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角田陽一郎氏の心に響く言葉より…文章の書き方の名著『論文の教室』の著者で、名古屋大学の戸田山和久(とだやまかずひさ)教授が「教養の書」で述べているのですが、もともと教養は「教養する」という動詞で、〈結果〉ではなく〈プロセス〉であるとのことです。教養は一定の知量があるのではなく、普段日々いかに人がそれぞれ育んでいくか?という行為なのです。つまり、教養を得るためには(教養のある人になるには)、ある一定のレベルの知識・情報・テクニックを知ることよりも、その教養を自分
本日の一冊❣️2021/12/12「思考の教室じょうずに考えるレッスン」3日目おはようございます😃愛と癒しの説教おばさんです。望月俊孝さんが提唱する4C速読法で「1日1冊読めるかなチャレンジ」を継続中。現在、585日目です。Facebook、noteでは、リアルタイムで発表していますが、このブログでは、少し時間をおいて、25日遅れの投稿となっています。4C速読法の個人指導を行なっています。無料の個人セッション(Zoomで1回45分)にて説明します。ご興味のある方、下記のリン
本日の一冊❣️2021/12/11「思考の教室じょうずに考えるレッスン」2日目おはようございます😃愛と癒しの説教おばさんです。望月俊孝さんが提唱する4C速読法で「1日1冊読めるかなチャレンジ」を継続中。現在、584日目です。Facebook、noteでは、リアルタイムで発表していますが、このブログでは、少し時間をおいて、25日遅れの投稿となっています。4C速読法の個人指導を行なっています。無料の個人セッション(Zoomで1回45分)にて説明します。ご興味のある方、下記のリン
本日の一冊❣️2021/12/10「思考の教室じょうずに考えるレッスン」おはようございます😃愛と癒しの説教おばさんです。望月俊孝さんが提唱する4C速読法で「1日1冊読めるかなチャレンジ」を継続中。現在、583日目です。Facebook、noteでは、リアルタイムで発表していますが、このブログでは、少し時間をおいて、25日遅れの投稿となっています。4C速読法の個人指導を行なっています。無料の個人セッション(Zoomで1回45分)にて説明します。ご興味のある方、下記のリンクをご
教養の書[戸田山和久]楽天市場1,980円ちょっと固そうな内容の印象を与える署名と装丁ですが、素晴らしい本です。まだまだ知らない著書があり、「無知の知」を思い知らせらます。この本はこれから大学で学ぼうとする高校生向けに書かれているらしいです。しかし大人も読むべきです。特に池上彰などを読んで「大人の教養」を身につけようとしている人達にこそ、です。池上氏とは違った教養へのアプローチを示してくれます。前半の「ダイ・ハード3」の解説でハートを
このシリーズは買ったり買わなかったりしています。ここ最近は名著を語る方が専門家かどうかで判断しています。あえてズラした方を置いてる印象はあるんですけど、あまりにこの人の○○論は聞いてもなぁ〜と思って避けることが多かったです。…そして今回はSFの有名作品。そして科学哲学を専門とされる戸田山先生!戸田山先生については、この本でどれだけお世話になったか。大学生と修士生くらいまでは必読の本。さてそれはさておき、華氏451度です。もちろん私は未読。外国語の作品は登場人物を覚えられないため
いろいろ買いながら、いまだ紹介できていない(読めていなかったり、書くタイミングを逃していたり)本です。なかにはジュンク堂池袋店の発売日前になぜか地元で発売されていて買った本も。随分早く発売されることもあるのだなぁと思いながらも紹介されていなければ、早いレビューにもならず。私の場合はこの手が多い気がします笑すみません早いレビューに価値があるのはわかっていながら、マイペースに読みたいものを読んだままにレビューしてます。早く読めばいいのにもったいなくて大事にそのままに
9月2日。今日は昼から映画を観ました。華氏451というタイトルのもの。こないだ読んだ戸田山和久さんの「教養の書」って本で紹介されてて今日観たのはそれのリメイク版。旧作がTSUTAYAで見当たらなかった、、映画の原作はレイ・ブラッドベリのSF小説「華氏451度」で、これは本が燃え始める温度なのね。ここからちょっと想像つくかもやけど、徹底した思想統制のシステムがあって、書物を読むことを禁じられた社会で、それを焼き払う側の人間と、本を守ろうとその内容を暗記して自分が本になろ
∂〈概念工学〉宣言!〈概念工学〉宣言!哲学×心理学による知のエンジニアリング[戸田山和久]3,888円楽天∂内容紹介概念は、人類の幸福に深くかかわる人工物であり、概念工学とは、有用な概念を創造・改定する新たなフレームワークである。本書は基礎的な理論を提示するとともに、「心」「自由意志」「自己」などを例に実践的な議論を展開し、豊饒な学の誕生を告知する。【執筆者】(執筆順、*印は編者)*戸田山和久(はじめに、第1章、第7章)*唐沢かおり(はじめに、第2章
宗教学は島薗進先生だったので買いました。近代宗教も扱っていて、コンパクトに読み応えありそうです。『舞妓さんちのまかないさん』は好きなシリーズで、新刊が出ると買い求める癒しの一冊。『恐怖の哲学』は、[ホラー]を脳科学、心理学まで多様な知を駆使して迫る本だそう。科学哲学がご専門の先生なのですが、こちらの本↓がめっちゃ面白くてタメになったので、これを機に買いました。今年大学進学する方にはぜひ贈りたい。真面目なテーマなはずが笑える。最後ま
前回のブログでは、戸田山和久の『恐怖の哲学』を足がかりにして、恐怖のメカニズムを解き明かした。その過程で恐怖だけでなく、さまざまな知見を獲得することに成功した。そして、ここからは笑いに絡めて恐怖との関係性に着目していきたいと思う。これまで繰り返し述べてきたように、恐怖を感じるまでのプロセスは、限りなく笑いに呼応すると思っている。その点とは、ある対象を認識し、その対象との関係性のなかで、それ自体が危険を及ぼす可能性を秘めている状態である。さらに詳しく述べるなら、それがなんであるか完全にわかっ
前回のブログで論じたのは、ある対象を認知してから恐怖を感じるまでのプロセスである。そのメカニズムはいたって単純で、要約すると以下のような内容である。ある対象を認知した際、身体的な反応を中核的関係主題を介して表象することで、ぼくらはそれらにたいして総合的な判断をくだすことになる。それはいわゆる評価と呼ばれるものであり、その評価の結果こそが恐怖を感じる原因であるとされている。噛み砕いて説明すると、こういうことである。何かに遭遇したい際、その対象との関係性のなかで、その対象が危険を及ぼす可
夏といえば、怖い話であったり、ホラー映画であったり、涼しさを感じられるような風物詩がたくさんある。どちらかというと、ぼくは得意な方ではないが、好奇心なのか、怖いもの見たさなのか、特集番組があればついつい観てしまう。ぼくが小学生の頃、「怪奇特集!!あなたの知らない世界」という番組が放送されていた。内容は、一般視聴者が体験した怪奇現象や心霊現象を再現したドラマである。それがフィクションだと分かってはいるけど身が竦むほど恐ろしかったのを今でも覚えている。上記のように、「怪」を題材とした娯楽は、