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2024(令和6)年9月23日に行われる第30回研究報告会について、統一テーマにそって予稿募集をしたところ、研究発表の応募が2名あり、協議の結果、午後からの研究発表での研究発表者及びテーマが確定しました。午前の講義もあわせて研究発表者、テーマ、要約(あらすじ)をアナウンスします。興味ある方は是非参加頂ければ幸いです。【午前の部講義】10:15-11:45明治時代における京都市盲唖院唖生同窓会―発足から消滅までの経緯を探る―新谷嘉浩京都で初めての聾唖団体は明治2
2024(令和6)年4月29日(月・祝)、大阪府立中央図書館大会議室にて標記の企画が行われた。対面で20名ほどの参加があった。zoom経由での参加もあった。午前は『聾史レポート集』第4掲載のうち、西野・熊田・小枝各氏の文章の要約紹介であった。ダイジェスト企画であるが、同時に販促も兼ねている。最初に新谷嘉浩氏がら趣旨説明。西野氏のものは、視話法を伊沢修二から学んだのは吉川金造以外に誰かいたか、ということについての考証であった。各種資料により、微妙に異なるようであるが、やはり同時代資料のほうが
第30回研究報告会・研究発表者の募集2024(令和6)年9月23日(祝・月)に第30回目の研究報告会を開催することとなりました。今までは研究テーマを発表者にまかせる形でしたが、今回は統一テーマを掲げ、そのテーマに則った研究発表を募集することとなりました。テーマ戦前の聾唖団体・聾唖運動今回の統一テーマは「戦前の聾唖団体・聾唖運動」。「戦前」というのは、明治、大正、そして昭和戦前の昭和20(1945)年までのことです。戦前の聾唖団体としては、日本聾唖技芸会
『聾歴史研究』第92号表表紙『聾歴史研究』第92号裏表紙【目次】私立旭川盲唖学校の教育方法の変遷―手話法から口話法へ移行した時期をさぐる―・・・新谷嘉浩(1)研究ノート日本聾唖協会「東京婦人部會」の成立とその時代-近代聾唖女性史の一事例-・・・・・鈴村博司(13)史料紹介私立神戸聾啞學校『移轉開校七周年記念日』について・・・・・水澤学(21)講義要旨聾史学とオーラル・ヒストリー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・松延秀一(23)近畿聾史
『聾歴史研究』第90号表表紙『聾歴史研究』第90号裏表紙【目次】第28回研究報告会予稿集訓盲唖院赴任前の小西信八―千葉時代、幼稚園時代を中心に・・・・・西野淑子(1)自動車運転免許と聾啞者-昭和35年以前の関係法規の展開・・・・・・鈴村博司(7)医師による障害児童への教育・治療教育・療育の開始―加藤亨・三田谷啓・高木憲次の活動の概要-・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・坂井美恵子(18)史料紹介大連盲啞学校の盲啞授業法―『満洲補充読本四の巻』
2021(令和3)年4月17日(土)、大阪府島本町立ふれあいセンターにて、第27回目の『聾唖界』輪読会が行われた。参加者は4名であった。内容は前回に引き続く、註のチェックで、この日は第4号の途中から第5号の途中まで進んだ。不詳の人名もあって、なかなか進歩が遅かった第5号では、1914(大正3)年夏に京都で開かれた日本聾唖協会創立協議会の記録が注目される。藤本敏文と三浦浩の間で手演をめぐる対立、そして藤本敏文が提唱した本部と部会との関係についての組織論などがあった。次回は5月。
聾歴史研究第85号表表紙聾歴史研究第85号1ページ目聾歴史研究第85号裏表紙[個人情報保護の面から連絡先・メール・FAX番号は削除]【目次】研究ノート「手話」という単語の出現をめぐって―『聾唖界』より―…小枝豊史料紹介「京都盲唖院・塚田秀苗の上東京復命上申」の翻刻―明治29年における「東西2校」の交流…岸博実東京盲唖学校における盲唖教授法―雑誌『教育学術界』から―
2021(令和3)年2月20日(土)午後、大阪府島本町ふれあいセンターにおいて第25回目の『聾唖界』輪読会が行われた。この日からは最初に戻って、注記の再検討・追加が行われ、第2号のなかほどまで進んだ。特に生没年不詳の人名が多い(東京盲唖学校並び東京聾唖学校生徒など)ので手間取った。次回は3月。訂正箇所を朱字で塗る
本書は、近代日本すなわち明治からアジア・太平洋戦争期までの時期における聴覚障害者(ただしこれは現代的な表記であって、当時においては、聾・聾唖であらわされました)の組織、即ち日本聾唖協会に関する長短取り交ぜた種々雑多な文集であって、設立から解散まで並べましたが、通史的叙述を意図したものではありません。ただ、査読を受けていない文集なので、本誌に書評、つまり批判や疑問を投稿していただければ幸甚です。以下に目次を示します。目次『聾唖界』について―基礎史料として―日本聾唖協会の設立過程日
2021(令和3)年1月16日(土)午後、大阪府島本町ふれあいセンター第24回目の『聾唖界』輪読会が行われた。今回は第十一号の残りを読んだ。その結果、予定した第十一号まで読了したこととなった。内容は、内容は、岩田鎌太郎が福井聾唖学校赴任に先立って出向いた旅行記や編輯主任交替にあたっての告別の辞、創立事務所の動きなどであった。それと、設立趣意書も読んだ。次回2月は、第一号に戻って注記の再検討をする予定。
2020(令和2)年12月19日(土)午後、大阪府立中央図書館小会議室において第23回目の『聾唖界』輪読会が行われた。出席者は4名であった。今回は第十一号の中ほどを読んだ。まずは交戦国聾唖の近況、言わば第一次世界大戦の最中、フランスやドイツにおける聾唖者たちの近況、大阪出身で京都盲唖院を卒業した聾唖者の紹介、第五回全国盲唖教育会雑観などであった。次回は1月。
2020(令和2)年11月21日(土)午後、大阪府立中央図書館大会議室において第22回目の『聾唖界』輪読会が行われた。今回は第十号の残りと第十一号の冒頭を読んだ。ただし、時間が限られたため、全部読むにはいたらなかった。内容は次の通り。第十号では、小西信八の「甘藷先生」という訓話やポルトガル(スペイン?)での、「七人唖の裁判」といったエピソードなど。第十一号では、第五回全国盲唖教育会に提出された「聾唖教員採用可否問題」、言わば聾唖を普通科教員として採用するかどうかをめぐる論説が幾つか見られた
聾歴史研究第84号表表紙聾歴史研究第84号1ページ目聾歴史研究第84号裏表紙[個人情報保護の面から連絡先・メール・FAX番号は削除]【目次】日本聾唖協会の解散過程(松延秀一)研究ノート関東州の金州聾唖書房について―残された四つの日本語資料から―(新谷嘉浩)「手話」の初出はいつか―明治期の史料より―(小枝豊)史料紹介製紙所の募集広告-唖聾の輩百名雇用について-(松田悠)京都盲唖院生徒の執業と鳥居同院長の演辞-『京都府教育会雑誌』より-(新谷
2020(令和2)年10月17日(土)午後、守口市中部エリアコミュニティセンターで第21回目の聾唖界』輪読会が行われた。参加者は4名であった。今回は第十号を読んだ。内容は、「聾唖者の社会的位置」という、法律上の扱いも含めた論説、「米国聾唖教育の状況」という、岩田鎌太郎による翻訳紹介(ただしオハイオ州)、などであった。時間の制約で第十号の全部は読み切れなかったので、読了は次回に持ち越した。
2020(令和2)年9月19日(土)午後、大阪府立中央図書館中会議室で、第20回目の『聾唖界』輪読会が行われた。今回は第九号の残りと第十号を読んだ。注目される内容は、第十号の冒頭の無署名論文である「手真似廃止不可能論」であった。発音教育が必ずしもうまくいっていないことを主張したもので、現在でも通用するものと思われる。無署名とはいうものの、岩田鎌太郎の手による論説であろう。『聾唖界』本文を精読しながら手話する本文の修正一字一字読みながら手話する
2020(令和2)年8月15日(土)午後、大阪府立中央図書館中会議室で、第19回目の『聾唖界』輪読会が行われた。感染拡大に対する厳重な警戒のもと、今回は第九号を読んだ。内容は次の通り。内容は次の通り。医学的な論説が二つ、「人生の福音」からの引用、岩田鎌太郎(芳風)によるオハイオ州の聾学校の紹介文の翻訳、三島邦三の紹介文、等であった。
『聾歴史研究』第83号表表紙『聾歴史研究』第83号1ページ目(西野論文)『聾歴史研究』第83号裏表紙[個人情報保護の面から連絡先・メール・FAX番号は削除]【目次】『殿坂の友』・『聾唖界』に見る「流行性感冒」-大正時代のスペイン・インフルエンザ大流行―西野淑子(1)研究ノート清水常次郎『大阪に於ける盲唖教育』について-明治27年私立大阪教育会総集会における講演録-新谷嘉浩(7)日本聾唖協会の社団法人化の過程松延秀一(18)第
2020(令和2)年3月29日(日)、大阪府立中央図書館小会議室において第16回目の『聾唖界』輪読会が行われた。新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、京都市聴言センターが休館されており、急遽、会場を変更して行った。今回は第八号のなかほどを読んだ。ただし、時間が限られたため、全部読むにはいたらなかった。内容は、三浦浩の、日本聾唖協会設立の歎願を小西信八に行った時の原稿やそれについての小西の回想、岩田鎌太郎による米国オハイオ州の聾唖学校についての翻訳文、『人種改良学』からの耳の病気につい
2020(令和2)年2月9日(日)、京都市聴覚言語障害センターにおいて第15回目の『聾唖界』輪読会が行われた。今回は第七号の残りと第八号を読んだ。主な内容は七号が平壌で開催された「東洋盲唖教育会議概況報告」、長崎盲唖学校卒業生の妻木末子の自伝的文章など。第八号が「聾唖界に偉人の出現する時期はいつか」、とか日本聾唖協会東京部協賛委員親睦会の報告等であった。次回は3月の予定。
第13回『聾唖界』輪読会2019年12月7日(土)、大阪府島本町のふれあいセンターで第13回目の『聾唖界』輪読会が行われた。今回は第六号の残りと第七号を読んだ。第六号では、朝鮮総督府済生院の大塚米蔵から小西信八へあてた済生院盲唖部盲唖部の状況、三浦浩の関西周遊記(京都での日本聾唖協会創立協議を含む)など。第七号では、福島彦次郎・三島邦三の評論や藤本敏文の聾唖教育私論などあり、現在にも通じるところあり苦笑いさせたれた。次回は2020年1月。
2019(令和元)年11月10日(日)、京都市聴覚言語障害センターにおいて第12回目の『聾唖界』輪読会が行われた。今回は第六号の残りを読んだが、午前中のみで午後は総会のため、全部は読むことができなかった。掲載内容は、岡山盲唖学校教諭の井上久之丞による、唖者の裁判通訳記、東京聾唖学校卒業生の紹介、米国聾唖教育の状況、東洋盲唖教育会議など。次の12月、来年の年1月、2月の日程も決めた。
聾歴史研究・第81号【目次】石川倉次がみた私立函館訓盲院-懐中日記とメモ帳から読む-…新谷嘉浩(1)研究ノートナチス・ドイツ政権下における断種法、聾唖者と聾唖教育との関連―藤井東洋男論文をとおして―…新谷嘉浩(8)伊澤修二と「視話法」~日本音声学史における伊澤の位置~…小枝豊(12)第25回研究報告会・特集明治後期・大正期・昭和初期の統計や県会史からみる兵庫県における聾啞教育
2019年9月16日(月祝日)、京都市聴覚言語障害センターにおいて第10回目の『聾唖界』輪読会が行われた。参加者は5名であった。今回は第五号の大部分を読んだ。掲載内容は、京都での日本聾唖協会創立準備委員会の記事やヘレンケラ―の記事などであった。日本聾唖協会創立準備委員会の記事は、議長をつとめた万沢格の筆になるものであり、委員会内部の意見の対立点を示していて興味深いものがあった。議事進行にあたり、「手演」をめぐる、藤本敏文と三浦浩の対立もあった。次回は10月である。第五号の残りと第六号を予定。
聾歴史研究第78号(2018年9月)【目次】「日本聾唖協会の設立過程」松延秀一(1)「金谷尋常小学校訓導・稲荷山恂吾の視話法の実践~大分県における唖生教育の嚆矢」新谷嘉浩(11)研究報告会発表予稿特集「盲生徒・聾生徒の「防空」訓練の一事例」松延秀一(16)「国家教育社第一回総集会(大阪)における小西信八と吉川金造~『私立大坂教育会雑誌』から~」新谷嘉浩(19)「伊沢修二と「視話法」~視話法とは何だったのか」小枝豊(23)「第23回研究報告会報告」(30)