ブログ記事78件
‡立ち向かう勇気‡新しい事に立ち向かう周りに「無理だよ」なんて言われたってこれは誰のものでも無い自分だけのものだから何遍だって立ち上がって何遍だって「始まり」を始めていく誰に何を言われる筋合いもない誰に迷惑かけている訳でもないだってキミたちそれは嫉妬だろ?動く勇気のない立ち向かう勇気のないその胸の内をオブラートで包んで僕の運命を否定する立ち向かえる力があるうちに僕は僕のやるべき事を走れる元気があるうちに僕は僕の運命を掴み取る誰にも邪魔はさせない
‡誰かの存在‡(短い物語)木々の葉をふわりと揺らし水面を撫でて通り過ぎ翼を傾け静かに降り立つその一連の流れをぼんやり眺めながら洗い立てのシャツを羽織り鼻孔を擽る石鹸の香りに今日の始まりを実感するひとりで生きているとずっと、そう思ってきたけれどそれは実は違うって気が付いたんだ誰かと出会ってすれ違って別れて離れてまた出会ってそうやって今の僕が出来ている誰かの存在があって今の僕が居るんだまだベッドの上で柔らかな寝息を立てている君の幸せそうな寝顔を見る
‡三日月と歩く‡月を見上げて歩いていたら月と一緒に歩いているそんな気がしたにっこり笑った三日月平凡な思考しか持ち合わせていない僕がそんな風に感じたのはきっと月明かりが余りにも優しかったから僕が微笑みかけると三日月の笑みがもっと深く微笑んだ様に見えていつのまにか自分が泣いていたことに気が付いた三日月と歩く心の波が凪いでいくby.星
‡キミの呼吸boys‡夜の帳が下りる僕らの秘密基地ただ二人きりで星座を見ていた動かない星座に時が止まっている様なそんな気がしていた微かに聴こえるキミの呼吸音ちゃんと「時」は動いているんだと感じるもしかしたら鼓動の音も聴こえるんじゃ無いかと耳を澄ました互いの姿が見えないけれど不安にならないのは右に座っているキミの体温を感じるから知っている星座の名前をなんとなく呟いていたら僕ら2人なんだか宇宙の一部になっている気がした僕らは宇宙から見たらちっぽ
‡この手を‡まっ暗闇の森の中頼りないランプの灯り手を繋いで歩けば不安は少しだけ減って強さが少しだけ増える手から伝わる温もりに強く握りしめると更に握り返してくる強さが心地よくて理由もなく大丈夫だと信じられるどんなデコボコ道だってどんな邪悪な魔物が住もうともキミと繋いだ手がある限り僕らは互いに強くなれるもしキミが躓いても僕の手が引き上げるもし僕が挫けそうになってもキミの手が励ましに変わるどこへでも行けるどこまでも行こう暗闇の森を抜けたら僕らは手を離すの
‡キミの隣を歩くこと‡キミの隣を歩くときはいつも少しだけ速度を緩めてるそうする事で普段見落としていた風景が新しい発見として見えるんだ足元に揺れる名前を知らない花ビルの合間から見える夕焼け空の美しさにわか雨の後のキラキラ光る虹キミと歩くと無感情でいた心が温かいものに包まれて僕は温度のある人間になれるby.星
‡心の距離‡“別に、どうでもいい”そう言った僕は自分の放った言葉に自分で傷ついて静かに目を伏せ正しい言葉を探すように黙り込んだその時僕はもう何処にも戻ることのできないまだ見ぬ未来を少しだけ恨めしく感じたけどキミが静かに“わかった“と言ったから僕の意識も静寂に包まれて本当に何も言えなくなってしまったごめんねって簡単な一言がなんで言えないんだろう誰もが知ってる仲直りの呪文僕はこの一言がなかなか言えなくてまたキミは僕から少し心の距離が
‡そういったモノが‡目隠しをしないで手を離して見てごらん見たくなかったものの中に見たことのない素敵な物や見て良かったと思える風景見ていたら幸せになる瞬間そんなモノがちゃんとそこにあるから耳を塞がないで手を離してごらん聞きたくなかったものの中に聞いたことのない素敵な音や聞いて良かったと思える感情聞いていたら幸せになる音楽そんなモノがちゃんとそこにあるからキミの周りには嫌なことだけでなく綺麗なモノ素敵なモノ暖かいモノそういったモノ達がちゃんとあるんだよ
‡恋花の謳‡誰も知らず誰にも気付かれず心の片隅にひっそりと咲く花艶やかな赤ではなく今にも消えてしまいそうなほのかな桃色でその凛とした佇まいは細く小さなからだを少しだけ大きく見せる灰色だった世界のいろを華やかに見せる力を持ち冷たく無表情だった心に温もりを与え色を加えるその変化に周りが気付きだし花は成長しやがて恋の謳を唄うその恋が実っても実らなくても花は凛と美しいままあなたの世界を少しずつ変えてゆくそんなあなたをあなたの花を見つけて育ててやが
‡残酷な笑顔‡胸の奥のいちばん柔らかく暖かい場所誰にも触れさせたくない大切な場所に記憶をしまう引き出しがある思い出にしたくない記憶は時間が有無も言わさず勝手に思い出にしてしまい忘れたくてもある瞬間に思い出す忘れたくない大切な記憶を引き出しのいちばん手間にいつでも思い出せるようにしておきたいのに思い出したく無い記憶が勝手に占領する事があるそんな時はいつだって悲しくなるこんな思い出は消し去りたいのになんでいちばん大事な場所から前触れなく現れ心を占領
‡ボクの願い‡ふわりからだ包まれ記憶に触れる香りが鼻先を掠めてキミをおもい胸の奥あつくひびく鼓動がいたいきみが見る夢覗いてみたら瞳の奥眩い光幻の様夢の旅月の家森の中湖の星魔女の隠れ家妖精が踊る輪指輪の輝きは媚薬に変わるキミはダレを想って夢見ているのボクはキミが欲しいお願いボクの名前を呼んでボクを呼んでお願いby.星*****時々、今回の散文詩みたいに自分で勝手に字数を固定して、書く遊びが好きで
‡選んだ運命は‡好きなものを好きなだけそばに置き欲しいものを欲しいだけ手に入れたなのに満たされなくてまだ心にぽっかり穴が空いたまま抱き寄せて抱きしめてそれでもまだ足りなくて掌には虚無が残り胸の中には絶望感が沸き起こる選ばなかった道が本当の運命だったのではと後戻り出来ない時間時計の針を動かして争ってみても時は戻らず変わらず進む後悔を背負い過去に囚われ見えない鎖を自分で繋げて鍵のかかっていない扉を開ける勇気もない満たされない想いはキミか
‡ガラクタの魔法‡ガラクタだらけの箱の中子供の頃の思い出がキツそうに寄り添って触れるとあっという間にあの時の心情を的確に伝えてくる本当に嬉しかったとかあまり嬉しくなかったとか子供ながらに気を遣って喜んだフリしたとか予期せぬ贈り物でとても驚いて喜んだこととか気を引きたくてこっちを見て欲しくて困らせたくてワガママ言ったことかと本当は欲しかったけど痩せ我慢していらないって言ったこととかサンタさんだったり大好きだったお婆ちゃんだったり成長を見守ってくれた人たちの
‡月の雫‡今夜あなたの部屋の窓を1センチでいいので開けておいてくれませんか月の雫から抽出したインクであなたへ手紙を書いています夜風に乗せてあなたの部屋の窓に届けたいのです大切な想いをメールでは伝えられない言葉の熱を月光浴させた特別な便箋と嘘を書けない月のインクで今のあなたへ想いを届けたいありがとうやごめんなさい逢いたいとか触れたいとか愛してるとか心の中から溢れる感情を素直に届けたい満月の夜どうかあなたに想いが届きます様にby.星***
‡陽だまりの想い‡きみがくれた光で僕の中に陽だまりが出来たそれはとても心地良い気持ち柔らかな毛布やぬるま湯みたいに温かく安心して癒されて眠くなる限られた時の中でもっとぎゅっとずっと抱きしめていたい不必要だと思って手放したモノも溢れ出してこぼれ落ちた心のカケラをひとつひとつ拾い上げて無駄なものなんてひとつもないんだどの想いだってどの経験だってきみと出会うためきみを大切にするため今に繋がる感情なんだ陽だまりの中ではじめての想い溢れてゆく
‡星が見えない夜は‡雲に覆われる空今見たいものが見えない時には音楽に耳を預け心の中の何かを空へと解放する耳の奥に残る音頭の中で何度も繰り返し流れて同じフレーズを口ずさんでいる誰かの落としたメモ書きを手にそこにある生活確かに息づく命顔も知らない人なのに隣に居るそんな風に感じ何故か安心するひとりじゃない星の見えない夜孤独と隣合わせ歌と誰かのメモそれだけで心は少し楽になって穏やかに眠れる星が見えない夜瞳を閉じてみる瞼の奥の星々と耳の奥に残る音
‡わたしの物語‡子供の頃にずっと憧れていた物語の中にある幸せが自分のものの様に感じて疑似体験していたの現実に戻った時にため息ひとつ物語のような素敵な出会いも主人公のような華やかさも何もなくてでも大人になって気がつくのよ現実世界では今私はわたしの物語を生きているってことを私はわたしの物語のヒロインであり主人公なのだから堂々としていれば良い顔を上げて口角上げて胸を張って背筋を伸ばして颯爽と歩くのよ泣いたってへこんだって拗ねたって羨ましがった
‡なくしたもの‡もう、どこを探しても見つからないのですさっきからあちこち見て回りますがどこにも見当たらないのです遊びながら通り過ぎる風に訊いてもゆったりと枝葉を揺らす木々に訊ねても空は相変わらず、我関せずで大地に向かって愚痴をこぼしても素知らぬ顔で「自分のことでしょう」確かにその通りなんだけどもいつから消えてしまったのかどうして無くしてしまったのかいやいやもはや、何を無くしたのか本当に無くしたのかそれすら何も思い出せないのですそれでも見つけ出さなくてはいけな
‡水の中に眠る‡誰もいないプール冷たい水の中に静かに身を委ね目を閉じてゆっくり沈んでゆく底まで来たら目を開いてゆらゆら揺れる太陽と水が作る模様を眺めて自分の胸にそっと手を当てる静かな鼓動と微かに温もりを感じて今を生きている事が当たり前に感じられる事になんだか泣きそうになって水の中に涙を隠した自分の中の嘘も本音も秘密も全部水に溶かして浮上した時には真っ新な自分で真っ新な人生を自分の足で歩いていくby.星
‡花束を空へと向けて‡風に乗って微かに香る煙の匂い見えないけれど音が響くだけで少し嬉しくなる誰かの想いを乗せて空へと花束を送る会ったことがないのにでも知ってる人達へ愛おしくて離れたくなかった大切な人へ様々な想いや様々な願いを数秒間しか咲かない花に思いを馳せて誰にもとなく「ありがとう」「わたしは元気です」空へと呟いてby.星写真は、3年前に近所の花火大会で撮影したもの。へたっぴですが(汗)
‡あこがれ‡青空に向かって手を広げるように木々は緑を身に纏い木陰で涼む花々は朝露を跳ね飛ばし欠伸をするように蕾を開く枯れてもなお巡る命の輪さっきまで未来だった現在を現在を一瞬で通り過ぎた過去を夢の中じゃなく現実の中で誰に媚びるわけでもなくあるがままにそれだけで凛と美しく自然は本物の生き方を知っていて本物の美しさを知っていて本物の最期を知っている浄らかに、規則正しい生まれた瞬間から自分のなすべき事を知っていて限られた時間軸の世界で精一杯の力で生き抜く
‡カレーの魔法‡どこかの家のカレーの匂いそれぞれの家で違うはずなのにどの家のカレーの匂いも同じでカレーだってすぐにわかる上にお腹が空くという不思議な魔法どこかの家の焼き魚の匂いもどこかの家の揚げ物の匂いもどれも美味しそうなのにカレーの魔法には敵わない別にカレーが食べたかった訳じゃないのに何故か食べたくなる魔法外で食べても美味しくてウチで食べても美味しい誰かの家で食べてもそう子供の頃はあまり好きじゃなかったなのに大人になると色んな国のカレーが食べたくなる
‡恋愛未満‡(短い物語)蝉の鳴き声が響く。暑い日に旅に出るキミ。電車を待つホームには、田舎だからか人は疎らで、ベンチに座る僕の隣の席には、大きな鞄を抱えて黙ったまま座っているキミがいる。気持ちが落ち着かないのか、ゆっくり身体をゆらゆら揺らす。子供の頃からのキミの癖。その手を取りたいけど、子供の頃の様にはもう無邪気な心のまま触れられなくて。いつの間にか、手を繋ぐことが無くなった。友達から先に進めない。幼馴染という安全な場所から。僕らは、いつだって程よい距離を取って、この気持ちに
‡紙飛行機の行方‡1番お気に入りの色の折り紙にみんなでこっそり夢を書いてそれを紙飛行機にした屋上から飛ばして誰の夢がどこまで飛ぶかなんて言いながらみんな思いきり腕を振った柔らかな風に乗って色とりどりの紙飛行機がすぅっと音もなく飛ぶ誰もいないグラウンドにゆっくり落ちていくのをもっと遠くへいけと叫びながら笑い合った日々何も変わらないごくごく普通の日常だけどそれも残りわずかで夏が過ぎるとそれぞれの新しい日常に向けて未来へ歩き出すこの一瞬、この瞬間の事は
‡頭の中の天秤‡本当と嘘の狭間眠りの世界はリアルであればあるほど現実なのか虚構なのかわからなくなる目覚めているのかまたは目覚めていると思っているだけなのか痛みや哀しみ喜びや憎しみ全部身体の記憶に残っているのに今起きている出来事が全て夢ならいいのに今見ている出来事が夢じゃなきゃいいのに眠りの中で思っているのか目覚めの中で思っているのかどちらの世界が良いのかその時々に起きている幸せ度を天秤にかけて一喜一憂しているそうやって今日も脳内は勝手に夢で
‡ちょっと先の未来を‡ぼくは今ちょっと先の未来をキミより早く歩いているけど時々立ち止まってしまうんだキミはどうしているかなとかキミはどこまで来たかなとかキミを見ながら自分の過去を振り返ってキミを見ながら自分の失敗を懐かしんで苦笑いするあの時、「こうすれば」なんて後悔しても戻れない時間だし戻れないから学ぶ事も出来るそうやって一歩ずつキミが今躓いてる出来事は過去のぼくにも経験があるでもアドバイスはしないキミがどうやって乗り越えるのかって見守っていたい
‡星空旅行‡嫌なことがあってうまく眠れない夜夜空を眺めてから眠ろうかと思ったらそんな時に限って曇の多い夜空で仕方なしに雲の向こうの夜空を想像するたとえば雲の向こうでは流れ星が境界線を軽々と越えて世界を一瞬で通り過ぎるその尾っぽにつかまって世界一周してみようかそれとも月がゆりかごのカタチになったら星と星を繋げていって梯子にして月によじ登ってベッドにしようかはたまた天の川の辺りで地球が1番美しく見える特等席でキミへのラブレターを書いてみたりあるいはサ
‡思い出教室‡教室の1番後ろの席でこっそり手紙を書いて授業中に回して急用でも何でもない他愛のない話なのに妙にドキドキしてたいして面白い話題でも無いのになんだか笑いが堪えられなくてノートの端っこ落書きしてるのにそう思われないために授業内容に合わせた落書き四角い窓から見た眩しいくらいの夕焼け空何故だか誰もが黙って眺めていた毎日全てが煌めいていて毎日同じようで毎日ちょっとずつ違うこのまま変わらずいたいけどこのままじゃダメなんだと知っているから心の中でこっ
‡夕暮れの独り言‡見覚えのある夕暮れ空に出会ってどうしようもなく胸の奥が締め付けられた泣き出したくなるような笑い出したくなるようななんとも言えない気持ちに感情が揺さぶられるあの頃はただ無邪気に今がずっと続くと思っていた夕飯の時間だと呼ばれるまで何が面白いのかもう顔も名前も思い出せないあの子とずっと笑っていた何も分からず想像を膨らませて早く大人になりたくて何もできない事がもどかしくて憧れていた時間が今、目の前にあって無邪気に思い描いていたような
‡違う日常を願うなら‡毎日同じ様な日々も毎日少しだけ違って鏡の中の自分だって毎日同じ様に見えても毎日ちゃんと歳を重ねて毎日少しずつ変わってる日付も曜日も変わっているのに自分だけ同じ時間の中をずっと抜け出せず彷徨ってでも今日こそは違うかもなんて夢から覚めてもまた繰り返す同じ日常ため息ついてつまらなそうな顔をして不平不満を言いながらお願い、神様ってすぐに言うけどねぇ、忙しさにかまけて大切な事、忘れてない?神様だってそうそう暇じゃないのよ今だけでいいから私