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や春(す)らハでねなまじものをさよふけてか多(た)ぶくまでの月をミし可(か)那(な)傾城(けいせい)の実(まこと)ハ角火鉢(かくひばち)尓(に)燗(かん)春(す)玉子酒(たまござけ)尓(に)知(し)ら連(れ)女房(にようばう)の操(みさを)ハ松薪(まつまき)尓(に)煎(に)る生姜酒(しようがざけ)尓(に)思(おも)ハる戀(こひ)尓(に)ハ身(み)さへ空蝉(うつせみ)の裳脱(もぬけ)となりし絹羽織(きぬばおり)染(そめ)し小紋(こもん)の雲形(くもがた)尓(に)可(か)多(た)ぶく月(つ
『一場の夢と消え』松井今朝子文芸春秋2024年初版8月末に刊行されたばかりの本です。初出は「オール読物」2023年3・4月号、2014年3・4月号近松門左衛門、本名杉森信盛(1653~1725)の経歴については、浄瑠璃・歌舞伎作者として名が出る以前のことは極めて曖昧模糊としています。一条恵観禅閤(いちじょうえかんぜんこう:後陽成天皇の第九皇子)と関りがあったらしいこと、正親町公通(おおぎまちきんみち)に仕えたこともあったことなど、傍証として残されたものがあるだけのようです。
寺社No.6289御朱印No.【未】引接山来迎寺京都府相楽郡精華町西山浄土宗城南西国18番2023年9月23日心中宵庚申、お千代・半兵衛墓所生國魂神社で心中しました。
来迎寺京都府相楽郡精華町植田南六ノ坪59宗派は西山浄土宗。749年、行基の開基。江戸時代、融通念仏宗の本山で大阪府守口市の佐太来迎寺の末寺であったため、本寺も融通念仏宗であった。廃仏毀釈を機に、知恩院の門下に入り、浄土宗に転宗。境内にはお千代半兵衛の墓。近松門左衛門作の浄瑠璃で「心中宵庚申」の主人公にも登場したお千代が、地元の植田村の大百姓、嶋田平右衛門の二女であったことから。
11月の国立文楽劇場での、文楽公演。一部は、11月24日(木)に見ました。演目は、『心中宵庚申』。近松門左衛門の作。享保7(1722)年4月22日から、大坂・竹本座での初演。その少し前、4月6日、大坂生玉馬場先に設けられていた東大寺の大仏勧進所で、新靱の八百屋半兵衛と女房のお千代という夫婦の心中がありました。その事件が、話題となり、近松門左衛門も、さっそく、人形浄瑠璃に仕上げて。もっとも、紀海音は、それよりも早く、大坂・豊竹座で、『心中二ツ腹帯』を上演しています。今ならば、かっこう
■20221120第一部心中宵庚申初観です話の筋も、まったく知りませんでした近松最後の世話物(心中物)だそうです心中というだけで、「若旦那と遊女」かと思いこんでいましたが「夫婦」でした!!!お腹に子も身ごもっていて、愛し合っているふたり義理の母の容赦ない虐めのための心中えーーーありえない、そんなのってある?他に方法なかったん?悲しすぎ上田村の段の父の「灰になっても帰るな」うーーーなんて言葉!!!身につまされるこういう匂わすセリフ、さすが近松
昨日は、国立文楽劇場で、第三部を見る前に、生國魂神社と、銀山寺をまわりました。まずは、銀山寺です。ここは以前、案内されて。初代の吉田玉男さんが亡くなって、ここにお墓が作られて。それから、間もなくのことでした。初代吉田玉男。1919年~2006年。87歳で。1933年に、吉田玉次郎に入門し、吉田玉男を名乗り。以来、そのまま玉男のまま。『玉男』の名前を、大きくし。現在は、弟子であった玉女が、2代目を襲名。で、久しぶりの、お墓まいり。この吉田玉男さんと、吉田簑助さんの、ふたりの
2022年(令和4年)11月20日(日)に開催された「天野光と文楽へ行こう15」では近松門左衛門作の『心中宵庚申(しんじゅうよいごうしん)』を鑑賞しました。今から丁度300年前にできた作品が今でも人々の心を打つのは近松門左衛門の作品だからに違いありません。『心中宵庚申』に限って言えば、嫁姑問題、父子愛、姉妹愛、夫婦愛に自分の姿を重ねて見ることができるでしょう。本日、奇しくも近松門左衛門の祥月ご命日です。11月22日に鬼籍に入られています。来年は第3
2022年(令和4年)11月20日(日)大阪・国立文楽劇場で「天野光と文楽へ行こう15」を開催しました。朝方は雨が降っていました。地面が雨に濡れています。「天野光と文楽へ行こう」は3つのパートから成り立っています。まず、最初は、私の事前講座、そして文楽鑑賞、技芸員さん解説。今回の技芸員さん解説は、竹本碩太夫さんが太夫解説をしてくださいました。開演前9時30分から国立文楽劇場1階予備室にて私の事前講座。次の順番でお話させていただきました。Ⅰ
2018年1月から始まった私の事前講座付き文楽鑑賞ツアー「天野光と文楽へ行こう」も本日で早くも15回を迎えることになりました。今回の演目は、近松門左衛門作『心中宵庚申(しんじゅうよいごうしん)』。奇しくも今年は、私にとっても、近松さんと御縁の深い年でした。5月近松の生まれ育った町・福井県鯖江市で「近松門左衛門はじめて講座」を担当させていただいたり、10月兵庫県尼崎市の協賛事業として「世界一やさしい近松講座」を開かせていただきました。今回も事前講座を担当するに
千日前通りから松屋町筋を南へ下る途中、左手に見える源聖寺坂(げんしょうじざか)。石畳で、なんだか素敵な坂ですよ。あっという間にここまで来ましたよ。あと少しかな。おや?坂の途中から住所が変わってる。登りきると角に銀山寺がある。今月の文楽公演の一部、「心中宵庚申」のお千代と半兵衛の比翼塚があるという。(初代吉田玉男さんのお墓もあるそうな)それにしても、人もいなけりゃ、車も通らない。本当になんて静かな一角なんだろう。(遠くにあべのハルカスが見える)
11月文楽公演、初日が開いて2日目の6日(日)、大阪・国立文楽劇場へ行ってきました。第1部の『心中宵庚申』を見ました。1階ロビーの芝居絵。公演ごとに描き替えられます。展示室では「文字で見る文楽の世界」を開催。劇場は2階にあります。タペストリーの1面は第3部の『勧進帳』より弁慶。もう1面は、同じく第3部の『壺坂観音霊験記』より、座頭沢市と女房お里。売店紹介です。日本一コストパフォーマンスの良いプログラムは床本
疫病退散、病気平癒、諸願成就の御利益がある庚申さん。庚申まいりは60日に1回、回ってくる「かのえさる」の日とその前日の「宵庚申」で行われます。今までは、「庚申まいり」の日ではない日しか、お参りしたことが無かったのですが、昨日は「宵庚申」の日に初めて、お参りしました。そして「庚申こんにゃく」をいただきました。出汁は、鰹節と昆布で取っていて、こんにゃくと一緒に、昆布もお皿に持っていただきました。北向きに無言で完食すると祈願成就します。「こちらで食
私は、自分の講座では、講座のテーマに沿った着物や小物を身につけるようにしています。先週土曜日の令和4年近松ナウ「世界一やさしい近松講座」では、近松門左衛門作『心中宵庚申』の登場人物、半兵衛が八百屋さんなのに因んで、野菜柄の着物を着ました。物語の中でも「八百屋の段」というのが出てきます。**************アプリ「ヒマラヤ」でラジオを始めました。アプリ「ヒマラヤ」をダウンロードして天野光で検索してください。フォロー&コメント、
こういった経験をしたことはないでしょうか?鑑賞後映画のプログラムを読んで、あるいは、演劇のプログラムを読んで、「そんなところに見どころがあったんだぁ、知らなかったぁ。」と思ったことが。私の事前講座では、文楽を鑑賞する前に、「ここが見どころですよ。見逃さないでくださいね。」というお話をさせていただいています。ちょっと知っていると、もっと楽しめる「天野光と文楽へ行こう」です。私の事前講座と文楽鑑賞、そして太夫さんの解説がセットになった「天野光と文楽へ
疫病退散、病気平癒、満願成就のご利益がある大阪・四天王寺の庚申堂について、書かせていただきます。以下、四天王寺の公式ホームページからの引用です。日本最初の庚申尊出現の地。本尊は青面金剛童子(秘仏)。大宝元年(701)正月七日庚申の日、豪範僧都が疫病に苦しむ多くの人々を救わんと一心に天に祈ったところ、帝釈天のお使いとして童子が出現し、除災無病の霊験を示され、以来千三百年、庚申の日及びその前日(宵庚申)に本尊に祈れば、必ず一願が叶うと尊崇されている。初庚申は最も盛大で、前日に大
受付を始めさせていただいたのが、ちょうど1週間前でした。昨日までに募集定員の半分を超え、11席が埋まっています。早々と、お申込みいただき、ありがとうございます。私の事前講座では、文楽『心中宵庚申』の物語を詞章の現代語訳を交えて、お芝居の全体像がつかめるように、お話させていただきます。「文楽を観たことがない。」と、おっしゃる方も、安心して、お申込みください。残席9席です。お早目のお申込みをお願いいたします。11月20日(日)私の事前講座と文
20名定員のところ、7名埋まっています。早々と、お申込みいただき、ありがとうございます。「天野光と文楽へ行こう15」で鑑賞する文楽は、『心中宵庚申』。NHKでドラマ化されています。お千代の役は、太地喜和子さん。半兵衛の役は、滝田栄さん。そして半兵衛の養母が乙羽信子さんと豪華キャスト。まだまだスゴイですよ。音楽は、鶴澤清治師匠!11月の文楽公演『心中宵庚申』八百屋の段は、鶴澤清治師匠が演奏されます。話し戻って、ドラマ『心中宵庚申』の話を。
芸術の秋。大阪が世界に誇る伝統芸能、人形浄瑠璃文楽を一緒に見に行きませんか?2018年(平成30年)1月から始まった「天野光と文楽へ行こう」も今回で15回目を迎えることができました。毎回、たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございます。「天野光と文楽へ行こう15」開催日は2022年11月20日(日)です。見る演目は第1部です。『心中宵庚申(しんじゅうよいごうしん)』実際に起きた夫婦の心中を元に、近松門左衛門が創作した物語です。当日、私の事前講座
近鉄祝園駅から歩いて、来迎寺へ訪れました。初訪問。門前には墓石が並んでます。他に訪れてる人はいません。本堂。🙏本尊阿弥陀如来立像。縁起。天平勝宝元年(749)行基菩薩が開いたと伝わっています。十三重塔。史跡お千代・半兵衛墓所近松門左衛門の戯曲のもととなったと「心中宵庚申(しんじゅうよいごうしん)」鐘楼。「お千代の鐘」住職さんらしき方が鐘をついておられた。寺のシンボル的存在のクスノキ。。。幹周り4.6mの大木が。。。切られてる。。。近くの釈迦の池。京都府相
1984年(昭和59年)の国立文楽劇場完成を記念して作られた文学碑。「近松門左衛門文学碑」。『心中宵庚申(しんじゅうよいごうしん)』からの一節が刻まれている。松屋町筋沿いにあり、「劇場へ訪れる人の道標となっている。」(『中央区史跡文化事典』から引用)とのことですが、「うそ~ん!私、全然、この文学碑の存在、知らなかったわ!」大阪メトロ谷町九丁目駅で降りて、国立文楽劇場に向かうお客さんにとって、「劇場へ訪れる人の道標となっている」かも知れないけど、日本橋駅から国立文楽劇場
思わぬところから2006年(平成18年)文楽11月公演の写真が出てきて、感激しています。15年前に劇場の写真を撮ってた私、GOODJOB!でも、もっと写真撮っておいたら良かった~。平成18年って。まだ文楽ファンになって2年目。ここまでハマルとは予想していなかったので、24枚のフィルムを使い切るために撮ったと思われる3枚しか撮ってなかった~。残念。『伊賀越道中双六(いがごえどうちゅうすごろく)』沼津の段が出ていないことにビックリ。タイムスリップ
今まで、大阪・国立文楽劇場での上演記録の有料配信サービスはありましたが、この度、2021年(令和3年)10月より、国立劇場で上演してきたさまざまな公演の記録映像をオンラインで有料配信する「国立劇場くろごちゃんねる」の開設が発表されました。第1回目の配信は文楽。1985年(昭和60年)2月に上演した第72回文楽公演より「心中宵庚申(しんじゅうよいごうしん)」です。演奏は、(出演順)九世竹本文字太夫(後の七世竹本住太夫)豊澤富助四世竹本越路太夫鶴澤清治豊竹小松太
5月16日(日)、国立劇場小劇場で、第216回文楽公演、第一部、第二部を見ました。5月9日(日)初日、26日(水)千穐楽の予定が、コロナ禍のため、初日が12日(水)にズレ、そのうえ、舞台関係者から感染者が出て、公演は、18日(火)から中止に。なんとも、残念な公演になってしまいました。で、第一部です。『心中宵庚申』近松門左衛門最晩年の世話物。享保7(1722)年4月22日、竹本座での初演。その4月5日、庚申前日の夜(宵庚申)、大坂生玉の大仏殿勧進所の門前で、八百屋半兵衛と、その妻お千
前回の投稿、スマホのメモアプリからコピペしたら何故だか文字がでかくなりました😅なぜ???投稿消えるのイヤだったからメモからコピペしたんだけど…🧐なんか変な感じスミマセン今日はコチラ『夏祭浪花鑑なつまつりなにわのかがみ』イイッ‼️💕やっぱりお芝居はイイッ‼️勘九郎丈も、もちろん良かったですが…勘三郎丈でも見たかったなぁ…。コレ、絶対お得意のヤツだよぅ…😭そしてやっぱり松也さんが美味しいとこ持ってくんだよなー😁勘三郎丈の『夏祭』を見逃しているので、今回こそ‼️中止にならない
文化芸術活動は、断じて不要でもなければ不急でもありません。このような状況であるからこそ、社会全体の健康や幸福を維持し、私たちが生きていく上で、必要不可欠なものであると確信しています。令和三年五月文化庁長官都倉俊一文化芸術に関わる全ての皆様へ文化芸術に関わる全ての皆様へ|文化庁今般の新型コロナウイルス感染症の影響により,全国的な文化イベント等について中止,延期等の検討をお願いして1か月余りが経過しています。感染拡大防止の観点から,関係者の皆様の多大なご協力により,多くのイベントの開催を
以前、私のホームページ『早期退職者の知的生活』改題『古典芸能のススメ』でボーイズラブ(BL)を描いた近松門左衛門。時代が近松に追いついた。を書かせていただいたところ、フォローワーさんから「良いお話だ。文楽で見てみたい。」と、かなりの反響をいただきました。どうでしょうね?『心中宵庚申』上の巻を上演しませんか?きっと三味線の譜が無いのでしょうね。でも三谷幸喜さんの新作にもシェイクスピア作品にも三味線の伴奏をつけられる文楽座様なのできっと、譜をつけて下さる
2018.4.21は近松門左衛門所縁のスポットを巡ってきました(*´꒳`*)心中宵庚申登場人物である八百屋半兵衛と妻お千代のお墓が、天王寺区の銀山寺にあります。お千代は24歳で身重だったらしく、お墓には夫婦とこの子が入っているそうです。曽根崎心中生玉社の段舞台はここ、天王寺区の生國魂神社の境内です。末社の浄瑠璃神社には、竹本義太夫や近松門左衛門を人形芝居七功神とともにお祀りしています。鳥居を奉納したのは、サントリーウヰスキーの鳥井信治郎ですって!浄瑠璃神社の鳥居には、竹本義太
2018年03月25日読了近松浄瑠璃集下(岩波書店新日本古典文学大系92)1995.12.22発行全533頁「双生隅田川(ふたごすみだがわ)」「津国女夫池(つのくにめおといけ)」「女殺油地獄(おんなごろしあぶらのじごく)」「信州川中島合戦(しんしゅうかわなかじまがっせん)」「心中宵庚申(しんじゅうよいこうしん)」「関八州繋馬(かんはっしゅうつなぎうま)」『世話物』、『時代物』取り混ぜて、いずれの作品もあっと度肝を抜くようなストーリー展開と、小気味の良いリズミカル