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dTVで、「虹色デイズ」の配信期限が出てたから、なんとな〜く見ようと思って見てしまった!!仲良し4人組の男子高校生の恋と友情のお話やった(*^▽^*)青春だね〜(*≧∀≦*)出演者が、中川大志くん、横浜流星くん、佐野礼於くん、高杉真宙くんと、爽やかなメンツだった(*≧∀≦*)
GlenHansard&MarketaIrglova-FallingSlowly以前に投稿した記事の更新&再アップです。秋だもんね。。。この映像のダブリンの空気感。ロンドンも似てるんだけど、このグレーな感じが何とも共感を誘うのです。。。『once』(Director:JohnCarney)グレーな曇り空。この季節になると思い出す大好きな映画。Howoftendoyoufindtherightperso
宣言通り、Pくんから出張のタイムスケジュールのお知らせが。明後日に此方方面に日帰り出張が急遽決まったって。仕事終わりの18時から帰りの新幹線の20時までちょっとの時間だけど良かったらって。平日のその時間に働く主婦が出ていけると?即、お断り。で、気がついた。会いたかったら、恋してたら、どんなに無理してでも会いに行くよね。今度いつ会えるかわからないんだもん。彼からだったら、私はなんとしてでも時間を作ったんだろうな。「会いたい」の温度差。あ、そうか。この「温度差」がどんど
恋がしたい女の子、宮本かえで。恋と友情・・・。
球技場の食堂で、開口一番、勇貴は重々しく切り出した。「分かったよ。水城、稜平が好きなんだ」驚く様子もなく聖が頷く。「――そっか…」「水城…優しいから、振ったら俺が傷付くと思って…」聖が勇貴の方へ視線を移す。「…そーゆーのってさぁ…優しさなのか?」「……は?」怪訝そうに問い返す勇貴。聖は水の入ったコップを勢いよく置くと口許だけにぎこちない笑みを浮かべた。「だってお前、充分傷付いたじゃん」目の前の友人の言葉に勇貴は少しドキッとしたけれど…。「…俺にとっちゃー優しさなのっ。水城と
試合は、勇貴&稜平チームの勝利に終わった。スタンドからの歓声を浴びながら、ふたりはがっちりと握手した。「やったー!」稜平は両手を広げて、勇貴に抱き付く。手放しに喜ぶその姿は、彼とダブルスを組んで以来、勇貴がずっと見てきたものだった。稜平がテニスを愛する気持ちはずっと変わっていない。試合を大事にするひたむきな姿勢も、変わっていない。勇貴は紫織のことに夢中で、好きだったテニスのことも、大事な相棒のことも忘れてしまっていた。本当に大切なのは何か――。勇貴は気が付いたのだった。「ごめんな、稜
「おい、聖ぃ!」足を止めて振り向く聖の側まで、勇貴は走った。聖が白い歯を見せて笑う。「よし、来たか」「…?」「テニス場まで、走れば間に合わないこともねーぞ」「…?…試合、か?」「稜平、留学すんだってさ。最後の試合だ」勇貴は目を見開いた。『俺の相棒は勇貴だけなんだ!』稜平はあの台詞をどんな気持ちで言ったのか。(あぁ、馬鹿だよ、俺は…)「行くぞ、聖!」「稜平の奴、待ちくたびれてっぞ、絶対」ふたりは並んで駆け出した。勇貴は久し振りに感動を覚えた。一緒に走ってくれる聖の心遣い
翌日。結局、勇貴は紫織とのデートを断念した。昨日あんな別れ方をしたのだ。気まずくなるのは分かっている。だからと言って、テニス部の試合に出る気にもなれない。そんな訳で、勇貴はいつもの喫茶店で聖と会うことにしたのだった。「何やってんだ、遅いなぁ」勇貴は窓際の席でコーヒーをすすりながら、腕時計を見た。20分が経過している。女の子を待つのは慣れているが、男を待つのは専門外だ。もう一度電話をしてみようと思った時、店のドアが開いた。「聖ぃ、遅いよ」「悪い悪い。DVD見てたからさ。――マスター
勇貴と紫織の仲はかろうじて壊れずに済んだ。しかし、あの一件(仮に『キス事件』としておこう)以来、ふたりの距離は1ミリも縮まっていない。それどころか、心は離れてしまっている。勇貴の気持ちは、あの夏休みから6ヶ月たち、2月を迎えた今でも、変わることはなかった。紫織のことは今も変わらず好きだ。紫織の心が自分以外の誰かに向いているのではないか――という疑念。紫織を信じたい。勇貴の前で見せるあの笑顔が嘘だとは思いたくない。不安な気持ちを隠して、勇貴は紫織の席に視線を向けた。教卓の前で、化学教
「ゆーぴょん!」声を上げそうになった勇貴の唇を和美の厚い唇がふさぐ。悪夢のようなくちづけの瞬間、勇貴の心は紫織の映像でいっぱいになった。助けを求めるように、心の中で紫織の名を繰り返す。(水城!水城!水城!)刹那、勇貴は両目を見開いた。和美の体を突き飛ばす。心は衝撃に震えていた。(そうだったのか……水城!)勇貴は全てを理解した。和美に唇を奪われた時、心に浮かんだのは紫織だった。ただひたすら紫織のことを思って、救いを求めた。(あの時――)勇貴が紫織にキスを迫ったあの時。(あの
友希子は、しばらく呆然としたまま、言葉を失った。大橋勇貴への復讐――友希子の目的はもうすぐ達成する。しかし、彼女の胸は正体不明の不安でいっぱいだった。大橋勇貴はひとりでは何もできない甘ったれた男だ。勇貴から聖を奪ってしまえば、勇貴の天狗の鼻をへしおってやれる。単なる復讐心から始まった交際だった。ただ、勇貴が憎くて、許せなかっただけ。――でも、今は……。一ノ瀬聖。がさつで、乱暴そうで、無器用で。でも本当は、優しい。『恋人と親友、どっちを選ぶの!?』そう叫んだ時、友希子ははっきりと自分
翌日は快晴だった。しかし、当然のごとく、勇貴の心はどしゃぶりの雨模様だった。思い返せば思い返すほど、情けない。あんな失態を見せたのは生まれて初めてだ。「あああ、なんでこうなるんだよ!」紫織のことを好きだという気持ちが大きいだけに、自責の念も倍増だった。実際、勇貴は、これから先どうしたらいいのか見当もつかなかった。こんな時に頼れるのは、親友の一ノ瀬聖しかいない。だが、その聖とも最近会っていない。連絡しても、いつも外出しているのだ。「彼女でもできたのかなぁ…あいつ」勇貴は勘繰ってみた
紫織が持っていたバックで防御したのだ。ぶつけた鼻に衝撃が走る。「だ、駄目!」紫織の声。夢うつつの世界から、突然現実に引き戻された勇貴は、鼻先を押さえたままの格好で声を出すこともできなかった。ただクエスチョンマークばかりが彼の頭の中に浮かんでは消えた。「ごっ、ごめんなさい、勇貴くん」「水城……」勇貴はやっとのことでつぶやいた。笑顔を作ろうとするが、ショックが大きくて微笑むことすらできなかった。紫織もいたたまれなくなったらしく、立ち上がって切り出した。「ごめんなさいっ!私……帰るね
勇貴たちは昼食を終えてから、プールを後にした。公園の中の道を並んで歩く。さりげなく腕を組もうとした勇貴の気持ちを知ってか知らずか、紫織は足を速め、勇貴より数歩前に進んだ。「風が気持ちいいね」紫織がその澄んだ声で言う。木立ちがざわざわと音を立てて揺れる。夏の木漏れ日がまぶしい。勇貴は横に伸ばしかけたままの右手をゆっくりと下ろした。ここ一番という時に要領が悪い自分がもどかしかった。これではプレイボーイの名が泣くというものだ。とにかく何か話さないといけない。沈黙は避けたい。「水城、の
聖はその頃、学校のグランドにいた。西沢友希子との交際は一ヶ月続いている。「ねぇ、ひーちゃん」呼ばれて聖は振り向いた。改めて確かめなくとも、こういう呼び方をする奴は和美しかいないのだが。和美は聖の背後に恥ずかしそうに立っていた。「あの……ゆーぴょん知らない?」「さぁ。知らねーなぁ。どーせどっかの女と遊びに行ってんじゃないの」「家にも電話したんだけど、いつも留守なのよ。向こうからも連絡くれないし…」いじらしい和美。聖はおおよそ他人に同情するタイプではないが、この時ばかりは同情せざる
藁をも掴む思いで父の袖にすがりつく、勇貴。「親父ぃ~」「勇貴、ふたまたをかけなさい。なぁに、ばれた時はばれた時だ。腹をくくっていさぎよく殴られなさい。これもまた勉強だ」「そんな殺生な……」「要はばれなきゃいいんだ。ばれた時のことまでいちいち考えてられるかっ」どこまでもテキトーな父である。(母さん、よくもまぁこんな親父と…)しかし、父の考えにも一理ある。結果を気にしていては、前進できなくなってしまう。とりあえず今は和美にも紫織にも黙っているのがいい。和美のほうは適当に付き合ってや
紫織は、昼休みの教室で窓の外をぼんやりと眺めていた。まだ信じられなかった。まさか勇貴が自分のことを好きだったなんて考えもしなかった。紫織はどんな返事をするべきか決めかねていた。グランドでは男子生徒がサッカーをしている。その中には勇貴の姿もある。窓枠に手をかけたその時、紫織は両肩に重圧感を覚えた。顔を後ろに向けて、稜平が背後からのしかかっているのだと確認した。「稜ちゃん…ッ。そういうことしないでって言ってるでしょッ」紫織は稜平をキッとにらんだ。「いいじゃん。何を今さら…」「もう
そんなことがあった翌日。中務修司と西沢友希子の『一ノ瀬聖捕獲作戦』の火蓋が切って落とされた。停学処分になっていた聖が今日から学校に来られるということを知った上で、二人は動き出したのだった。「西沢さん、うまくやって下さいね。大橋勇貴の運命は全て僕達の計画にかかっているんですから」眼鏡をずり上げながら、中務がささやく。友希子は綺麗に伸びた髪をかき上げてから、制服のリボンのゆがみを直した。「分かってるわ」「大丈夫。姫の手にかかれば、一ノ瀬なんてちょろいもんですよ。あーゆーモテない奴は相当
「勇貴くんたちにこのジュースを…」「いかーん!そんなことは俺が許さん!」「お兄ちゃん…」「人の心をモノでつろうなんて、姑息な手段を使うもんじゃない。兄貴はお前をそんな風に育てた覚えはないぞ!」「違うわよ。私はただ…」「言い訳無用!男にうつつをぬかしてるヒマがあったら、家に帰って英単語のひとつでも覚えなさい!さぁ、わかったならさっさと帰れ!ほら、早く!」和美は力まかせに妹を追い払うと、くるりと振り返った。「ゆーぴょん♪ダーリンのためにケーキ焼いたんだ。ジュースなんて飲んだら食べられな
大橋勇貴が渋々ながら和美とオトモダチしている間にも、友希子の仇討ち作戦は着々と進んでいた。今日も放課後の屋上で、友希子と中務は密会を催していた。「中務。あんた、協力するって言ったからには、考えがあるんでしょうね?」友希子が女猫のような瞳で中務を見つめて言う。「もちろんですとも。大橋勇貴と言えば、幼少のころから女にもてはやされ、成績も常に上位、家庭も平和という幸せな男だ。何事もそつなくこなして、スマートな姿勢は決して崩さない。分かるでしょう?西沢さんだってそこに惚れたんでしょう?」ニヤリ
「協力?」「ええ。聞くところによりますと、姫君はある男にたいそうご立腹なされてるとか」「……」「確か、大バカ浮気…とか言ったかなぁ?」友希子は顔をしかめた。「わざとらしいっつーのよ。大橋のこと?」「あっ!そうそう」友希子は中務を無視して学食を出た。慌てて後を追いかける中務。「ちょっと、西沢さん!あのですね、つまり…まぁいい、手短かにお話しましょう。コホン!大橋勇貴を……」「もういいわよ。結局は取材なんでしょ!悪いけど、私、その名前は聞きたくないの」きっぱりと言い切って、友希子
勇貴が自宅で奮闘している頃、学校では…西沢友希子が乱暴にテニスラケットを投げつけていた。何度考えても腹が立つ。はっきり言って、友希子は美人だった。道を歩けばすれ違う男たちがみんな彼女を振り返る。泣き顔も怒り顔も魅力的で、スタイルも抜群とくる。「大橋勇貴……許さないッ!」そうつぶやいて、友希子はテニスボールをひねりつぶした。…というのはオーバーだが、とにかく彼女はこの上なく怒り狂っていた。『どうしたのかしらね、西沢さん』『大橋くんにフラれたからって、ふてくされてんのよ』『当然よね
はっきり言って、勇貴は幸福な男だった。ことに、家庭環境にかけては裕福で、父は某大手企業の役員、母はお茶の先生、兄にいじめられたり、使い走りを命じられた記憶もない。何不自由なく暮らすちょっとリッチな高校生――それが、勇貴だった。しかし、今や、変な男につきまとわれ、その男を自宅に入れる寸前の窮地に立たされている。勇貴は半ばヤケになりつつ、和美に声をかけた。「まぁ、上がって下さい」「おじゃましまあす。わくわく♪」勇貴、げんなり…なるべく家族には会わせたくない相手だ。しかし、運命とは
放課後。勇貴が教室の掃除をしているところに和美がやってきた。「大橋ぃ♪一緒に帰ろう」勇貴はほうきを動かす手を止めて振り返った。にっこりと笑う和美。一瞬ひるんだ勇貴であったが、これから和美と仲良くやっていこうという決心はすでに固まっていた。仮にも、和美は紫織の兄なのだから根っからの変な奴であるはずがない。きっと根はいい奴なのだと勇貴は信じることにした――と言うより、自分自身に無理矢理信じ込ませようとしていた。そうでもしないと、これから先、まともな精神を保てる自信がなかった。「大橋、掃
人を小バカにしたような笑みを顔面に貼り付けて中務が言った。「――…なッ、中務お前…」怒りに肩を震わせる勇貴を舐めるように見つめて中務はおもむろに口を開いた。「王子様は姫君だけでは飽き足らず、宮中の男にも手を出すようになられたとか」「何だよそれっ」「世間の人間が噂してる内容をそのまま伝えたまでだ」いやらしく笑う中務。勇貴は掲示板からはぎとった新聞を両手で握り潰した。中務が近くにいた新聞部員にさらりと告げる。「王子様が発狂なされた。まぁいい、代わりの新聞を貼ってくれ」「お前…ッ!や
「よっ、勇貴」翌朝、寝不足の頭で校門をくぐった瞬間、聖に呼ばれて勇貴はグランドの方を見た。昨夜は父や兄に相談したが、時間のムダだった。「何だ、妙に早いんだな、今朝は。遅刻常習犯のお前らしくもない」「まぁな。来週、柔道部の大会があるからさ」聖の額には汗が光っている。「臨時部員ってやつか?」「1日ラーメン1杯で雇われてんだ。いささか安いが、経済力に乏しい学生にはこれで精一杯だと割り切ってるよ」「学校で商売するとか…」がくっと肩を落とす勇貴。しかし、そんなのんきな身分の聖がうらやま
「もう、人間なんか信じるもんか!」勇貴は吐き捨てるように言った。「世捨て人になって山ごもりしてやる!」猛然と荷造りを始める勇貴。午後11時。ここは大橋邸。勇貴の部屋である。玄関で靴を履いていると、父と兄が帰宅してきた。「勇貴、今ごろどこに行くんだ?もう外は暗いぞ」父が淡々とした口調で言う。兄の慎もうんうんと頷く。「止めないでくれ、親父。俺、もう人間が信じられないんだ」「何だ、突然」上品に生えそろった口ひげを撫でながら父が言う。「これからは、森の仲間たちを友達にして生きていく
放課後のテニスコートで、勇貴は後輩相手にボールを打ちまくっていた。勇貴は入学当初からテニス部に所属している。「大橋先輩~。休憩しませんか~?」1年生が情けない声を出す。「甘い!上達のためには練習あるのみ!」「いつもは、練習なんてほどほどにしとけって言うくせに」ぼやく後輩。そこに、勇貴のダブルスの相方・清水稜平(シミズ・リョウヘイ)が割って入る。「勇貴、いやに荒れてるじゃないか。何かあったのか?」「ほっといてくれ!」勇貴は目に入った汗を袖で拭った。男に告白されたなんて、死ん
「そうおびえるなよ。カタギの者に手は出さねぇよ」どうやらこの男、いっぱしのヤクザのつもりでいるらしい。殴りかかってくるのかと思っていた男の手は、勇貴の頬をそっと撫でた。はっきり言って、殴られたほうがよっぽどマシだ。「そうか。西沢と手ぇ切ったってのは本当だったのか。だったら話は早ぇな。大橋、付き合えや」「何をされても構いません。でも、顔だけはやめて下さい」自分でも感心するほど潔かった。「顔はダメ、か。なかなかシャイなのねぇ」「へっ?」突然の女言葉に、勇貴はあせった。逃げようとする
勇貴は苦い表情をして吐息をつくと、再び口を開いた。「聖はいいよなぁ…。告白しても駄目でもともと…ダメもと精神が板についてんだもんなぁ。うらやましいよ」実際、聖は、思い込んだらまっしぐら的な奴であった。ダメもと精神が板についているためか積極性というものがあるのだ。聖が明らかにむっとした表情で言葉を返す。「だめでもともとで悪かったなぁ。この女ったらしが」「な、何ーッ!」憤りをあらわにして怒鳴る勇貴。こうなれば、他の客の視線なんかお構い無しだ。立ち上がって身を乗り出す勇貴の両肩をつかん