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重くて暗い話の多い貫井作品ですが、読みやすい文章と展開の面白さでぐいぐいと読ませてくれます。本作もそういう典型的な貫井作品と言えるでしょう。ただし、下記紹介文の『衝撃のラストが心を抉る』というのにはちょっと違和感がありました。母は死に、父は人を殺した――。五歳で伯父夫婦に引き取られた峰岸晄は、中華料理店を手伝いながら豊かさとは無縁の少年時代を過ごしていた。心に鍵をかけ、他者との接触を拒み続ける晄を待ち受けていたのは、学校での陰湿ないじめ。だが唯一、同級生の木下怜菜だけは救いの手を
2015年の作品貫井徳郎さん、読むのは初めてですが映画「愚行録」、ドラマ「微笑む人」の原作者として少しは触れていました。最後、拍手👏で大団円な訳はなく。。イヤミス好きな人にはお勧め?タイトルにある「光」今は酷い人生だけど、一番暗い心の奥底に届く一筋の光を辿っていけば今よりは、ましな明日があると思える希望の光的な感じ?そんな意味かな?と途中まで思っていましたが裏切られました(笑)ネタバレになるのでここまで実をつけたハニーサックルと額紫陽花赤い実を見ると、そろそろ秋の
所属する「なろう」などの未来のため、あえて今回は異世界転生中毒症の治療にも役立つであろう、本物の小説をご紹介します。最新作ではありませんが、貫井先生の「我が心の底の光」です。ほんとにただ存在を紹介するだけです。レビューみたいなことはしません。内容とかは読んでみてください。個人的には感動必至の作品だと思っています。ただし想像力のまったくない人間の方には、充分に伝わらない可能性があります。極論を言いますと、この本の良さがわかるかどうかで人間性が試されると思います。書き手としては、想像力が試さ
伊岡瞬最高‼私の中での伊岡瞬ランキング1位代償2位悪意3位瑠璃の雫3位本性4位赤い砂いつか、虹の向こうへは読んだんですけど内容が思い出せない週末本屋さんに行きましょうね太田愛幻夏貫井徳郎我が心の底の光これを読んでみたいです書店に行くと違うの買っちゃうんですけどね書店に行くときは図書カードをお忘れなくご来店お待ちしてます
まだ幼い晄ネグレクトの孤独の中で生きる彼の希望と救いは猫のトラスケその救いを失った時晄の心の底にはもう二度と光はささなかった代わりに芽生えたものは復讐の炎……悲しく残酷な話読む手が何度も止まった残酷だけどこれが現実におきる日本辛くても生きて…なんて無責任には言えないだけど生きていたらきっと…やっぱり生きて心から笑った顔がもう一度みたいよ僕らの現状に取り立てた変化はないいいこと「49」嫌な事「51」の比率あまり多くの期待をもう自分に寄せていない時々褒めてく
貫井徳郎さんの我が心の底の光なんとも切ないそして光がある物語。あらすじに衝撃のラストとありましたがそんな迎え方をするとは。ドラマや映画で映像化しても面白そうです。
貫井徳郎さん。母は死に、父は人を殺した。五歳で伯父夫婦に引き取られた峰岸晄は、中華料理店を手伝いながら豊かさとは無縁の少年時代を過ごしていた。心に鍵をかけ、他者との接触を拒み続ける晄を待ち受けていたのは、学校での陰湿ないじめ。だが唯一、同級生の木下怜菜だけは救いの手を差し伸べようとする。数年後、社会に出た晄は、まったき孤独の中で遂にある計画を実行へと移していく。生きることに強い執着を抱きながらも、普通の人生を捨てた晄。その真っ暗な心の底に差す一筋の光とは!?衝撃のラストが心を抉る
我が心の底の光著者:貫井徳郎氏双葉文庫少しネタバレあります。中盤から盛り上がる復讐劇。一番好きなのは、晄、二十五歳。復讐相手との関係がみえないけど、そのうち解き明かしてくれるんだろうなーと思いながら読み進み、最後はポカーン・・・解説を読めばわかるかと思ったけど、私には理解不能でした。解説の通り、読者の思い込みにまんまと引っかかったのかもしれないけど。中盤までの盛り上がりが面白いだけに、尻すぼみが残念。でもページをめくるワクワク感は久しぶりで、貫井さんの他作品も読んでみたいです
結構好きな作家さんです。でも久しぶりに読んだ気がする。すごい心温まる感じの話と救いようがないような話があるようなイメージがあるんやけど、この話は後者のタイプです。幼い頃に死にかけたという経験をもつ主人公・晄。「死にかけた」と簡単に言うけど、事故とか病気とか、そういうことじゃなくて、もっと壮絶で、絶望的な感じ。そして、母親は死んで、父親は人殺し。母の伯父夫婦に引き取られてなんとか生きていくことはできてるけど、伯母には冷たく扱われ、同級生にはいじめられていた。でも晄は、その状
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幼少期に壮絶な過去を背負っている主人公が、一つの動機に縛られて、生きていく話です。タイトルの光の意味をラストまで勘違いするように描かれているので、多くの人が騙されると思います。感覚的には『えっ!?そっち?』って感じでした。しかし、しっかりと読むと、主人公の思いと動機は、しっかりと一貫性があって、矛盾するモノではありません。何が大事かっていうのは、人それぞれで、置かれた状況によって異なるってことがハッキリと分かります。
普段、海外モノのミステリーは読まないのですが、扇情的なタイトルと帯にヤラレて、思わず手に取ってしまった、『そしてミランダを殺す』。×××××××××××××××××××××××××空港のバーで偶然知り合った、男女。男が、「浮気をしている妻の殺害を考えてる」と打ち明けると、「手を貸すから、実行すれば」と薦める、女。二人が協力し合い、妻殺害計画が具体的に動き始めた矢先に―。×××××××××××××××××××××××××
我が心の底の光著者:貫井徳郎双葉社発売日:2015-01-21ブクログでレビューを見る»母親の育児拒否により、幼少期に飼い猫のトラキチと共に餓死の危機をさまよった峰岸晄。5歳で伯父夫婦に引き取られ、学校ではいじめに遭い、友達も出来ずに育つ。そんな晄が成人し、取った行動とは・・・救いようのない話ではあるが、途中までは引き込まれた。しかしながら終盤は乗れなかった。意外なラストではあったが、そっちだけなのかという感じ。
皆さんこんばんは。私にとっての一週間が終わりました。今年も残す所2週間切りました。早いですね。売り上げは毎度の如く綱渡りですが、読書量だけは今年も優に300超えました。私は一体何になりたいんだろうか?という事で夜中の本紹介。「我が心の底の光」貫井徳郎初めに言います。ここ最近迷走している貫井さんの最新作ですが、正直これも迷走してました。主人公は両親が離婚した少年。母に引き取られたものの、母はホストに狂い、食べるものも水もエア
前を向いて生きていたら、いい事があるから前向いてがんばりなさい。人を励まそうとする言葉たちその言葉がどれほど無力で、どれほど残酷かを思い知らされる話でした。わずか4歳の幼児が、母親から見捨てられ酷いネグレクトの末、死の淵に立たされその淵から見下ろした深い深い裂け目、あまりに黒々とした闇が裂け目の奥に広がるばかりで底は見えない。九死に一生をとりとめた少年「コウ」の14歳から29歳までの物語。タイトルに、心の底の光ってついているので、若干安心して、いつかは光がさすものだと思い読み進め
父は殺人犯、母は既に亡くなり、伯父夫婦の元で育てられた峰岸晄。人生に希望を持たず、心を閉ざして生きる彼の心の底の光とは。以下、ネタばれアリです。帯の文章を読むと、暗い話っぽかったですが、タイトルが我が心の底の光、ということで、最後は救いがあるのかなと思ったら、違いました。衝撃のラストというほどでもなかったですし…。これからどうなるんだろうというドキドキ感は有りましたし、終盤は引き込まれました。でも最後がなあ…貫井徳郎
No.0172015.2.11(祝・水)我が心の底の光/貫井徳郎/双葉社/2015.1.25第1刷1500円+8%読んでいてずっと耳の奥の方で『暗い日曜日』が鳴り響いていた。消すに消せない“記憶の重み”を感じながら、圧倒的な文章力に捕らえられたままの読了となった。ラストの“慟哭”は、いったい誰に向けたものだろう。いったい誰が理解できる筋合いのものだろう。たったひと言の「友だちだろ」の言葉が、これ程胸に迫るものだろうか。前半、物語の主人公・晄(こう)の生い立ちから、生きていることの