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東泉作王羲之書彫埋不思議なご縁で入手した駒。やや表面が日焼しているため、格安の入手となった。彫駒が好きで彫埋駒はあまり持っていないので、私の中では彫埋の大将格の駒である。
第37作は、島黄楊虎斑木地の巻菱湖書になります。大振りの木地に、若干大きめの文字。大き過ぎると野暮ったくなりますが、この位も良いバランスと思います。虎斑木地は滲みやすいと思いますが、上手く目止めが効きました。面取りは、やや小さめです。大きめの文字で有る事と、巻菱湖書は、横に長く伸びた線が有りますので、余り大きく出来ません。今回から、彫り埋めも水研ぎをやめて、から研ぎのみにしましたので、手間とペーパーの消費量が増えました。字母紙の印刷方法や、研ぎ出しなど、いろいろと試しながら、より良
水無瀬の彫埋めが完成しました。第32作になります。木地は、島黄楊斑入根柾普通サイズ杢も色濃く風格を感じる木地です。面取りは中位にしましたので、品も有ります。水無瀬は、四大書体の一つで、この木地にも良く会った書体と思います。彫埋めは、兎に角輪郭命。丁寧に彫りました。字母は、太過ぎず、それでいて貧弱にならない太さを目指しました。棋力アップに少しでもお力になれたら嬉しいです。ありがとうございました。
水無瀬の彫埋めの錆漆を、時間を掛けて硬化させた後に研ぎ出しました。全体的には少し巣が多いので、埋める作業を行いますので、まだしばらく掛かります。色も充分黒く出来ました。輪郭もそこそこ良い感じです。水研ぎ直後ですので、木地は少し白っぽいです。漆硬化用のムロ代わりの温冷蔵庫は、除湿剤をいれて乾燥ムロにしますが、今の時期は、室内の方が良く乾くかも知れません。もうしばらく時間を掛けて充分乾燥させようと思います。
「将棋は心の対話」その言葉を遺したのは、昭和の大名人、大山康晴氏。古代インド発祥といわれ、中国を経て伝わり、いまでは日本独自の形式を持つ「ゲーム」将棋をするときに、なくてはならないものは駒。これがまた、実に奥深い世界なのです。現在将棋駒の95%が山形県天童市で作られています。元々は江戸後期、貧窮に喘ぐ武士たちの救済策として、藩が推し進めたもの。将棋そのものが、武士道にかなうものとされたのがその理由であったとか。昔は東京や大阪の下請けであったものが、関
宗歩好三玉彫埋駒が完成しました。多くの駒に滲みが出て、全駒彫り直しました。最後まで、気を抜かずに仕上げる事が出来ました。宗歩好と言えば、関東の名人駒として有名な書体です。名人駒は、盛揚駒ですが、可能な限り字母に反映しました。木地は、大振りな島黄楊柾目。厚みも有り、迫力が有ります。こちらも、彫り直しなどで、一回お預け(笑)させてしまいました。大変、申し訳有りません。ご依頼者様には、夢が有ります。その夢の一歩がこの駒だとしたら、なんて素晴らしい事でしょう。そんな事を考えて居た
宗歩好の彫り直した彫埋めを荒く研ぎ出しました。ちょっと安全側に振り過ぎたと思いますが、滲みが無く、本当に一安心です。一緒に埋めた初代光匠書の彫り直しも一緒に研ぎ出してます。彫りの小さなミスは、実力ですので、今まで彫り直した事も無かったのですが、埋め駒を作り始めて、彫り直しが多くなりました。本当に未熟です。ここから、大きな巣を埋めた後、ピンホールを埋めながら磨きますので、もうしばらく掛かりますが、どうにか年内に完成する目処が立ちました。最後まで丁寧に進めたいと思います。
宗歩好の彫り埋めと一緒にやっている、初代光匠書の彫埋駒ですが、王、玉、金、成り面の錆漆が硬化せず、埋め直しを行って居ましたが、上手くリカバリー出来ました。彫り埋めは、難局続きで、本当に申し訳無いです。研ぎ出しは、宗歩好の1回目研ぎ出しの後にすぐ行いましたが、埋め直した錆漆は上手く埋まっていました。若干、滲み(多分、硬化しなかった時のもの)が見られますが、宗歩好程では有りませんでした。滲みが1番酷い竜と、表面だけは完璧にしたくて、少し滲みが有る玉(王は綺麗)、金4枚を、彫り直しました。宗
前回、荒めに研ぎ出した所、滲みが発生し、彫り直す事を決意し、全集中で彫り終えました。4日間を目標にしましたが、なんやかんやで、5日掛かりました。それでも、私としては、早く彫った方です。(埋め用の彫りと言うのもあります)とは言え、いつも通りに、丁寧に、稜線にブレは無いか、一刀一刀確認をしながらです。ここから、目止め、埋め、研ぎ出し、ピンホール埋め、仕上げと、時間が掛かる工程が続きます。気を抜かない様に、一つひとつ着実に進めたいと思います。お待たせして、本当に、申し訳有りません。
宗歩好の彫埋めは、上手く行っていたはずでした。金曜日に研ぎ出した所、滲みが有り、凄く落ち込みました。1ヶ月以上やって来た事が、一瞬で台無しです。自信も有りましたし、今までで1番順調でしたので、その日は、何もする気になりませんでした。1番酷いのは、桂馬と銀で、表側のみ。微妙な物を含めると、約半数に滲みが見られます。錆漆の配合も、上手くいっていたと思いますので、目止めの不足でしょうか。。。糸柾目出でしたので、滲み易い(Twitterで見かけました)のも有ったかと思います。難の有る駒を世に
宗歩好の彫埋めは順調です。錆漆で埋めて居ますので、なんの書体なのか分かりませんが、、、埋め作業をサックスのリードでやると、綺麗に出来ますが、通常のケーン製は、耐久性に問題があり、直ぐにダメになってしまいました。新兵器『初代光匠書彫埋駒その4〜新兵器〜』初代光匠書は、錆漆で埋める作業中です。写真は、面白く無いですが、一回目の錆漆です。錆漆で埋める作業は、擦り切れ一杯で入れるのを三回やろうと思います。前回から、…ameblo.jpそこで、樹脂リードに変えました。こちらは、テナーサッ
初代光匠書の彫り埋めですが、錆漆を3回重ね、王、金を研ぎ出した所、親指にべっとりと漆が付着しました。綺麗に埋まって居る様ですが、漆が乾いて居なかったのです。王、金と裏面から埋め出しましたが、この裏面1回目、錆の漆の配合で、漆を多目に入れるミスをしました。漆が多いと、との粉の微小空間に入り切らない漆が表面に現れて、縮みが出来て中が硬化しなくなります。対処としては、楊枝などで穴を開けて、中にも空気を取り込める様にすれば硬化します。完全に硬化すれば、上に新たな錆が重ねられますが、完全に硬化す
彫埋めの宗歩好を彫り終えました。彫埋めの場合、字母紙が有ると滲み易い気がして、目止め前には、字母紙を剥がしております。今回の木地は、素晴らしい柾目です。良い木地は、彫る時も、粘りがあり綺麗に彫れます。あとは、錆漆の埋めが、滲まず、ピンホールも無く埋まれば、とても良い駒になりそうです。彫り駒の場合、彫りさえ終われば、80%完成した感じですが、彫り埋めの場合は、40%と言う感じがします。錆漆で失敗すると落第する場合も有ります。滲みに付いては、対策をして居るのと、慣れて来ましたので、自信は
彫り上がりまでもう少しの所まで来ました。初代光匠書の錆漆で埋める作業期間で彫って居ますが、盛上げの試しやら、練習やらもして居りますので、割とのんびり進めて居ます。1組を彫りあげるのは、根気も要りますし、作り始めた頃は、面白い→苦痛→面白いの繰り返しでした。最近は、彫る順番を工夫したのと、慣れも有って、苦痛度合いは減り、気が付けばもう少しの所に来る様になりました。あとは、印刀が上手く砥げる様になれば幸せです。部分的には、埋め用の彫りをして居ますが、木地が良く、とても綺麗に彫れますので、彫
初代光匠書は、錆漆で埋める作業中です。写真は、面白く無いですが、一回目の錆漆です。錆漆で埋める作業は、擦り切れ一杯で入れるのを三回やろうと思います。前回から、表裏を別にしましたので、計6回。研ぎ出してから、ピンホールを埋め、磨きで現れるピンホールを根気よく埋めると言う作業になります。埋めを、一回でやろうとすると、巣ができたり、ピンホールも多くなる可能性がありますので、複数回です。今まで、錆漆を彫り跡に入れるのは、油絵に使うペインティングナイフと、コーキング用のステンレスのヘラを加工し
硬化速度の計算を試しつつ盛上げの練習をしています。まず、ちょっと前に雨が多い時期に盛上げた駒です。低い盛上げですが縮みました。その時の条件はこちら。注意硬化時間の計算は、中国産漆の70μmが硬化する速度ですので、盛上げた漆が全て硬化する時間では有りません。焼き漆とは、硬化に数ヶ月掛かる漆で、レンジでチンして作って居ます。使用した漆は、全消し漆で、焼き漆を半分混ぜて作って居ます。ムロは、温度設定が可能な温冷蔵庫を使って居ますが、3degくらいのフレ幅が有ります。次に試したのは、ム
次の駒に取り掛かって居ます。次作は、宗歩好の彫り埋めです。宗歩好と言えば、関東の名人駒で、双玉仕立てですので、双玉でも指して頂ける、三玉仕立てです。宗歩好は、初めて彫る書体ですが、大変人気の有る書体です。恒例の、はじめの一歩前作の初代光匠書は、1文字の太字でしたので、極端な彫り方をしましたが、2文字の彫り埋めは、所々わざと島を残した彫りです。流れるような筆使いを表現出来たらと思います。今回の木地は、島黄楊の糸柾。粘りが有り、とても彫り易いです。前作彫り上がりから、印刀を砥がずに
彫り終わりました。太字ですが、彫り埋め用の彫りに加え、一字書体ですので、割とスムーズに進みました。輪郭も丁寧に彫りましたので、きっちり彫れたと思います。書体名は、第13作と同じく、初代光匠書にしました。なかなか格好良い意匠で、気に入って居ます。彫り埋めは、ここから時間が掛かります。錆漆で埋めて、研ぎ出すまで、約2週間。ピンホール埋めなどで1週間。今回、なるべくピンホールが出来ない様になれば良いのですが。その間、磨き、次作の彫り、盛り上げ練習などしながら最後まで、丁寧に作りたいと思
初代光匠書の彫埋め駒は、半分彫り終えました。いろいろなご意見が有るかと思いますが、彫り埋め用の彫りをして居ます。金継ぎなどを調べますと、本来、錆漆は、1mm程度の溝を埋める時につかい、それ以上は、こくそ漆(パテの様な役目)と書かれています。こくそ漆を使用した事は有りませんが、多分、錆漆よりも引けなどが出き難いのでは無いかと思います。そんな事も有りまして、今回は太字ですので、余り深くならない様に彫りました。ここまでやると、やり過ぎな感じは有りますが、輪郭命の彫埋めですので、輪郭も出し易い
彫埋め駒が続きます。今回は、NHK杯などテレビ棋戦でお馴染みの一字書体、初代光匠書です。字母は、よりNHK杯の駒に近づけました。違いは見比べないと分からないと思いますが、やや細く、玉の点の位置や大きさなど、ほぼ全てに手を入れました。9月は、磨き月間でしたので、印刀を持つのも1か月ぶりで、感覚が変わっていて、変に力を入れてしまい、左手が痛くなります。これからは、毎日、少しでも彫ろうと思いました。まずは、はじめの一歩から一枚だけ、少し丁寧に彫りました。完成は、11月中頃になると思いま
オリジナル書体行雲の埋め駒ですが、最終的には、盛上げますので、完成では有りませんが、磨きまで終わりました。今回使用した木地は、島黄楊の斑入り根柾で、今まで使用していた木地の、2〜3倍の値段です。多少の事は、リカバリーが出来ますが、漆が滲んでしまうと、一巻の終わりです。研ぎ出した直後ですが、滲みが無く、本当にほっとしました。面取りは、いつもの大きめなR面取り(駒尻は、小さなC面取り)にしました。磨きが進むと、木地の模様がはっきりして来ます。それに伴って、小さなピンホールなども目立って
行雲の盛り上げ駒を製作中ですが、先ずは、きっちりと彫埋め駒としても完成させたいです。前回の菱湖埋め駒から変えてみた事が有ります。先ず、字母紙を剥がしてから目止めをしました。目止めは、木地を錆漆で汚してしまう事を考えると、彫り駒同様、字母紙を貼ったままの方が良いとは思いますが、滲み易い気がしまして、今回は、取ってみる事にしました。錆漆で汚れない様に、目止め材を2種類使い、漆が染み込み易い木口(木口に漆が付くと、深く迄染み込んでしまいます)と、辺には、透明な目止めを。彫り面には、実績からセ
第16作目になります、巻菱湖書の彫埋め駒が完成しました。滲みが酷かった10枚の彫り直しを経て、ピンホール埋めなどで、だいぶ時間が掛かってしまいました。若干、滲みやピンホールが残りましたが、どうにか完成しました。実際にやってみて、気づく事が多く、次作の彫埋めの行雲に取り入れようと思います。木地は、中国黄楊の大振りな柾目です。真っ黒では有りませんが、錆には、黒呂色を混ぜました。個人的には、このくらいの黒が好みです。細かく見ますと、不備な点もまだまだ有りますが、こちらも対策を次に生かして
自作駒の途中経過などもブログにあげていますが、今、どんな駒を作っていて、状況はどうなのか良く分からないですよね?彫埋めにも着手して居ますので、スケジュールアプリが無いと、どの駒に、いつ頃、何回目の漆を入れたのか?自分でも分からなくなりそうです。更に、間に、磨きも入って居ますので、このブログを見て頂いて居る方は、更に分からないと思います。そんな状況では有りますが、オリジナル書体行雲の埋め駒の製作りに入りました。最終的には、盛上げ駒にしようと思って居ます。駒磨きも、彫り駒も、だいたい10
巻菱湖書の彫埋めを製作しております。研ぎ出しを終え、まだ、ピンホールが有るものの、輪郭も綺麗に出ていて、上手く埋まったと思います。が・・・9枚程、滲んでしまいました。輪郭をきっちりしたくて、彫り駒の要領で、黒呂色漆を入れ、この漆も目止めの役目を持たせましたので、多少の事をしても滲まないだろうと、タカをくくっていました。失敗の原因は、はっきりしております。錆漆を作るガラス板に薄く残った漆を勿体ないと使ってしまいました。当然、との粉よりも漆の配分がかなり多くなって居ますので、滲んでしま
彫埋め駒の方は、漆も使った目止めを行い、2日前に錆漆で埋めました。2日硬化させ、字母紙手前までから研ぎしました。滲みが有るかどうかは、はまだ分かりませんが、上手くいっていそうです。ただ、錆の配合、埋めの厚さで、しっかり硬化していない駒も有り、途中で辞めて、錆の表面を軽く削り、もう少し乾燥させる事にしました。今回、錆漆は、約10〜15枚分くらいを作り埋め、また作り埋めを数回繰り返しました。小分けして作る事で、砥の粉、漆をしっかり満遍なく混ぜ易い事と、変な事になった時に、捨てる量を減らす為
巻菱湖書が彫り上がりました。駒磨き2組と、14作目の仕上げ磨きの合間に、ぼちぼち彫っていました。駒作りを始めて、しばらくは、歩兵(表、裏)から順番に最後は王将→駒尻と彫って居ましたが、最近は、この写真の下から彫って居ます。字母紙の滲みがすごい時は、同じ文字面を確認しながら一気に彫らないと、揃いが悪くなってしまったのですが、字母紙がはっきり正確にプリント出来る様になりましたので、順番は、飽きない様に変えて居ます。今回は、彫り埋め用ですので、谷線や、傾斜面を綺麗にする仕上げ彫りは省いて居ます
磨き依頼の予定日が来ましたので、磨き、第14作の漆入れなどををやりながら、巻菱湖書の彫りを進めます。こちらは、練習も兼ねて、埋駒にしようと思います。書体は、巻菱湖書の中字太さです。駒の書体としては、一番人気の書体ですが、一作しか作った事が有りません。前回は、プリンターを変えた直後で、滲んで太くなって居た字母の彫り癖が抜けず、全体的に細くなって、細字の菱湖になってしまいました。今回は、とにかく、字母通りの輪郭を、きっちり出す事を目標にします。どんな駒でも、文字の輪郭を綺麗にするのが、第
先ほど出品しました119、島黄楊板目、錦旗(銘なし)となります。追記:こちらは落札されました。御落札ありがとうございました。
おはようございます。投稿が遅れましたがあれから彫埋め3組を作り(*ただしうち2組は失敗)、4組目(写真を載せた木地)を彫り終えた状態です。彫埋めはオーダーの練習的な意味合いを兼ねておりシンプルな書体でシンプルに彫ってあります。一組目の駒90になる予定だった蒼月一字書です。このサビ漆を見て欲しい!呂色90-セント、砥の粉10パーセントの高濃度配合(?)のサビを!埋めは8回で毎回ムロで2~3日かけてじっくり乾燥させました。表面にしわが寄って中がなかなか乾