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デビュー作である『震雷の人』、『戴天』に続く安史の乱の物語の最終章というべき作品です。絶大な人気を誇った力者(日本でいう所の相撲の力士)の朱鳥王の娘である呉笑星。彼女の幼馴染で安禄山と共に内乱を起こした史思明の嫡子・史朝義。朝義の幼馴染で安禄山の次男・安慶緒。大乱となってしまい、玄宗の政のために苦しんでいた民をさらに苦しめることになってしまったこの戦を終わらせるために取った方法とは……。『火輪の翼』千葉ともこ著ここまでの物語では民の視線で続いてきた物
行きつけの本屋さんの店長さんが変わった影響なのか、あまり新刊が入荷されません💦で、販売日に手に入れるのを楽しみにしていた『平家物語』ミステリの入荷なし。なので、本日、用事があって出かけた時に大手のチェーン店があるところでしたので、発売を待っていたミステリを買い込んできました。(ガルシア・マルケスの新刊も欲しかったんだけど、今、他の本とどっちにしようか迷っていてやめました)『源氏物語』にかかわるミステリは何冊か持っていますし、読んでもいますが、『平家物語』ミステリは初めて
今回の舞台は甲陽鎮撫隊と名前を変えた新選組の物語です新選組の大ファンの私がこの舞台を見たいと思わないはずもなく、当たれ!当たれ!と思ってました。そうして当選の連絡が来ました今から6月が待ち遠しい私です明日はチケット代を払いに行かなくては、そして注文していた『ゴーレム100』も届いたそうなので引き取ってきますそして、先日『火輪の翼』を完読しました。感想は改めてUPしますね。とっても楽しく、素敵な時間を過ごすことができました。読み終えた時に胸がいっ
現在、安史の乱(安禄山の変という方がわかりやすいかも)の世界で彷徨ってます(笑)デビュー作の『震雷の人』、『戴天』に続く三作目ですの『火輪の翼』この大きな戦乱に巻き込まれた人々を描いた一連のシリーズが私は大好きですもちろん、楊貴妃や玄宗帝、安禄山なども出てきますが、中心になるのはあくまで普通の人々。この作品では鳳凰の大襦を肩にかけた女の子が主人公の呉笑星です。力者(日本でいうところの力士)です。彼女が中心に物語が進んでいきます。孤児の集団に助けられたり
予約していた泉ゆたかさんの『京の恋だより眠り医者ぐっすり庵』と角田光代さん訳の『源氏物語』の四巻を引き取ってきました。やはり大河ドラマの影響って大きいですね。本屋さんには『源氏物語』関連の本がたくさん。選べるのよいことだと思ってます。秋山先生も先日の操觚ラジオで大河ドラマのおかげでずっと書きたかった定子と彰子の作品が書くことができたとおっしゃってましたし。(ファンの私はそんなに思い入れのある作品を読むことができて大喜びです♪)そして今月に入って、風邪をひいたり
連絡は書店からもらっていたのですが、引き取りに行けなかった本を引き取ってきました💦知里幸恵さんの生涯を描いた『ユーカラおとめ』、一条帝の后(中宮と皇后)であった二人の女性、定子・彰子の愛憎絵巻(帯より)『無間繚乱』そして、大好きな諸星大二郎さんの『アリスとシェラザード仮面舞踏会』諸星さんの本は一気読みしてしまったのですが、じっくりと読みなおしたら感想をUPしたいと思います。(こちらの作品の世界観もいいですよねぇ)『ユーカラおとめ』も『無間
Xで二月一日発刊予定の新作の書影が公開されました『無間繚乱』、舞台は平安。そして、定子と彰子の小説なんて最高明日、予約してこなくては!秋山先生、頼朝の小説の発刊も予定されていたはずで、そちらも楽しみにしてます。もうしばらくは平安時代と海外文学に居続けることになるかな~。まず新書と鈍器な単行本を読みたいので、そちらを優先します(^▽^;)今は刀剣乱舞の円盤が届いたので、それを観るのでいっぱい、いっぱいなところもありまして(めっちゃ楽しい。千
完読まで時間がかかりました💦ちょうどいろいろあった時期でもありましたし……。女性時代小説家によるアンソロジー。こちらの巻では仕事がテーマです。『おつとめ〈仕事〉時代小説傑作選』細谷正充編『ひのえうまの女』永井紗耶子著話題の大奥を舞台にした作品『大奥づとめ』の中の一編です。許嫁の傲慢な態度と無体を強いられそうになったために、大奥へ勤めることを決めたお利久。出世を願って懸命に働くのだが、御三の間の仕事は彼女が思ったようなものではなくて……。
今年は様々の事情でいつもより本を読書ができない年でした。そんな中でも特に印象に残った三冊を改めて紹介したいと思います。『ぼっけもん最後の軍師伊地知正治』谷津矢車著幕末維新の時代に活躍した薩摩の軍師であった伊地知正治。鳥羽伏見の戦いからの彼の活躍と一線を退いてからの彼の人生を描いた作品。私はガチガチの佐幕派なので、やはり薩摩の軍師で西郷隆盛の盟友というところもあり、思うこと山盛りで読みましたが、明治維新も思うようにうまくいかなかったことも知っていますので
口入れ屋の婆から紹介されたのは、うんと気の強い女中、だった。その仕事を受けることにしたお咲。たどり着いたその場所は、上野池之端、不忍の池の畔のあばら家だった。そこで、お咲はかつて母が己を連れて奉公していた大店の元お嬢様・お志摩に再開することに……。そして、もう一人妙に色気のある女・お香も加わり、お志摩はここに男女が人目を忍んで逢瀬を楽しむ出合い茶屋を開くというのだ。一階は飯屋、二階は気分の悪い人間が休憩する場所という建前の出合い茶屋は話題になるのだが……。『れんげ出
本日は整形外科へ。足が痛くて(;^_^A診断は坐骨神経痛……。まぁ、仕方ないとは思うんですよ。でもね、薬をもらった時に大きなショックが(亡くなった父と同じ薬が処方された)とにかく筋肉をつけて、と言っても歩くくらいしかないんですけどね...(==)トオイメ目この時期はこたつむりで本を読んでいたい私です。で、病院の帰りに注文していた本を引き取ってきました♪天野先生の楽しみにしていた『吉野朝残党伝』ほかにも少々天野先生の描かれ
今回は早く読みたくて、読みたくて、わくわくしながら待っていました(∀`*ゞ)エヘヘお花ちゃんのかどわかしで幕を下ろした一連の騒動。ようやくぜんやもお花ちゃんや熊吉もいつもの日々へ。今回もおいしそうなものがたくさん♪『つばき餡花暦居酒屋ぜんや』坂井希久子著今回は熊吉が奉公している薬種問屋俵屋の若旦那とお花ちゃんの友人である海苔屋『宝庄』の養女お梅の縁談話から。俵屋に奉公していた長吉がお花を巻き込んで、大騒ぎになってしまったことから俵屋では婚礼話ど
今回は下総の干鰯問屋の跡取りの若旦那が江戸へ店を構えたいと関宿からやってくるところから物語ははじまります。それに関わりながら、いろんなところで普請を受けることになるお峰。『おしどり長屋おんな大工お峰お江戸普請繁盛記』泉ゆたか著『おしどり長屋』夫婦になって、ややこもお腹にいるのに旦那にかみついたりする女房。どうやら住んでいる長屋のせいで気が立って仕方がないらしい。彼女のためにお峰がおこなった普請とは……。読み終えたときにこの夫婦には会話が足らな
このシリーズも早いもので四冊目です♪前の巻で夫婦になると熊蔵と約束したお糸。その熊蔵の隠し子が現れてしまった。お糸のことを心配する長屋の住人。だが、乱れるお糸の心をさらにかき乱すように熊蔵の元女房が彼女の元に表れて……。『母子草お江戸縁きり帖』泉ゆたか著『にんじん姉弟』熊蔵のことで心乱れるお糸の元へ弟と縁を切りたいと油問屋の娘であるしげがやってくる。放蕩息子だった優次郎は十七の時に家を飛び出したのだが、ふらりと身元もわからない女房と二
戊辰戦争。鳥羽伏見の戦い。わずか五千の兵で三倍の幕府軍を撃破した軍略家・伊地知正治。ぼっけもん(怖いもの知らず)と呼ばれた彼が、幕末の戦いを経て、たどり着いた境地とは。『ぼっけもん最後の軍師伊地知正治』谷津矢車著私は佐幕派です。なので、薩長が……。さすがに維新の三英傑はわかりますが、それ以外は全くわからない...(==)トオイメ目なので、この伊地知正治という人物については全く知りませんでした💦この物語は西南戦争も終わ
本日、注文していた本が届きました。(いやぁ、この天候についていけなくて、眩暈がひどいのでこのところWebで本を注文してます)共に楽しみにしていたものです。泉先生は書下ろし文庫。一方、西條奈加さんの直木賞受賞作『心淋し川』は文庫待ちしてよかった、解説が細谷先生だ!待っていてよかった♪(私、解説者買いもしますので(∀`*ゞ)エヘヘ)こちらもすぐには手は付けられないですが、ともに読むのが楽しみです。今は谷津先生の『ぼっけもん』とハーディングの『影を呑んだ少女
呉服の商いをしている塚田屋。その店の息子である右近に見込まれて呉服の見立てをすることになったお彩の物語。第三弾!前の巻で江戸の塚田屋の旦那である右近の兄である刈安に流行りの色を作れと言われた二人。そこで見つけた色は……。一気に読んでしまいました。今回も楽しかった『濡れてはのちは』湊鼠を深川鼠と名付けて、辰巳芸者(別名・深川芸者)の人たちに来てもらおうと大枚をはたいて料理茶屋に向かうお彩と右近。だが、二人の思惑は知られていてきっぱりと断れて
実は股関節も痛くなってきてまして、我慢していたんですが、これは無理をすると私の老後の海外留学や旅行ライフに影響があるかもと病院へはい、手術は必要ないけど軟骨部分がすり減ってました年齢的にも仕方ないんでしょうね。いやぁ、ヴァグナーとか観劇がつらくなりそうなので、せっせと運動して少しでも直したいと思います。それに大好きな博物館や美術館に行かれなくなるとマジで泣きますわそんな状況でも、本日はシリーズものの新刊の発売日ということで、病院の後は本屋さんへ♪『紅雲町珈
今週はゴミ当番だったので、ごみ収集の日には朝早めに起きて網をかけにいきます。で、今朝は涼しかったので、ついでに草むしりを始めました。そんなに広くない庭でも、それなりに雑草は生えますし、何よりも入口付近の木が切っても、切っても、にょきにょきと伸びた枝を切って、草むしりして、少しはすっきりしましたが、腰が痛い(腰というか足の付け根、病院へ行かないと駄目かなぁ)日中は熱中症が怖いのでできないし、朝早くが一番ですね。で、買い物へ出かけてという感じの日々です。
続きをお待ちしていました♪夏らしくホラー(但しスプラッタを除く)を読むのもいいですよね。今回は得体のしれない国中の幽霊話を集めて歩いているという謎の人物が出てきたりしてワクワク『幽霊長屋、お貸しします二』泉ゆたか著『浮気者』読売の種拾いをしているお奈津へ金造親方が今回持ち込んだ話は不倫話に、それに関わる心中話。糸問屋で真面目に働き、番頭にまで上り詰めた米吉という人物が店の女と関係を持ち、女房に三下り半を突き付けたまでは良かったのだが、その女
清河平八郎率いる浪士組一行は京都へ到着。そこでも芹沢鴨たちと同じ八木邸に一緒になる試衛館一行(;^_^Aしかし、到着して間もなくあの有名な清河平八郎の幕府への裏切りの説得が始まります。その場で彼らと袂を分かつことを決めた芹沢派と試衛館派。そして、ここから土方さんの組織作りが始まります。『燃えよ剣3』原作司馬遼太郎漫画秦ヨシキ脚本小松エメル食いしん坊な私は山南さんと土方さんの壬生菜の漬物のやり取りをしっかりと覚えていて、ああ、土方さん
読売の穂拾い(人の噂話や醜聞を聞き取りして記事にして書く仕事)をしているお奈津。ある日、親方から幽霊が出る長屋専門の家守(現代の不動産屋)の直吉のことを聞かされる。そして、彼から家を借りた人々を調べ始まるのだが……。わーい!待望の新シリーズです♪『幽霊長屋、お貸しします(一)』泉ゆたか著『寂しい』親方にそそのかされて、人死にがでたような長屋ばかりを貸している家守の話を聞いたお奈津。そうした曰く付きの長屋を貸すことで、彼が借りた人の上前をは
本日、大学病院から家から近い病院へ父が転院しました。勿論、悪いところがあるわけですし、全く完璧に喜ばしいことではないですが、一安心しました。(ずっと気を張っていたようですね)ただ、もう家へ帰ってくることはないので、そこは寂しいですし、病院を移動する父の家に帰るという言葉に切ない気持ちもあるのですが……。少し休ませてもらって、新しいことをしていかないといけないと思ってます。(読みたい本は手に入れてますが、積んであるばかりで溜まってます💦)そんななか、永井沙耶
山本周五郎賞受賞。そして次の直木賞候補作。出て、すぐに手に入れていたんですが、今年は歳の初めから海外文学祭をしていたので、積み上げている本の中へ入り込みまして...(==)トオイメ目雪の日の夜。赤い振袖を纏った若武者が、下男であった父の仇を見事に討ち取った。赤い振袖の下には白装束。だが、仇の血に塗れて、それも朱く染まり、首級を持ち帰るその姿の勇ましさに江戸じゅうの話題となる。その二年後、一人の若侍がそのあだ討ちのことについて、木挽町の人々に尋ね始める。
川越先生の新刊『パシヨン』が届きました♪このところの本の爆買い!いかにストレスが溜まっているかわかります(苦笑)一気に読める時間もないのにね~。現在は『木挽町のあだ討ち』の衣装部屋のところを読んでます語り口調の文章があまりに素敵なので、ここは俳優の○○さんに読んでほしいなぁとか思いつつ読んでます。もしくは講談師の方の語りでもいいですねで、『パシヨン』はキリスト教が禁教となった時代の小西行長のお孫さんの話ということ。(この辺りも手を出したら、めっち
楽しみにしていた、谷津矢車先生の幕末三部作の最終作『ぼっけもん最後の軍師伊地知正治』を引き取ってきました♪そして、杉山大二郎先生の『大江戸かあるて鍼のち晴れ』もようやく引き取り(^▽^;)谷津先生曰く、『北斗の邦へ翔べ』で敗者(土方さんが主役ですしね)を、続く『ええじゃないか』で中立の立場の人々を、そして今回の『ぼっけもん最後の軍師伊地知正治』で勝者を描いたということですね。私はご存じのように新撰組大好きで、新政府はなので、鳥羽伏見の
本日、谷津矢車先生の『ぼっけもん最後の軍師伊地知正治』が入荷したとメールがあったので、本屋さんへ。ですが、対応が新人さんで本が見つからず、レターセットが必要だったので、それだけを買って帰りました(´・ω・`)ショボーン夕方には電話で再度連絡があり、明日、引き取りに行けたら行きたいです;つД`)明日は病院と役所から人が来るので時間が取れるといいなぁと思ってます。ですが、『木挽町のあだ討ち』は粛々と読んでます。篠綾子さんがやはり木挽町を舞台にしたシリーズ
先日、次の直木賞候補に永井沙耶子先生の『木挽町のあだ討ち』がえらばれ、そうしたらば、昨日、谷津矢車先生の『宗歩の角行』が第35回将棋ペンクラブ大賞最終選考候補作(文芸部門)に選出されたというビッグニュースが二つご両人の作品が選ばれることを願います。(それだけのものを持ってる方々ですし、実は谷津先生は直木賞取るとおもってるんですよね、私)ですが、『木挽町のあだ討ち』は付録の声優の関智一さんの朗読を聞いて、積んである状態でして(-"-;A...アセアセ今
本日は文春文庫の発売日だったので、昨日発売の『月曜日の抹茶カフェ』と合わせて澤田瞳子さんの『駆け入りの寺』ともう一冊引き取ってきました二冊ともとっても楽しみにしていたので、ワクワクです♪積んである本も読んでますし、(『吹雪』が楽しい)あとになる可能性大ですが、手に入るうちに手に入れておかないとね。そんな関係で文庫化待ちをしている『三体』を単行本で大人買いしようかなぁと思ったりもして、最近の海外文学の文庫はソフトカバーの単行本と同じくらいのお値段なので;
本日は父がショートステイから帰ってくる日だったので、すきな煮物を作ろうと買い物へ。ひじきと大豆、人参とさつま揚げを煮たもの。ピーマンの肉詰め。キュウリのナムルを作りました。(だのに、煮物ばかり食べて)で、帰りに雑誌を買いに本屋さんへ。谷津先生の『ぼっけもん最後の軍師伊地知正治』をお店のWeb予約したことを告げると『ロカさんは難しい本をたくさん読んでますものね』と???いろんなジャンルを読んでますが、難しい本は読まんよ。自分にとって楽しい本