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「警部、醤油使います?」「ああ、すまないね、快斗君。」「いいえ。」オレがそう言って醤油を手渡すと警部が笑顔で受け取り青子お手製の目玉焼きの上にサラリと回しかける。「快斗は、はいこれ。」「サンキュ。」青子が差し出してくれたソースを受けとり答えたオレに青子が「どういたしまして。」と笑みを浮かべた。「快斗もお父さんもコーヒー飲むよね。」「ああ。」「ワシはブラックでな。」「わかってるよぉ~。」青子がそう言ってコーヒーを注いだマグカップをオレと警部の前においた。何も言わなく
「あ~おこ。」夕食の片づけを終えてソファーで休んでいると、快斗がそう名前を呼んで青子の隣に並んだ。「快斗?」いつもよりも輪を掛けて優しく目を細める快斗に青子は小首を傾げる。「どうしたの?」「どうしたのは青子の方だろ?」そう言うと快斗が正面から青子の背中に腕を回し自分の胸に抱き寄せる。「昼間学校にいる時からボーとして授業聞いててもうわの空だし。」「そうだった?」不思議そうな顔で目を丸くして問い返された快斗が苦笑をもらす。「そうだよ。やっぱ自覚なかったか。」そう言って快斗が苦笑
快青祭り第七弾は原作設定で。サンデー連載中の新シリーズ『妖精の唇』の内容を含む為未読の方はご注意ください。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「青子、すまんが醤油を取ってくれんか?」目の前にある青子が作ったベーコンエッグに視線を落としたまま警部が言うと、青子が醤油を取って差し出す。「はい、お父さん。」「うむ。快斗君は?」受け取った醤油をトロリと程よく半熟状態で仕上がった卵の上に回しかけると、警部がそれを目の前に座っているオレに差し出す。「いや、オレは。」「お父さん、快斗は
快青祭り第六弾はアイシナで♪昨年の30thアニバーサリーのまじ快プチオンリーで配布させていただいたフリーペーパーのお話を大幅加筆修正して快青祭りバージョンにしました♪まじ快五巻のサンヘイローのお話の内容を含みますので未読の方はネタバレご注意ください。お楽しみいただけたら嬉しいです!!よろしくお願いします。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「青子、まだかぁ!?!」「待ってぇ、快斗~。鍵が見つからなくて・・・
こちらも再掲載でスミマセン。快青祭り第五弾♪快斗君も青子ちゃんも大好きです(⋈◍>◡<◍)。✧♡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・快斗のスラリと長い腕が青子へと伸びる。「青子。」名前を呼んで、微笑して。少しだけ目を細めて。そうして青子を誘う。夢の世界へ。優しく添えられた掌が、青子の頬を撫でる。それから指先で顎のあたりに親指を掛けて。そうして、少し前屈みになると、快斗がその端整な顔を寄せる。程な
先日掲載したばかりの作品ですが、快青祭り第四弾として改めて再掲載させていただきます。こういう雰囲気大好きなのです(⋈◍>◡<◍)。✧♡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「快斗」手を伸ばした先に青子がいてオレの手を取りオレの目を見て名前を呼んでくれる微笑んでくれるそれがどれほどの奇跡かって事オレは良くわかってるからだからそれを当たり前だとかそんな事絶対に思ったりしない「青子」名前を呼んで
プラレボ連投でちょっと切なくなってしまったので、先日ハグの日に書いたほっこりラブラブなお話をタイトル変えて再掲載させていただきます。という事で、快青祭り第三弾はいつも通りのアイシナ設定で♪・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「快斗。」夕食後、片づけを終えた青子がソファーに座っていたオレの前に立ち名前を呼んだ。「なに?」応えると、青子はニッコリと笑ってオレの隣に座る。「んっ???」そんなはてなマークを頭にい
快青祭り、第二弾(⋈◍>◡<◍)。✧♡現プラレボ設定で♪https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7566805・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「親・・・父・・。」ベッドの中で寝返りをうった快斗が呻く様にそう声を上げた。顔を歪めて苦しそうにきつく瞼を閉じる。「ゴ・・メン・・・。」「快斗・・・。」その呼びかけに快斗は気づかない。青子は胸の奥が鷲掴みにされる様な・・・
快青祭り、開幕です(⋈◍>◡<◍)。✧♡という事で第一弾は初版プラレボ設定で♪https://ameblo.jp/infinity20021008/theme-10099870905.html現在pixiv公開中の同シリーズとは設定が異なる為ご了承ください。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「青子・・・。」オレはそう静かに名前を呼んだ。「快斗・・・。」そんなオレに青子が切なげに目を細める。誰もいない、ふた