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野坂昭如の短編『火垂るの墓』読了。アメリカひじき・火垂るの墓(新潮文庫のー3-3新潮文庫)[野坂昭如]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}昭和20年9月21日、神戸・三宮駅構内で浮浪児の清太が死んだ。虱だらけの腹巻きの中にあったドロップの缶。その缶を駅員が暗がりに投げると、栄養失調で死んだ四歳の妹、節子の白い骨がころげ、蛍があわただしくとびかったー浮浪児兄妹の餓死までを独自の文体で印象深く描いた『火垂るの墓』高畑勲によるジブリ作品であまりにも有名だ
中耳炎は福島市の大きな病院に行っても良くなりませんでした。母は校長先生に直談判をし、もしこのまま耳が聞こえなくなったらどう責任を取ってくれるんですか、と言い張ってようやく許可が降りたそうです。それを知ってどんなに嬉しかったことか。みんなに羨ましがられました。父はもし空襲で自分たちが死んだら尚子は孤児になってしまう。死ぬなら一緒の方がむしろ幸せだと言っていたそうです。事実戦後それでどれだけの戦災孤児が生まれたか知れません。終戦になって疎開先から帰って来たら家は焼け、親も親戚も死んだか行方
四五日かけてじっくり読ませていただいた。惹き込まれたくだりにはラインマーカーでグイグイと線を引き、一章を読み終えるごとに反芻と整理のためしばし休憩をとった。まずは横道から入る。「月報」に著者青木美智男氏のインタビューがある。青木氏は1936年生まれ、福島県東白川郡棚倉町の出身である。その町に谷昌恒さんという帝大理学部出身の青年が、戦災孤児とともに生活する施設「堀川愛生園」を作ったという。そこでは読書会も行われていて、頭脳明晰でハンサムな谷さんを慕って若い女性たちが集まり
数日前、地元の駅ビルにあるくまざわ書店を冷やかしていた。パラパラと立ち読みをして、よほどその気になれば何か一冊を買おうと思って物色していると、本書があった。掲載されている作品についてはほぼ未読だが、書き手の半分くらいはかつて読んだ記憶がある。解説文の方を繰ってみる。冒頭は以下の通りだ。正確に引用してみる。「交通事故で亡くなった天満博士のひとり息子そっくりのロボットとして造られながら成長しないことに腹を立てた博士によってサーカスに売り飛ばされた鉄腕アトムが、『孤児』としての来
【能登半島地震】「支援待っていたら全員飢えていた」(1/8)能登半島地震の被災地では余震が続き、多くの方が不自由な生活を強いられております。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されました皆様に心からお見舞い申し上げます。(関連記事)能登半島地震の被災者、「金沢市などへ避難」(1/5)ビニールハウスで避難生活被災者の疲労ピークに(1/7)深々と礼する被災者隊長が言葉に詰まった場面(1/6)上川外務大臣は本日7日、日本で被災者の方たちが苦しむ中、ウク
雪虫が飛んだよ!見たよ!とチラホラ聞こえくる東北の地です😊私まだ目撃してない🤣昨日(11月28日)居住地じゃない所で雪虫を見ました…このブログは元々auoneというauユーザーのブログが消滅した後、アメブロに移行したブロ友さんがいらっしゃったので自分も移ってきた後、息子のコトやらハムスターのコトばかり好き勝手に綴ってきたのが始まりでした!昔からのブロ友さんとも今だに交流があるのは大変、有り難いです(*μ_μ)さてはて、自己紹介…名前:空文しのぶ(お仕事名)職業:ヒーラー年齢:五
とりあえず、こんばんわ。局長です。ミリアニ第4話を今更ながら観たのですが、原っぱライブって未来ちゃのノリじゃなくて本気でやろうとしてたという・・・その理由は、ステージ裏でのある話にすべて込められてますが局長的に『皆が一度集まれる最高の機会』を作ろうとしたのかと。ちなみに、原っぱライブに関しては子役経験がある桃子以外は割と全員肯定的だったのを見ると、桃子とそれ以外のメンツは芸能界に関する認識とかに若干差があるみたいだなーって。それはさておき、翼がいい仕事してますねぇと・・・。
サヘル・ローズさんサヘル・ローズ(ペルシア語:ساحلروزا〈ラテン文字表記:SahelRosa〉)本名も同じ(ただし、生来の姓名あるいは個人名は不明)別名義:サヘル滝川クリサヘル愛称:さっちゃん1985年10月21日生まれ、38歳。在日イラン人のタレント、女優、モデル。2013年6月26日戸田れい(@rachel_o2o9)「わたしの心友、サヘルの著書『戦場から女優へ』を読み終わりました。・・・」Twitter戦場から女優へ/文藝春秋¥1
ムトウちゃんは産まれた時から居候でしてん厳密に言えば父上が戦災孤児で5歳の時に実妹と一緒に引き取られた家それがムトウちゃんの生家でござる不思議な家庭でしたのぉ父の養父母のことはブログでは分かりやすくおじいちゃん、おばあちゃんと書きますおじいちゃんは婿養子、父上は養子その結果、生家でヒエラルキー最上位おばあちゃんでした最下層は、ウチの母上だったようなそれともムトウちゃん姉妹だったようなコレだけでも複雑なんですがおじいちゃんとおばあちゃんの間には実の娘が2人おります長
今日も暑そうな東京。個人的に1か月遅れの夏かな。こんなことを書いていたら、先ほどからけっこうと強い雨が。家を締めきると暑いなぁ。昨日、夕方にスーパーへ買い出しに。ちょうど入院する前日の同じような時間帯に近くの電気量販店に行った時のこと。信号を渡るのですが、その信号が見えなかったことを思い出しました。少し怖かったのですが、車と一緒に信号を渡り反対側に。それが昨日は裸眼でも信号がはっきり見えて、ちょっと感動。当たり前のことなのですけど。目の病気って、テレビでも
お盆に観たTVで心に残ったものふたつはどちらもNHKの番組だったNHKのファミリーヒストリーはたまに観る程度だが、今回の草刈正雄さんのヒストリーはそれまで観たのとはずいぶん違っていた放送日に観ることができなかったのでNHKプラスというアプリを使って翌日観た内容の詳細は省くのでご興味ある方は観ていただければと思う草刈正雄さんの生い立ち、お母様のご苦労と覚悟、アメリカに住むお父様のお姉さんにあたる方の苦悩(日本に弟の子ども→草刈さんがいることを知っているのは今ではこの方だけだった)、などを丁
戦災孤児だった祖父、その生い立ちを孫がたどった8月10日、NHKで放送された『軍港の子~よこすかクリーニング1946~』、ラストが明日につながる終わり方で救われました。良かった。原作があるんですね。つまり、小川今日一(小林優仁)には実在するモデルがいます。原作者の西田綾夏さんのおじいちゃんです。空襲で母親をなくし孤児となった祖父は、大人たちからも社会からも見捨てられるなか、どうやって生き抜き、クリーニング店を開いたのか…生い立ちをたどるうちに、作者は多くの子どもた
広島港の南、約3kmに周囲が十数キロの小さな島似島が浮かんでいます。この島がクローズアップされたのは、明治時代に遡ります。1894年日清戦争が勃発し、戦地ではコレラが流行したんです。部隊が帰国する際大陸の伝染病を国内で拡散させないために、伝染病の検疫・消毒を行う必要に迫られ1895年4月、似島に検疫所が設立されました。日露戦争のロシア兵捕虜、第一次大戦時のドイツ兵捕虜の収容所を経て大東亜戦で
ひとつ前の当ブログでちょっと触れた、5歳の女の子を虐待し、「ゆるしてください」という文章を書かせ、死に至らしめた事件のことを覚えていますか。この目黒区で起きた事件で、船戸結愛ちゃんが義父から虐待を受けて亡くなったのは2019年3月2日です。それから半年後、ちょうど朝ドラ『なつぞら』が終わる頃の同年9月に裁判があり、ひとつ前の当ブログで書いたように、『なつぞら』のヒロイン・なつ(広瀬すずさん)が戦災孤児で血の繋がっていない家族に愛情深く育てられる話だったこともあって、記憶がつながっているのです。
noteを更新しました。アニメ映画「火垂るの墓」は反戦映画なのか|船橋市・弓場清孝子どもの頃の私の郷里では夏の夕方から少し暗くなると蛍も賑やかに飛んでいて茅葺屋根の下の縁側で夕涼みしていると手のひらにとまり後尾から灯を点滅していました。さて、夏の蛍といえばアニメ映画の「火垂るの墓」に出てくる「清太」(14歳)と「節子」(4歳)を思い浮かべる人も多いと思います。又、この作品をご覧になられた方の多くは感涙されたと思います。さて、…note.com2023年7月7日船橋市海
千代田区立日比谷図書文化館の学習プログラム「日比谷カレッジ」でユニコ舎刊『境界BORDER』シリーズで戦争体験を語った大島満吉氏、吉田由美子氏の講演会を催すことになりました。ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮のミサイル発射、台湾有事など、新たな“戦前”の様相を呈する現代。先の大戦で生死の境界を彷徨った人の証言が日本の未来を救う!・遥かなる平原からの叫び大島満吉『境界BORDERvol.1』掲載大島満吉(おおしま・まんきち)1935(昭和10)年、群馬県生まれ。
今朝来た朝刊を読んでいたら、こんな記事に出会った。2023.1.6付け毎日新聞東京本社版朝刊掲載紙面より素人落語家、寝床家道楽の記事である。たまたまというか、この方の高座を二度ほど拝聴している。初めてお聴きしたのが2020年の暮れ、この高座を拝見していて一番に思ったのが、八十代を超えて落語を語る姿は、もうプロもアマも垣根を超越しているような、神格化されているような印象を受けたのである。そのことをブログ噺新聞に掲示した記事がこれだ。この会のトリは寝床家道楽の「御神酒徳利」。この方
ひとつ前の当ブログで、『火垂るの墓』(1988高畑勲監督)を取り上げました。野坂昭如さんの体験も反映された原作を、アニメならではの表現をうまく活かした名作です。飢えて亡くなってしまった妹・節子のために兄の清太が蛍を放つシーンの哀切は今でも忘れられません。今も、ウクライナではロシアの攻撃に脅え、極寒の中、電力不足で凍えている子どもたちがたくさんいるわけです。それどころか、ロシア軍が占領していた南部ヘルソン州には「子ども用の拷問部屋」まであったと新聞で読みました。ウクライナの人権委員会によると
ひとつ前の当ブログで、2019年前期の朝ドラ『なつぞら』のヒロイン・奥原なつ(広瀬すずさん)のモデルである奥山玲子さんと高畑勲監督が一緒に仕事をした最後の作品が『火垂るの墓』(1988高畑勲監督)であり、最終回はオマージュという意図があったのだろうという話を書きました。そもそも、ヒロインが戦災孤児というのは『火垂るの墓』を意識していた設定に思えます。『火垂るの墓』はよくテレビの映画劇場でも放映されていますし、ご覧になった方は多いでしょう。空襲で母親を失った清太と節子の兄妹のけなげな姿。ドロッ
ひとつ前の当ブログに書いたように、2019年前期の朝ドラ『なつぞら』のテーマは「開拓」もしくは「開拓者」ということでしょう。北海道の開拓と、アニメーションの開拓。何もないところから切り拓いていく様が重なります。広瀬すずさん演じる奥原なつのモデルとなった奥山玲子さんは仙台出身ですから、「北海道」を舞台に選んだというのは明らかに「開拓」のイメージをアニメ創成期にリンクさせた設定ですね。本当にうまい脚本だなあと思いました。そして、もう一つ実際の奥山玲子さんと違って「なつ」を戦災孤児にした設定は、お
このところの当ブログで、『タイガーマスク』のことを書いています。5つ前の当ブログに書いたように、この当時はまだ「戦争」の傷跡が感じられ、アニメ版のエンディングの画なんか観ると、伊達直人は戦争孤児かもしれません。朝ドラ『なつぞら』でなつ(広瀬すずさん)が初めて作画監督になる『キックジャガー』をオファーされるとき、やはり戦災孤児だった「なつ」だからこその作品なんだというような科白もあったかと思います。元ネタの『タイガーマスク』の主人公の伊達直人は「ちびっこハウス」という孤児院にいましたが、負けん
『教育勅語と明治憲法』-司馬遼太郎●教育勅語は朱子学そのもの-①✪明治、大正時代に活躍した偉大なる東洋学者内藤湖南博士はおっしゃっています。「われわれは室町時代の子です」日本人の生活、文化、お茶もお花もそうですね。数寄屋普請なども室町時代に始まっています。そして南蛮文化が入り込んだ時代でもあり、非常にインターナショナルな時代でした。われわれに非常に大きな影響を与えてくれた時代であり、特に応仁の乱は意識しない革命でもありました。中世の古いものをここで焼き捨て、新しいものへの用意をす
監督・出演:チュ・サンミ出演:イ・ソン1950年代、北朝鮮から秘密裏にポーランドへ送られた朝鮮戦争の戦災孤児たちの真実を描いた韓国発のドキュメンタリー。俳優チュ・サンミが監督を務め、韓国でも知られていない歴史の闇にスポットを当てた。ポーランドへ強制移送された戦災孤児たちの存在を偶然知ったチュ監督は、10代で命がけの脱北を経験した大学生イ・ソンと共にポーランドを訪れる。2人は孤児たちの悲痛な記憶をたどる旅の中で、異国の子どもたちを我が子のように受け入れ育てた教師たちと出会う。今でも子ども
ぐっすり眠れないことも家族の安否を気遣うことも生命の危機を感じることも住み慣れた家/土地を追われることも寒さにふるえることもせっかくのお金が武器に変わっていくこともひとや空気が殺伐としていくことも「他人のせいで」と思った日には心が地獄に変わるような思いをすることでしょう気休めにしかならないかもしれませんが自分の心に寄り添い自分の身体を守り自分を尊(とうと)んで/とても大切に扱っていつか教えてくださいいつか教えてください😢(^-^)
人間の運命1960年11月3日公開「オセロ(1955)」でオセロ役を演じたセルゲイ・ボンダルチュクの第一回監督作品。あらすじアンドレイ・ソコロフは1900年にドン河の畔ヴォロネジに生れた。若くして革命に加わり、1922年の飢饉で家族を失い天涯孤独になった。苦しい青春時代、大工をしながら同じ境遇の娘イリーナと結婚した。貧しくも幸福な家庭に長男アナトリー、2人の娘オレンカとナステンカが生れた。第二次大戦が勃発、ソコロフは妻子と別れて輸送部隊の一員として出征した。前線へ弾薬輸送の途中、独軍
ゲイ占い師豫空潤です。毎年、8月になると戦争追悼番組が放映されます。今年は、沖縄の本土復帰50年で、沖縄戦を扱ったものが多いです。NHKBS1ドキュメンタリー「沖縄戦争孤児」を観ました。1945年4月1日米軍が沖縄島に上陸作戦開始。54万人の兵士が投入された。当時「民間人は攻撃されない」とは、誰も思わなかったし、実際に殺された民間人は多数に上った。日本軍とともに敗走する住民は、防空壕や洞窟に避難したが「泣き声で米軍に気づかれる」という理由で、外に出され、死な
私自身、戦争関係は図書館で借りて読み漁った時期があって、いじめ被害経験者の自分自身は戦争で犠牲になった人よりはマシという考え方を今もしてる時はあります。実際、前向きに生きるには、そういう捉え方の方が良いという本もあります。「置かれた場所で咲きなさい」もまさにそんな1冊。『「置かれた場所で咲きなさい」をじっくり読んでみた』あ〜これ、私は少し誤解してました。しかし半分は賛同できるけど、半分はダメだ。これ、鬼滅で例えるなら炭治郎や禰󠄀豆子側の話なのよ。ひたすら耐え続ければ、い…amebl
終戦記念日とは言っても、私も戦後の様子などは知らず、浮浪児がたくさんいたこと、子供の靴磨き、足や手のない兵隊さんが物乞いのようなこと?をしていたことなど、断片的な知識ばかりです。昔、読んだ「はだしのゲン」も、今は書庫に入って見られなくなりました。戦後を知らない人ばかりになって、戦争がどんな悲惨なことか、若い人たちは、想像することができるでしょうか。戦争は、生活、文化、人生、仕事、全てのものを破壊します。サイドゴアブーツさんの記事と動画、ご覧ください。ショックな動画。五輪選手
戦争は、人の心をなくす。平時には、あり得ないようなことが当たり前に起こる。戦争をしたくて始める庶民がいるわけがない。戦争の犠牲になるのは、兵士も民間人も常に普通の庶民だ。戦争を始めた奴らは悲惨な目に遭うことはない。戦争犯罪を犯しておきながら政治家になった奴が何人もいる。親を亡くした子供たちはもっとも悲惨だ。住む場所を失った戦災孤児は浮浪児と呼ばれ、行くところがないから上野駅の地下道などで夜を過ごす。浮浪児と呼ばれ、まるで汚いものを整理するかのように、浮浪児狩り、狩