ブログ記事71件
昨日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。こちらでは抜塞(バッサイ)の形の稽古も行っていました。下イラストはその中の最後の添手手刀受け(そえてしゅとううけ)のところです。こちらのところもアドバイスがありながら進められていました。まず、土台となる猫足立ちがきちんとできていなくてはなりません。腰を落とし、重心を低く保ちますが、そのためには膝を曲げ、臀部を後方に引くようにします。そうすることで、腰椎の生理的湾曲を作ることになります。
昨日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。こちらでは全日本大会のための形の稽古も行っていました。私のグループは荘鎮(ソウチン)の稽古も行っていました。下イラストは最初の角構えから拳槌打ちさらに中段突きのところです。こちらのイラストの真ん中の箇所にあたる拳槌打ちのところでもアドバイスがありました。この動きは向きが変わりますが、下イラストにある分解・解説の動きにあるように相手の突きを受け、そこから中段に対して打ち込みを行なっているのがわかるかと思
昨日の千唐流空手道直真塾三鷹少年部の稽古の話です。来週末に昇級審査を控えており子どもたちも頑張っています。来週は小学校での中間発表会やこちらの昇級審査もあり、活動としても盛り上がっています。さて、そんな中ですが昨日は打ち技の稽古も行いました。打ち技は直真塾少年部の昇級審査では中堅クラスの級の科目になります。ただ、空手道を稽古しているうえでは級には関係なく技として認識し身につけておく必要がありますので稽古としては全員が行っています。打ち技の中では裏
今日は「形(かた)」の話です。稽古の中に必ず入っているメニューですが、これまで個別にお話しすることもありましたし、テーマを決め、複数の「形」にまたがってお話ししたこともあります。今回は後者のパターンになりますが、具体的にはタイトルにもありますように「打ち技」を取り上げます。基本稽古の場合もそうですが、「打ち技」の場合、独特の身体操作が必要になります。もちろん、武技は全身で行なう、ということはいずれの技にも共通なのですが、「打ち技」については特に上肢の操作に独特の注意が必要で、中
火曜日の稽古の話に戻ります。この日、最初は全員で連続技の稽古をしましたが、その話は先日のブログに書きました。今日はその後の話ですが、テーマ別にグループを分けました。具体的にはその日の上級者を集めた組稽古のグループ、「形(かた)」のグループ、基本のグループに分けました。「形」の場合、「抜塞(ばっさい)」と「正整(せいさん)」に分けたので、合計4グループに分けたことになります。その全てを1回のブログで書くことはできませんので、今日は組稽古の模様をお話ししたいと思います。ここでは、最
昨日の続きです。先週の火曜日の稽古ですが、一般部と昇級審査を控えた道場生と分けた、という話をしました。一般部の場合、アイルランドからの稽古生もおり、この日はテーマを2つに分けて行ないました。でも、やっていることについて重なるところもあり、それは「二十四歩(にーせーし)」という「形(かた)」の稽古でした。アイルランドから稽古生の場合、本国では指導者クラスであり、一方は少年部からの移籍組ということで、レベル的にはかなりの開きがあります。だからアドバイスする内容にも違いが出てくるのは必然
一昨日、アイルランドからの稽古生が参加した時の話をしました。その際、「二十四歩(にーせーし)」を中心に稽古した、ということを書き、冒頭で出てくる動作のポイントについて説明しました。今日はこの「形(かた)」の他の箇所で、なぜこういう動作なのか、ということを説明したお話しをします。分解・解説としても稽古する内容になりますが、この日は時間の関係でそこまではできませんでした。説明だけで終わりましたが、ブログでは稽古した内容を残しておきたいと思っています。その一つが上のイラストに示した「捻り
昨日の続きです。連続技の稽古の話ですが、昨日は歩法を工夫した「突き」がテーマでした。全てを書くと長くなるので、割愛したところもありました。だから今日はパート2として書くことも考えましたが、異なる技をベースにした話のほうが良いのではと思い、今日は「打ち技」をテーマに書いていきます。試合では「突き」のほうが多くなりますが、「打ち技」でもきちんと入ればポイントになりますし、それなりに見かけます。特に直真塾の場合、普段の組手稽古の中でも多用している道場生もおり、試合の際にも違和感はありません。
先週の土曜日の稽古の話の続きです。前回は「二十四歩(にーせーし)」に出てくる特殊な「受け」をテーマに、その実践の為に「見えない技」に相当する手の使い方について説明しました。今日の話のテーマはタイトルに書いてありますが、「打ち」と中心軸の関係になります。もっとも、中心軸というのは武技全般に関わることですから、ことさら「打ち」の場合を強調する必要はないのですが、その意識を強くすることで技の質は変化します。稽古ではその点をきちんとアドバイスしたわけですが、それが今日のテーマになっています
昨日の続きですが、今度は上級者のグループの話です。こちらのグループでは、試合を意識したり武術としての「形(かた)」を前提とした稽古を行なっていますが、ここでも大きく分けて統一した「形」を行なう前半と、各自で選択した「形」を行なう後半に分かれました。今日のお話は前半の部分で、そこでは「正整(せいさん)」と「抜塞(ばっさい)」を行ないました。今回は「正整」の場合でお話ししますが、ここで意識するポイントはタイトルに示してあります。上のイラストは「押し揚げ受け(おしあげうけ)」のところです
火曜日の稽古ですが、防具無しの組手を行ないました。そこでは強い技をしっかり極める、ということではなく、互いにいろいろな技を出し合う、ということに主眼を置き、自分の可能性を確かめる、という目的で行ないます。防具を着け、本気で突いたり蹴ったりする場合、試合を意識するケースも出てきて、ポイントの取れる技が多くなったりします。また、続けて行なうことでダメージ蓄積もあるでしょう。組手といってもいろいろなやり方がありますので、そこはその日の出席者や様子を前提として工夫しています。そ
昨日の続きで火曜日の稽古の話にしようかとも思いましたが、各回共通の「形(かた)」のことがしばらく取り上げていないので、今日はその中から一つお話ししたいと思います。その話は火曜日の稽古にも通じることなので、その意味では昨日のブログの続きにもなります。これからのブログで「形」の話をする場合、しばらくは複数の日にまたがった話になるとしてご覧ください。さて、今日のタイトルの中に「角構え(つのがまえ)」という文字が入っていますが、これは「壮鎮(そうちん)」という「形」に出てくる動作です。
昨日の稽古ですが、3部に分けて行ないました。第1部がペアを組み、テーマに沿って攻防を稽古する、第2部が組手、第3部が「形(かた)」という具合です。今日は第1部の話になりますが、その中でも大別すると2パターンあり、そのうちの一つについてお話ししていきます。その具体的な内容がタイトルに示してありますが、ここでは相手からの攻撃に対して、回転技で反撃する、というものです。動作が大きい分、ちょっとした拍子の違いで相手から動きを読まれ、反撃を外されたり、逆に裏を取られたりしやすいので多用は
昨日の続きです。先週の土曜日の稽古では、グループによっては接近戦を前提に、「崩し」から「打ち」で極める、ということも行なっていました。今日はそのお話ですが、間合いの関係から防御するのが難しく、相手を「虚」を上手くつけたら大変効果的な極め技になります。そういう意識で行なう場合、単なる打ち技では効果を期待することが難しく、だからこそその直前に「崩し」を行なう、というプロセスを意識します。ただ、そういう場合、最初のステップである「崩し」を中途半端に行なうケースが多く、ちょっと
また先週の火曜日の稽古話になります。第2部として行なった組稽古の内、「裏拳打ち(うらけんうち)」をテーマに行なったグループがありました。この日は各ペア、各グループによってテーマや具体的に稽古する技を違えましたが、基本はリクエストに基づきました。そして今日お話しする組では、「裏拳打ち」をやりたいという申し出があったわけです。左のイラストに「裏拳(うらけん)」を様子をアップしましたが、この拳形で用いる場合は「突き」よりも間合いが短くなります。でも、技の軌道から相手の意表をつくことが可能にな
先週の火曜日の稽古の話です。第2部の稽古はグループ別に分かれて組稽古を行ないましたが、その中の1クループのテーマは「二十四歩(にーせーし)」の分解・解説でした。ここ数回に渡ってお話ししたテーマですが、まだご紹介していない技があります。今日はその中から、タイトルにある「開手(かいしゅ)」を用いた技のことを綴りたいと思います。今日は2つの技をご紹介したいと思いますが、その一つが左のイラストにある「背手受け(はいしゅうけ)」からの技です。「形(かた)」の流れから言うと最後に近いところにな
今週の火曜日の稽古の話です。この日は大きく2部に分かれ、第1部は基本の運足を中心に行ない、第2部はペアを組み、それぞれのテーマごとに行ないました。時系列で言えば、第1部のほうからお話しするのが順当なのでしょう。でも、昨日、「二十四歩(にーせーし)」の分解・解説の話をし、第2部で同様のテーマで稽古していた組があったので、昨日からの流れ、ということでお話を進めていきたいと思います。もちろん、昨日同様、最近お話しした内容とはかぶらないようにします。その内容はタイトルにもなっていますが、「
先日、「二十四歩(にーせーし)」の分解・解説の稽古をした、という話を書きました。その際、全部で6種類稽古しましたが、前回のブログでは2種類しかご紹介していませんでした。今日はその続きということで話を綴っていきたいと思います。分解・解説の場合、まず相手からの攻撃があることが前提になります。基本では右側で「中段追い突き(ちゅうだんおいづき)」を行なうことになりますが、受ける側は「形(かた)」の冒頭に出てくる「扇受け(おおぎうけ)」で対応します。先日お話しした際にも「扇受け」で受けた
このところ、先週の土曜日の話が続いていますが、GW期間中である今週の火曜日にも稽古を行ないました。そこでは終日、「形(かた)」になりました。7月の都大会や8月の世界大会に備える人もいれば、自身の稽古ということでやっている人もいます。今回は「形」ごとにグループを作り、私はそれぞれを巡回指導して回る、という形式にしました。稽古して内容は「基本型Ⅰ(きほんかたいち)」、「正整(せいさん)」、「二十四歩(にーせーし)」、「抜塞(ばっさい)」、「鷺牌大(ろーはいだい)」です。各グループ毎、終
昨日、土曜日の稽古の話として「基本型Ⅰ(きほんかたいち)」について綴りましたが、今日はその次に行なった「基本型Ⅱ(きほんかたに)」を取り上げてみたいと思います。この型のテーマは昨日もお話ししましたし、タイトルにも入っているように「鍛」です。「鍛」という言葉の響きからは、ハードな負荷をかけ、強い肉体を作っていくイメージがありますが、それは武術体作りの要素の一つです。実は「鍛」にはもう一つの意味があり、それは武術としての身体操作を鍛える、ということです。このような要素は、いずれの型、あ
昨日の続きです。「誘い」を意識した「構え」の説明の後、その具体例を稽古しました。とは言っても、最初の説明をどこまで理解してもらったかは分かりません。それは実際に構えてもらった時に感じたことですが、その雰囲気が出ていない人が多いのです。前手・奥手の位置関係、指先の感じ、立ち方など、見るべき個所はいろいろありますが、おそらく、「構え」の意義について、あるいはそこからの展開がイメージできていないのでしょう。しかし、それではわざわざ時間を取って説明した意味がありませんし、昨日お話ししたよう
土曜日の稽古の話です。昨日のブログで組手の話をしましたが、その前に単独の連続技、続いて同じ技をペアを組んで稽古しました。そこでは3種類の技を稽古しましたが、先日お話ししたのはその中の一つでした。「上段刻み突き(じょうだんきざみづき)」から「中段回し蹴り(ちゅうだんまわしげり)」というパターンでしたが、他には「回転足刀蹴り(かいてんそくとうげり)」から「上段裏拳打ち(じょうだんうらけんうち)」と、「上段刻み突き」から「上段背刀打ち(じょうだんはいとううち)」という内容で行ないました。後者
土曜日の稽古ですが、最初から2グループに分けました。1組は「形(かた)」、もう1組は組手のグループです。ただ、組手のグループも終盤、「形」の稽古になりました。今日はその時の様子についての話になりますが、「形」の場合、動物の動きをイメージしたものがあり、今日はその括りで2つの異なる「形」の共通点をテーマに綴っていきます。具体的には鳥をイメージした「形」で、稽古した中では「二十四歩(にーせーし)」と「鷺牌大(ろーはいだい)」がありました。この日、今年の都大会でこの「二十四歩」を行なうか
今週のBBK(ボディバランス空手)の話です。この日は大きく2部に分かれた内容になり、第1部は輪転を活用して相手からの攻撃を捌いて反撃するという以前稽古した技の復習を行ない、第2部では「猿臂(えんぴ)」の基本稽古になりました。今日のテーマは第1部の稽古の模様ですが、復習がメインだからブログで書くかどうかを迷いましたが、以前稽古したところからの展開まで行ないましたし、前回の内容を忘れていた人がいましたので、改めて以前とは異なる視点から綴っていきたいと思います。まず行なったのが「輪転蹴り
先日、中国拳法の本を読んで気付いた事があり本日の稽古で試してみました。☆稽古内容☆軽くウォーミングアップをしてから転掌の型を稽古しました。それから打ちについての「気付き」をやってみました。丹田と肘と拳の関係性の再構築です。従来の打ち方と今回の打ち方を打ち分ければ相手との相性の悪さが減る可能性は有ると思います。イマイチ結果の手応えが打ち手には分かりにくい感じでしたが打たれた側は違いはあるとの事でした。三戦の突きの軌道もチェック。本能的な動きでは無くこの日のキーワードはジェットコース
昨日の続きです。BBK(ボディバランス空手)の第2部では、ペアを組んで輪転を用いた技を稽古した、ということをお話ししましたが、昨日は「形(かた)」の動作の解釈として行ないました。今日お話しする技は別の稽古体系に属するものの中からピックアップしたもので、輪転の部分がより鮮明に出ており、反撃の方法もユニークです。昨日ご紹介した技の場合、BBKでも稽古した人がいますが、今日お話しする技の場合は初めの技になります。そのため、まずは見本を見せ、技のポイントを説明した後に身体を動かしてもらいま
火曜日の稽古の最後の話です。昨日のブログでは反撃自由の約束組手の話を書きました。火曜日の稽古としては第2部の内容でしたが、第3部ではその流れをそのまま自由組手に持ち込みました。組手の際、防具を着けて、ということになるとどうしても互いにしっかり当てようという意識が働き、使用する技に冒険がありません。つまり、試合で見られる技が主体になり、パターンが固定される感じになります。でも、その前にやった約束組手では、攻撃側の技を決めていたことも関係するのか、いろいろな反撃技を出していました。なら
また先週の土曜日の話ですが、今日は第3部の「形(かた)」についてです。レベルの違いで、一緒に稽古できるところと別々にしなければならないところがあります。「形」の場合、それが顕著で、経験の浅い人には教えていない「形」もあります。この日もそうで、一番上級者の組は「鷺牌(ろーはい)」でしたが、他は「抜塞(ばっさい)」や「正整(せいさん)」の組もありました。今日のブログのタイトルには「四方割(しほうわり)」という文字がありますが、これは「形」ではなく、「基本型(きほんかた)」として分類され
土曜日の稽古の話です。この日は稽古内容が3つのテーマに分かれ、第1部が組手を想定した「受け」から「突き」の連続技、第2部が組手、第3部が「形(かた)」という構成でした。試合のスケジュールが見えてくると、このような稽古パターンになることが多くなりますが、この日も例に漏れませんでした。昨日お話ししたことはこの中の第3部の内容も含んでいますが、複数のグループに分かれ、いろいろな「形」を行ない、その中には昨日お話しした「鷺牌(ろーはい)」も含みます。土曜日の稽古の種類が多かった分、また「形」の
昨日の続きになります。火曜日は最初、試合で使える連続技、というテーマで稽古し、続いてその技をペアを組んで行ないました。後者のほうは、間合いなどを考慮した内容ですが、同時にその「返し」も行なうというところまで稽古し、一つの技を両面から意識しました。今日のお話しでもその一例をご紹介することになりますが、具体的には「手刀打ち(しゅとううち)」の連続技になります。昨日ご紹介した技も極めは「打ち技」で、そこでは「裏拳打ち(うらけんうち)」でした。「突き」と比べ、「打ち技」の場合は間合いが狭く