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ちょっとだけ古い本だが、彼方の友へ(実業之日本社文庫)伊吹有喜さんのものだ。戦時中、戦前の話を現在の会話を交えながら書いたものであるが、本当に美しい。最後は涙が出てくる。絶対に読んで欲しい。伊吹有喜さんの著書はかなり読んでいるが、この本が一番かもしれない。なでし子物語もかなり好きではあるが、こちらは別の意味でいい。美しい付録や風景、本が目の前に浮かんでくる。そんなことはあまりない。彼方の友へ(実業之日本社文庫)Amazon(アマゾン)
卒寿を迎えた主人公が過去を振り返る物語。卒寿が90歳を祝うものだという事は今回初めて知りました。そして主人公さん大正生まれとのことです。私はこの大正生まれという表現で思い出すことがあります。それは「なんでも鑑定団」という今もつづいている長寿番組の初期の頃、鑑定士に渡邉さんという方が出演されておりました。鑑定士の長老という表現をされていたように思います。この渡邉長老は明治45年生まれで、番組にでてきた同い年の方にあなたは大正生まれでしょう。と、どこか誇っておっしゃっていた姿が忘れられ
今年もあとわずか…私は、今日が仕事納めです。大晦日は、読書するか鳥散歩するか(家事するか…)今日頑張って働いて、明日はゆっくり楽しみたいなぁ😊タイトル本、なんとか今年中にレビュー書けました!普段好んで読む作品と、ちょっと傾向が違いましたがこの世界観に入り込んで、とても楽しめました。以下、感想です。老人施設のベッドでうつらうつらしているハツに届けられたのは赤いリボンの結ばれた黒い箱。その箱を開くと…昭和の戦前・戦中・戦後を生きたハツの日々があふれてい
おはようございます☺️昨日は伊吹有喜さんの『彼方の友へ』を1日かけて読みました。結構なボリュームだったので疲れました😅💦憧れの雑誌『乙女の友』の出版社で、編集見習いとして働くことになった波津子。華やかな銀座の街にある大和之興業でのお勤めは、時に楽しく、時に辛く、世間に揉まれながら強く逞しく成長していく。作家としての才能を開花させ、主筆になった波津子は戦時中の混乱の中で『乙女の友』の出版を継続していく。「友へ、最上のものを」上司の有賀の言葉を胸に、波津子の情熱の灯は消えることなくひたむきに雑誌
小学校は夏休みに入りました毎日何をしようか悩む…先日は、いしかわ動物園に行ってきました久しぶりにモルモットの行進を見た一匹ずつ歩いてくるのがとってもかわいいハムスターを飼ってから、ねずみ類ってかわいいなと思いますこちらは、オナガのキーちゃんうまく画像が撮れなかったけれど、水色のきれいな鳥ですきれいな水色をしているけれど、カラスの仲間!こんなきれいな鳥が、身近にいます。東日本にいる鳥で、西日本にはいません。金沢にはいるのでうれしいオナガの声って切なく聞こえます
10月おでかけ記録です素敵な本に出合いました伊吹有喜さんの「彼方の友へ」戦前中原淳一さんの挿絵で人気だった「少女の友」をモデルにした小説で中原さんと思われる青年も出てきます読み終わったところにちょうど中原淳一さんの展覧会が嘉麻市の美術館で開かれていると知り早速出かけてきました赤い漆喰の壁が印象的なこちらが嘉麻市立織田廣喜美術館です織田廣喜さんのことは全く知りませんでしたが嘉麻市出身の画家で二科会の理事長も務められた方だそうです夢二を思わ
皆さんこんばんは。時短営業明け初の日でした。物語の様に良い話はなく、静かな夜でした。でも久々に22時過ぎまで電気をつけて営業をしたので、何か感動してしまいました。当たり前の事が当たり前でなかった三ヵ月。気分だけでも徐々に取り戻していきます。さて恒例の夜中の本紹介。「彼方の友へ」伊吹有喜第158回直木賞候補作品です。この前後の作品も直木賞候補になっているので、実力をつけてきた証ですね。さて今作はどうでしょうか?主人公は幼いころ
『彼方の友へ』伊吹有喜(著)実業之日本社文庫のイラストブックレビューです。老人施設で過ごす名倉波津子は、小さな箱を手渡された。箱を開けると、チューリップやヒマワリなどの花が一輪ずつ描かれた、色鮮やかなカードが入っていた。波津子の記憶は七十年前へと呼び戻されていく。少女たちの夢と憧れを美しい小箱につめこんで『彼方の友へ』伊吹有喜(著)のイラストブックレビューです。老人施設で過ごす名倉波津子は、小さな箱を手渡された。箱を開けると、チューリップやヒマ
一月ほど前のこと・・・「優しい人」が大好きなV3、今、こんなものを狙っているそうで。騎士竜戦隊リュウソウジャーリュウソウケンーMEMORIALEDITIONー|プレミアムバンダイ騎士竜戦隊リュウソウジャーより「リュウソウケンーMEMORIALEDITIONー」が登場!p-bandai.jpウチは基本、V3がいただいた工賃は本人の好きなように使って良い、という方針ですが、通所バス代引いた一か月分がまるっと消えるほどのお値段。さて、これから1ヶ月、他の欲し
Ciao今日も暑かったですね。今日は、終戦の日です。今年の夏に読んだ本で戦争をテーマにしているのが、伊吹有喜さんの『彼方の友へ』です。図書館で表紙が素敵だなと思って借りました。実は戦争がテーマとは思いませんでした。出版社を舞台にした小説で、戦争が色濃くなるにつれて雑誌の内容も変わっていくのですが、それでも、読者に夢や希望を伝えようと奮闘します。読んでいて、本って素晴らしいなぁと思いました。彼方の友への思いは、切なかったです。映画の『この
伊吹有喜著「彼方の友へ」。昭和初期に人気のあった『乙女の友』という雑誌。主人公の佐倉ハツは、『乙女の友』の表紙を描く長谷川純司と詩を書く有賀憲一郎のコンビに憧れていた。ひょんな事から、ハツは有賀憲一郎の雑用係として採用される。戦争の色が濃くなる中、様々な制限をかけられながらも仲間と一緒に『乙女の友』を作ろうと頑張る姿が描かれていく。ハツの幼なじみ、仕事仲間、そして恋心が描かれるのだけど、そこに立ちふさがるのが戦争。これによって、ハツの恋も断たれてしまう。平成になり、老人施設にいるハ
この頃、目がかすむ、、、。読書がつらい、、、三重くらいにかすむ文字を、それでも読み続けました。老人施設で、うつつと夢の間をぼんやりと行き来するハツさんは、敗戦で空虚になった人々の心に、潤いと夢を与え続けた伝説の女性編集者でした。幼い時は裕福に育ったのに、父親が行方不明になった後は、母は下宿屋、ハツさんは女中として生活を支えてきました。歌手になる夢から編集者へ。師事した編集主筆への秘めた恋心。その彼も、他の人と同じように戦地に向かいました。そっと託す暗号の恋の告白。その返事は
読んだ本の数:27読んだページ数:3666ナイス数:343マルコとパパダウン症のあるむすことぼくのスケッチブックの感想とにかくオシャレ。散文的にオシャレに散りばめられた言葉の数々に愛があり現実がある。同じく散在するイラストの数々もファッショナブルだったり可愛かったり、そしてマルコはその中でダウンの特徴を持って現実として描かれてる。同じく宇野和美さんの翻訳本の「すきすきパパ」も一緒に読みたい♡読了日:01月25日著者:グスティフーくんのおへその感想おへそだけ実写で怖い~~(;▽;
伊吹有喜「彼方の友へ」平成の老人施設で生活する主人公がある贈り物をきっかけに戦時中の青春時代の記憶に立ち返ります。主人公が憧れ、必死で制作に携わった雑誌「乙女の友」は有名な「少女の友」がモチーフです。昭和初期の文化が好きなので、また、雑誌の編集というものづくりの視点も非常に楽しめました。「この雑誌を読み、美しさへの憧れを抱いた青春時代の記憶は、少女達が大人になり辛いことがあった時に慰めになるだろう。」言葉尻は若干違いますが、主人公ハツが想いを寄せた有賀主筆のこの言葉にグッときま
ミッドナイト・バス(文春文庫)950円Amazon(あらすじ)※Amazonより壊れた「家族」という時計は再び動き出すのか東京での、忙しすぎるデベロッパーの仕事を辞め、故郷の新潟で、深夜バスの運転手をしている利一。ある夜、バスに乗ってきたのは、16年前に別れた妻だった。会社を辞め、家に戻ってきた理由を言い出せずにいる長男、結婚と夢の間で揺れる長女、再婚した夫の浮気と一人暮らしの父の介護で悩む元妻、そして、利一も、若い恋人との結婚に踏み出せずにいる……人生の岐路で、忘れてい
彼方の友へ1,836円Amazonこれは面白かったです。主人公が少女雑誌を心から愛し主筆や画家、社員とともに過ごした日々をとても丁寧に描いていてよかったです。伊吹さんのご本は初めて読んだのですが、「四十九日のレシピ」の作者さんなんですね。ほかの作品にも興味引かれました。([お]5-2)喋々喃々(ポプラ文庫)713円Amazon谷中歩きたくなります。ツバキ文具店の鎌倉案内(幻冬舎文庫)540円Amazon一読してから、鎌倉を一緒に回ったともだちにあげました。
ブログにお越し頂きありがとうございます!好きな女性作家さんの1人“伊吹有喜”さん久しぶりに、図書館で見つけたこの本を読んでみました夢の楽園(パラダイス)よ花の東京そう歌ったとき、有賀が空を見上げた。霧島美蘭が有賀に目をやり、その美蘭を純司が熱い目で見つめている。彼らの強い眼差しを見ていると、自分はまだその輪に入れぬ未熟者であることがわかる。それでも、と波津子は声を張る。歌うように働こう。大きく息を吸っ
こんばんは.゚+.(・∀・)゚+.゚読んでくださりありがとうございます。サークル【Hygge】柚月ひろむです。先日サークル内MTGがあり色々具体的になってきてドキドキしつつ早く個人の本も進めなければと少しの焦りも出てきていたりします(笑)さて、本日はほんのり恋愛&成長物語。彼方の友へ1,836円Amazon胸がきゅんとするお話でした(*´ω`*)昭和の戦前〜戦後にかけての女性誌編集部のお話。女性が奮闘する物語でもあり、戦時中の日本を物語るものでもある。そして、純な恋
伊吹有喜著戦前から戦後にかけての話そして、平成の今、老人用施設にいる主人公が、当時を回想する小学校しか出ていない貧しい家庭の女の子ハツが、銀座にある出版社に勤めるようになるその出版社では、ハツの憧れの雑誌「乙女の友」を発行している最初は使いっ走り、のちには主筆(編集長)へ上り詰める最後まで、ダサい女性のように描かれていた銀座の出版社に勤める同僚らは、どこか粋で洒落ている男性は知的でシュッとし、女性は見目麗しく高慢ちき(笑)なのに、主人公ハツったら、なんだかズッコケだぁ
曇り空なので,思ったほど暑くはならない。おはよう日本を見ていたら,知り合いの子がリポーターとして出ていた。以前にも見たことがあったが,特集コーナーで長い時間出演していたので,びっくり。慌てて知り合いに連絡したが,気づかなかった。残念。午前中に,もてキソとオカリナの練習をして,お昼を食べる。返す日が「彼方の友へ」を読まないとと,頑張って読み終える。「少女の友」の編集者たちの話だ。小学校しか出ていなかったが,主筆や作家の先生に助けられながら,作家としてデビューし,出征する主筆に代わってその志を受け継
渋滞に巻き込まれても、桜の花に癒されながら外回りです。ここんとこ放置状態のブログです。このまま放置しっぱなしもなんなので、たまった読書本を載っけときます。『彼方の友へ』伊吹有喜伊吹さんは初めて読みますけど、面白かったです。ダメダメ主人公が戦争に巻き込まれていく出版界で奮闘していく物語。『遺伝子親愛なる人類史』シッダールタ・ムカジーまだ下巻の途中ですけど、遺伝子にまつわる人類史をドラマチックに綴ってます。わかりやすく書いてくれてるのだろーけど、それでもかなり難解な一冊、やなくて二冊か。
彼方の友へ伊吹有喜図書館で借りてきました。
今年の3月11日、あなたは何を想いますか?仕事帰りに図書館へ立ち寄って、前回借りた本を返却した。新たに借りた本は以下の三冊で、読みたい本を借りる事ができた。・彼方の友へ(伊吹有喜)第158回直木賞ノミネート・月の満ち欠け(佐藤正午)第157回直木賞・つぼみ(宮下奈都)彼方の友へ1,836円Amazon月の満ち欠け1,499円AmazonつぼみAmazon
彼方の友へ著者:伊吹有喜実業之日本社発売日:2017-11-17ブクログでレビューを見る»第158回(2017年下半期)直木賞候補作品。今は老人施設で夢と現実のはざまで生きているような、「ハツ」こと佐倉波津子。そんな彼女の元に、赤いリボンで結ばれた、薄くて黒い髪箱が届けられる。それは、昭和13年に発売された雑誌「乙女の友」の付録であった。戦前・戦中と出版社で乙女たちにむけて雑誌を作り続けた人たちの想いとは。。。戦争によって世の中の物資状況や言論に対する抑圧の中、最大限にいい
第158回直木賞候補作品です(受賞作は「銀河鉄道の父」でしたが)。伊吹有喜の作品が大好きです。「四十九日のレシピ」「なでしこ物語」「風待ちの人」「ミッドナイトバス」そしてやはり直木賞候補になった「カンパニー」と、どの本も、内容も主人公も地味でドラマチックではないけれど、読み終わった後の心の琴線に触れてくるような充足感が何とも言えません。ひょんな事から憧れの雑誌「乙女の友」の編集部で給仕の仕事をする事になったハツこと佐倉波津子の戦中戦後を通しての、雑誌編集への真摯な人生が描かれています。
平成の老人施設でまどろむ佐倉波津子に、赤いリボンで結ばれた小さな箱が手渡された。「乙女の友・昭和十三年新年号付録長谷川純司作」。そう印刷された可憐な箱は、70余年の歳月をかけて届けられたものだった。昭和初期から現在へ。雑誌の付録に秘められた想いとはー(以上、帯より)戦前・戦中・戦後と様々な制約のある中、美しい雑誌を読者へ届けようと奮闘する人たちの物語。文章が美しい。ひたむきに前へ進む少女がいろいろな経験を経て成長していく姿に共感し応援したくなります。この物語はフィクションだろ
彼方の友へ。ブランチでこの″彼方の友へ″が発売されることを知って本屋さんへ☺︎前に中原淳一さんの生涯を描いた舞台を観劇したときに戦時中で夢を見れない時代に少女たちの憧れがだったのが″少女の友″という雑誌でした。私ね、なんかその舞台すごく印象に残ってて。中原淳一さんの絵も信念もすごく心に残っていて。そのときその少女を演じていた、桜井ひなこちゃんがとっても可愛くてほんとその時代に飛び込んだような気持ちになりました☺︎読むのがすごく楽しみです♩ななより。
彼方の友へAmazon(あらすじ)※Amazonより平成の老人施設でひとりまどろむ佐倉波津子に、赤いリボンで結ばれた小さな箱が手渡された。「乙女の友・昭和十三年新年号附録長谷川純司作」。そう印刷された可憐な箱は、70余年の歳月をかけて届けられたものだった――戦前、戦中、戦後という激動の時代に、情熱を胸に生きる波津子とそのまわりの人々を、あたたかく、生き生きとした筆致で描く、著者の圧倒的飛躍作。昭和初期から現在へ。雑誌の附録に秘められた想いとは―。実業之日本社
『彼方の友へ』がリアルに存在していた‼️本に書いてある通りの装丁&オマケのカード。少女の友お宝セット少女の友創刊100周年記念号iPhoneから投稿