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日本の実写映画の興行記録を塗り替えた『国宝』をやっと観た。昨年11月までに『踊る大捜査線THEMOVIE2』(2003年)の興行収入記録を塗り替え、年をまたいでまだロングランでついに188億円突破などと伝えられる3時間の大作を、大森の128席のミニシアターで。キネカ大森。西友の5階にのぼったのは2度目になる。大森といえば、海苔。ちょいと前(!?)までは遠浅の海に面していた町は、適度な潮の干満と多摩川などから運ばれる栄養分という好条件が揃い江戸時代から「海苔養殖」が盛んだっ
アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ「城の中のイギリス人」澁澤龍彦訳(白水社)「言葉フェチ」を自覚している。コンナ「悲惨」しか無い残酷物語も「澁澤龍彦」訳だから読了出来た。澁澤龍彦の撰ぶ「言葉」や、其の「口調」は「サド」は勿論、「残酷で悲惨極まりない」物語に実に相応しい「硬質さ」と「自由度」に溢れて居る。似た傾向の翻訳者「種村季弘」の口調を澁澤は「香具師の口調」と称したが(褒め言葉です)…澁澤訳の仏語と種村訳の独語……「逆じゃね?」と一瞬思った。確かに種村季弘は「アジ
萩原朔太郎と日夏耿之介此の両巨頭の写真をどうしてもまたもや遣いたく成るような「詩人」「土屋健」という詩人が存在する事に言葉に拘る徘徊師として、この上無い幸せを感じている基本的に「散文人間」なので「詩人」には憧れしかない散文人間だから「不自由律俳句」などと謂う小手先の技術で「短形詩」を造る散文人間だから「漢字オノマトペ」を無理矢理造る「詩的魂」の欠如を自覚しているのだだから「推敲」すら後付けに成る「造り散らかす」詩人など存在する筈も無いから……理屈に逃げるそんな折に突然…本物
エドガー・アラン・ポー全集(ペンギンブックス版)とGenius英和辞典「髑髏と鍵と鴉の羽根」と謂う、解り易過ぎる表紙デザインの『ペンギンブックス版ポー全集』だが如何に私がナチュラルスピーキングを誇る堪能な英語遣い…だとしても…(だ…とは言って無い)古色蒼然たるポーは辞書が無ければ………読みこなす事は出来ない。日夏耿之介大先生が「またとなけめ……」と訳した『大鴉』にしてもその大先生の翻訳を愛した三島由紀夫も大江健三郎の存在も……偏愛的作家と持ち上げた澁澤龍彦
『高鍬侊佑全集』池谷竜編令和4年(2022年)8月10日刊『詩集月に開く窻』私家版・大正11年(1922年)8月6日刊『長谷川弘詩集『奥ゆかしき玫瑰花』(6・完)』『長谷川弘詩集』池谷竜編令和4年(2022年)6月21日刊『詩集奥ゆかしき玫瑰花(はまなす)』籾山書店・大正10年(1921年)1月19日刊著者自装・四六…ameblo.jp※つい先週載せた第一回の再掲載ですが、この一週間で第二回をまとめるほど『高鍬侊佑全集』を読みこめませんでした。第一回を概括として再掲載いたします
『高鍬侊佑全集』池谷竜編令和4年(2022年)8月10日刊『詩集月に開く窻』私家版・大正11年(1922年)8月6日刊『長谷川弘詩集『奥ゆかしき玫瑰花』(6・完)』『長谷川弘詩集』池谷竜編令和4年(2022年)6月21日刊『詩集奥ゆかしき玫瑰花(はまなす)』籾山書店・大正10年(1921年)1月19日刊著者自装・四六…ameblo.jp月蒼ざめて何處(いづこ)にゆくや、指環(ゆびわ)、燃ゆる星、地獄に墜つるその槍のひかり………。山々、谷々、忘れられて靄(もや)に蔽(つ
『長谷川弘詩集』池谷竜編令和4年(2022年)6月21日刊『詩集奥ゆかしき玫瑰花(はまなす)』籾山書店・大正10年(1921年)1月19日刊著者自装・四六判・全46頁(三方金)『長谷川弘詩集『奥ゆかしき玫瑰花』(5)』『長谷川弘詩集』池谷竜編令和4年(2022年)6月21日刊『詩集奥ゆかしき玫瑰花(はまなす)』籾山書店・大正10年(1921年)1月19日刊著者自装・四六…ameblo.jp愛の聖禮典materamábilis.汚(けがれ)なき御母(みはゝ)にしあり給へ
『長谷川弘詩集』池谷竜編令和4年(2022年)6月21日刊『詩集奥ゆかしき玫瑰花(はまなす)』籾山書店・大正10年(1921年)1月19日刊著者自装・四六判・全46頁(三方金)『長谷川弘詩集『奥ゆかしき玫瑰花』(4)』『長谷川弘詩集』池谷竜編令和4年(2022年)6月21日刊『詩集奥ゆかしき玫瑰花(はまなす)』籾山書店・大正10年(1921年)1月19日刊著者自装・四六…ameblo.jp戀の玉座逝きし愛人夕餐(ゆふげ)の終(は)てし小憩(こやすみ)を二人は燃ゆる爐(
『長谷川弘詩集』池谷竜編令和4年(2022年)6月21日刊『詩集奥ゆかしき玫瑰花(はまなす)』籾山書店・大正10年(1921年)1月19日刊著者自装・四六判・全46頁(三方金)『長谷川弘詩集『奥ゆかしき玫瑰花(はまなす)』(3)』『長谷川弘詩集』池谷竜編令和4年(2022年)6月21日刊『詩集奥ゆかしき玫瑰花(はまなす)』籾山書店・大正10年(1921年)1月19日刊『長谷川弘詩…ameblo.jp花の寢棺椿の小徑靜寂の氣搖(ゆるが)せて小徑には散花(ち)る紅椿其
『長谷川弘詩集』池谷竜編令和4年(2022年)6月21日刊『詩集奥ゆかしき玫瑰花(はまなす)』籾山書店・大正10年(1921年)1月19日刊著者自装・四六判・全46頁(三方金)『長谷川弘詩集『奥ゆかしき玫瑰花(はまなす)』(1)』『長谷川弘詩集』池谷竜編令和4年(2022年)6月21日刊『詩集奥ゆかしき玫瑰花(はまなす)』籾山書店・大正10年(1921年)1月19日刊『棚夏針手詩…ameblo.jp序神無月、その午下り、荒れまさる一村の別業に歩を逗め、日も冷やかな、
『長谷川弘詩集』池谷竜編令和4年(2022年)6月21日刊『詩集奥ゆかしき玫瑰花(はまなす)』籾山書店・大正10年(1921年)1月19日刊著者自装・四六判・全46頁(三方金)『棚夏針手詩集『薔薇の幽靈』以後(8・完)』『棚夏針手全集上巻』池谷竜編令和3年(2021年)6月1日刊『棚夏針手全集下巻』池谷竜編令和3年(2021年)2021年9月1日『棚夏針手詩集』鶴岡善…ameblo.jp廢園(あれぞの)の夕廢園に黄薔薇頂低(うなだ)れて小枝(さえだ)に鶯は縊死(く
………似ているちなみに、鎌倉で療養中の日夏耿之介を見舞った折りの萩原朔太郎との写真を見て確認したら…やっぱりこの顔だった!!ヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ!!『サキ』はO・ヘンリーやアンブローズ・ビアスよりズット好きだ。「マトモなホテルなら客室のベッドの枕元にOヘンリーかサキ…或いは両方を置くべきだ」みたいな事がマコトシヤカニ言われて…云々と、何処かで読んだが……是非とも『サキ』にして戴きたい。別にOヘンリーは……………………嫌いだ(* ̄∇ ̄*)ビアスも『悪魔の辞典』なら赦すが…
ビアズレーの……サロメの死オスカーワイルドのサロメ迄は、単に淫乱な母の意に従う…健気な処女の美少女(義父は王ですら無かった…まあ、大王の孫娘…ではある)という構図でしかなかった。それを、変態ワイルドが…一気に『宿命の女』『自身に流れる母の淫乱な血』『欲望に抗えない淫らな処女』という…歴史に遺る『宿命の処女』を創り上げた!つまり……『処女』とは、何か?という本質を解明しない事には『ワイルドを超える真のサロメ』など出来ない!(……そういうブログなの??)……兎に角、此れ
……などと如何にも風流を気取ってはみても所詮、変態徘徊師である。ワイルドのサロメを日夏耿之介訳の『院曲撒羅米』に惑泥されて読み耽るのだから言葉本来の意味の正当な『変態』に違いない。…で、漸くこの噺し(≧▽≦)チョロっと予告編みたいに書いて来たが、日夏耿之介はワイルドのサロメを単行本で出版するに当たり…「ビアズレー…以外で」と注文をつけた…結局……『アラステア』の挿絵…何故??さて、此処からは『想像』でしか無いワイルドがビアズレーを挿絵に採用したのは、先日掲載したアノ…仏版の
飯田市江戸町正永寺の八重桜此処は大枝垂れ桜で有名だったが、数年前に代替わりして、今は幼木を育てている……が山門を入るとすぐ境内の左手に八重桜が在る。この辺りでは……彼岸…枝垂れ…染井吉野……次に八重桜…山桜…最後に牡丹桜で春は初夏に移る。近年はそんなにキチンと桜で季節も分からなく成って来た………元々、四月に入っても積雪が有るような盆地気候だったが…最近は気温も出鱈目、春でも夏日が当たり前………何をか況んやの極みである。せめて、目についた桜を愛でるくらいの余裕は欲しい……濡れながら
ポォのアナベル・リーから日夏耿之介から大江健三郎……同じくアナベル・リー→ロリータ……マリオ・プラーツの国書刊行会の『肉体と死と悪魔』という余りの分厚さに一時期タオルを巻いて枕にしていたアノ本を今書き直すなら……日夏耿之介も大江健三郎も当然『ポォ』の列びに入れなきゃならん………本当に…嫌だ……(((-д-´。)どちらも一生掛かるのだから…無理よく分からん内にノーベル賞貰ちゃった(経緯も解らんが…)大江健三郎なんか受賞後、イキナリ俺の好きな作家に成って…受賞前は数冊しか読んでなか
『院曲・撒羅米』は、その字面が如何にも『ゴスウィック・ロオマン文体』で日夏耿之介の面目躍如たるものだが、この『ゴスウィック・ロオマン文体』自体が…よく判らん(≧▽≦)初めてソレに触れたのはエドガー・アラン・ポォの『大鴉』↑(ギュスターヴ・ドレ画)のnevermoreの翻訳『またとなけめ』だが…『またとなし』や『またとない』なら解るが『………けめ』って何?…って小学生なら当然成る。当時、市の図書館にしか無かった日夏訳のポォを捜して……漸く辿り着いたのが日夏耿之介の『ゴスウィック・ロ
日夏耿之介―黄眠先生は同郷の知の巨人だが…実はその師と僅かばかりの、縁とも云えないような縁が有る。中学の頃、小さな地方都市の数少ない古書店の『南湖書林』と『後藤書店』は黄眠先生が通う店でもあり、どちらも「其処に日夏先生が腰掛けて本を読んでったんだよ」という椅子で、俺も本を読んで居た。いつの間にか『院曲撒羅米』に拘泥し惑溺されいつの日かワイルドを超える自分の『サロメ』を書き上げようと思っている。『サロメ』と謂えば『ビアズレー』だが、そのビアズレーの周辺のあらゆる文献を漁る内に…当然
日本の詩人、日夏耿之介さんのゴシック・ローマン詩體の荘重幽玄な短詩を1つ紹介愁夜戯楽第七番薔薇笑きぬその罪紅し矣小夜ゆく鐘に夢みだれ若き樹の間をああ今宵の月、熱をやむ注:宵の旧字体はマイクロソフトのIMEには存在していないので新字体を使う。以下、平仮名書きばらさきぬそのつみあかしかなさよゆくかねにゆめみだれわかきこのまをああこよいのつきねつをやむ私の青春期に日夏耿之介さんを知り、文庫本を買ってきて詠むのですが、漢詩の如き難解な漢字(見た事も無い漢
日夏耿之介・明治23年(1890年)2月22日生~昭和46年(1971年)6月13日没『日夏耿之介「墜ちきたる女性」「儂を制作った神さまよ」(『日夏耿之介全詩集』より)』日夏耿之介・明治23年(1890年)2月22日生~昭和46年(1971年)6月13日没墜ちきたる女性日夏耿之介昏黒(くらやみ)の霄(そら)たかきより裸形の…ameblo.jp咒文及周圍日夏耿之介夢たをやかな密呪(みつじゆ)を誦(ず)すてふ蕃神(かみ)のやうな黄翁(おきな)が逝つた「秋(さはきり)」のことく
日夏耿之介・明治23年(1890年)2月22日生~昭和46年(1971年)6月13日没墜ちきたる女性日夏耿之介昏黒(くらやみ)の霄(そら)たかきより裸形の女性(をんな)墜ちきたる緑髪(かみ)微風(そよかぜ)にみだれ双手は大地をゆびさす劫初の古代(むかし)よりいままで恒に墜ちゆくか一瞬のわが幻覚(まぼろし)か知らず暁(あけ)の星どもは顔青ざめて性急に嘲笑(あざわ)らふのみ(初出原題「女」大正3年/1914年5月「假面」・詩集『転身の頌』大正6年/1917年より)儂を
『長谷川弘詩集』池谷竜編令和4年(2022年)6月21日刊『詩集奥ゆかしき玫瑰花(はまなす)』籾山書店・大正10年(1921年)1月19日刊廢園(あれぞの)の夕長谷川弘廢園に黄薔薇頂低(うなだ)れて小枝(さえだ)に鶯は縊死(くびくく)る名も知らぬ毒菌(どくたけ)生え茂りてうす闇に燐光の頭蓋(かしら)を振(ゆら)ぐ大理石(なめいし)の立像(ぞう)は仰樣(むけざま)に頽(くず)れ色蒼み乳白の血潮を流す胸病(むねやみ)五位鷺力なくあまた飛び交ひ隠沼(こもりゐ)に咯血
いつもブログを読んでいただき有難うございます。城跡と歴史で日本を元気にする「知られざる素晴らしき城跡と歴史のナビゲーター」の原一六四(ひろし)です。先日「ひさかた和紙」や「飯田水引」を使った飯田城栞を作って販売する事になった話をしましたら、早速に、ご購入いただいた方がおられまして本当、有難い限りです。早速にご購入いただきました方有難うございました。前回も書きましたが、この売り上げの一部は和紙や水引の保存そして史跡の保存などに役立たせていただきます。「私も応援してあげるよ
『高鍬侊佑全集』池谷竜編令和4年(2022年)8月10日刊『詩集月に開く窻』私家版・大正11年(1922年)8月6日刊月蒼ざめて何處(いづこ)にゆくや、指環(ゆびわ)、燃ゆる星、地獄に墜つるその槍のひかり………。山々、谷々、忘れられて靄(もや)に蔽(つゝ)まれ姿見に虹は紫――――戀人は佇(た)つ。蒼ざめて何處(いづこ)にゆくや。朝曉(あかつき)の玻璃戸に夢を贈る光の泡沫、銀の顫動は、障壁に飛ぶ彈丸よりも細やかに惱めるわが胸を擊つ。光燿の中に歌をおもひまた竟
『長谷川弘詩集』池谷竜編令和4年(2022年)6月21日刊『詩集奥ゆかしき玫瑰花(はまなす)』籾山書店・大正10年(1921年)1月19日刊廢園(あれぞの)の夕廢園に黄薔薇頂低(うなだ)れて小枝(さえだ)に鶯は縊死(くびくく)る名も知らぬ毒菌(どくたけ)生え茂りてうす闇に燐光の頭蓋(かしら)を振(ゆら)ぐ大理石(なめいし)の立像(ぞう)は仰樣(むけざま)に頽(くず)れ色蒼み乳白の血潮を流す胸病(むねやみ)五位鷺力なくあまた飛び交ひ隠沼(こもりゐ)に咯血(ち)を洗ふ
日夏耿之介・明治23年(1890年)2月22日生~昭和46年(1971年)6月13日没『吉田一穂「母」「白鳥」(『吉田一穂詩集』より)』吉田一穂・明治31年(1898年)8月15日生~昭和48年(1973年)3月1日没『日夏耿之介「墜ちきたる女性」「儂を制作った神さまよ」(『日夏耿之介全詩集』…ameblo.jp咒文及周圍日夏耿之介夢たをやかな密呪(みつじゆ)を誦(ず)すてふ蕃神(かみ)のやうな黄翁(おきな)が逝つた「秋(さはきり)」のことく「幸福(さいはい)」のことく「來(
日夏耿之介・明治23年(1890年)2月22日生~昭和46年(1971年)6月13日没『幻の大正詩人・棚夏針手』『棚夏針手全集上巻』池田竜編令和3年(2021年)6月1日刊『棚夏針手詩集』鶴岡善久編蜘蛛出版社・昭和55年(1980年)6月1日刊嘘棚夏針手本當に…ameblo.jp墜ちきたる女性日夏耿之介昏黒(くらやみ)の霄(そら)たかきより裸形の女性(をんな)墜ちきたる緑髪(かみ)微風(そよかぜ)にみだれ双手は大地をゆびさす劫初の古代(むかし)よりいままで恒に墜ちゆ
河井醉茗・明治7年(1874年)5月7日生~昭和40年(1965年)1月17日没、享年90歳春の詩集河井醉茗あなたの懐中にある小さな詩集を見せてくださいかくさないで――。それ一冊きりしかない若い時の詩集。隠してゐるのは、あなたばかりではないがをりをりは出して見せた方がよい。さういふ詩集は誰しも持つてゐます。をさないでせう、まづいでせう、感傷的でせう無分別で、あさはかで、つきつめてゐるでせう。けれども歌はないでゐられない淋しい自分が、なつかしく、かなしく、人恋しく
河井醉茗・明治7年(1874年)5月7日生~昭和40年(1965年没)1月17日没・享年90歳稚児の夢河井醉茗そらにきみのこゑをきけりむねとむねとかげとかげとそらにあひてこゑをきけりたびのひとのみてはかへるふるきかべにうたをのこしきみとともにそらをあゆむふかきもやはゆくにひらけうみはとほししまかやまかうごくものはみえずなりぬきしときしのはやきしほをおよぎこえしこひのもさはひとの