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前回まではこちら⬇️目次我は北条泰時(ほうじょうやすとき)が妹、竹子(たけこ)です。泰時と家臣の尾藤弥助(びとうやすけ)、長崎次郎(ながさきじろう)は上野国の新田荘(にったのしょう)で新田氏(にったし)を仕切る新田尼(にったのあま)に出会い、土地の開墾を手伝っていました。開墾は武士や百姓、みんなでやっていたんだよ。新田尼「皆、少し休憩にしましょう」新田尼の呼びかけに皆、手を止め休み出しました。新田尼「先ほど、近くの川で汲んできた水です。ひと息つきましょう。」泰時「これはありがたい
前回まではこちら⬇️目次諸行無常の世の中…我は北条泰時(ほうじょうやすとき)が妹、竹子(たけこ)です。新田荘(にったのしょう)に入った泰時らが見たのは土地の開墾している武士たちでした。開墾して作物の取れる田畑を拡げていたんだね。しかし、1人だけ何もせず立っているものがいました。それが新田氏の4代目当主・新田政義(にったまさよし)でした。政義の姿を見て祖母である新田尼(にったのあま)はきつく叱りました。新田尼「これ!政義殿!皆が一生懸命働いているのに、あなたは何をしているのですか⁉
前回まではこちら⬇️目次諸行無常の世の中…我は北条泰時(ほうじょうやすとき)が妹、竹子(たけこ)です。泰時と家臣の尾藤弥助(ひどうやすけ)、長崎次郎(ながさきじろう)は新田荘(にったのしょう)に向かう途中、楠で雨やどりをしていたら新田氏(にったし)の新田尼(にったのあま)に出会いました。新田尼さんは新田氏の2代目当主・新田義兼(にったよしかね)の妻なんだよ。新田尼「もしかして新田荘に向かわれてますか?」泰時「ええ、我らは諸国見聞の旅をしておりますゆえ。」新田尼「私も新田に戻るとこ
前回まではこちら⬇️目次諸行無常の世の中…我は北条泰時(ほうじょうやすとき)が妹、竹子(たけこ)です。山伏姿に身を変えた泰時らは足利荘から上野国の新田荘に向かっていました。足利荘と新田荘は近いんだね。泰時は先にあった畠山義純(はたけやまよしずみ)のことを考えていました。泰時『義純殿は我が北条の娘を妻に迎えたため、それまでいた妻を離縁したと言っていた…離縁した妻は、新田(にった)の娘だとも…』新田は北条に対して悪い感情を持っているだろうと泰時は思いました。しらばく歩いていると小雨