荘園は我が国で八世紀後半から十六世紀末までの八世紀にわたって存在した土地支配制度である。当初は中央政府が税役徴収のための基盤だったわけだが、人口増加や、社会秩序の複雑化によって年支配構造も変化していく。この支配構造を基本的に規定しているのが律令制であるが、その時々や地域によって多くの施行法が発給され、これによって利益を得るものと損失するものがあらわれ、争議となることもあった。これ以前に上位組織が必要とする税役が荘園からの上納を上回っていることも多く、その場合は他荘園への略奪が起き、これも争議とな