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家族史から見た日本近代史~戦前78年間を俯瞰する2023年5月22日人生初のプレゼンでした。2023年5月22日。「ミキコ・ピース・カフェ」にて。西南戦争の時、官軍(明治政府が西郷隆盛軍を追撃して際、鹿児島・蒲生の実家に立ち寄り、兵士の絵や漢詩、書付けを残しました(板)。地券(地租改正)が29枚現存してます。祖父(父方)の遺品から、平壌守備歩兵の写真帳や葉書、父親の陸軍の水筒なども残されています。叔父(母の長兄)は、1941年12月17日、呂66号潜水艦で友軍と衝突し南洋に沈
本日は書籍紹介をいたします。今回はこちら、隅谷三喜男『日本の歴史22大日本帝国の試煉』中公文庫、1974年/2006年定評ある中公の「日本の歴史」シリーズ、本書はその第22巻です。明治維新以後、東アジアをめぐる国際情勢に翻弄されつつも、一応は国内の充実に努めてきた明治国家は、帝国主義時代の資本主義的発展の必然的帰結として海外進出を見据え、朝鮮半島をめぐって清やロシアと直接ぶつかることになります。日清・日露という近代日本の行く先を決定づけた二つの戦争と、それに伴う国際関係、また