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第14回日経小説大賞が中上竜志『散り花』に決定しました。詳しくはコチラ。散り花Amazon(アマゾン)1,760円
『高望の大刀』および『鋼鉄忍法帖』のネタバレを含みます。作者の立場なら「何てことしてくれたんだ!」と憤慨するくらいの露骨なバレを行っています。別名をオチバレとも言います。ご注意ください。高望の大刀(日本経済新聞出版)Amazon(アマゾン)1,584円平将門の祖父・平高望を主人公にした歴史小説――みたいな小説(後述=ネタバレ)。高望を主人公とした小説とは実に珍しい。将門研究にいそしんでいる身としては、ぜひとも読まねば!と思い、購入。本書は、第13回日経小
建築設計事務所で構造設計に勤しむ田口郁人は、生まれ故郷の名古屋支社から西新宿の本社に異動を命じられて仕事漬けの日々。ある日、陶芸作品が現代アートとして海外で高く評価されている兄が上京し、五輪を控えた街並みを見て「日本はまだ普請中」とからかう。郁人は兄に振り回されるばかりだが、やがて…。登場人物のスリリングな会話が読む者の胸にグサグサ刺さる、まったく新しいお仕事小説!第11回日経小説大賞受賞作。
2019年の読書感想の第26回です。著者:佐伯琴子題名:狂歌第10回日経小説大賞受賞作。仮想通貨取引という最新の経済活動を舞台にした物語ということ、日経新聞主催ということもあり仮想通貨市場の入門知識を得られればという気持ちで読んでみた。内容は濃密な人間模様のドラマで、女性作家だからこそ書くことができた「湿度」の高い物語と感じた。仮想通貨取引所のスポンサーの男性(清倉龍臣)の論理的思惑と清倉の誘いでインターネットの普及などにより斜陽業界となりりつあるフリーペーパー出版社の編集長から
大学の同級生が本日の日経新聞にデカデカと載っておりました!(驚)弁護士の彼は歴史マニアで、弁護士業のかたわら作家として苦節8年ひたすらに歴史小説を書き続けておりました。今回は『大友二階崩れ』で日経小説大賞を見事に受賞‼️本当におめでとうございます‼️僕も同じく歴史マニアなんで、彼とはいつもマニアックな歴史談話でむちゃくちゃ盛り上がっております!立花道雪、高橋紹運、立花宗茂、島津家久、長宗我部信親などなど。。。お互い語り出したらキリがありません。笑今回のこの作品は、豊後の大名・大
日経小説大賞への応募作品はほぼ出来上がったものの、サボりにサボっていた、いやいや、熟成期間を長く取りすぎて、校正が間に合わないかもなんて不安に駆られている。作品としては3年前から書き始め1年前には終わっていたけど客観的に読み直しはできるが、何せ一度も校正をしてこなかったから、誤字脱字や背景、つながり、使う言葉がバラバラ、などなど結構進まない。まあ、小説だから細切れに校正するよりも一気にやってしまったほうが、ストーリーもしっかり直せる気がするんだけど・・・・甘かったまあ、締め切り
6月末までに提出する日経小説大賞。僕も2年がかりでぼちぼち描いた小説の校正にとっかかり始めた。ずっと昔2年近く前に書き終わって、塩漬けしておいた小説だ。時代背景がちょっと古いので少しリニューアルが必要かもしれないな。。。もし、大賞を取ったら奥様と世界一周旅行に行くよ。まあ、箸にも棒にも・・・だったらなら他の出版社に売り込んでやる。それでもダメなら、えいっ、自費出版だ。
この人が描いた人物が好きである。この人が描いた風景が好きである。この人が描いた描写が好きである。武谷牧子さん。最初に著者の本を読んだのは、第一回日経小説大賞の大賞を受賞した「テムズのあぶく」読了後、武谷牧子さんの別の小説もすぐ読みたいとAmazonで検索しこの本を手に取った。「シカゴ、君のいた街」シカゴ駐在員の中年男性と20代半ばの大学院生の女性の話である。武谷牧子さんが描く主人公の星野真彦。いやー、この男性、、もろタイプ。と言うか、この人からこんな風に想われ