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角田光代女史のお名前はかつてから折あるごとに耳にしておりました。何分にも同い年ですから、妙に同士感があります。彼女の学び舎だった大学が都電荒川線の路面電車で我が母校と繋がっていたことも少々手伝っているかもしれません。ただ誤解のないように、女史とは全く面識も接点もありません。雲の上の存在です。最近、山野辺氏の『いつか深い穴に〜』を読了した際に、同書が文藝賞を受賞したことを話題にしましたが、その選考委員に20年近く角田女史が携わっていることに言及致しました。その影響があっ
]ある読書ユーチューバがこの本について詳説していたのが正直なところこの本を拾った経緯です。市立図書館を検索したらすぐに入手できました。出版され、その年(2018年)の文藝賞※をとって8年経っていますので、世間の話題性からすればちょっと落ち着いた、というところでしょう。ストーリはさほど難しいものではなく、第二次世界大戦敗戦後、日本が平和の時代に国家として取り組むべき大事業を興すことが求められた時、運輸省の若手官僚山本は底無しの穴をブラジルまで掘ることを思いつくのです。そし
先日に彼女の「愛すのヂャーニィ」を読んで大いに感動したので、他の作者を置いても彼女のデビュー作で第59回文藝賞を受賞した(22年、19歳)、「ビューティフルからビューティフルへ」を早速読了しました。やはり新時代を拓く未来派作家として、きわめて強力であり、破壊的ですらあります。この作品の主要な登場人物は以下の4人です。①清川静(女子)、②俺(ビルE、ショウ)(男子)、③ダイ(男子)、④椎名ナナ(七)(女子)で、全員高校3年生。この内前3者は馬鹿高校(固有名詞)の同級生で、ナナのみ進学校の
こんな方におススメ・刺激が欲しい人・言葉遊びが好きな人・斬新な新鮮さを味わいたい人ビューティフルからビューティフルへAmazon(アマゾン)1,386円【読もうと思った理由】表紙に惹かれて。【感想】正直に言うと、初めは「どういうこと?」という感想でした。使われている言葉自体は簡単なのに、言葉の羅列が難しくて、何度読んでもあまり理解できず、わたしには合わないかなぁと…。でも、ひとつだけ思ったのは、まるで登場人物全員が“わたし”なんで
星野智幸さんは1997年に『最後の吐息』で文藝賞を受賞してデビューした小説家です🆕🏅星野智幸さんの主な短編小説集に『ファンタジスタ』、『われら猫の子』、『焔』が有ります✏️📕星野智幸さんの作品で個人的にお薦めしたい本は長編小説の『俺俺』です🤗ストーリーは主人公の「俺」がある日盗んだ携帯電話で、成り行きからオレオレ詐欺の電話を掛けてしまいます📲その日から「俺」が増殖し始めます😵❗市役所で生活保護を申請する俺、大学生の俺等が多数出現します🤔やがて増え過ぎた俺達は殺し合いを始めるのでした🔫💥…とい
若竹千佐子さんのデビュー作&文藝賞受賞作&芥川賞受賞作(初出は2017年)。主人公の桃子さんは70代。息子と娘は独り立ちし、夫にも先立たれ、孤独で楽しいひとり暮らしを満喫中。と聞けば昨今はやりの、キラキラ老後ライフかと思ったらさにあらず。桃子さんってけっこうずぼら、部屋はちらかり、そして過去の悔恨を抱えて生きている。親の立場から、子どもを差別してしまうこと、子どもに人生を仮託しようとして子どもを押しつぶしてしまう弱さが、小説のなかでここまでキッパリと描かれたのを私ははじめて見たような気がする
安堂ホセ『ジャクソンひとり』(2022)を読みました。第59回文藝賞受賞衝撃のデビュー作!東京に暮らすブラックミックスたちが企む鮮やかな逆襲劇「実際に生きてるってこと。盗用したポルノごっこじゃなくて」アフリカのどこかと日本のハーフで、昔モデルやってて、ゲイらしい――。スポーツブランドのスタッフ専用ジムで整体師をするジャクソンについての噂。ある日、彼のTシャツから偶然QRコードが読み取られ、そこにはブラックミックスの男が裸で磔にされた姿が映されていた。誰もが一目で男をジャクソンだと判断し、本人
若竹千佐子著『おらおらでひとりいぐも』第54回文藝賞第158回芥川龍之介賞受賞作品2022年9月に、アジア、アフリカ、ラテンアメリカ、アラブ世界の女性作家の作品に贈呈されるドイツの文学賞・リベラトゥール賞を受賞したニュースを見て、読みたいな~と思っていたんだけど。今回、本より先に映画で観る機会が有りました。それも初めてのバリアフリー上映で!娯楽作品的な映画ではないけど、面白かった~!お勧めです。バリアフリー上映は、それが必要ない方はやめた方が良いと思います。こういうモノか
安堂ホセさんのデビュー作で、第59回文藝賞受賞作&第168回芥川賞候補作。こないだ芥川賞が発表されたとき、候補作のなかでいちばん気になったのがこれでした。読んでもないうちから、「あー、私、この小説が書かれるのを待ってた」と思った。主人公のジャクソンは、ブラックミックスでゲイの日本人。ある日、何者かから送られてきたロンティーを着て会社に行ったジャクソンは、背中のQRコードをスマホで読み取られ、そこにブラックミックスの男が出てくるリベンジポルノと思しき動画が映し出されたもんだから職場が騒然。いった
暖かすぎて花粉飛びすぎ!人種や性的指向への偏見に対してカジュアル?に戦う主人公たちそんな物語を読む内容第59回文藝賞受賞東京に暮らすブラックミックスたちが企む鮮やかな逆襲劇アフリカのどこかと日本のハーフで、昔モデルやってて、ゲイらしい――。スポーツブランドのスタッフ専用ジムで整体師をするジャクソンについての噂。ある日、彼のTシャツから偶然QRコードが読み取られ、そこにはブラックミックスの男が裸で磔にされた姿が映されていた。誰もが一目で男をジャクソンだと判断し、本人が否定しても信
2月のななにーが始まりました💕毎月観れるのは、とても楽しみです。インテリアゴロウのコーナーで、19歳で文藝賞を受賞した日比野コレコさんとの対談を聞いて、最近本を全く読んでいない事に気づかされました。結婚してから、読む機会が少なくなり、でもそれなりに読んでいたのに、ここ数年は全く読んでないのです。以前のように、読む機会を作ろうと思いました。歌舞伎の方が来て、歌舞伎を学ぼうと言うコーナーのようです。この話の最後に、3月にIHI東京劇場で新しい歌舞伎が開催されるようです。お話を聞いて見て
風光る七月の通り雨青い夜、緑のフェンス夏の終わる部屋屋根裏から海へ新しい旅の終わりに夏めく日あとがきとなっている。短編かと思いきやラストの夏めく日以外は相関関係があって違う主人公にスポットライトが当たる話しで地続きになっている。219ページで雑誌の連載をまとめた物のようだ。筋書きも面白いし、情景描写も繊細で光ってたし、ラブストーリーだし、読み切りになってるのも読み易かったし、会話も文章のテンポも心地良い。巻末に立教大学文学部在学中とあった。もうきっと卒業してるのだろうけ
正しいのは誰か正しさとは何かこれはある兄弟のお話...隠していることはありますか?好きな音楽、好きなアニメ、自分がした悪いこと、机の中、パソコンのデータ、心の奥底に、隠していることはありますか?どうして隠さなければいけなくなったのかきっとほとんどの理由は自分ではない他人が関わっていると思いますこれを好きと言ったらどう思われるだろう?趣味や思考でその人すべてが分かるわけではないけれど多くの人がそれらの要素をカテゴライズしているのではないでしょう
地球に一本の串を通す山本清晴というある人物の考え事からこの物語は始まりますそこのない穴を開けようこれが日本とブラジルをつなぐ直線ルート開発計画の始まりである戦後の日本で始まった「秘密プロジェクト」そこに思いがけず関わることとなった広報係の新入社員、鈴木彼の仕事は公開される予定のない文章を書き続けることでした工事の関係者、山本清晴の子孫、ブラジルの広報係...様々な人との交流や情報を日々「秘密プロジェクト」の歴史の一部として書き留めて
随想一夕第二十五話『小説とは人間が生きる一場面そのもの』先日、夢殿の最終形態をリリースした。このところ立て続けに様々な作品をあげている。どれもこれも私にとっては大切な作品たちであり、その時々の感情、心のあり様を入れ込んだ作品たちばかりだ。中には問題作もある。近い内にそれらを閉じた作品集をe-pubooに綴じようと思っている。夢殿の最終形態「秋涙」は、太宰治賞か文藝短編賞へのエントリーを考えていた作品だったが、結果的に応募することを取りやめた。読んだ御仁だろう、中には気
「ジャクソンひとり」安堂ホセ著1.内容〇主な登場人物は4人。+αが数人います。(女性は一人も出てきません)①ジャクソン☞フィットネスセンターでマッサージの仕事。黒人ハーフ。②ジェリン☞ハイブランド店でドアボーイを勤める。黒人ハーフ。③イブキ☞自身のポルノ動画を有料ファンサイトで配信している黒人ハーフ。④エックス☞イブキの友人。黒人ハーフ。〇話の流れ主人公はジャクソン。ジャクソンがマッサージを担当しているバスケチームの一人が、偶然ジャクソンの着ているロンティーのQRコードを見
《毎月一回行っている海馬文学会の読書会です。テーマ本は、近現代の国内外の古典や純文学、中間小説などの中から、同人・会員の推薦で決定(基本は文庫本)。他に芥川賞受賞作を年二回、同人誌「海馬」合評会を年一回実施。自由に感想や意見を述べ合う場ですので、老若男女どなたでもお気軽にご参加ください。丁寧に読むことを通じて、いろんな気付きや新たな発見があると思います。特に、小説を書いている方やこれから書きたいという方の参加は歓迎です》〇テーマ本宇佐見りん『かか』(河出文庫)<宇佐見りん>1999
ぬ流行り先取り。作品より作者。作家志望者、口では言わないけど、肩を落としたんでしょう。アブノーマルセックス、ジェンダー、とにかくセックス。言ってみれば、新しくもない陳腐なテーマですね。入院中ゆえに中身みず病院宛先送ってもらって読みましたけど、こんなものに1540円払った。自分が情けないわな、純文学が純文学でありたい矜持はわかる。取らせたら後講釈など、いくらでもできる。しかし、誰が読む?作家志望者の教本にはなるわな、同じ金払うなら、東野けいごの新作買うわな。私でも。検査結果、はかばかしくな
安堂ホセ「ジャクソンひとり」(『文藝』2022年冬号所収)を読みました。第59回文藝賞受賞作です。正直な所、日本人と黒人の混血である日本人のジャクソンと外見が彼に似ている3人(ジェリン、イブキ、エックス)の出会いの場面辺りを読んでいて本当に訳が分からなくなってしまい狼狽えたにも関わらず、自身の状態を無視して読書を続けてしまったため、一度ちょっと読むのを止めようかなと思いました。しかし、少し休んでから気を取り直して読み進めていくうちに、(四人が似ていると言う事を活かして復讐していく展
えっ?!なにこのタイトル、、なんて読むの?!東北弁の内容で、ちょーっとわかりづらいところもありましたが、、⤵️略歴にありますように、63歳で文藝賞をお取りになって、、私にもチャンスはあるかしらぁー?!
犬はいつも足元にいて/大森兄弟カバーを広げるとカバーを外した中装幀/坂野公一(welledesign)装画/ヒロミチイト(ペンスチ)第46回文藝賞全国学校図書館協議会選定図書第142回芥川賞候補作初出は「文藝」「日本文学史上初!の兄弟ユニット作家による完全共作。」あれ?そうなの岡島二人っていう方たちは兄弟ではなかったのかな?と、思って調べたら兄弟ではなかったしかも岡島二人じゃなくて岡嶋二人だった
出来の良し悪しはともかくとして、久しぶりに小説を書き上げることができたので、3月31日、文藝賞に出してみました。文藝賞といえば、かつては10代~20代の受賞が多く、30代以降はダメという噂もあった。だが近年、40代や60代も受賞しており、やはり年齢ではなく作品を見てくれるのだと信じて、今回はここに決めた。(毎年3月31日締め切りの新人文学賞が複数ある)仮に一次選考落ちなんてしたら、さすがに恥ずかしいのでそれがバレないよう、画像中のタイトルは塗りつぶしました笑……。ち
まだまだ探している途中私の生きる道‼️真剣に向き合いだしたら不思議と情報が入ってきました。先日、偶然に観たNHKてとても気になる人が出ていらっしゃいました。若竹千佐子さん63歳で芥川賞、文藝賞をW受賞した方です。『おらおらでひとりいぐも』子育てが一段落し55歳から小説講座に通い幼い頃からの夢、作家になる!を63歳で叶えた人です。小さい頃の夢が63歳で叶うなんて素晴らしいー(^^)日頃から自分の気持ちをノートに書き溜めていらしたようです。自分と向き合う時間
【Q17692】全日本フィギュアスケート選手権の男子シングルでは12位が最高で2013年からペアに転向し、ソチ五輪では高橋成美とのペアで18位、平昌五輪では須崎海羽(みう)とのペアで21位となった選手で、2022年北京五輪では三浦璃来との「りくりゅう」ペアで7位入賞し、団体戦で銅メダルを獲得したのは誰?【木原龍一】【Q17693】アメリカの国旗の赤と白の縞模様は計13本ですが、よく似たデザインのリベリアの国旗の赤と白の縞模様は計何本?【11本】【Q17694】「なにが出るかな、なにが出る
『かか』作者宇佐美りん★文藝賞19才女の子の母への思いのお話し。複雑な家庭環境のせいか、感性が非常に繊細な子。色んな状況の為に母の事を嫌いになっちゃうけど、母を思いやってる事、本当に大切に思っているって事が分かります。女の子の母への思いってこんな感じなのかな?さくら不動産株式会社藤本剛
日上秀之さん著『はんぷくするもの』について本書は第55回文藝賞受賞作。東北沿岸の架空の地、「赤街」を舞台にし、震災以後の新たな切り口を提示した小説。あらすじは、物語の性格・創造性をなんら掬いとらないから、いっそ省くこととしてももんだいは少なそうだ。自然が魔力のように人間におおいかぶさったあの日、著者は赤街の事実上のモデルとなったリアス式の海浜にいた。経験はきっと彼の作品にわけられないほどからみあっている。しかし物語に津波の直裁の写生はふくまれていない。毅(主人公)は、3413円のツケの
遠野遥さんのデビュー作で、第56回文藝賞受賞作。私は芥川賞をとった二作目の『破局』から読んだんだけど、この『改良』の主人公・山田(本名は不明)の、自分自身に起こったできごと・感情のうごきに対して、何かものすごい他人事みたいな突き放し感、2作ともすごい似てる…!!あと、女の子の怒濤の語りが炸裂するところも。たぶんほっといたらこういう文章になっちゃうんで、そこに作為とかがあんまりなく、自然にやってるんだと思った。自然にやってるってことは、きっと天然の才能なんだな〜。で、この小説の主人公・山田(
図書館で予約せず借りられた。改良はデビュー作品。破局を読んで他の作品も気になっていたのだ。嫌な気持ちになるのだが、先が気になり読み進めてしまう。淡々とした語り口だからかな。作者の読ませる技かな。改良[遠野遥]楽天市場1,430円