんしんとさむさがたのしあゆみゆくほしのたつこ星野立子の句です。深々と寒さが楽し歩みゆく朝開けて、雪の降っているのを見ると、つい歩いて、真新しい足跡をザクザクとつけてみたくなりますよねぇ、雪の日のお楽しみです。今日もたのしくいきまっしょいナジャ猫拝