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歌舞伎座にはかれこれ20年ほど毎月通っているのですが、実は一幕見の経験がありませんでした。観たい芝居が格安で観られるその魅力はわかっていたのですが、当日に列に並んでチケットを取る、というのがハードルが高くって。ところがです、松竹の公式ホームページを何を探すでもなく眺めていたら、今はこの一幕見席、上演前日の正午12時からネットでチケットが予約できるようになっている!!(前日12時~各幕開幕10分前まで販売。約70席。当日販売の自由席も約20席あり)
東京での仕事の合間、歌舞伎座での4月大歌舞伎の、夜の部に行くことができました。なんといっても、玉三郎と仁左衛門の憎めない悪が楽しめる、「土手のお六」と「鬼門の喜兵衛」です。南北作の「於染久松色読販」のスピンアウトで、あの手この手で金をせしめようとする、悪の魅力。コロナ禍の3年前と、コロナ前の6年前に、同じような座組で拝見したのが、ちょっとした既視感。大名家で宝刀が盗まれて、その罪で家臣が切腹。その娘の竹川は奥女中で、息子の久松は丁稚奉公。竹川に仕えていて、今は莨屋や裁縫を営む
4月11日(木)、四月大歌舞伎、夜の部。至福の時を過ごしました。最初の演目は、『於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)』。土手のお六を、坂東玉三郎。鬼門の喜兵衛を、片岡仁左衛門。この玉三郎と仁左衛門による、『於染久松色読販』。すでに、何回か、公演を重ねて。記憶するのは、1977(昭和52)年。それから、41年ぶりの、2018(平成30)年。そして、2021(令和3)年。そして、今年の四月大歌舞伎。美しさに、奥行きが生まれ。物語のなかの人物が、生身の肉体を持ち。
こんばんはごきげんいかがですか演目が発表された時から、絶対観に来たかった「四月大歌舞伎」夜の部観に来れて良かったです仁左衛門さんと玉三郎さんの土手のお六・鬼門の喜兵衛色悪と悪婆の夫婦、息がピッタリすぎますー神田祭鳶頭と芸者、まさに、二人のための踊りでしたもう一つは、四季という春夏秋冬、それぞれの場面の踊り。お家元の尾上松緑さんも出演されていました。春夏秋冬、変化があり美しく、見応えのある踊りでしたあっという間の3時間でした明日もこちらにいるので、娘のお
こんばんはいつもお読みくださりありがとうございます歌舞伎座四月大歌舞伎於染久松色読販土手のお六鬼門の喜兵衛玉三郎仁左衛門最強最高コンビの鶴屋南北作品この二人の描く南北の世界、空気、色を見逃すというのは今を生きているなら損である玉三郎さんのつよさもかわいさもあるお六が好きで、セリフのころりころりと響いて気持ち良いのを一緒に生きることが出来るのが宝物で、私は嬉しくて嬉しくて🌸しあわせ🌸こう、玉三郎さんのセリフのあのかわいさ心地よさ香りはなんなんだろう。なんでこんなにころりころ
久々に、Mさんと桟敷席会(健全)。彼女は、めでたい焼きが大好きなので、幕間にすぐに買いにいける西桟敷をとった。まあ、マヨエールも、西は好きなのだ。西方浄土を想起させるし、長く続いたPJさんたちとの、来世でのことを考えられるからねえ。そもそも、委託殺人、営利誘拐、強盗殺人、そういう内容を含むゲスい芝居をやっているところで、ゲスい活動のことを考えても問題なかろう。日本は、宝塚歌劇を「国劇」にしておいたほうがよかったのかもしれないwまあいろいろ問題はあるけど、AK47みたいなグループより
四月大歌舞伎夜の部『於染久松色読販』『神田祭』。2018年3月・2021年2月と今回3度目。初見は、自分が歌舞伎と出逢った頃。バレエでスペイン舞踊を練習してたものの型が決まらず、見栄を切るメリハリを観たいと思い立って歌舞伎(今思うと突飛な・・)。実際は参考にしようとするだけでも畏れ多い芸の世界だった。以来、俄かに歌舞伎好きになっている。『於染久松色読販』「ニザ玉」悪玉夫婦。すんごくふてぶてしい玉三郎嫁と、美脚まくりまくりの仁左衛門旦那。悪が清々しくて、たびたび客席から笑いと拍手が起きる
夜の部見てきました今回は鶴屋南北作於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)鬼婆と呼ばれるお六(玉三郎さん)と強悪な喜兵衛(仁左衛門さん)夫婦がお金欲しさに死体に細工をしたうえですり替え大店へ乗り込み強請たかりを働きます平気で悪事を働くこの夫婦がなんとも魅力的なのは仁左衛門さんと玉三郎さんならではのことと思います次は神田祭同じ仁左衛門さんと玉三郎さんが粋でいなせな鳶頭と艶やかであだな様子の芸者に扮し踊ります先程の悪徳夫婦とは打って変わって
玉三郎/仁左衛門/錦之助/彦三郎/橘太郎/中村福之助/松三/千次郎ここんとこ毎年4月の歌舞伎座は仁左玉祭りで(以前は6月だったよね)春にふさわしくて大変よろしいです😊昨年10月御園座「錦秋特別公演」で、お二人の「神田祭」を、心の中でキャーキャー言いながら観まして、観終わった直後に、ああまた観たい!すぐ観たい!と念じるような気持ちになったのですが、その半年後にこうして歌舞伎座でそれが実現するとは~😭あのときは最初の演目が「東海道四谷怪談」でしたが、今回は同じ南北作品でも軽めのこちらにし
四月大歌舞伎は愛之助さんの夏祭を、実は一番楽しみにしていて、通常だったらこれだけで充分、と言いたいところだったのですが、やはり孝玉コンビのお六と喜兵衛をもう一回見たい、というので、やっぱり夜の部も見に行ってしまいました^^。この演目、2,3年前だったと思うのですが、神田祭とのセットで見たことがあります。ふたりの外道めいた生き様が逆に清々しくも粋で、物凄くカッコいい役だと思っているのですが、やはりイチ観客としては、折角仁左衛門様と玉三郎様が拝見できるのだったら、とびきり美しい二人を見たい、と
今回のブログは、おととい4月2日に観てきました歌舞伎座初日、夜の部の感想です。四月大歌舞伎@歌舞伎座夜の部一、於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)今月の歌舞伎座、夜の部はなんといっても、にざ玉コンビの演目が2つあるということです!そのひとつ目がこのお芝居。作者は、「東海道四谷怪談」や「盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)」など数々の名作を生みだした四代目鶴屋南北。奇想天外
おはよう昨日は歌舞伎座で仁左衛門さんと玉三郎さんの<於染久松色読販>と<神田祭>を拝見しました👀今月、行こうかどうしようか迷っている方は是非御覧下さい舞台を拝見しながら、この役と舞踊をお二人が後輩の誰に託すのだろうと気になりましたこの先、ある程度うまく演じることはできたとしても、お二人のように観客をウットリさせるコンビがはたして現れるかどうかお客様の夢を壊さないための日頃の摂生と、ディテールをおろそかにしないことの大切さを教えてくれる華やかな舞台でした
こんにちは百花ももはなです。今日は花文字講座でした誌上展の作品も提出できました先月、字が大きいとのご指摘でしたので今月は、そのまま小さくしたら絵柄が小さくなりました少し考えたら分かるのですがでも参加する事に意義があります自分では可愛くて気に入っています前回の誌上展の作品は花文字ソムリエ協会から老人ホームの方々へプレゼントさせていただいたらとても喜んでくださったそうなので今回もプレゼントしていただこうと思います花文字講座の後びわ湖ホールへ行きま
今更雑感シリーズ今月も、仁左衛門様☆×玉三郎さんの【桜姫東文章】が大人気ですがこちらも凄い人気で。2等席の最後尾?らへんしか取れなかった。。【於染久松色読販】と【神田祭】のセットは約3年前にも観たのだけど、何かパワーアップしてた。なんでしょうね。仁左衛門様☆と玉三郎さんがエロくて可愛くて美しいの3年前も、太郎七は彦さん(←彦三郎さん)だったし番頭善六は千次郎さんだったし久太は吉太朗くんだったそういうのがとても嬉しい!びっくりするくらい、吉太朗くんが大人でビビる。あと、中村福之助くんが
2月21日(日)、第一部に続いて、第二部を見ました。第一部の終演が、12時50分。第二部の開演が、14時15分。で、第二部の最初の演目は、『於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)』。作者は、4世鶴屋南北。1813(文化10)年3月、森田座で初演。しかし、その後、上演は絶え。1934(昭和9)年、渥美清太郎が、前進座のために復活。もともと、1710(宝永7)年、大坂で、質店油屋の娘そめと、丁稚の久松との情死事件があり、それを題材にした人形浄瑠璃や歌舞伎の作品群があったので
こんばんはごきげんいかがですか「二月大歌舞伎」滑り込みで、歌舞伎座に行って来れました中村勘九郎さんと中村勘太郎くんの「連獅子」が観たくて〜期待以上の舞踊でした「連獅子」とは、獅子は、子を谷底に突き落し、這い上がってきたものだけを育てるという、故事を舞踊化したものです。前半は狂言師として、手獅子を使い、子を谷に突き落とす様や親子の愛情を表現し、後半は獅子の精となって、毛振りや狂いの舞を表現します。勘九郎さんの親獅子も何度か観ていますが、厳しさの中に溢れ出る子への愛情、見守
二月大歌舞伎(第二部)『於染久松色読販』『神田祭』坂東玉三郎、片岡仁左衛門、河原崎権十郎、坂東彦三郎、他。『於染久松色読販』(おそめひさまつうきなのよみうり)鶴屋南北作、渥美清太郎改訂土手のお六、鬼門の喜兵衛の回二幕もの名刀義光の折紙(保証書)を見つけた質屋の油屋乗っ取りを目論む九助は、邪魔な丁稚久太をフグでも女でも食って来なぁとお金を渡して追い払い、折紙をとりあえず隠しておくのにたまたま放置されてたヨメナ売りのカゴの中にひそませる。ヨメナ売りの久作が戻ってくると九
加齢なる一族(友人、私)、二月大歌舞伎の第二部に行きました♫一、於染久松色読販土手のお六(坂東玉三郎)と、鬼門の喜兵衛(片岡仁左衛門)は悪事を働く夫婦。向島・小梅で莨屋(たばこや)を営むお六のもとへ、かつて仕えていた奥女中の竹川から手紙が届きます。そこには、紛失していた御家の重宝の名刀・午王吉光と折紙が油屋にあることがわかったので、とり戻すために必要な百両の金を工面してほしいとあります。お六が思案しているところへ、亭主・鬼門の喜兵衛が帰ってきます。しかし、実はそれらを盗み
今日もぽかぽか☀なかなか火曜日の昼間に家にいることがなくテレビって面白いものがない・・・二月の歌舞伎座の演目「於染久松色読販」以前録画したものがあったのでこんな時にはおうちで歌舞伎😌写真がないので今月の「於染久松色読販~新版お染の七役」2003年(平成15年)10月歌舞伎座玉三郎さんが土手のお六他七役をされていて鬼門の喜兵衛は團十郎さん権十郎さんは今月と同じ山家屋清兵衛で久作に段四郎さん松緑さんや猿之助さんも出演されていて観てみたらとても豪華な配役✨でした丁稚長太
去年の夏に公演を再開した歌舞伎座はコロナ対策を徹底するため幕間なしで総入れ替えの4部制を実施してきましたが2021年1月からは総入れ替えはそのままで幕間ありの3部制の形で上演することに先日観劇した二月大歌舞伎の第二部は仁左衛門さんと玉三郎さんによる「於染久松色読販」と「神田祭」同じ演目が2018年に上演されていて41年ぶりの2人の夫婦役ということで観に行きましたが再び観られて感激"若い時から一緒なので理屈じゃなくお互いによく分かっている"と前回の共演でも玉三郎さんは話し
二月の歌舞伎座も三部制でそれぞれ二幕。第一部は10:30~12:50で幕間は15分。早起きな上、ランチに困る時間帯(場内での食事はNG実施中)なので、第二部をチョイス。こちらは14:15~16:00で幕間は20分とややコンパクト。「収容人数の50%」を上限に「最大5000人」までという制限があるため、オペラもバレエもミュージカルもコンサートも、のきなみ「チケット販売終了」となっている中、歌舞伎座は未だにチケット状況が◎だったりします。観客の意識が高いのか、年齢が高いのかわかりませんが、急
歌舞伎座の二月大歌舞伎に行きました。まずは、「於染久松色読販」から、「土手のお六」と「鬼門の喜兵衛」です。旧主から盗まれた宝刀を取り返すために、百両を工面しようとする、土手のお六。馬の尻尾の鬘と、べらんめえ口調。いわゆる「悪婆」ですが、婀娜な姿に年増の色気がむんむん。その宝刀を盗んだ張本人が、鬼門の喜兵衛。これが、悪知恵の発想力と実行力が抜群の、ワルの典型。思惑は違っても、同じ強請を企むところは、やっぱり夫婦。てきぱきと、共同作業を進めていきます。この二人には、2年
二月大歌舞伎の第二部「於染久松色読販」「神田祭」第三部「奥州安達原」「連獅子」大好きな玉三郎さまと仁左衛門さん勘九郎さん、七之助さん、そして勘九郎さんのお子さまたちの勘太郎くん、長三郎くんがが出演ということで二等席で見て参りましたー!💴💴💴まずは「於染久松色読販」ざっくりあらすじいうと、土手のお六(玉三郎)と鬼門の喜兵衛(仁左衛門)という悪事を働く夫婦がお金を取るためにある店に強請りに行く話(ざっくり過ぎ〜)見どころは玉三郎・仁左衛門の悪っぷりです!男まさりに悪態をつく玉三郎さ
「於染久松色読販」玉三郎/仁左衛門/権十郎/彦三郎/吉之丞/片岡千次郎/上村吉太朗/中村福之助初日に、まず第二部を観てきました。今回の、仁左玉での「於染久松色読販」から「神田祭」に、という流れ、2018年3月のときと同じですね。ゆすり場も楽しいちょいワル夫婦から華やぎのラブラブカップルへ。雰囲気が180度違う2作を組み合わせる構成を考えついた人、グッジョブ。仁左玉の(役者としてもだけと)夫婦/恋人としての魅力が300%あふれていて、もーね、明日も頑張ろうって気になりました😁今回は短縮版
皆大好き仁左衛門様☆&玉三郎さんチケット取るの、めっちゃドキドキでした!1階の2等席での観劇。ちょっと見えにくいところも有ったけど同じ空間を共有出来ただけでも幸せメインの方々。【於染久松色読販】あらすじ大名千葉家に伝わる「午王吉光」の刀を盗まれてしまった罪で、家臣の石津久之進は切腹→→家名断絶その亡き後、千葉家に奥女中として仕える娘の竹川と。息子の久松は父の汚名を晴らして……家名再興のために宝刀とその鑑定書である「折紙」の行方を探そうとしていた。。そこで久松は、質屋の油屋へ丁稚奉
―十二月大歌舞伎―昼の部於染久松色読販お染の七役浄瑠璃「心中翌の噂」中村壱太郎七役相勤め申し候―庵崎久作役―12:53幕が開き昼の部の第二部がスタートどす《序幕第一場柳島妙見の場》場面は参拝客が行き交う柳島妙見堂前の景色舞台セットの配置は、上手に妙見堂、下手に茶店セットは上手から順に、白蛇の絵が祀られた本堂、その横に妙見大菩薩と書かれた大きな提灯が二つ、石鳥居、紙垂を垂らした松の大木、「お休處」と書かれた幟を立てた茶店の家屋。家屋にも「お休
加齢なる一族、十二月大歌舞伎の昼の部に行くの続きです…。二、於染久松色読販質店油屋の娘お染(中村壱太郎)は、丁稚久松(中村壱太郎)と言い交した深い仲。しかしお染の母貞昌(中村壱太郎)は、身代が傾き出した油屋を立て直すためお染と山家屋清兵衛との縁談話を進めています。一方の久松は、油屋に奉公していますが実はお光(中村壱太郎)という許嫁もいる武家の子息。紛失した家の重宝「午王吉光」の刀と折紙を探しています。刀と折紙は鬼門の喜兵衛(尾上松緑)によって盗み出され油屋に質入れされ
12月14日(金)、十二月大歌舞伎の昼の部を、歌舞伎座で、見ました。最初の演目は、『幸助餅』。この初演は、1915(大正4)年12月、京都にあった夷谷(えびす)座で、曽我廼家五郎の作。曽我廼家喜劇として、誕生しています。それを、1975(昭和50)年1月に、松竹新喜劇の藤山寛美が、五場を三場へと変えて。歌舞伎での初演は、2005(平成17)年1月、大阪の松竹座。現在の中村鴈治郎が、主人公の幸助を演じています。で、歌舞伎座での上演は、今回が初めて。で、はじめて見る作品なのです。主人公の
歌舞伎座へ行って来ました。なんだか久しぶりの歌舞伎座。幕が開いた瞬間の匂いを懐かしく思いました。3月の“滝の白糸”以来かな。(7月も行ったけど3階だったし。)“幸助餅”なんだか今月は、松竹さん“幸助餅”にはまったく力をいれてくれてないなぁ~とヒシヒシと感じられ、寂しかったです。それはさておき、なんかああいった頼りないお役って、松也さんにピッタリですね。幸助があんなだから、おきみさんやお袖ちゃんがしっかりとしているんだろうな…。お袖ちゃんの児太郎くん、セリフまわしや所作がなんだか
2018年の観劇納め。歌舞伎座に始まり、歌舞伎座に終わる歳でした。まさか年に3度も歌舞伎座へ行けるとは…飛行機の中ではちょうど歌舞伎仕立ての機内案内が始まったばかり。観劇旅行にぴったりのスタートクリスマスイブイブにはイベントもアリ。その名も「中村壱太郎を囲む会」お土産がもったいなくて使えるかな!?笑ゲストに尾上右近さんも登場!!「スーツでパワーポイントってプレゼンしてるサラリーマンみたい?」と言いながら、七役の裏側を少し見させてもらったり、舞台に関するクイズもありました