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朝から体操教室。いつものように図書館で雑誌を読み、(婦人公論、くうねる、クロワッサン、いきいき)スーパーで食材を購入してから帰宅。14時に保険代理店の方が来る。火災保険、自動車保険は手続きを終え、今日はがん保険の説明。と、保険の話はここで終わり、あとは雑談。💙話の中で、高校が夫と同じということがわかり、夫が急に話に乗り気になり、次は大学の話になった。関西にある大学で、民俗学を学んだということから、民俗学に関心がある夫は、質問ぜめ体制になった。夫の込み入
『愛知県設楽郡の花まつりマレビトに会えるかな?』物質ゆるゆるポイントや春分・夏至・秋分・冬至などの時間の節目の話、折口信夫氏のマレビトの話はここまでにも何度もブログで紹介してきましたね。このあたりのことを…ameblo.jp東栄町の伝統神事花祭特集毎年11月から3月にかけて各地区で開催される「花祭」。国の重要無形文化財にも指定されている「花祭」は、700年以上にわたって伝承されてきた伝統的な神事です。www.toeinavi.jp花まつりに行ってきましたよ。いっぱい運転しましたちょ
仏教用語に「円寂(えんじゃく)」という言葉がある。あまり使わないので現代の死語といったところだが、その意味は「悟りの境地」や「涅槃(ねはん)」を表したりする言葉。時には「死」そのものを表わす言葉でもある。民俗学者であり国文学者でもあった折口信夫(おりくちしのぶ)の著書に『歌の円寂する時』という評論がある。この意味は「短歌が死んでしまう時」。彼は歌人でもあり、大学教授でもあった。ただ、かなりの変人とされていた。その一つに決して板書(=黒板に文字を書くこと)をしなかったこと。その
ちくま文庫古代から来た未来人折口信夫増補新版折口民俗学のマトリックスを中沢新一がよみがえらせる古代を実感することを通して、日本人の心の奥底を開示した折口信夫。その学問をまるごとつかみとり、思想のエッセンスを取り出す。解説持田叙子↑筑摩書房のHPを写させていただきました。HMV&BOOKSonlineからのお知らせによると明日、2025年12月13日発売だそうです。皆さん、明日ですよ♪
紅葉に染まった「談山神社(たんざんじんじゃ)」をめぐります。「談山神社」と称すようになったのは、明治維新後のことで、それまでは「多武峯妙楽寺」と号し、有力な神仏習合の寺院でした。藤原鎌足は、摂津国阿威山に葬られていましたが、長男・僧定慧が、唐から帰朝すると多武峰に改葬し、墓の上に十三重塔を造立します。数年後に三間四面の堂を建立して「妙楽寺」としたのが多武峰の発祥です。あわせて鎌足の御影像を安置するための御殿も創建されます。延長4年(926)国内最古となる惣社を創建し
たとえばアニメ映画の冒頭でミーンミンミンミンミンというセミの鳴き声が入っていて青空に入道雲、遠くの道路には蜃気楼がゆらゆらしていて人物がうちわをパタパタしたりハンカチで汗を拭いたりしているとする。「うだるような暑い日だった」とナレーションがなくても、とにかく暑いことがその映像で分かる。そこで「暑い日だった」とナレーションを入れない、言葉ではないところで何が伝わっているかを見つけるのが楽しい。カメラのアングルと光の加減で希望や元気を表現することができたり。蕾や芽にはこれから展開す
古代から来た未来人折口信夫増補新版【ちくま文庫】中沢新一著2025年12月発売予定定価990円2006年にNHK「知るを楽しむ」私のこだわり人物伝「折口信夫古代から来た未来人」を録画して何回も観たのが昨日のことのようですが、えっ・・・もう20年近く前ですか・・・!テキストを購入して、その後、ちくまプリマー文庫のものを読んで・・・。色褪せない魅力を放ち続けている名著を改めて手に取りたい!・・・ということで、さっそく予約注文しました(^_^)発
さて、宮武外骨「滑稽新聞」は、第二巻に入りました。宮武外骨・滑稽新聞第2冊第31号~第60号Amazon(アマゾン)第40号の辺りまで、目を通しましたが、気になったのは、やはり、解説の方。当時、どうも、社会では、女学生の「風俗の乱れ」が、大きな問題になっていたようですね。この「風俗の乱れ」が、具体的に、どのようなものを指すのか、具体的な説明が無かったので、その点は、よく分かりませんが、「滑稽新聞」に書かれていた内容などから、やはり「性」の乱れ、と、言うことになるよう
折口信夫(おりくちしのぶ)先生の話題から、メタファーや類化性能の話をたびたびしてきた。『「もっとも偉大なのはメタファーの達人である」byアリストテレス』今日は16時の過去記事紹介はお休みして、たまっている下書きを放出するコーナーです。これは2022年8月に書きかけたものです。たとえばアニメ映画の冒頭でミーンミ…ameblo.jp『いろんなコスモスのつながりと類化性能・別化性能』『「もっとも偉大なのはメタファーの達人である」byアリストテレス』今日は16時の過去記事紹介はお休みして、たま
(旧)葉月二十二日公園に釈迢空の家の跡ほい駕籠を待つ人の歓声雲端註:釈迢空(しゃくちょうくう)=折口信夫のペンネーム。大阪メトロの旅四つ橋線編子育て地蔵の前から公園に入る。そのまま奥へと進むと立派な石碑がある。これが折口信夫の生誕地の碑歌碑も添えられていた。「ほい駕籠を待ちこぞり居る人なかにおのづからわれも待ちごころなる」正月十日の今宮戎の祭り十日戎。その際に宝恵駕籠(ほえかご)が出る。新地の色街
(旧)葉月二十日松之宮に折口信夫の歌碑を見る木津勘助の像の向かいに雲端大阪メトロの旅四つ橋線編敷津松之宮の境内に民俗学者でもあり歌人でもあった折口信夫の歌碑がある残念ながら摩耗が激しく読み取れないが「春はやきこぶしのうれひさきみちてただにひと木はすべなきものを」と記されているそうである。その正面には木津勘助の像近くを流れる木津川改修を行い大阪水運の基礎を築いた人物だが木津勘助を最も有名にしたのは寛永16
🌴知林ヶ島指宿(いぶすき)という地名にも惹かれて一泊しましたが、錦江湾を臨んでとにかく絶景。ただぼーっと湯船に浸かって海に現れる織物のような潮の流れを眺めているだけ。夜は夜で、満天の星。🌴🌴🌴翌日は近くの若宮神社をお参りした後3月から10月の間の中潮か大潮の日の引き潮の時に島へと渡る海の中道が現れる知林ヶ島(ちりんがしま)へ。秋分の前日が新月でしたからこの日は大潮。けっこう長い間海上に砂の道が現れていました。それにしても・・・
こんばんは。前々から読んでいた本を読み終わりました。いやあ、すごく濃密な本でした。かんたんに要点だけ書きますね。著者の安藤礼二が論じている、折口信夫は、昭和の戦前から戦後にかけての民俗学者です。日本の神道の神々と天皇、そして、それらのルーツを研究していました。折口信夫は、古代の日本を通して「みこともち」という概念を見つけます。”みこと”=神の発する言葉。”もち”=それを憑依して伝えるシャーマンです。そして、それは青森のイタコや、沖縄のユタもそうですが、天皇陛下自身も、”皇祖
秋田駅でなまはげと記念撮影。なまはげも、年末に秋田の男鹿半島の山からおりてくる神や霊で、これも「マレビト」の一種ですな。当ブログでは、「下降型」「スターピープル」「土星の箱を壊す天王星」「冥王星を出入口にしてやってくる、太陽系の外の(天体に象徴される)存在」という話をよくしてきました。どうも、日本には昔からそういうことを「マレビト」と呼んで研究していた人がいるらしいのです。それで、最近はその人が研究していたことについて調べものをしているよ。追記:紹介しようとした動画は、著作権の問題
折口信夫が硫黄島で戦死した養子のことを偲んで作詞した「鎮魂頌」という歌があります。靖国神社の大祭のときに歌われるので、曲名を聞いて「ああ、知ってますよ」とすぐ答える人は右翼的な人であることが多いですけれども、歌詞の内容そのものは、昨今の歴史修正主義の宣伝センターと化した靖国神社のイデオロギーとは一線を画したもので、戦争の悲惨さを悲しみ、故人の死後の安らぎをひたすら願う趣旨のものです。ところが、この詞のそういうニュアンスを素直に受け止めることを嫌ってか、あえて正反対の意味をくっつける〝
折口信夫の能登・越中民俗学者として柳田國男に師事し、国文学を究め、歌人として釈迢空(しゃくちょうくう)と号した折口信夫の特別企画展が、高岡市万葉歴史館で開催されていた。万葉歴史館は、展示室を最後まで進んでいくと、屋上から外に出て伏木の家並みや立山連峰を眺めつつ、入口付近に戻ってくることができる動線だ。万葉集から何を感じるか柳田國男の常民・氏神という概念に対し、折口信夫はマレビト・依代の概念が対比される。北陸のお祭りでもよく見られる、山車、キリコ(燈籠)、神輿も依代の
柳田国男先生っていうと「遠野物語」を思い出す方が多いと思いますが、柳田先生の著書ってけっこう沢山ありまして、前にも書いたかもしれませんが、ウィキペディアなんかで柳田先生の経歴を調べると、かなり色んな分野で活躍してる方で、びっくりするんです。柳田先生の一番弟子と言われる折口信夫先生も凄い方で、國學院大學で教鞭をとられていたそうですが、折口先生の「古代研究」、〝100分de名著”で観たんですが、日本の芸能(和歌、俳句、能、狂言、歌舞伎)以外にも先祖の供養・祭り等々がいかに成立・発展
世界が新しくなる今をともに見つめるあなたへ早いもので8月葉月も明日で終わります。パワフルな太陽の陽射しこれも寒い冬がくれば懐かしむのかもしれません。前回は地球、ガイアが意識をもつ生命体だと思い出させる映画を観た話を書きました。古来、日本では既にその考え方をしていました。それは万葉集で、土地を褒める歌が多く詠まれていることからも、わかります。そのひとつ鳴なる神かみの音おとのみ聞きし巻向まきむくの檜原ひばらの山を今日けふ見つるかも柿本朝臣人麿巻七1092その意味は、
永遠の三島由紀夫Amazon(アマゾン)続いて第二章、タイトルは「スサノヲの現成―神話の地上的展開」です。「スサノヲ」は神様のことだと思いますが、「現成」はありのまま現れていることだそうですから、スサノヲがありまま現れるということでしょう。二人の議論は武士道、特に「葉隠」についての者が中心で、三島由紀夫とっては葉隠思想が失われつつある日本文明の根源であり、日本の国体を護持するための行動を支える精神の柱だったとありました。今だ「葉隠」に触れておらず、三島由紀夫の「葉隠入門
ご訪問ありがとうございます。自称:火星の母?!(↑かなり気に入ってます)伝統風水師、虹羽(こう)です。今朝、歩いて会社に行く途中、ガードレールの外側に紫色の花が咲いているのにふと気づきました。これは…葛(くず)の花です!葛の花で思い出すのは、釈迢空(しゃくちょうくう)、民俗学者としても有名な折口信夫(1887~1953)の短歌です。葛の花踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり大正13年に
【中古】死者の書/折口信夫/中央公論新社[文庫]【メール便送料無料】【最短翌日配達対応】楽天市場死者は語りかける――折口信夫『死者の書』がひらく古代幻想の世界もしも千年以上前に亡くなった人の声が、いま自分に語りかけてきたら……。そんな不思議な想像から始まるのが、折口信夫の小説『死者の書』です。舞台は奈良の大和三山。主人公は藤原南家の姫で、ある夜、奇妙な幻を見てしまいます。それは一人の死者の魂との出会いでした。その人物は、大津皇子。壬申の乱で命を落とし、
箱根へ行ってきました夏の家族旅行です、リアルタイムではありません箱根は当地から日帰りでも楽しめる近さなのですが、今年は暑いので長い距離を運転するのはちょっと疲れる、我が家は大学生ふたりが普通免許を「事故が怖い」と取らないので初老夫婦で運転せねばならず🥴近場がいいのですも一つ理由があり、卒業生が使用可能な大学の厚生施設を箱根に見つけたからです折口信夫の別荘であったところを改装して大学職員の厚生施設としていて、数年前から卒業生も宿泊可能となっていることを最近知りました夏休みは人気だろうなぁ
きずつけずあれ釈迢空わが為(ため)は墓もつくらじー。然(しか)れども亡き後(あと)なれば、すべもなし。ひとのまにまにーかそかにたゞひそかにあれ生ける時さびしかりければ、若(も)し然(しか)あらば、よき一族(ひとぞう)の遠びとの葬(はふ)り処(ど)近くー。そのほどの暫(しば)しは、村びとも知りて見過ごし、やがて其(そ)も風吹く日々に沙(すな)山の沙(すな)もてかくしあともなくなりなむさまにー。かくしこそーわが心しずかにあ
うちのサブリナは身体に♥があるのです子供の頃は『明治100年』なんて聞いてましたが、もはや今年で『昭和100年』となりました。速いものです。日本国内の紀行文を読むなら、まったく知らない時代の日本を旅するイザベラ・バードあたりが純粋に楽しいですが、民俗写真家の芳賀日出男による昭和ニ、三十年代の地方の風土記のような写真と文章も楽しいものです。リアルには知らない時代ですが、子供の頃の原風景に近い気がします。あるいは子供の頃に大事に持ってた保育社のカラーブックスの伝統行事や郷土玩具の本を思い出します。
今月は3冊も本を購入しちゃいました(^^;本屋さんに行くとついつい買っちゃうんですよね~~~(*^^)vこの3冊も『100分de名著』を観て、読んでみたいなぁ~って思った書籍です最近は柳田国男先生の『遠野物語』や『山の人生』の影響か、折口信夫や宮本常一とか、いわゆる、民俗学と言われる分野に興味を持つようになりました日本のディープな世界を味わえるので、お勧めです(〃艸〃)
今宮戎神社からてくてく歩いて、やってきました。敷津松之宮(しきつまつのみや)・大国主(おおくにぬし)神社敷津松之宮・大国主神社の写真所在地:浪速区敷津西1丁目2番社伝によれば、神功皇后が三韓を平定されて住吉大社に凱旋報告のため、敷津浦を航海されたとき、敷津浜に荒い波がうちよせられるのを見られ、『これから汐が満ちてはいけません』と松の木..www.city.osaka.lg.jp金運アップのお守り、種銭が超有名。行ってみるとグループでお参りされている方々が。やっぱりみんな、種銭
吉本隆明の『共同幻想論』を読む前に、吉本隆明が亡くなった10年後にまとめられた1冊の冊子を読んでいました。そこには『共同幻想論』と、そこでの柳田國男の『遠野物語』の説明が安藤礼二氏によりありました。折口信夫の『死者の書』の解説書とも言える、安藤礼二の『神々の闘争』、新刊の『空海』。そして日本の神話の根源とも言える『古事記』を、日本の宗教や民俗学に関心がある私は、これから読む必要があるように強く感じています。うーん、読みたい本があリすぎる(笑
こんにちは。ぴる来るです。当ブログの【日本語上代】シリーズでは、古代日本語を解明する新しい試みをしていきます。今回も天孫降臨の一場面から、「まとこおふふすま」です。(以下、本文は常体で続きます)『和漢三才図会』による衾の画(Wikipediaより)古事記ではこの場面で記載は無く、日本書紀に登場するアイテムだ。高皇産霊(たかみむすひ)尊がニニギノミコトを地上に降ろす際に覆ったものとされる。「まどこおふふすま」と読まれることもある。「眞床追衾」あるいは「眞床覆衾」と表記される。
追記連載のタイトルを「些事雑記」に改めました。「些事雑記」を始めようと思います。世事に疎いボクですので、身の回りの雑事を取り上げます。「雑」という漢字の字源はともかく、雑に扱えば何の意味も無いものでも、目を凝らして見ると何かの発見がありそうです。新米教師だった頃、先輩で『角川新字源』に名を残す先生から「雑学を学問にしなさい」と教わりました。新字源の「雑」を繰りました。たしかに俗っぽい、低俗といった意味合いもありそうです。昨日、酷暑の中での驟雨を衝いて中之島図書館