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芥川賞作品を読んだ。文章はこなれているが、魅力的とはいえない。335ページに、プールに肉が溶け出すというような刺激的な表現がある。それが主人公の感じている重さと交錯する。かなり期待して読み進むが、この肉と重さが、精神、背骨に変わる。この変化が、なんというか、象徴主義のようで面白くない。プールと肉との関係はベーコンの描く肉体の不気味なリアルに通じるが、背骨になるとジャコメッティになってしまう。私が興味を持ったのは、ふいにあらわれる402ページの、洗濯物の描写。ここだけ、文体が違う。簡単に
今年も新潮社から「高校生に読んでほしい50冊」がでた。確認して目に留まったものは積読した。積読といえば、今月も小説系は外れが多く途中まで読んで返却した本が何冊かあった。この頃に積読した本は外れが多い。『パーシージャクソン』は1冊/月で借りて自分のペースで読む予定だったのに、図書館にライバルが現れて持っていかれた。ようやく手元に届いたと思ったらさらに待っている人がいる。今、必死に読んでいる。のんびりと読めない。今月は強推しの本はなかったけど、同世代なら『人はどう死ぬのか』は一読
これまで手に取らなかった人気本をふと読んでみようと思う瞬間がある巡り巡ってそんな瞬間が本と出会うタイミング推し、燃ゆ宇佐見りん推し活という現代的なテーマであるにも関わらず、まるで純文学を読んでいるような短いながらも奥深い作品でした。推し活にもいろいろありますよねその対象は人であったり物であったり、はたまた三次元のキャラクターだったり人の数だけそれぞれの推し活がある推しがいることで世界が煌めいて見えたり、生きる活力が湧いてきたり、生は楽しいと思えるそんな経験を一度してしま
今さらながら読んでみた。生きづらさを抱えながら、推しを解釈することでかろうじて生きているといえる女子高生の話。引退により推しはいなくなったけど、最後は自分なりにやっていこうということが暗示されている?宇佐見りんさんすごい才能だ。飽きずに1日で読めた。
読書だいすき短歌DIVAがとにかく推したい本をただ紹介するコーナーです。(※なるべくネタバレはしないようにします)読書とは、他人の脳みそで考えることだ。自分の視点だけでは見えない世界を広げてくれる。#2推し、燃ゆ宇佐見りん私と同い年の宇佐見りんさんていうことで読んでみた本。りんさんが大学生時代に執筆したそう全体的な流れの雰囲気としてはコンビニ人間に似てる気がします。主人公のあかり目線の心理描写で話は進んでいくんですが、その表現がほんとにリアルで生々しくてすごい。文章構成に稚
こんにちは、ココロのダメージ深く妄想はしてるのに文字にするのが怖いと思うアラフィフ夜です訪問・いいねをありがとうございますブログという場所文字や画像で、自分を表現するどんな使い方をしても、ルールから外れなければ良しなんだろうけど文字だとしても、言霊だと私は考えてる自分が思う醜い文章は書きたくないなって改めて思いましたココロが乱れてる時は現実逃避読書しましょう♡📚️5月初旬📚️2025年2冊目の本を読破推しが人を殴って炎上これから推しはどうなるの?そんな冒頭を読
最近ゲームブログを上げられていません。一応プレイはしているのですが、どうしてもクリアまで時間がかかってしまいます。なので、アニメや書籍のレビューを挟んでいます。ご承知おきください。本作も、図書館戦争に引き続き、地元の電子図書館で借りました。貸出期限があるので優先的に自分の時間を割きましたが、元々分量が少ないことはわかっていたので、気楽に読めました。本作は、ご存知の通り、2021年の本屋大賞にもノミネートされ(9位)、第164回芥川賞も受賞したベストセラーです。
若い作家さんです芥川賞(別の作品で)も受賞している宇佐美りんさんの作品「推し、燃ゆ」は、過去に本屋大賞でもノミネートされていた図書館で何かないかなと探していて見つけたので借りてみました推し、燃ゆ内容は書籍の案内よりお借りしました逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を”解釈”することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し――。デビュー作『かか』が第33回三島賞受賞。21歳、圧巻の第二作。高校生のあかりは、勉強もダメアルバイトもダメ・・
本屋さんに大量に積まれていたので。中身は、女子高生が推してるアイドルが、ファンを殴って炎上した、って所から始まる。今って、小中学生から推しが居るからね。親も凄いお金がかかると思う。グッズを買ったりコンサートに行ったりだとか、自分が20代の頃にやってた事が、もっとずっと低い年齢の人達がやってるワケだから。信仰や宗教ではなくても、絶対”神“的な、そういうのがあると人は頑張れるし、ブレなくなるのだけど、それが無くなった時、何ともまあ脆い。ましてや若いと尚更。絶望感がハンパない。”もう追えない“
最近読んだ本です。2024年の本屋大賞”成瀬は天下を取りにいく”賢くて変わってる中学生/高校生の成瀬の話。•人生の目標は200歳生きること•西武デパート閉店に合わせたテレビ特集に写りたくて毎日西武デパートへ繰り出す。•高校入学で坊主頭に。3年で何センチ髪が伸びるか検証したかったから。•けん玉大会優勝、M1挑戦成瀬の変人ぶりが魅力的で、最後までサクッと読めます。2021年の芥川賞”推し燃ゆ”•発達障害/知的グレーゾーンの女子高校生。家族からも飽きられ見放され、学校でも
小説推し燃ゆ宇佐見りんAmazon(アマゾン)いや、失敗しました。だいたい、本屋大賞に関連する作品を聞いて居るんですが、この作品、芥川賞作品なんですよね。色眼鏡で見る、見られることを拒否しておりますが、そもそも権威が大嫌いなので、芥川章作品は読みたく無かったんです。すごい色眼鏡。笑だいたい、純文学ってなに?ゲージュツがどーの、美的センスがどーのとか言って、結局、死ぬ、苦しい、助けて,でももう死ぬ文学でしょ?「おい、今どきどんな偏見だよ」その辺
コチラは、ビーズアクセサリーと読書、ときどき脱線を楽しむブログです^^リアンは、4人で活動しております。リアンではビーズアクセサリーキットを中心にアクセサリー販売していますhttps://lian.base.shop/とっても気になる人のひとり、三宅香帆さん今度はコチラを読んでみました基本読解力に難ありな私に、果たして理解できるか心配でしかないのですが、それでも気になるのだから、挑んでみよう面白い!と思ったところ、ほほぉー、とおどろいたり『女の子の謎を解く』
「推し」最近、よく聞く言葉。自分が応援している人や、好きなこと、もの。私にも「推し」はいます。この小説は、主人公の「推し」である男性アイドルがファンを殴り炎上するところから始まります。主人公は女子校生のあかり。推しについてのブログを書いていて、フォロワーも結構いる感じ。物語は、このアイドルの炎上と顛末を軸に進んではいくのだけど、それを追うあかりの生きづらさがこの物語の本当の軸なんだと、途中で気づきます。はっきりと書かれているわけではないのですが、ADHDやLDのよう
宇佐見りん「推し、燃ゆ」。芥川賞受賞作ですね。タイトルも含めて興味があり気になっていた作品です。120ページと薄い本なので読みやすそうだと挑戦しました。未読の方は注意して下さい。見た目以上に厚い本です。アイドル(推し)オタクの女の子が主人公です。その子の心情を中心とした私小説になっています。なので、オタクな文書になっています。私もスニーカーやガンプラなどオタクな趣味が多いです。好きなことを話すときは、呼吸を忘れて早口で言葉がでます。たぶん、それを文章で表現しているのでページが文字で
宇佐見りんさんの「推し、燃ゆ」の感想です。ネタバレあります。片づけられない、勉強も出来ない、何をやっても上手くできない女子高生が推し活に熱中しやがて肝心の推しが引退してしまうお話です。推し活に夢中になる描写が上手く「ふーん、こういう風に推しに夢中になるのか」と若者の心理を年寄にも分かるように描写していて面白い。しかし!ストーリーは推しが引退して、主人公が「這いつくばりながらこれが私の生きる姿勢だと思う」と言って終わってしまう。えー?だってここからが肝心じゃない
推し、燃ゆ(河出文庫)Amazon(アマゾン)574円${EVENT_LABEL_01_TEXT}推し、燃ゆ宇佐美りんあらすじ推しがいて人生がを動かしている高校生その推しが人を殴って炎上炎上中も押しを大切に生きる高校生の物語芥川賞受賞作グッときたポイント正直、推しに夢中になれないので理解は難しいところはありますがそれを支えに生きるという世界はある意味憧れますしかし、人生はいろいろですこんな人におすすめ押しの居る人居ない人この世界を見たい人
おはようございます札幌は晴れて気持ちのいい朝ですあ~、出かけたい肩甲骨の痛みはだいぶ良くなってきましたやだね~歳だね~読書は宇佐見りん著「推し、燃ゆ」、芥川賞受賞作2020年単行本(最近、文庫本化されたようだ)私は何もできない高校生姉や母からもそう言われている私の生きる希望は「推し」だけ一方的ではあるが、満ち足りている推しはかわいい守ってあげたい、切ないくらいの存在私は身を削って注ぎ込む、推すことは私の生きる手立て、業だしかし、推しが引退…私は高校を中退し、
給料日前日だった木曜日の夜。金欠で一番苦しい時期です…💦。でも何か食べなきゃ。冷凍庫を開けたら、以前母親からもらった栗ご飯と、湯煎して食べられる煮魚がありました😆。冷凍ネギを即席豚汁に入れて準備完了✌️。NHKで2週連続で放送した「TheCovers竹内まりやナイト!」を観ながら、いっただっきま〜す❗️栗ご飯も煮魚もうめ〜。ありがたい晩ごはんでした😍。NHKの番組は、竹内まりやさんではなく、他のミュージシャンがカバーする番組なのね…😩。かなりガッカリ😞。そして、金曜日の昼
木曜日の早朝。秋の雲が美しい😍。しかし、出勤です😭。ストレスが溜まるわ。さて本題です。これまで直木賞や本屋大賞を中心に、いろいろ読んできましたが、芥川賞の作品はあまり読んできませんでした。芥川賞で読んだのは高瀬隼子さんの「おいしいごはんが食べられますように」と村田沙耶香さんの「コンビニ人間」だけ。コンビニ人間が面白かった村田沙耶香さんも、次に読んだ「地球星人」がかなりイマイチ。芥川賞作家さんの深掘りは難しい😓。しかし、ブックオフで買える本が減ってきたので、芥川賞作品に手を出しましょ
ご覧いただきありがとうございます!我が家は管理職(ハードワーク)共働き夫婦です。私(メイコ)ミドサー、貯金と美味しいもの好き、育休中夫くんアラフォー、ゲームとお酒好きしろくん2024年6月生まれの色白ボーイ推しのいなかった人生・・・いきなりですが、この本、知ってますか?『推し、燃ゆ』(宇佐見りん)推し、燃ゆ(河出文庫)[宇佐見りん]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}楽天市場で詳細を見る${EVE
推しがいない、推し活ってしたことがないので、どういう感情なのか理解出来なかったのですが、これを読んで推し活というものが少し理解出来ました推しがいるってことは生きるために必要なことなんですね主人公は不器用な10代の女の子推しは、自分が立っていられるための自分にとっての背骨みたいなものらしいです。それがないと立っていられない感情ってどんなだろう…ふと考えていたら、私にとっては、アメリカドラマなのかな〜画面の向こう側が虚像だとわかっていてもなぜか見続けてしまう。今どき韓ドラ見ないの
今日は少し遅めの夏休みをもらい、歯医者に行って、あとは本でも読もうかなーなんて思っていたりしました…実際家に帰ってきて「方舟」を読み、「傲慢と善良」の読書ノートをつけたりしていました。さて、読書離れがニュースで流れていたりしますが、なかなか読む時間ってできませんよね。作るもんだーなんて言う人がいますけど、作り方すらわからない、そんな気もしています。僕も本屋大賞に出会ってからガッツリと読むようになりました。それまでは仕事で教養がいるかなと思ってビジネス書をチラチラ読んでましたが、「楽しむ
著者:宇佐見りん「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい」逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を”解釈”することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し――。デビュー作『かか』が第33回三島賞受賞。21歳、圧巻の第二作。(公式)「推す」のはつらいよこの作品を読んで、「推す=修行」のような感覚になった。とても険しく、誰も理解できない悟りへの道。家族ですらあかりに対して諦めの境地に立つ中、あかりは推しをただ推す。一般人の目
宇佐見りん『推し、燃ゆ』を読みましたよお。「推し」に深く深く入れ込む人とはどのような人なのか、わかりたくて読んでみましたよ。途中ぐらいから、主人公が、好きな男性アイドルを、名前で呼ばず「推し」と呼ぶのが気持ち悪いと感じるようになりました。「推しは尊い」「推しが全て」「私などは推しには及ばない下僕でございます」的なスタンスでいながら、相手を名前で呼ばず「推し」と呼ぶ。自分が相手に定めた役割でしか相手を呼ばない。すごい傲慢。まあ、それは置いといて。推し、燃ゆ(河出文庫)
若手が書いた芥川賞作品ということでかなり話題になったやつずっと読みたかったんだよねぇまず書き出しがいい「推しが燃えた。」ストーリーは、アイドルの推しが、女性を殴ったとして炎上してしまう推し活をしている自分は必死に応援するも、、、すべての推し活している人間に送りたいね主人公は高校生なんだけど、勉強もできない、よく忘れ物をする、ものが片付けられないと鬱になりそう、てか鬱かな?って感じの子だけど推しに支えられて生きてるって感じ表現力豊かな文章でページも短いの
皆さんこんばんは。帰ってきたら何やら南海地震に備えて!とTVで言いまくりで驚きました。何もない事を祈ります。さて恒例の夜中の本紹介。「くるまの娘」宇佐見りんてっきり紹介したと思ってたらしてませんでした。前作は芥川受賞作で話題作の(推し、燃ゆ)。読んでますが、正直そこまでの印象でした。そこまで評価される本かな?(「推し燃ゆ」宇佐美りん)|「天に月、地に山」愛知・豊橋で日本酒なら(ameblo.jp)さて今作はどうでしょうか?
「推し、燃ゆ」宇佐見りんなんかすぐ読み終わっちゃったあらすじ【第164回芥川賞受賞作】「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい」以下ネタバレ〆学校は退学、バイトはクビ、家庭でもお荷物扱い。正直ちょっと発達障害入ってる???と思いながら読んだくらい、なにをやってもポンコツな主人公。推しを推すことだけに全集中し、生活も全て推し中心。生き甲斐。現実逃避とかではなく、本当に生きる活力だった大事な推しという存在。炎上して、人気もかげって、引退して、推しを失った。推しはただの人
JamesSetouchi高山羽根子『首里の馬』第163回芥川賞受賞(2020年上半期)作者:1975年富山県生まれ。多摩美大卒。二十代は美術関係の様々な仕事をしたが三十代半ばで転職し、社会人向け文章教室に通う。根本昌夫(文章教室の先生)に見いだされる。野球好きで、沖縄には野球のキャンプを見に行く。そこで情報を得て『首里の馬』につながった。(文藝春秋令和2年9月号掲載の芥川賞受賞者インタビューなどから)『首里の馬』:面白い。一読の価値はある。舞台は現代の沖縄、首里。主人公
推し、燃ゆ(河出文庫)Amazon(アマゾン)574円フォローさせていただいているブログさん(超人気ブログ様でいらっしゃいますので、私のような泡沫ブログ主ごときがブロ友と呼ぶことはできない)が感想を載せていらっしゃったので、私も読んでみました。「推し、燃ゆ」宇佐美りん20代(執筆時は22歳?)の作家さんだそうです。そんなに分厚い本じゃないのですぐ読み終えたんですが、結構考えさせられる話でした。この作家さんのように、若者ならではの鋭い視点でモノゴトを見つめることはもうできないなぁと思