予告より遅れてしまったが、間もなく最新戯曲集「獄窓の雪―帝銀事件―」(論創社)が書店に並ぶ。昨年、上演した同作と「壁の向こうの友人―名古屋保険金殺人事件―」を収録する。加えてイベント情報誌「Vivace」に2011年から2020年まで連載した「高橋いさをのコラム」と題した短い文章を集めたエッセイを併録する。論創社から出版する戯曲集はこれで18冊になった。継続的にわたしの作品を世に出してもらっている論創社さんには感謝の言葉しかないが、このような形で作品を残してもらうことは劇作家としてとても光栄なこ