おのおのは、じぶんが自己意識という純粋な抽象であることを提示する。しかし、そのような呈示がなりたつのは、じぶんが自らの対象的なありかたを純粋に否定するものであるしだいを示すことにおいてである。ことばをかえると、示されなければならないのは、規定されたどのような現に存在するありかたともむすびついていないこと、現に存在するもの一般にぞくする一般的な個別性とも、生命ともむすびついていないことなのである。この呈示は二重の行為であって、他者の行為であるとともに、じぶん自身による行為である。それが他者の行為で