去る二月二十三日は、第二次大戦中マレーの虎と呼ばれ、戦後フィリピンでの日本軍の残虐行為の責任を問われて刑死した山下奉文大将の没後八十周年を迎えた日であったが、小生は米国滞在中、山下大将が直接触れた物を間近で見たことがある。山下大将を処刑した際に使用されたロープを所持している人が近所に住んでいると聞いて会いに行き、見せてもらったのである。円く結われたロープが出てくるのかと思っていたが、出てきたのはロープの切れ端であった。どうやら、山下大将の処刑に立ち会った複数の当事者が記念にと分け合った切れ端の一