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軸大徳寺黄梅院小林太玄師揮毫墨書色紙福江波石(えなみいし)鳥取県産左右18・高13・奥行9㌢自然無垢の自採取石一般社団法人全日本愛石協会第17回関西展◆会期令和7年1月25日(土)〜1月26日(日)◆会場岡山県岡山市後楽園内鶴鳴館愛蔵石の中から、下の瀬田川石(通称・虎石)を出品します。瀬田川石(滋賀県)自然無垢の石左右11・高19・奥行9㌢山本寛師作の紫檀製台座皆様のご来観をお待ちして居ます。本年も相変わりませず“お付き合い“
紫檀の台座を新調しました瀬田川石(通称・虎石)左右11㌢.高19㌢.奥行9㌢厚く思える台座ですが、石の向かって左側底面と左側面に突起部分が有り、石を台座に据えた場合のバランスを考慮しますと、匠の技に只々"感謝"しています。背面右側面左側面随分前に石友と蔵石の交換で得た虎石ですが、旧・台座の材質と造作に違和感も有り、この度旧知の彫師にお願いしました。これで、この虎石もやっと安住の座を得られ、蔵石の仲間入りが出来たようです。ありがとうございました。次回もご笑覧賜れば幸いです。🙇
瀬田川石(滋賀県)左右11㌢高16㌢奥行7㌢瀬田川の急流と湖南アルプスから下ってきた硬砂、それに川床一面の花崗岩盤が相まって硬質なホルンヘルス(変成岩)の石肌が一際優美な石姿を醸し出します。この緻密硬質で優美な輪郭線と梨地の石肌は、愛石趣味家の間で人気の高い加茂川石(京都府)、佐治川石(鳥取県)と並んで"三名石"と称される所以でしょう。ありがとうございました。次回投稿もご笑覧賜れば幸いです。🙇♂️
滋賀県の琵琶湖から流れ出る唯一の1級河川・瀬田川にて採取した石です。同川は京都府に下ると宇治川と名称を変え、やがて1級河川の桂川と木津川に合流し、大阪府に下り淀川となります。瀬田川梨地真黒石(せたがわなしじまぐろいし)左右22㌢、高8㌢、奥行10㌢。自然無垢の石です。角度を変えて左斜めから右斜めから瀬田川産では多種多様な石が産出しますが、中でも真黒石や虎石、蓬石などが愛石趣味家の間で有名です。この石の肌が、あたかも梨の果実の皮紋様に似ていることから名付けられ
愛石趣味をUNESCO・世界無形文化遺産へ登録活動四天王寺本坊客殿広間にて開催した水石展示会。①安食進氏席⬇️上黒田石(京都府)※桂川(大堰川)上流産w39,h31,d13㌢②橋野忠男氏席⬇️瀬田川石(滋賀県)※通称:黒虎石w18,h13,d8㌢③池本継舟氏席⬇️八瀬真黒石(京都市)w43,h17,d15㌢④足立昭男氏席⬇️瀬田川石(滋賀県)w28,h11,d11㌢ありがとうございました。次回投稿もご笑覧賜れば幸いです。🙇♂
会期:11月16日〜17日会場:四天王寺本坊客殿①大東輝雄氏席⬇️揖斐川石(岐阜県)w27・h6・d16㌢②今西廣和氏席⬇️奈良吉野川石w20・h14・d14㌢③一谷光男氏席⬇️瀬田川石(滋賀県)銘「三笠山」w30・h12・d25㌢④山口貴美雄氏席⬇️瀬田川石w45・h13・d4㌢幸い天候にも恵まれた両日、多くの内外・観光客や同好の諸氏がご来場いただきました。次回のPart❸もご笑覧賜れば幸いです。ありがとうございました。🙇♂️
四天王寺本坊客殿・中門(昨季撮影)入場無料今季の出品席※自宅床の間にて試し飾り百人一首より、「天の原ふりさき見れば春日なる三笠の山に出し月かな」瀬田川石銘『三笠山』左右30,高12,奥行25㌢軸・墨書色紙「円相」※「月」に見立て三重県伊賀市玉瀧寺閑栖・戸上明道師揮毫添配高麗青磁塔香合韓国池順鐸師作ありがとうございました。次回もご笑覧賜れば幸いです。🙇♂️
過日、高野山参詣の帰途に食事を兼ね玉川峡(紀ノ川支流・丹生川)上流に在る「やどり温泉・癒しの湯」に立ち寄り、食後には清流の川原で暫し探石を楽しみました。流れの中に一際鮮やかな赤茶色の石を発見し、持ち帰ることにしました。玉川峡やどり石(※通称)W19,H9,D13㎝帰宅後、数日水に浸け置いてから高圧洗浄を繰り返すと、硬質緻密で赤茶色の石肌も一層際立ちました。しばらく養石し、この石の良否を見極めたいと思います。ありがとうございました。次回もご笑覧賜れば幸いです。🙇♂️
期日・令和6年10月26日。場所・大阪府伊丹市伊丹市立文化会館。お座敷・青氈飾り大江山石(京都府)犬上川石(滋賀県)銘『山頭火』鞍馬石(京都市)銘『水月』いつもながら水石展をお訪ねした折に、拝観はもとより同好諸氏との石談義が楽しく、つい長居させていただく。この日も2時間半ほど石談義に夢中で、素晴らしい出展石の数々を写真に撮ることが出来なかったが、全て脳裏に残る石達でした。ありがとうございました。次回投稿もご笑覧賜れば幸いです。🙇♂️
『八州同人』第54回四天王寺石展◆開催期日令和6年11月16日(土)12時〜16時令和6年11月17日(日)9時30分〜15時。◆会場大阪市天王寺区四天王寺・本坊客殿※入場無料※ご来観の方は境内工事中のため、お車での入境は出来ませんので、付近の🅿️をご利用願います。侘び住まいでの試し荘※本番で使用の床間は本間のため、この床の間より幅が約50㌢広くなります。◆出品予定石瀬田川石(滋賀県)銘「三笠山」左右30・高12・奥行25㌢◆お軸墨書色紙「円相」三重県伊
玄関待合飾り❶佐治川石左右16,高21,奥行8㌢玄関待合飾り❷佐治川石左右4,高26,奥行3㌢いずれも随分前に探石時に自採取したもので自然無垢石です。稚拙な台座は当時の自作です。ありがとうございました。次回もご笑覧賜れば幸いです。🙇♂️
左右27,高19,奥行14㎝産地は大阪府南部・泉州地域一体の山地の赤土粘土層の地下30㎝位の処から産出します。良質のものは、あたかも楽焼のような太古の出土品を思わせるものもあります。特に石の内壁に酸化鉄が玉状になって現れた地元で「ブドウ肌」🍇と称されている種類が珍重されています。上から空洞の内部を観る⬇️私事、2ヶ月前から体調を崩し、入院・療養に努めていましたが、ようやく体調も戻りつつあります。以降、新規投稿の間隔が開くかと思いますが、今後とも宜しくお願い申し上げます。🙆♂️
【温故知新】月刊「愛石」2024年7月号(6月1日発売)。愛蔵石との縁(えにし)を語る。第12回/最終回筑前真黒石(福岡県)銘『秀真』※ほつま左右27・高13・奥行18㌢石質は、瀬田川真黒石と同じく、粘板岩が接触変成作用を受けホルンフェルスとなったもので、緻密硬質な石を指で弾くと清音を発します。来歴50余年の水石(観賞石)で、私で3代目の所蔵者になります。前蔵者のお2人は、先の大戦で泰緬鉄道敷設のため共に技師として戦地へ派遣され、戦火を経験されましたが幸運にも戦後無事帰国さ
2024年6月号(5月1日発行)【温故知新】愛蔵石との縁(えにし)を語る。第11回瀬田川石(虎石)銘『三笠山』左右30・高12・興行25㌢。古都・奈良の東大寺境内と奈良公園の東側に「山焼き行事」でも知られる若草山があります。標高342m、面積33haの山は三つの笠を重ねたような山容をしていることから、三笠山とも称されています。また頂上には鶯塚と呼ばれる5世紀頃の古墳も史跡として存在します。今回の瀬田川石が「三笠山」の山容を彷彿させる景情を持つことから、銘名した石で、蔵
2024年5月号(4月1日発売)"温故知新"愛蔵石との縁(えにし)を語る。岡山県産矢掛石(やかげいし)銘「残雪」左右15・高5・興行7㌢初代愛石クラブ会長・春成英世氏(号渓水)遺愛石。愛石趣味家の間で掌上石(しょうじょうせき)と称される小品石ですが、土中の大きな母岩から自然に剥がれたものです。春とは言え、遠くの山にはまだ雪渓も眺められます。自然無垢の石(うぶ石)で、渓水翁が昭和45年頃、大阪愛石会河内支部(現愛石クラブ)の会員で岡山県矢掛町在住のY氏の
月刊・愛石2024年4月号(3月1日発行)【温故知新】愛蔵石との縁(えにし)を語る。瀬田川石(本真黒石)銘『山笑ふ』左右21.高17.奥行8㎝。台座は山桜の古材を使用した名工の作で、石の頭部を持ち上げても、台座は寸分も動じない。シンプルで見事に石を活かす台座に只々感服。この石は数年前、愛石クラブの会員有志3人で早朝から滋賀県・瀬田川へ探石(たんせき)の際に採取しました。減水した広い川原で、ポイントを定め、腰を下ろして砂礫を慎重に掘り起こすことを2時間余り繰り返し、そ
来る4月13日(土)・14日(日)に開催する愛石クラブ・第70回記念石展に、旧知の石友(せきゆう)から賛助出品石が送られてまいりました。広島県尾道市在住で、40余年のお付き合いをさせていただいています。5、6年お会いしていませんので、記念石展時にご夫妻でご来観賜るとの添え文に感慨も一入です。広島県尾道市山本燗石氏・賛助出品石佐治川石(鳥取県)w24・h6・d13㎝早速荷から出して確認させていただき、先方へ無事到着の一報を入れました。蔵者自作の見事な紫檀製台座に座った石は、佐治川
月刊‥愛石2024年3月号(2月1日発行)。『温故知新』愛蔵石との縁(えにし)を語る。その❽◆佐治川石(鳥取県)※佐治川石十種の1つで希少種の霰石(あられいし)。左右16.高20.奥行10㎝銘「仙壇」佐治川石は、愛石趣味者の間で京・加茂川石、滋賀県・瀬田川石と並び、水石界での日本三名石の1つとして名高い石種です。昭和30年代の愛石趣味最盛況の頃、佐治川石の乱獲により山や川が荒れて地元で問題となり、昭和40年には佐治川での採石禁止条例が鳥取県から発布されるに至り、以降は佐治
昨年(2023年)6月21日に、下・写真の滋賀県・瀬田川への探石に行ったのを最後に、年明けの現在まで瀬田川へは行っていない。例年、晩秋頃から冬季にかけては天ヶ瀬ダムの貯水量が下がり瀬田川・白州浜は絶好の探石箇所になる筈が、昨年からそのチャンスが極端に減少した。⬆️2023年6月21日早朝、瀬田川右岸・白州浜から下流・天ヶ瀬ダム方面を眺める。⬆️同期日、白州浜から巨大な不動岩(通称・貧乏岩)(※一説によると、川底の岩盤から連なり突出した部分と言われています。)昨秋以降、近年では珍しく
◆瀬田川石(滋賀県)銘「三笠山」※別称・若草山(通年、1月第4土曜日に開催される古都・奈良の冬の風物詩"山焼"で知られています。)また、山の頂には5世紀頃に造られた「鶯塚」と称される小さな古墳が在ります。◆w30・h12・d25㎝自然無垢の石(うぶ石)で"鷹揚"とした景状と坐り(底面の安定)の良さ、それにこの虎石と称される石種には、石の節理と申しましょうか、採取時に欠け・亀裂などの疵が有る石が大多数ですが、この石には全く見受けられない。これらの条件が加味し、自分の愛石信条を支えて
『温故知新』蔵石との縁(えにし)を語るその❼旧・紀州藩お止め石古谷石(ふるやいし)和歌山県産銘「福袋」左右13・高14・奥行13cm月刊・愛石2024年2月号(2024年1月1日発行)古谷石"福袋"丁度40年前の昭和57年3月に、親世代のお2人の先輩愛石趣味家にお誘いを受け、和歌山県紀伊田辺市に在る古谷石の販売店を訪ねました。車の提供と長躯運転は自分が担い、時間が許せば古谷石の産地探訪と梅林見学を兼ねての予定でした。しかし、お店で古谷石を贖うお2人は吟味に
◆会期:令和5年11月18日〜19日◆会場:四天王寺本坊客殿◆全席:仮設床荘池本継舟氏席(兵庫県伊丹市)⬇️千軒石(北海道)左右40・高22・奥行11㎝橋野忠男氏席(大阪府吹田市)⬇️瀬田川石(滋賀県)左右20・高19・奥行8㎝ドンドン爺席(奈良県三郷町)⬇️瀬田川蓬石(滋賀県)銘「歌仙」左右10・高25・奥行5㎝今西廣和氏席(大阪府東大阪市)⬇️八瀬石(京都市)左右23・高11・奥行16㎝◆今期は全10席の出展でしたが、来期は新会員の入
◆会期令和5年11月18日〜19日◆会場四天王寺本坊客殿◆全石仮設床荘松本卓二氏席(京都府舞鶴市)⬇️佐治川真黒石銘「至天山」(鳥取県)左右15・高28・奥行9㎝小林等氏席(奈良県斑鳩町)⬇️瀬田川石(滋賀県)左右24・高32・奥行10㎝本山幸男氏席(大阪府吹田市)⬇️瀬田川石(滋賀県)左右32・高20・奥行12㎝◆全石「うぶ石」※自然無垢の石です。ありがとうございました。次回もお楽しみにお待ち下さいませ。🙇♂️
◆令和5年11月18日(土)〜19日(日)◆四天王寺本坊客殿にて全席・床荘①安食氏席(京田辺市)瀬田川石(滋賀県)w38・h34・d15㎝②大東氏席(寝屋川市)佐治川石(鳥取県)w20・h22・d11㎝③足立氏席(枚方市)瀬田川石(滋賀県)w21・h12・d8㎝ありがとうございました。part❷以降は後日投稿します。🙇♂️
【温故知新】愛蔵石との縁(えにし)を語る。⑤瀬田川石(せたがわいし)銘「歌仙」左右10・高25・奥行5㎝令和2年11月28日、滋賀県大津市石山外畑町の瀬田川右岸・白州浜にて採取。月刊「愛石」2023年12月号(11月01日発売)掲載減水した瀬田川右岸・白州浜、流れの真ん中に鎮座する不動岩(通称・貧乏岩)。※令和2年11月28日撮影。平常時には、この巨大な岩は勿論のこと、広い白州浜も全て急流の水面下になります。白州浜に降り立ったのが早朝6時半頃で、石友のお2人はお昼頃に来
【温故知新】愛蔵石との縁(えにし)を語る。加茂川石(鴨川石)京都市産。銘「草紙洗い舟」w20・h6・d8㎝この石は、茶人として、また女流愛石家としてご活躍された故・四楓庵(しふうあん)・南部宗石女史の遺愛石になります。愛石趣味の黎明期より、文人墨客など数寄者の間に囁かれた、"愛石趣味家たる者、1石は蔵したいと願う加茂本流(鴨川)産の真黒石"で、清流に育まれた加茂川真黒石特有の石肌は、カラスの濡れ羽色とも称され、特に珍重される石種の1つでもあります。この石、昭和45年頃に京都市
趣味の月刊誌「愛石」9月号(8月1日発売)に【温故知新・愛蔵石との縁(えにし)を語る】と題して、愛蔵する石達を基に人や石との縁を振り返り、それらを糧により以上愛石趣味を楽しみたいとの思いから、気儘な私見も織り交ぜて述べさせていただいています。連載寄稿その2灰屋川石(はいやがわいし)W27・H20・D15cm志茄埜庵緑釉切立長方水盤鞍馬砂灰屋川へは今からおよそ半世紀前の自分がまだ学生時代のこと、親世代の愛石趣味家の3氏に誘われ、初めて探石に同行した川で、当時は車で長時間掛けてやっ
私事、趣味の月刊誌「愛石」8月号(7月1日発売)に、【温故知新・愛蔵石との縁(えにし)を語る】と題して、自身が愛石趣味を楽しんできた道程(みちのり)で、愛蔵石達を基に人や石との縁(えにし)を振り返り、それらを糧により以上楽しみたいとの思いから、気儘な私見も織り交ぜて述べさせていただいています。第1回宇治川石(京都府)銘「観自在」W7・H17・D5㎝台座製作は、当時第1人者と謳われた故・小坂玄碩師の作で紫檀材です。⬇️拡大⬇️上流・瀬田川の急流と花崗岩の硬砂により自然に磨かれ、石の
滋賀県・瀬田川への探石(たんせき※観賞する石を採取する行動)の好機を知るために毎日、瀬田川の水位が下がっているか否かの数値をネットでチェックしている。昨日午後には琵琶湖から流出する唯一の河川(瀬田川)に在る「南郷洗堰」の放流が毎秒150㎥から毎秒15㎥に一気に10分の1に減水された。昨日の瀬田川「鹿跳橋」付近のライブ映像⬇️念の為、昨夜から今日の未明まで数値のチェックを継続し、減水状態を確信した為、今朝4時20分に独り車で出発した。現地(いつもの🅿️スペース)には5時45分着。慌ただしく身
讃岐石(サヌカイト)w18・H7・D9㎝香川県坂出市産讃岐石(さぬきいし、サヌカイト)は、名称のもとである香川県坂出市国府台周辺や大阪府と奈良県の境にある二上山周辺で採取される非常に緻密な古銅輝石安山岩で、硬いもので叩くと高く澄んだ音がするのでカンカン石とも呼ばれています。サヌカイトという名称は、明治政府に招かれ、日本各地の地質を調査したオランダ人地質学者ハインリッヒ・エドムント・ナウマンが、讃岐石を本国に持ち帰り、知人のバインシェンクが研究して命名しました。2007年、日本の地質