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新古今集後鳥羽院と定家の時代田淵句美子著角川学芸出版発行角川選書481平成22年12月25日初版発行お名前からして「句」に人生を捧げておられるような著者による、後鳥羽院と藤原定家という熱い歌人を中心とした、和歌の黄金期の、映像を描き出しています。第一章新古今時代の前夜一後鳥羽天皇の誕生新古今時代を作った帝王二和歌の家の親子藤原俊成と定家中世前期においては、宮廷の政治と文学・文化とは、人的にも空間的にも、同心円状にある。勅撰集は、単なる秀歌の
[書遊び]「百人一首」<四番・田子の浦に>⭐lightです。『田子の浦にうち出(い)でてみれば白妙(しろたえ)の富士の高嶺(たかね)に雪は降りつつ』山部赤人(やまべのあかひと)(訳)田子の浦の浜に出て、遠くを見上げると、富士の高嶺に真っ白に雪が降り積もっているよ。●[田子の浦]駿河国(現在の静岡県)の海岸[白妙(しろたえ)]・コウゾ類の木の皮の繊維で作った純白の布・富
歌合は左右ふたつの歌を番わせるものだったのが、次第に優劣を競うようになり、「勝」とか「持(じ:引き分け)」と判定されるようになりました。たとえば、「六百番歌合」で左勝女房蓬生の末葉の露の消えかへりなをこの世にと待たん物かは右家隆頼めとや頼めし宵の更くるこそかつがつ変る心なりけれ左右互いに事宜しき之由申す判云、両首共に姿詞は優に侍にとりて、左「蓬生の末葉の露」宜しく聞ゆ。左の勝なるべし。という風になっていま
京都旅行の続きです。常寂光寺のあと、嵯峨野をさらに奥の方へ歩いていきました。二尊院に行く道の手前に公園のようなエリアがあったので入ってみました。そこは小倉百人一首文芸苑,屋外展示施設でした。そういえば、このエリアだけでなく、今回も通ってきた嵐山公園亀山地区の展望台へ行く途中にも屋外展示がありました。上の地図にも載っています。とても広々としています。外国の方達も時折散策していました。学生の頃、かるた大会があったり、高校生の頃はスポーツ系の部活の他にもかるた同好会に入ったりしていたの
下記の商品は本日入荷したホンの一部です。『中世和歌の情景新古今集と新葉集』(君嶋亜紀)2023年、塙書房刊定価16,000円+税売価14,000円『近世節用集史の研究』(佐藤貴裕)2019年、武蔵野書院刊定価12,000円+税売価9,600円+税『良寛詩歌の研究-その素材と表現-』(上芝令子)2020年、和泉書院刊定価9,000円+税売価7,200円+税上記の商品はインターネット古書検索サイト「日本の古本屋」で御注文いただけます
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https://kaoruikeda.hatenablog.com/entry/2023/07/28/080921百人一首探訪-UtsukeBron和歌の世界で多くを占めるのが四季の歌と恋の歌です。百人一首は恋歌が半ば近い43首を占め、四季歌は32首です。その中で夏は4首しかなく最少ですが、今まさに猛暑なので、夏の歌に注目してみましょう。持統天皇の和歌〈春過ぎて夏来にけらし白妙の衣干すてふ天の香具山〉最初は、百人一首の二番で、春の季節が過ぎて夏がやって来たようだ、白妙の衣を干すと
紫式部や新古今集の創作活動を見るとおそらくそうなのでしょうね日本のアニメや漫画の世界的流行とも無関係ではないでしょう世界中の憧れであり、物語りせんハリウッドとの脚本等のコラボもいいですね、
忘れじの行く末(ゆくすえ)までは難(かた)ければ今日(けふ)を限りの命ともかな新古今集ヨリ【現代語訳】「いつまでも忘れない」という言葉が、遠い将来まで変わらないというのは難しいでしょう。だから、その言葉を聞いた今日を限りに命が尽きてしまえばいいのに。この時代は、一夫多妻の通い婚と言って男性が好きな女性のもとを訪れる形式だったようです。女性は、ただ待
短くも、儚く散る桜花に魅了されましたそして明日の、明日へのと夢をつなぐ葉桜、また美しい桜花を咲かせてくれるでしょう青葉さへ見れば心のとまるかな散りし花の名残と思えば(西行/新古今集)豆腐バーで一杯~身近な情報が一番です~
1月18日【かささぎの】かささぎの渡せる橋におく霜の白きを見れば夜ぞふけにける新古今集中納言家持かささぎの群れが翼を広げて橋を架けたといわれる天の川。その天の川にたとえられる宮中の橋に真っ白な霜が降りて、その白の深さを見るにつけても、夜もいっそう更けてきたことよ。---------------------七夕の牽牛と彦星の言い伝えをふまえつつ、宮中の冬の夜を歌う歌知性、教養、美意識は、知っていることで人生を豊かにしてくれる#和歌#か
1月15日【たっぷりと】たっぷりと君に抱かれているようなグリンのセーター着て冬になるサラダ記念日俵万智---------------------目を閉じてその光景を思い浮かべて心あたたまり笑顔になれるそんな幸せを届けてくれる歌っていいですね#和歌#たっぷりと#サラダ記念日#俵万智
1月14日【寒いねと】「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさサラダ記念日俵万智---------------------これも説明不要の現在の名歌平易な表現で詠いあげる中、しかも限られた字句の中で言外に感情を表する選び抜かれた言葉が心掴まれます#和歌#寒いねと#サラダ記念日#俵万智
1月13日【田子の浦に】田子の浦にうち出でてみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ新古今集山部赤人田子の浦に出かけて、遙かにふり仰いで見ると、白い布をかぶったように真っ白い富士の高い嶺が見え、そこに雪が降り積もっている。---------------------もはや説明不要の、言わずと知れた山部赤人の歌なお、この歌の田子の浦は静岡県庵原郡由比町から西南の海岸現在の田子の浦はそこよりもっと東の富士市の海岸だそう#和歌#田子の浦に#新古今集
少しずつ味読して、やっと読了。理屈の人、朔太郎の真骨頂。質実剛健で雄大、素朴で激しい感情を歌った万葉集を朔太郎は評価する(p32-33、50、56-57、176-180)。久方の天つみ空に照れる日の失せなむ日こそわが恋ひ止まめ(p31)敷島の日本(やまと)の国に人二人ありしと思はば何か嘆かむ(p33)天の太陽がなくなったら私の恋は終わるのだ。この世にはあなたと私さえいればいいのだ。壮大でストレートな歌が多い。ところが古今集から、形式的で
昨日の一読は第三章の「3連歌」の「ロ心敬の連歌」までです。前回の和歌に続いて、あまり気づきがないかと思いきや、心敬の連歌の内容はとても興味深かったです。なぜなら、心敬が求めた「歌道」が「仏道」に通じるというフレーズが出てきたからです。どうやら心敬は新古今集の良さに気づいていたらしく、心敬の気づきから新古今集の大事さに気づけるかもしれないと思いました。正直に言うと、岡田先生が重視する「簡素の精神」に関してはどこまで深掘りできるかは定かではありませんが、今回のように「道」の文化に関する内容に
6月3日の一読は第三章の続きで「二古今集」と「ホ新古今集」までです。ここでは万葉集との対比でそれぞれがどのような和歌になっているかが岡田先生によって取り上げられていましたが、前回の万葉集の時に感じられた魅力があまり気づけませんでした。和歌としてみれば、古今集も新古今集もそれなりの意義があるのだと思いますが、歌人の心情に入り込んだ作品が増えていって、正直共感できる点が少なくなっていったと思いました。おそらく当時の人たちが和歌として残そうとしたこと自体が世界的にみれば、注目に値することなのか
今朝眠りとの狭間のまどろみのなか、こんな映像が見えた。筆で、言葉を書いている自分の姿。細長い白い紙に、難しい書体。なんて書いているのか分からないが、真剣に書いているのは分かる。下まで書くと、ぴっと紙を引っ張り、続きを書こうとするさま。しんこきんしゅう新古今和歌集令和鎌倉いつたりきたりいとたのしやー
画像は降り止んだあと、こんなもので良かったです。画像の左上の畑の向こうには梅の花が咲いており、雪と重なる景色はちょっと幻想的でした。この様子を見て、ふと、春日野の下萌えわたる草の上につれなく見ゆる春の淡雪(新古今集巻第一春歌上源国信)という歌を思い出しました。たまにはこんな外れたことを書きますが、あくまでも車ブログです。
春日野の下萌えわたる草の上につれなく見ゆる春のあわ雪源国信新古今集巻ー1まさに今日この頃のふうけいです散歩をしていたらもうわずかに緑が草の中に見えていますそれなのにまたこの週末は雪模様だとかそれにしても枯草や木々にわずかの雪が降る様はもうすぐに春が来ると思われてと
今日の松本の最低気温は-10℃。日陰にはまだ雪が残っているものの良く晴れた1日でした。お正月二日目の朝はお汁粉。昨夜茹でておいた小豆に味付けをしてお汁粉を頂きました。毎年、長女が夫にプレゼントしていたカレンダーは昨年までの印刷サービスが終了してしまったとかで絵ではなく夫が撮った写真に戻りました。『暦睦月』今年の夫のカレンダーです(*^^*)いつもの様に夫の描いた絵をカレンダーにした長女からのクリスマスプレゼントです。以前は夫の撮った写真から選んでいましたがそれ…ameblo.
次の2首は、定家と同時代の歌です。九条良経(1169-1206)後鳥羽院(1180-1239)(1200作)いずれも、観念的から脱して、より具体的、蝶が主体となった叙景の歌となっています。わが宿の春の花園見るたびに飛びかふ蝶の人なれにける九条良経(秋篠月清集十題百首)うすくこき園の胡蝶はたはぶれて霞める空に飛びまがふ哉後鳥羽院(正治二年八月御百首)うすくこき=ある
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*:..。o○○o。..:*梶間和歌プロフィール小説歌集『生殖の海』歌をやり取りするfacebookグループ和歌を学ぶ「歌塾」個別動画視聴ページ基礎講座初級講座*:..。o○○o。..:*現代短歌新聞2021年4月号に作品掲載「源氏で紡ぐ和歌便り」2021年10月分掲載*:..。o○○o。..:*だいしらずきえかへりいはまにまよふ水のあわのしばしやどかる薄氷かな九条良経新古今和歌集冬632【現代語訳】結んだ
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*:..。o○○o。..:*梶間和歌プロフィール小説歌集『生殖の海』歌をやり取りするfacebookグループ和歌を学ぶ「歌塾」個別動画視聴ページ基礎講座初級講座*:..。o○○o。..:*現代短歌新聞2021年4月号に作品掲載「源氏で紡ぐ和歌便り」2021年10月分掲載*:..。o○○o。..:*題しらずつのくにの難波の春はゆめなれやあしのかれはに風わたるなり西行新古今和歌集冬625【現代語訳】古歌に詠まれ
*:..。o○○o。..:*梶間和歌プロフィール小説歌集『生殖の海』歌をやり取りするfacebookグループ和歌を学ぶ「歌塾」個別動画視聴ページ基礎講座初級講座*:..。o○○o。..:*現代短歌新聞2021年4月号に作品掲載「源氏で紡ぐ和歌便り」2021年10月分掲載*:..。o○○o。..:*和歌所歌合に、月のもとに衣うつといふことをまどろまでながめよとてのすさびかなあさのさ衣月にうつ声宮内卿新古今和歌集秋下479