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実技の授業の時ですが、そこではまず身体の仕組みを説明し、技術の目的、施術の際の条件などを説明した上で具体的な方法について解説し、モデル役の人の状況を勘案して実際に手を動かしてもらいます。当然、細かなところにいろいろ抜けているポイントが見られるわけですが、中には動きをなぞっただけで習得した気持ちになる人がいます。マニュアルで理解しようという人に見られる傾向ですが、残念ながらそういう意識でプロとしての現場に立てません。仮に立ったとしても結果が出せないことで信頼を得られないで
授業でお話しすることですが、その一つに施術する側とクライアントの方との信頼関係の大切さがあります。自分の場合に置き換えてみるとよく分かると思いますが、関係性を深めるには信頼という部分が大きな比重を占めていることがご理解されると思います。現場で活躍していると肌感覚で実感することですが、信頼関係が築けていれば体調好転の様子が違います。もちろん、どういうケースかによって異なりますが、同じカテゴリーに分類される場合、結果の違いを感じる、というわけです。具体的な理由はそれ
身体が固くなっている人にはつい力んだ施術になりがちですが、それでは逆効果です。では、そういう状態でも擦るような程度で行なうのか、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それも違います。クライアントの方の身体の状態に応じた圧加減ということが大切で、外から見ていれば同じような行為でも、その内容は異なるわけです。こういうところはブログでよくお話ししている「見えない技」の範疇になりますが、その意識で施術することがプロの腕と考えています。この点、授業でもよくお話しする
ある勉強会の時です。快整体術の場合、腰痛や肩コリといったよく耳にするケースであってもマニュアル的な感じの手順では行ないません。それはクライアントそれぞれの条件が異なるからですが、プロである以上、その前提でカスタマイズした技法の選択・手順などを考えて行なう必要があります。そういうことについては本科の授業の際にも何度もお話ししていますが、中にはその点が抜けてしまうケースも見られます。上のイラストは股関節の調整の様子ですが、その前に股関節周辺の緩解を行なっておくよ
整体院のメニューについては時間制を採っていらっしゃるところが多いと思いますが、1回あたりで表示してあるところもあります。後者の場合、事前にどれくらいやってもらえるのですか、ということを尋ねる方がいらっしゃることがあるようですが、具体的な時間については状態によって変化する旨を伝えられるようですが、何回か通う中で施術時間の長短に不満を覚える方もいらっしゃるようです。そういう場合、結果は出ているにもかかわらず、これまでよりは短くなったことに対する不満ということになるのでしょうが、
東京でのことですが、最近の気温の関係から今年は花粉の飛散が早まりそうです。テレビでは1月からの最高気温の合計が400度を超えると花粉の飛散が本格化するといった法則のようなものがあるということですが、すでに少し超えているようです。今週はサクラが咲くころの気温になるようですが、そうなると一気に花粉が飛び、毎年多くの人を悩ます花粉症の本格的な時期になりそうです。私の周りにも花粉症で悩まされる人の話を耳にしますが、気温のことを念頭に今年は早めの対策を取られているようです。
施術の際、受ける側の身体が固い時につい力んでしまう施術者がいます。快整体術ではそのような身体の使い方の問題点について実技の授業で説き、そうならないようにアドバイスしていますが、これまでなかなかその癖が取れない受講生の人がいました。具体的な例を挙げると、指先が固い棒のようになり、受ける側の身体に突き刺すような感じになるケースです。受ける側の身体が固いからということで力んだことで接触部位である指が固くなり、結果的に指そのものが剛体のような状態になったのでしょう。
授業でお話しすることですが、タイトルにある「感性」や「感覚」というテーマがあります。まとまったカタチで講義するということではなく、何かの折に例示しながらこの言葉を用いることが多いのですが、この意識はとても重要です。受講生の方の中には、マニュアル的な学びの意識が強いケースがありますが、そういう方の場合、何キロぐらいの圧をどこにどれくらいかければ良いのですか、といった尋ね方をされることがあります。多分テレビや雑誌での説明の仕方に慣れていらっしゃるのでしょうが、そのような
長く現場にいるといろいろなケースを経験します。そのことは授業でも折に触れお話ししていますが、今日のテーマはそんな中からプロの癒し家として大切なことの一つになります。整体院にお越しになる方の場合、運動器系のトラブルでお越しになる方が多いのですが、中には整体術の範疇を超えていると思われるご相談を受けることもあります。そういう場合はあえて施術を行なわず、カウンセリングだけで終わり、具体的な診療科の説明した上で病院での治療をお薦めします。ブログで詳細をお話しすること
あるクライアントの方の話ですが、定期的に来院されています。その分、前回とどう違うかという比較はご自身でもされている思いますが、そういった主観的なところの話は施術する側にとっても大切な情報になります。主訴は腰のことですが、確かに客観的に見ても腰椎の後彎があり、立っていらっしゃる姿も少し前傾気味です。それを少しでも正しい状態になるよう施術していますが、強圧的な施術をしても逆に身体に負担をかけることになりますし、そういう対応は快整体術のスタイルではありません。そう
授業の時にお話しすることですが、稀に整体術に対して過剰な期待を持たれるのか、1回で結果が出せる技術を習得したい、とおっしゃる方がいます。また、そのような宣伝をされているところもあると承知していますが、どこかに逃げ道も作ってあります。しかし、快整体術の講座では魔法のような技術といった話は一切しません。臨床で経験したことをお話しし、だからどうするかという視点で説明します。もちろん、結果についてはいろいろ条件が関係し、うまく重なれば劇的に1回で好転することがあります。
実技の授業の中の症例別の課程でお話しすることですが、そこでは現場で経験しそうなケースを前提に対応してもらいます。付属整体院にお越しになった方のケースの場合もありますし、たまたま受け役になる人に何かのトラブルがある場合があれば、その設定で行なうこともあります。後者の場合は受け役にとってラッキーと思われるかもしれませんが、あくまでも学びの場であることをきちんと意識してもらいます。これまでの受講生の方の中には、これ幸いと勉強ではなく、クライアントの気分になるケースもありました
血行の状態が健康に関係するということはご存じの方が多いと思いますが、現場でもそのことについてクライアントの方から実例として伺うケースがあります。それは季節を問わずありますが、よく耳にするケースはやはり寒い時が多くなります。身体の冷えを感じた場合、広い意味での体調が今一つということ感じる方が多くなりますが、そういう方に施術し、血流の変化が認められ、全身がポカポカ感じる場合、極端なケースでは寒くても薄着で夜まで大丈夫だったという話を耳にすることがあります。先日お越しになった
実技の授業の中には現場を想定し、典型的な症例について考え、実際に手を動かしてもらう課程があります。その際、患部だけに集中したり、単純なハウツーの意識で行なっても結果が出ないことがあります。実技の課程の流れではそれをステップ別に学んでいきますが、具体的な事例ではその考え方の基本についてお話しし、それを前提に設定を少し捻って出題する、ということを行ないます。快整体術の体系の2大支柱は経絡調整と骨格調整であることはこのブログでよくお話ししていることですが、学びの課程ではそれぞ
授業でお話しすることの一つに施術の様子がありますが、これまで受講した人から聞く話の中に、自身が施術を受けた時の経験があります。その中にはタイトルに記してあるように患部への過剰な施術ということであり、付属整体院に来院されるクライアントの方からも同様の話を伺うことがあります。例えば肩が痛いと言ったら肩を中心ととした施術になり、返って痛くなった、といった話です。快整体術では患部に関係する他の箇所から施術し、身体にかかる負担の軽減を図りますが、結果としてそういう対応が効を奏する
先日、体温維持の大切をお話ししましたが、そのことは施術時にも言え、寒い時期に特に意識することが必要です。では、夏なら大丈夫かというと必ずしもそうとは言えず、それは冷え性の人がいらっしゃるからです。お店では室温についてはエアコンなどでコントロールしていますが、同じ温度でも風の当たり具合や各クライアントの方の状態で、その設定が必ずしも適正とは言えません。冷えの場合、血流にも支障が出てきやすくなりますが、付属整体院の場合、そういうことが疑われる方については毛布をお掛けして体温
快整体術は優しい手を意識して施術しますが、それは表面をさするような感じで行なう、という意味ではありません。骨格調整まで行ないますので、それなりの圧が必要になります。しかし、その際、筋力のみで固い感じで行なうのではないために優しい圧になるのですが、受講生にはこういうことはなかなか理解してもらえません。でも、クライアントの方の感性がしっかりし、違いが分かる場合は他との比較で理解していただいています。こういったことは身体の使い方が武術の身体操作を活用しているからで、そ
先日お越しになったクライアントの方ですが、朝起きたらまぶたが重く、目を開けにくいとおっしゃっていました。お越しになった時から目の周りの様子に違和感を感じていましたが、主観的にも同じだったのです。原因としてはいろいろ考えられるのですが、整体院でできることは限られていますので、その範囲内で対応しました。これまでの経験から全身調整の効果は理解していますので、その前提で対応し、最後に目の周囲に対するアプローチを行なうつもりでしたが、そこに至る前に随分スッキリしました。
授業でお話しする基礎知識の中に、東洋医学のことがありますが、基本的に心身不可分と考えるため、身体と心の関係性を明確に示されています。現場ではそういうことを活用して対応するわけですが、ここではある条件を前提にお話しします。というのは、結果が出るとしても時間を要し、短時間で効果を求める場合は難しい、ということです。整体術のように、身体の動きに関係することなら、ビフォー・アフターの違いが客観的にも理解しやすいので比較的クライアントの方にもその変化を理解していただけるのです
タイトルに記したことは授業の時にお話しすることですが、現場でクライアントの方に説明する際の比喩的表現の一つになります。私たちが健康を維持するという場合、外部からのいろいろなストレスに打ち勝ち、良い状態をキープすることで元気でいられます。でも、裏返せば常に危うい状態に襲われているというわけであり、それを表現する時、タイトルにあるように綱渡り、という言葉を使うことがあります。ちょっとした油断で足を踏み外してしまう危うい行為ですが、それが日常ということを理解しなければならない
現場で意識することの一つに、施術計画があります。どれくらいの間隔で来院されるかということを考えるわけですが、決定的なことは言えません。理由はそれぞれの方の条件が関係するからであり、経過を見ながら個別に検討する、ということになります。だから結果的には当日の施術が終わった後、その変化の様子を念頭に次回の予約をいただく、というシステムになります。そのため、1ヶ月に1回くらいになる方もいらっしゃるかと思えば、しばらくの間ほぼ毎日、というケースもあります。前述のよ
比較的に定期的にお越しになっているクライアントの方ですが、その分、普段の状況は分かっています。本来の主訴は腰ですので下半身に対する施術は意識しますが、基本的には足首や膝関節、股関節の状態がどうなっているかを確認します。骨盤の状態から左側を意識して施術していましたが、いつもよりも可動域が制限されているような手の感触がありました。イメージとして下肢の骨格の様子を表したイラストをアップしましたが、今日のテーマである膝関節の状態の好転を図り、回旋と主体とした施術をしました。
体温への意識は癒しにとって重要で、暑い季節、寒い季節それぞれきちんとキープすることが大切です。夏は気温が上がり、それが体温のキープにも影響し、冬は寒さが同様に関係します。人間は恒温動物ですので、一定の体温の範囲内で正常に動け、それから外れると最悪の場合、死亡につながります。熱中症により無くなる方についてはテレビで報道されますので意識されている方が多いと思いますが、体温が低くなる低体温症でも亡くなる方がいらっしゃいます。いずれも年間1000名以上の方がその原因で命
快整体術では癒しを心身の好転の方法と考えていますが、そのことが関係しているのか「心」の問題を相談されることがあります。人には「心」があり、いろいろな行動もその存在をベースに為されているため、そこに問題がある場合、社会的な行動にもブレーキがかかります。肉体的なことが行動に制限を与えることがありますが、精神的なことの場合、別の意味で難しいところがあります。心身不可分と考える快整体術の場合、肉体的なアプローチで経験できるような精神的な問題であれば施術の立場からの好転も図れ
レギュラーでお越しになっている方のお話ですが、最近はずいぶん体調が好転されています。快整体術は東洋医学の考え方も取り入れていますが、そこには心身不可分という思想があります。現場ではその実際を経験することもしばしばですが、先日お越しになったクライアントの方からそのことに関する実例を伺いました。それがタイトルに挙げていることですが、体調が良くなることで表情も明るくなり、目の輝きも違ってきているのです。そのイメージは上のイラストのような感じなのですが、通い始められ
授業の時にお話しすることですが、現場に立った時、クライアントの方と施術する側の意識にズレが生じることがあります。その点の理解と対応をきちんとしていなければ、信用の問題になったり、結果にも影響することがあります。プロとしての意識で現場に立つ場合、クライアントの方のご相談に対して誠実に応えようというつもりで施術します。もっとも、施術する側も人間であり、いろいろな考えがありますので、全員そういう意識なのかと問われれば断言できることではありませんが、少なくとも付属整体院では
整体院でのご相談で多いケースの一つが腰痛ですが、このブログでお話ししているように、その原因はいろいろです。そのため、具体的な対応も異なりますが、そこには手の感性も大切なポイントになります。今日は腰痛の原因として変わったケースをご紹介しますが、検査のために髄液を採取した方の話です。脊髄を針を差し、採取するわけですが、検査のことですので大抵の方はそれなら仕方ないということでおやりになるでしょう。しかし、その際、ちょっとした手元が狂ったりすればその部位に問題が生じ
出先で体調の問題を相談されました。健康関係の仕事をしているとよくあることですが、今回もそういうことがあったわけです。具体的には指の痺れゃ動きが悪いということです。その話を伺った後、イラストに示した正中神経のラインを押圧したところ、反応があります。特に手首付近にはしっかり表れており、その状態を緩解させるイメージで施術すると、徐々に変化してきたわけです。それに伴い、指の動きが良くなり、痺れも取れてきたということです。このラインは経絡で言う心包経と重な
快整体術では「癒し」ということを心身の状態の好転を図る体系と考えますが、心の問題が身体に作用して体調不良を訴えられるケースをよく経験します。肉体的なストレスが運動器に影響したことによるご相談というのは想像しやすいかもしれませんが、精神的なことが身体に何らかの不調をもたらすこともあるのです。だから付属整体院ではカウンセリングも行なうわけですが、そういうことが効を奏すのか、顔を見たら心が軽くなったとか、話をしている内に痛みが無くなった、ということおっしゃる方が想像以上にいらっしゃい
あるクライアントの方の話ですが、腰の問題でお越しになっています。肩・腰の問題というのは整体院で耳にする定番の話ですが、具体的な内容になるとそれぞれです。今日のお話の場合、腸骨の開き具合が左右で異なる方のことですが、お越しになった時、下肢の筋肉が突っ張るような感じということです。腰の状態が関係していることがありますので、いかにその差を縮めるかが大切なケースと判断し、施術に際し、骨盤の開き方の違いを少しでも無くすかがポイントになりました。ただ、快整体術では腰関係