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古文書から現代の日本が見えてくる。そんな本でした。自分では古文書なんて読めもしない。磯田さんは、そうゆう人ひ変わって古文書を世に公開している。日本史の探偵手帳(文春文庫)Amazon(アマゾン)100〜4,948円好きなコロッケは?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう
第4845回「「日本史の探偵手帳」磯田道史著文春文庫」面白い!著者が古文書の中から探したお宝情報が山盛りです。武士って、どのくらい給料もらってたの?って気になりますよね。加賀範士の猪山直之・成之と言う親子が家計簿を詳細につけていたのを著者は見つけます。それによれば、明治になって海軍の主計官となった猪山家の年収は3900万円、役所に出仕できず家禄だけで暮らす親類の年収は150万円(P.47)。役所に出仕できるかできないかで雲泥の差があったようです。日本人は、ずっと、お上に従
入念に古文書を読み込んでいます。歴史に埋もれた事実を現代に浮かび上がらせています。磯田さんの歴史に向かい探究する姿勢は、この本でもピーンと背筋を伸ばしているように貫かれています。第1章は、中世の武士と近世の武士の違いについて学術的な書きぶりで進み、第2章からくノ一は江戸時代のハニートラッパーだったなどだんだんと柔らかい内容となり、第3章では、江戸の「会いに行けるアイドル」や醜くなりたかった美女「大田垣蓮月」、幕末の男性不妊治療など三面記事のように軽めに読めるお話がありました。頼山
今回は最近読んでる本のことを僕は本を読むとき、気に入った作家はとことん買い集めていきます漫画でも、小説でもそうです現在は磯田道史先生歴史小説にハマったのは司馬遼太郎でした国民的作家と言われたんですから、当たり前と言えば当たり前かもしれませんその司馬さんは戦後、日本は何でこんなことになったんだ⁉という気持ちから歴史に向き合うようになられたと読んだことがあります最後の随筆なんかはそういうことを踏まえながら、その時代の日本について書かれていました小説は皆さん知っての通り、それまでメジャ
面白い。歴史雑学的知識が満載。生きた歴史が学べる感じです。第1章では、侍の金銭事情が見えてきます。1両小判は現在の30両に当たります。越後屋が悪代官の袖にそっと忍ばせる小判の包みには25枚の小判が入っていますから、750万円に、菓子折りに入れて渡している場合、3億円ほどになるのだそうです。これは、現実的ではなく、映画やテレビでの誇張的表現ということになります。武士の暮らしはなかなか大変。武士はその禄高により様々な義務が生じます。石高に応じた数の奉公人を雇わなければならず、儀礼や交
今日は冷たい雨でした明日から3月、仕事開始まであと半月。失業保険もらっていた半年って、何だかあっという間やったな★今年になってチャレンジしてみた切り絵。100均で全ての材料を揃え、自宅にあったフツーのカッター、図書館で借りた切り絵の本で台紙をコピー。そして・・・これまでの成果です↓よく見ると突っ込みどころ満載(笑)始めたらほどなく義母の手術&入院でなかなか進まへんかったけど、少しでも作業してると集中するし楽しい自己満足です※クラフトナイフが欲しくなってきた
人はいかに生きるべきか。こうしたテーマは形而上学では哲学という事になるのだろうが、もうひとつこのテーマで実践に即した、いわば生きるための知恵をいう人生訓という名の処世術がある。乱世であった戦国時代を一旦整理しまとめた豊臣秀吉が残したといわれるその人生訓を江戸時代「養生訓」でしられる貝原益軒がまとめている。といって、わたしが古文書を呼んだわけではなく歴史家の磯田道史氏の「日本史の探偵手帳」という著書から引きいわば孫引き、いやひ孫引きになる。豊臣秀吉はいう分別なき人
「武士道」といえば、正々堂々とか倫理感とかいった言葉が思い浮かびます。一方で、歴史を振り返ってみると、奇襲だとか、策略だとかいうこともよく起こっています。一見、異なるこの二つのことを、磯田道史さんはこう説きます。「平生道を踏み居る者」でなければ「事に臨みて策はできぬ者なり」と、平生、高い倫理のもとで暮らす人でなければ、戦いの策略はできないというのが西郷の考えで、この意味で、武士のだまし討ちと、武士道の倫理観は矛盾しないことになっていた。(磯田道史、『日本史の探偵手帳』より)
整形をすると「親からもらった体に傷をつけて!」と言うのは、もう昔の話なのでしょうか。高校生の娘は、お化粧とかピアスとか整形とかには全く興味がなく(田舎娘なので)、私もこの容姿にかかわらず整形をしたことがないので、なんとも言えませんが、整形については、その始まりのころから意見が分かれていたようです。二重まぶた整形手術を発明したのは、日本の眼科医・内田孝蔵(1881~1952)でした。そんな内田を快く思わない医師も大勢いたようです。しかし内田にはポリシーがありました。「病気を治
「城を建てるときは便所の天井を高くしておけ」武士が戦いの一刻を争うような時に、のぼりを差したまま用を足せるようにとのことです。磯田道史さんによれば、強い集団ほど現実的で細かい知恵やノウハウが、全体に行き渡る工夫がされているのだそうです。また、こういうのもあります。「朝は常に早く起きるように心掛けねばならぬ。遅く起きるならば、召し使っているものまでが気持ちを緩めてしまう。」(北条早雲)(確かにそうなのだけれど、そういうことはやめてほしい・・・)という部下たちの心のつぶやきが聞
2019.1.10に磯田道史「日本史の探偵手帳」を読了しました(*´∇`*)この本もめっちゃ面白い(≧∀≦)第1章は「なるほど!」の連続で、歴史は続いているんだなぁとつくづく思いました(^-^)硫黄島の戦いで有名な栗林忠道中佐は真田家の系譜を引く人物だそうで、その戦い方は正に大坂冬の陣の真田信繁を彷彿とさせるものなんだそう。詳しくは第2章をご覧ください(*^_^*)余談ですが、硫黄島と言えば映画「硫黄島からの手紙」と「父親たちの星条旗」。同じ出来事を、違う立場から描くとこうなるん