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いつも「いいね!」、コメント有り難うございます。では、「回想録」です。タイラ家にとって、亥彦が、ただ養ってやるだけの嫁を貰い、持参金が一円も入らなかったのは誤算でした。両親は、何の旨みも無いままでは、亥彦が結婚した意味が無いから、出来るだけ早く老人ホーム「こだま苑」に移り住もうと目論んだわけですが、この頃には亥彦は自分の体調の変化に気付いていたはずです。素人ではありません。医者なんですから。進行性の悪性の病気だと確信していたかどうかはわかりませんが、遠い将来まで、両親がこだま苑で遊