旧制高校と言っても知らない人が多いと思います。私の様な60代であれば旧制高校の卒業生から教えを受けた人は多いでしょう。私の大学の恩師は旧制高校に準ずる北大予科と北大工学部の卒業生で、隣の研究室の教授は満州にあった旧制高校、旅順高校と東大の卒業生でした。大正後期生まれの教授達は、学生時代を大学進学率は10%と低い時代を過ごした我々とは異なる真のエリートでした。教授が、コンパの時に話してくれた旧制高校時代の思い出話(町の人達からエリートとして特別扱いをしてもらった話です)は、エリートとは言えない我々