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って、漫才コンビみたいな名前ですよね。と若者が言うので、失礼ながら思わず大爆笑してしまった。いうまでもなく、島崎藤村である。聞くと、文学史の教科書で見たことあるとのこと。最近でも国語の教科書には夏目漱石やら森鴎外、志賀直哉などの小説が採用されているらしいから、今の若者にも明治~昭和初期の作家は身近なんだそう。でも、遙か昔の歴史上の人物として捉えているから、その作品も歴史書、古典みたいなものと言う。『舞姫』『城の崎にて』と『源氏物語』『徒然草』が同じカテゴリーなの?と質問したと
今日はなかなか大変でした。さぁ塾に行こうかって時に車のドアのロック解除が出来ず、寒空の下、途方に暮れるという原因は車から降りた時に半ドアのままリモコンキーでロックしてしまったから。我が家の車のスライドドアは手動なのですが、娘は非力なので半ドアになることがよくあります。今日はめっちゃ寒いから学校に迎えに行って、ガストでスイーツ食べながら国語の復習をしたんです。ガストに着いた時、あまりの風の冷たさに店内に駆け込み、半ドアになってることに気付かずロックしてしまったっぽい!ど〜しよ〜と考え、
先週の文学史単元(鎌倉時代まで)は歴女にとっては既知事項が多かったようで楽しんでいましたが、今週(明治以降と海外文学)は苦戦しています。私「これはもうまとめてトイレとお風呂に貼って、クイズ形式で確認していくのがいいね。」娘「うん、先生もそうするのがいいっておっしゃってた。」ところがいつものように何もしないまま土曜日になり、こりゃいかんと寝る前の社会一問一答を無理矢理文学史に変更。私「山椒魚は井伏鱒二ね。山椒魚が穴から出られなくなった話やって。それって面白いんかな?」教養ない娘「魚繋が
中学受験生で、千葉第1戦目で戦われた方、本当にお疲れ様でした。千葉は、まだ明日、明後日と続きます。本日はこれから大雨になるとも言われています。どうぞ暖かくしてお休みください。さて、千葉3日目の渋幕といえば、文学史。『渋幕文学史は進化したのか、一巡したのか』本日の渋幕、受験された方はお疲れ様でした。東京まであと少し、もう一踏ん張りではありますが、本日はお休みくださいね。さて、渋幕といえば、文学史。私は渋幕…ameblo.jp『受験会場で机の上に出すものと、渋幕の文学
『雨ニモマケズ』は、大正時代の作家・詩人である宮沢賢治の書いた詩である。『雨ニモマケズ』は人に発表するために書かれた詩ではない。手帳に書いたメモ書きのようなものの一部らしい。『雨ニモマケズ』の書かれた手帳は「雨ニモマケズ手帳」と呼ばれている。賢治が亡くなったのは、昭和8年9月21日(37歳没)弟の清六に「自分が書いた童話や詩の原稿を、本にしたい者がいたら出版してほしい」と遺した。この時点では『銀河鉄道の夜』も『風の又三郎』も未発表の状態であったのだ。創作活動をしていた時期は原稿を、ト
復旦大学中文系の教授であり、著名な中国現当代文学者でもある陳思和氏による巴金の伝記。これまでにいくつも巴金に関する伝記は出版されていますが、この本は巴金の人格形成に焦点を当てていて、とても興味深いです。魯迅の後継者として新文化運動の理論的成果を文学へ落とし込み、理論の文学作品への具体化を積極的に行い、数多くの読者をひきつけた巴金について書かれています。また巴金の作品を読んでみたくなりました。全5章ありますが、既に当初予定の15万字を超えたため、第6章と第7章は書かずに筆を置かれていま
教養としての日本古典文学史Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}来年から古文の授業において新しい試みをやってみようと思っている。おそらくどこの塾・予備校でもだいたい同じだろうが、私が勤める塾では、古文の授業は、古文文法と古文読解に分かれている。基本的には、高一生のときに、古文文法を学んでもらい、高二生以降、実際の大学入試問題を使った古文の問題を使って演習を積んでいくという流れである。したがって、受験古文の勉強のほとんどが、単語の習得、助詞や助動詞、およ
三島由紀夫に「嫌い」と言われ、太宰治が「笑った」訳太宰治が『走れメロス』と相反するような人間性であったことを前記事では解説した。だがむしろ当時の文豪でもっとも『走れメロス』的な作家とは誰だったのだろう?そう考えてみると、1人の文豪の名前が思い浮かぶ…toyokeizai.net東洋経済がアホということはわかる。なぜなら、太宰ともっとも仲が悪いのは中也だからだ。【文豪三大クズ】中原中也エピソード太宰治と不仲?おすすめ全集紹介若くしてこの世を去った天才詩人である中原中也。彼の破天荒ぶりは
さて数週間前に目標を空高く掲げた我が子の現在の様子塾の宿題は早めに済ませ、独学でKO対策をしている模様。どうやらKO対策は英語と国語をとにかく強化したほうが良いらしく、国語では文学史や漢字、熟語など語彙を増やすとかを、スキマ時間にやっているようです。SPEED攻略10日間国語文学史[Z会編集部]楽天市場660円${EVENT_LABEL_01_TEXT}でも数学が気になるようで…ソーケーの問題集をやるっているそうですが、やっぱり難しい初見ではまったく歯が立たないの
毅然とした心にとって、やりたいと願うことは実行への第一歩であるロバート・サウジー(1774年-1843年)ロバート・サウジー(RobertSouthey,1774年8月12日–1843年3月21日)は、イギリスの、ロマン派詩人。いわゆる「湖水詩人(湖畔詩人)」の1人。桂冠詩人でもあった。同時代人で友人でもあるウィリアム・ワーズワース、サミュエル・テイラー・コールリッジのせいでその名声は薄れてしまいがちだが、サウジーはたくさんの書簡を書き、文学史家、歴史家、伝記
相変わらず喘息と睡眠不足に生活を乱されている。ただ、今年も下半期に入ったので、もうちょっと読書や語学数学に励んでいきたい。ということで、6月に買った本、雑誌。現代思想5「フェムテックを考える」現代思想6「無知学/アグノトロジーとは何か」フェムテックが何だか分からないのだけれども、軽く中をのぞいたところ女性のヘルスケアに役立つもののようだ。現代思想の特集で初めて知ったのだけれど、最近はやりの言葉のようだ。ああ、副題に「性・身体・技術の現在」とあった。「無知学」も何だか
第2章歴史的背景を考えて読む19世紀の文学作品を時代背景と共に読み解くことが目的。特に「孤児」を中心に読み解いていく。19世紀には「孤児」がよく文学作品に現れる。これは時代背景と関係があるのではないか。ユゴーの『ノートル=ダム・ド・パリ』も『レ・ミゼラブル』も孤児が重要な人物となっている。ただし、『レ・ミゼラブル』が刊行された1860年代の社会状況は『ノートル=ダム・ド・パリ』が発表された1830年代と社会状況が大きく変わっている。1800年代後半になると大都市における貧困が重
『白百合で学ぶフランス文学』中世の作品は現代のフランス語と綴りや統辞法などが異なっているので解読が必要となるらしい。作者も確認できない事も多い。第1章中世の作品を読む9~10世紀ごろがフランス語とフランス文学の起源。中世13世紀後半まで:古仏語16世紀末:中期フランス語中世の作品:古いフランス語で書かれたもの中世フランス語は、方言的特徴の顕著な地方語の総称、と考えるのが良い。現代フランス語と比べて、正書法(単語の綴りと考えてよい)の欠如と統辞法(文
相変わらず1時頃に眠って4時半頃息苦しくて起きて、8時だったり10時だったりその両方だったりにまた少し寝るという隠居特権で成立っているような生活をしている。午後は寝不足でどうも冴えない。きちんとした生活リズムを作りたいのだが、どうしたテゼスパイア、現状効果を実感できてないぞ。今日はこの後眼科に行って、現在の症状(変視、不等像視、複視、緑内障の視野欠損+ぶどう膜炎による視野欠損、視力低下)や気になること(視力低下、中心視野の視野欠損)など聞いてくる(訴えて来る)。気になっているこ
第8章[20世紀II]現代世界の中の文学の続き。今回で『はじめて学ぶフランス文学史』終了。は2.文学の可能性への問い伝統的小説形式を否定し、言語と形式に関する実験を試みたルーヴォー・ロマン、アンチ=ロマンと呼ばれる作品が書かれた。モーリス・ブランショは文学の存在を問う評論や小説、ソレルスらはブルジョア的な文学や制度の解体をめざす文学理論や作品をを発表した。フェミニズムの運動も活発になる。シモーヌ・ド・ボーヴォワール、ジュリア・クリステヴァ、マルグリット
*第8章[20世紀II]現代世界の中の文学サルトルの、主体性に基礎を置く実存主義が戦後に拡がる。が、体系性を重視する構造主義によって批判されることになる。構造主義はブームのあとも様々な学問分野に影響を与えている。(大学の頃(1980年頃)、ニューアカが流行ったのを思い出した)経済成長期の労働力としての移民により、アフリカ、イスラム、アジアの生活や文化が持ち込まれた。「フランス文学」の枠組みも揺らぎをみせており、担い手の国籍や人種が多様になっている。1.人文科学の中の文学第二
放送大学のテキスト「フランスの文学」はラシーヌのところ、日本の芸術史は白鳳文化(7世紀頃)を読んでいる。頑張っているつもりなのだが、希望の半分程度の進み具合。こまめにメモを取りすぎるのかもしれないが、メモを取りたくなる内容で、さらに手元に置いておけないという事情も、メモ取りを増やしている。でもその分、勉強になっていると感じる。ラシーヌも、上演中にほかの作家もいて、色んなことが同時並行的に起こっているので、社会の流れも作品を理解する上で必要そうに思える。美術史の方
6月に入ってから少し気合を入れて語学や読書に取り組んでいるのだけれど、なかなか考えている通りに行かない。途中で疲れが出て来るし、集中力もまだまだ足りない。ただ今日は最低限の事はなんとかこなせた気はする。英語の学習と、図書館から借りた本(美術史とフランス文学。目論見には達せなかったが)を一応読めた。フランス文学は、モリエールに関する部分を読んだのだけど、モリエールの作品を読んでいないと分からない部分がでてきた。文学史だと、中で主として論じられている作品は予習として読んでお
借りていた東京大学出版会『フランス文学』など、とうとう読めないまま返却してしまった。返却ついでに今回も懲りず2冊、放送大学のテキストである『フランスの文学』と以前借りた芸術教養シリーズ日本の芸術史造形編1『信仰、自然との関わりの中で』を借りてきた。読みたい本が沢山あるので、気持ちと意志と健康に注意して、楽しく読書したい。第7章[20世紀I第二次世界大戦前の文学の続き(2000文字くらいの模様)2.伝統打破の渇望社会や暮らしが大きく変化した2
第7章[20世紀I第二次世界大戦前の文学20世紀初頭は、映像技術や情報メディア、交通の発達があった一方、政治状況は不安定。オーストリアとセルビアの対立は第一次世界大戦に繋がる。1.20世紀文学の誕生ベルエポックの時代、文学の中心はクローデル、ジッド、プルースト、ヴァレリーなど新しい世代へ移行する。1899年、右翼作家の拠点「アクシオン・フランセーズ」が創刊される。1900年には左翼作家の拠点となる「半月手帖」が創刊、少し時を隔てた1909年にジッドを中心に不偏不党の「N.R
相変わらず就眠してから3、4時間で息苦しくなって眠れなくなる。4月頃からそんな感じなので、常時寝不足で午前5時前後に起きてから、時に午前9時、10時に眠くなって1時間ほど眠る時もあれば(で、苦しくて目が覚めるので暫くぐったりしている)、午後眠いだけで終わるときもある。1日の過ごし方としては余りよろしくない生活が続いている。今日もそろそろ眠った方が良いような気がするが、深夜の時間帯に入ってくると眠くないという不思議。来月からデュピクセントを使う予定なのだが、よろしい生活になると嬉しい。
第6章[19世紀II]近代の爛熟の続き。少し長め(約1600文字)2.近代詩の発展ボードレールは現代の病理を詩に現し、「「万物照応」corespondanceの観念を示して喚起することに詩の本質を見た点において」近代フランス象徴詩の創始者とみなすことができる。(とあるのだけど、引用部―「」内―の意味がわからない)1850年以降、高踏派lesParnssiensと呼ばれる一群の詩人たちが現れる。ゴーチエの「芸術至上主義に賛同し、完璧な形式美を求めて詩句の彫琢に執着した」
第6章[19世紀II]近代の爛熟科学技術や産業が大きく発展する一方、社会の歪も大きくなっていく。宗教、政治問題をめぐる対立が表面化し、ブーランジュ事件、ドレフュス事件が発生する。植民地の開拓により異国趣味が流行り、文学・藝術にもその影響が現れる。諸芸術と文学の影響関係も緊密になる。この時代の文芸思潮は、レアリスム並びに自然主義、詩を中心に発展した象徴主義の二つがあげられる。1.近代小説の発展フロベールは語りや描写の技法面、文体の面でも後の文学に大きな影響を与える。ゴンクー
こんにちは、はるひです。2023年中学入試の事で小ネタを1つ。ご縁が無かった雲の上の学校の話です。上の子の憧れの学校の国語の入試問題に毎年文学史が出ていたんです。「文学史⁉︎中学受験で?いやいや(気になる学校では)ココしか出ないし…、でもココは出るし…。」そういった文学にも触れて読んでほしいという学校側の明確なメッセージなのですが…わかってはいるんですがね。しかも、現実的な第一志望校としては高すぎる。さて、どうしたもんかと考えた末、本格的な受験勉強が始まる前にとある漫画を購入しまし
第5章[19世紀I]ロマン主義の高揚とその周辺の続き。だんだん、終わりが近づいてきた。2.近代小説の誕生読者層の拡大とともに読みやすくて面白い物語への需要が高まる。決まった形式を持たない小説は新たな表現形式を模索していた作家側にも便利な形式だった。19世紀前半の著しい変化が生じた社会の中で、フランス近代小説の創始者となったのがスタンダールとバルザック。*スタンダール1783-1842『恋愛論』『ラシーヌとシェイクスピア』『赤と黒』『パルムの僧院』『イタリア年
アクセス数を見てみると、フランス文学史は40~50程度。重複の扱いは分からないけど、予想より多いです。硬めの話だし殆どメモそのままなので、読みにくくもあると思うけれど、沢山の方にみて頂いて、嬉しい。文学史、19世紀に入ってきました。19世紀20世紀は、夫々I、IIと分かれているので、全部で4章あります。ブログでは1章で2回としているのでそのペースだとあと8回。先はまだ長いですが、よろしく。第5章[19世紀I]ロマン主義の高揚とその周辺19世紀前半の最大の文
第4章[18世紀]理性と感受性の賞揚の続き2.新しい演劇への模索演劇の革新の代表例は市民劇dramebourgeois。*ピエール・マリヴォー1688-1763散文で書かれたものが多く、5幕の喜劇が主流の時に3幕あるいは1幕の喜劇を作る。イタリア喜劇から強い影響を受けている。作品の多くは明るく幸福な雰囲気に満ちている。『恋の不意打ち』『二重の不実』『愛の勝利』『愛と偶然の戯れ』贋の侍女・愛の勝利、岩波文庫(その他岩波文庫で1950年代に出版されたものがある
5月から毎日書こうと思ったものの、いきなり挫折した。『フランス文学の楽しみ方』を読み終わった。文学史を踏まえながらフランス文学の紹介、といった本。2部構成になっていて、第1部は作家を55人取り上げ、作家毎に著書を1作紹介している。現代でない比較的古め作品は紹介者の想い入れが強いのか、紹介文を読んでいると著作を読みたくなってくる。第2部は、最初にフランス文学をめぐる話(フランス文学史とは、フランス語とは、翻訳)のあと、各テーマごとのフランス文学史の概説となっている。例えば、「世界
*第4章[18世紀]理性と感受性の賞揚0.時代思潮18世紀は、・科学が生活のあらゆる分野に適用される(温度計、熱気球、白内障外科手術など)。・識字率が向上し、印刷物が点数、部数の両面で飛躍的に増大した。・職業的作家の登場や著作権の誕生の時代。「キリスト教での伝統は生の目的は死後の救済」であったが、「18世紀の作家や思想家の多くは幸福の追求を人生の第一の目的」とみなした。「「感受性」sensibiliteが理性と並んで人間の基本的特性として重視された」。フィロゾフphi
板書の記録昨日の板書の記録です。ほかにもたくさん授業がありますが、横光利一論と、文学史の授業を採り上げます。文学史の授業では、お能のお話もしました。能楽師の武田祥照師にきていただき、お話をしていただき、千秋楽を謡っていただきました。ありがとうございました。夏目漱石論は同時に芥川龍之介論になっており、横光利一論は同時に宮崎駿論になっています。複雑な内容の授業ですが、わかりやすく解説をしています。横光利一論日本文学史夏目漱石