元和六年(1620)長崎港が一望できる丘の上、サンジョアン・バウチスタ教会のあとに建立された本蓮寺。上り口の階段の前に勝海舟寓居の地という石碑が建っています。長崎海軍伝習所に派遣された海舟が4年間身を寄せたのがかつて本蓮寺境内にあった太乗院だったそうです。オランダ人から西洋技術、航海、砲術など多くの近代知識を学び、咸臨丸の艦長として太平洋を横断し渡米する。その後神戸に設立された海軍操練所の頭取として坂本龍馬や陸奥宗光など新時代を担う人物を育てるわけです。海舟がこの辺りを意気揚々と闊歩していたと思