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読書感想になります。「昆虫の交尾は、味わい深い・・・。」ずっと目に止まってたんですが、いつか借りよ〜とか思いつつ、ずっと手が伸びなかった本。やっと手に取って読んでみました〜。かなり初心者向けで、あっという間に読み終えた感・・・ん?私が昆虫やってたからかな?内容的には、性淘汰の話、昆虫バージョンですね。要は、赤の女王仮説?それと、著者の研究エッセイも所々に。それなりに器用な人で、最先端の機材も使いこなせるような人ではありますが、アイディアは結構アナログで、これは自
日本では少子化について様々な政策が打ち出されていますが、どれもこれも「女性が頑張る」が前提の政策ばかりではないでしょうか?私自身フェミニストではありませんが昨今の少子化問題に関する議論では男女の基本的な生物的役割や人間が生まれながらに持つ本能についてはあまり深掘りされていません。そんな中、女性の出産適齢期についてまたは何人産んだらいくらの報酬など、非常にデリカシーのない発言を公然と言ってしまう政治家も最近いますが少子化問題の入り口って実際はそんなに複
読書感想になります。「カニの歌を聴けハクセンシオマネキの恋の駆け引き」「新・動物記シリーズ」として出ている本です。理系の本の中でも、動物行動の研究にスポットを当てたエッセイと言ったところ。このシリーズでも、数冊、気になってる本があります。さて、こちらの本は、シオマネキの1種について、恋の駆け引きを研究した人の自伝的な話。大学時代からシオマネキをやってたわけでもなく、子供時代から干潟の生き物が好きというわけでもない著者。とはいえ、大学時代は海の生物について卒論〜博士
今日は椿山荘の庭園で、蛍を見てきた。虫籠に入っているものは見たことがあったが、屋外を飛んでいる姿を見るのは初めてである。闇の中を小さな光が舞う姿は、美しかった。古今和歌集には、蛍を詠んだ歌が2首ある。いずれも恋の歌である。明けたてば蟬のをりはへなき暮らし夜は蛍の燃えこそわたれ(巻11、恋1、543よみ人しらず)〈訳〉昼間はセミのように一日中ないて暮らし、夜は蛍のように燃え続けているのに。夕されば蛍よりけに燃ゆれども光見ねばや人のつれな
本能とか刷り込みとかで自動スイッチ起動~自縄自縛⁉共産党の旗を見ると突っかかる右翼、滅びたのか最近見なくなった、あの街宣車はどこへ行った?赤くてそれが放射状だったら、サッカー中でも突っかかる集団も居る。色も関係なく少し似ていれば何でもいい。反応も早い。最近は少し飽きて来たみたい。トゲウオ(イトヨ):繁殖時期にオスは体に赤い斑点が出る。巣を作ってメスを誘引して繁殖する。競争相手のオスを見つけると突っかかって撃退する。赤い斑点を付けた、魚らしくないデコイにも突っかかる。
2018年のNHK「人体」で若さを保つのに骨が重要と言っていた。「骨から出るメッセージ物質で記憶力、免疫力、筋力、精力が高まる。ジャンプなど骨に衝撃を与える運動をするとよい。活発に動く個体を残すように遺伝子はできている。」遺伝子は父母の遺伝子の組み合わせになっており、その組み合わせが良いと活発な身体ができて若さを保ち、多くの子どもを残す。人類は今も進化しているのか|aderontoのブログ(ameblo.jp)活発に動く個体には若返りメッセージ物質がでて、多くの子どもを残す
福井県立恐竜博物館で、獣脚類のような肉食恐竜もいれば、その餌食となった草食恐竜も巨体を林立させている。頭の高さは地上から11メートル、4階建てビルほど例えば、肉食の獣脚類ティラノサウルスと並んで、その大きさからどこの博物館でも人気のブラキオサウルス(大型竜脚類)である(写真)。大きな体躯にもかかわらず小さな頭は、見上げるほど。その高さは、4階建てビルに匹敵する11メートルもある。体長は22メートルだ。その隣は、マメンチサウルスだ(写真)。首が異常に長く、全長
イシの棲んだ北米と正反対の南半球オーストラリア南方のタスマニア・アボリジニにも、これよりわずか数十年先行して、絶滅の不幸が襲った。本土よりも原始的だったタスマニア・アボリジニタスマニア島は、かつて氷河時代にはオーストラリア大陸と一体だったが、氷河期が終わって温暖化し、海面が上昇したことで8000年前、島として切り離された。この時、ノアの方舟のように、本土アボリジニから孤立して、独自の生活史を歩み始めたのが、タスマニア・アボリジニである。彼らの生活様式は、旧石器時代そのものであ
読書感想になります。「赤の女王性とヒトの進化」600ページの本、なんとか読み終わった〜〜〜〜!!!!「利己的な遺伝子」はギブアップでしたが、こちらは、そこそこ面白くて読み終えることが出来ました!とはいえ・・・前に借りてから時間が経過してしまってるので前半の内容の感想はうろ覚え・・・前半部分の感想はこちらにチラっと載せてます。『擬人化の弊害?いじられやすくなる?いやモラルの問題か?』え〜と赤の女王、ボチボチ返却だ(汗)。やっぱ、とてもじゃないけど速読できな
In2021,afossilofanevidentlybeautifulbirdthesizeofabluejaywasunearthedfromsedimentarydepositsinnortheasternChina.Thebird—namedYuanchuavis—hadauniquecombinationofdifferenttypesoftailfeathersnotseenbefore.2021年、中国北東
赤の女王性とヒトの進化(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)Amazon(アマゾン)1,247〜4,723円マット・リドレー著「赤の女王」は性差に関する興味深い知見多く、これまで本ブログで「オスとメスがあるのは感染抑止のため」「オスの異形は性淘汰が目的」「不倫が多いのはオスがより多くのメスを求めメスはより質の高いオスを求めるから」を紹介しましたが、今回は「同性愛」に関しても興味深い知見を紹介。◼️ゲイはより多くの男性を求め、レズビアンはより質の高い女性を求める同性愛者でも「
赤の女王性とヒトの進化Amazon(アマゾン)1,138円引き続き「赤の女王」からの知見。著者マット・リドレー子爵も念を押している通り、くれぐれも以下内容は「生物学上の仮説」。「倫理」の問題とは切り離して紹介します。◼️結婚制度「不倫かどうか」は結婚しているかしていないか、が境目ですが、人間の結婚制度は生物学上「人口の多い社会の大半は表向き一夫一妻制だが、部族社会の4分の3近くは一夫多妻制」というのがリドレーのいう現時点の仮説。ちなみに一妻多夫制度がみられるのはチ
赤の女王性とヒトの進化Amazon(アマゾン)1,138円<概要>環境で説明できない生物の特徴は殆どが性淘汰で説明可能とし、人間においてもこれは同じで、人間の脳はクジャクのオスの尾羽と同様、異性を魅了する能力の副産物だとして、生物学的なオスとメスの違いの延長線上としての人間の本性を解明した書籍。本書は、訳者の人類学者長谷川真理子さんも「名著」と称賛しているように、記すべき内容が盛りだくさんなので、何回かに分けて展開予定。<コメント>NHKの動物番組(ダーウインがき
昨日の記事にでてきた男性ホルモンのお話。男性ホルモンの値が高いかどうかは、髪の毛や顔の作りでもわかりますが、指でもわかってしまうのです二本指の法則あなたの健康状態からセックスまでを語る秘密の数字より手のひら側をみてください。人さし指の付け根の1本の横じわ、薬指には数本の横じわが入っていると思います。手のひらに一番近いしわを選んで指の幅のちょうど真ん中の地点を決め、そこから指の先端までを測ってミリ単位で数値を出してみましょう。右手と左手の両方の人差
女性→男性に対する性的需要の二極化という現象。貞操観念が存在しない状況では、上位層の男性に女性が集中してしまう本能的帰結に陥って民族としての統制が取れなくなることは明らかだ。ベイトマンの原理に基づけば女性は貴重な資源であることは間違いない。貞操観念と一夫一婦制とはランナウェイ説的(強制異性愛を類型として見た場合「人間の好みを意図的に操作する」)に考えれば、最大多数の幸福(男性の)を考えた末の結果ではないか。→一夫一婦制への移行は性病のリスクが主要因とするならsedgwickが先か衛生観
絵の起源(12)の続きです。(1)美意識なくして進化なしダーウィンの性淘汰説は美意識の存在という土台の上に立っています。クジャクの雄の(上尾筒)も、雌クジャクの美意識がなければ、美しく進化することはなかったということです。雄も雌と同じ様に美意識を共有していると思います。ダーウィンは美意識について次のように述べています。「この意識(美の意識:筆者)は、人間に固有であると主張されてきた。しかし、雄の鳥が雌の前で、その羽や素晴らしい色を洗練されたやり方で見せびらかすのを目の当たり
絵の起源(10)の続きです。(1)子育ての範囲はどこまで鳥の場合は、雄が雌と協力して子育てをする鳥が多いです。「実は、ほとんどの鳥は一夫一婦制で、オスは1回の繁殖期に1羽のメスとだけ交尾をし、雛が孵ったら子育てにも関わります(太字筆者)。」(2018年2月22日発行、実は猫よりすごく賢い鳥の頭脳、ネイサン・エミリー、(訳)渡辺智、エクスナレッジ発行、90頁)一方、一夫多妻の鳥は育児に関わらないと言われています。「(前略)・・・一夫多妻制であれば、繁殖期の間、オスはでき
こんにちは。前回のヒトの秘密「性と出会いのメカニズム」チョット30分でまとめるには奥が深すぎる内容でした。専門用語が飛び交い結局、よく分からなかった…いや、その説に疑問も感じただからかも…私はバツ1なので自分の人を見る目人に求めるものの変化から…若い頃は性淘汰直感で異性に抱く感情を「恋」と…しかし、蓋を開けて見ると様々な違いに恋は儚く終わる…
少人数お見合いパーティーのシュガーポットがおくるミセスマキコのプラチナ相談室進化論で有名なダーウィンですが生物の進化を説明した「自然淘汰」の他に「性淘汰」も提唱していたとか。(ダイヤモンド博士のヒトの秘密より)「性淘汰」とは異性をめぐる競争を通じて起きる進化のこと。生きていく上で必要とは思われないことでも異性に人気があればそれは長く続いていくらしい。(例えば孔雀の羽)なんだか我々にも当てはまる気が・・・ついつい見た目を重視してしまうのも性淘汰な