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皆さんこんばんは。恒例の夜中の本紹介。「草原のサーカス」彩瀬まる大好きな彩瀬さん。何時か直木賞絶対取ると信じて止まない存在です。さて今作はどうでしょうか?主人公は子供の頃から仲の良い姉妹。姉は頭が良く、夢であった製薬業界で優秀な研究者として働いています。一報妹は芸術的才能ありアクセサリー作家として活動しています。それぞれの分野で順風満帆に今日まで生きてきました。しかし同時期に二人共問題を起こします。姉は結果をせかされた会社から、
❝「妻がはつがしたんだ」❞夫「徹也」の声はどこまでも他人事だ。尋常ではない事態にも関わらず、勘違いからくる当てつけだと簡単に言いのける。妻「琉生」のからだから森があふれる。不倫をする徹也を責めるでもなく、相手の女「夕湖」を憎むわけでもない。ただ静かに森をつくり続ける。ただの当てつけというには症状は重たいが、まあそう言いたくなる気持ちも分かる。不満を口に出せずに我慢がこぼれ出た結果だろうと。しかし琉生は徹也を愛
学生時代の合気道部の仲間4人が主な登場人物。大人になりそれぞれにつらいこともいろいろある。それぞれができることを少しずつ交換して4人でなんとかこの世の中を生き抜いていこうとする。終盤で人を星に例えるシーンがある。地球でその星を見ているとき、その星はもうないかもしれない。星自体がなくなっていても、その光は見る人を照らすし、温めもする、それって人も同じという。乳がんでなくなってしまう茅乃には子供がいる。おそらく、その子供が「新しい星」ということなのか。ちゃくちゃくと進む世代交
彩瀬まるさんは、2冊目かな?前作は『神様のケーキを頬ばるまで』郡山、仙台、花巻…桜前線が日本列島を北上する4月新幹線で北へ向かう男女5人それぞれの行く先で待つものは…実家との確執地元への愛着生をつなぐこと喪うこと複雑にからまり揺れる想いとふるさとでの出会いをあざやかな筆致で描く注目の気鋭作家が丁寧に紡いだ心のひだの奥底まで沁みこんでくる「はじまり」の物語モッコウバラのワンピース千葉に住む大学生の智也が宇都宮近郊
No.1622021.12.24(金)新しい星/彩瀬まる/文藝春秋/2021.11.25第1刷1500+10%これは間違いなく恐ろしい程強く、読む者を捉えて話さない物語だ。それぞれ独立したエピソードの積み上げのようであり、大きな人生の流れを、それぞれの狭い手漕ぎボートで進んでいこうとする4人の同期で合気道部の仲間だった男女の交差する生き方を描いた未来小説である。『再生』と『消滅』。生きる為にもがく4人の激しく流れる十年間。結婚しようやく出来て赤ん坊は未熟児で生まれわずか2ヶ月
年末から全く読むペースが遅くなった。なんかな、集中力が途切れ途切れでした笑眠れない夜は体を脱いで(中公文庫あ91-1)[彩瀬まる]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}いつもサラサラ読める作家さんなんやけども、どーも前半サラサラ読めなかった…なんでやろね。短編なんやけど、共通して同じスレッドを見つけてストーリーが進んでいく。最後はそんな展開?と感じてサラサラ読めました☺️すべて真夜中の恋人たち【電子書籍】[川上未映子]楽
あっという間に3月突入ですね…そしてカノンの四十九日を迎えました。2年前はこんなに元気に笑顔で15歳を迎えたのに…「死んだ子の齢を数えるな」と言いますが、やっぱり数えちゃいます彩瀬まるさんの短編「指のたより」で、主人公が亡くなった妻に生前、銀杏の葉が散る様子を写真に撮って送ったことを思い出す場面があります。そこで主人公の夫は「分けていたのは風景ではなく、それに伴う感情だったのだろう」と気づきます。銀杏…私たちも去年の11月、近くの大学の校内に銀杏を見に行きました。人間と犬だったけ
骨を彩る(幻冬舎文庫)[彩瀬まる]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}楽天市場で詳細を見る${EVENT_LABEL_02_TEXT}Amazon(アマゾン)で詳細を見る短編集のような作りだけど主人公は何らかで繋がったりしている。親子だったり、部下だったり、友人だったり。私は母を幼い頃に亡くした小春やその父親の話を読んで同じ体験をした自分と重なる部分もあったので、昔を思い出したり、共感したりいつもと違う感覚で読んだ。「自分の骨を蝕んでいる黒いシミ
『草原のサーカス』彩瀬まる今日の本二人の姉妹アクセサリーデザイナーと製薬会社で働くエリート順調にみえたふたり。次第に思いもよらない出来事がおこる。彩瀬まるさん、好きな作家さんです。読み始めるとサスペンスのような面白さがあります。もっと、いろいろ読みたいです。今日はパンを焼きました。
おはようございます。ボディケアスペースらくまるのジャンボです👍️今日も10時から元気に営業しています。✔️当日予約も可能です👌✨ご予約はなるだけお早めに🏃♀️🏃♀️寒さ厳しいですね。冷えて体調が悪くなるかたが多いです。からだほぐして全身の巡りをよくしておきましょう。さて👇️読書📖👓️森があふれる彩瀬まる💁ボディケアスペースらくまる兵庫県川西市小戸1-4-12阪急電鉄宝塚線川西能勢口駅下車能勢電鉄川西能勢口駅下車東改札出口より徒歩2分藤ノ木通り
彩瀬まるさんまだ温かい鍋を抱いておやすみ人生に起こり得ることを、食と共に描く短編集。苦しくても耐えながら自分の力になると信じて生きていく-そんなことを考えました。山あり谷ありの人生だけど、そっと隣にいて欲しい一冊。
『桜の下で待っている』(彩瀬まる著)東北、故郷、震災後、花の香り…が絡み合った5編の短編集。人が故郷へ帰る目的は帰省、慶事、お葬式、同窓会とさまざま。そして、その行きの車中で、いろいろな想いが交錯する。しかし、その中心にあるのは、やはり家族の存在。5編目の表題作、都会で暮らす姉と弟のさりげない日常会話が会話が秀逸。やっぱり、家族っていいもんだ。ちなみに…彩瀬まるさんは、東日本大震災で被災されています。今の石川県地震を、どう思われているのでしょうか。
今年は84冊読みました。その中で、私の2023年のベスト3。1.凪良ゆう著『汝、星のごとく』『星を編む』『汝、星のごとく』凪良ゆう著「汝、星のごとく」。図書館の予約を待てずに購入したけど、予約本に追われ積読してました。瀬戸内の島で育った暁海と島に転校してきた櫂。男にだらしない櫂の…ameblo.jp『星を編む』凪良ゆう著『星を編む』。『汝、星のごとく』続編。「春に翔ぶ」高校教師の北原は、善人すぎる両親のせいで、夢を叶えられなかった思いを抱えながら日々を過ごす。だが、…ameblo.
暗い夜、星を数えて彩瀬まる2021年3月読了。読んで良かったと思った。当時、震災時とコロナを取り巻く今は状況に共通点があると思った。震災時、原発のメルトダウンの後、東北ナンバーの車に辛辣なイタズラ書きをされたり、嫌がらせを受けたりと言ったニュースをよく見かけた。酷いニュースだと思ったが、どこか他人事と割り切っていたんだろう。コロナが始まり、今度は都民が地方へ行くと、全く同じような嫌がらせを受けるようになった。ああ、こういう気持ちになるんだ、と。ニュースで間接
あのひとは蜘蛛を潰せない。彩瀬まるさんの作品の感想を、書く。吐きたい吐きたい吐きたい吐け吐け吐けくるしいくるしい、つらい、おもい、くるしいぜんぶ、暗くて重くて醜い気持ち悪いすべてを詰め込んで、すべてを救ってくれた作品だったと、思う。気持ち悪いなにがと聞かれたら、ぜんぶこの世界のすべてのものが気持ち悪い、だって全員股から出てきたじゃん、汚い汚い汚い、グロいものがきらいな女のくせに、毎月股から血は流せるんだ?(笑)汚いけど、だから、それでも、ところで、燃やしちゃいけないと思う母か
最近久しぶりにブライ地区の若いビンテージ(2020年)メルロー主体のワインを飲んだので、少し立体的にコート/ブライ地区のワインを覚えておこうということで約20年熟成のこちらを開けてみました。ChateauMalagaar2002(シャトー・マラガー2002年)産地フランス/ボルドー/コート地区葡萄メルロー62%、カベルネ・ソーヴィニヨン26%、カベルネ・フラン12%原産地呼称AOCPREMIRESCOTESDEBORDAUX原産地呼称のPREMIRESC
ゆっくり読書は続いています。すぐ飽きるわたしなのにな、ほんま珍しい。家から歩いて20分ほどの少し離れた本屋さんまで買いに行こう、とかして文学女子気取りは続いています笑。新しい本屋さんに行くとポップや、ピックアップしてる本が違うのがまた楽しい。本を見るのももちろん楽しいけど、本屋に来てるお客さんを見るのも楽しい。絶対仕事中のおじさんサラリーマン、何やら歴史の?を本気読みしてる。小さな男の子とお母さんが絵本を選んでたり、車椅子を押しながら、ヨタヨタ歩きに大丈夫?と思うおじいさんが店
皆さんこんばんは。10月終わりました。もう記憶に残したくないので忘れる事にしました。さて恒例の夜中の本紹介。「文芸あねもね」この本は3.11のチャリティーとして出版された作品集です。10人の作家が参加しています。彩瀬まる・豊島ミホ・蛭田亜沙子・南綾子・宮木あや子・山内マリコ・吉川トリコ・三日月拓は、総て女による女のためのR-18文学賞でデビューした女性作家。加えて柚木麻子と大ベテラン山本文緒のメンツ。全員読んだ事のある層々たるメンバーです
コンビニに勤める、過干渉の母に育てられた主人公。私自身が、過干渉の母に育てられ(我が家は父が居たが)、窮屈さを感じ一人暮らしをしたかったが、兄が先に独立した為に、結局両親が亡くなるまで同居していた。よって、主人公が兄夫婦が出産を機に戻ってきた際に家を出て同棲をしたところで、羨ましさを感じた。だが、長年、育てられ植え付けられた習慣や考え方は、ちょっとやそっとでは変わらない。外に出たから見える良さも悪さもある。そして、周囲の人たちも、こちらからは見えないそれぞれの人生、育ち方があるというこ
皆さんこんばんは。久々に雨が降っております。この雨の後グッと秋らしくなるそうです。そろそろ短パンは卒業か?さて夜中の本紹介。「さいはての家」彩瀬まる大好きな彩瀬作品。もっとブレイクする事を日々願っている作家さんの一人でもあります。さてどうでしょうか?物語の舞台は小さな庭のついた昭和の香りがする古びたアパートの一室。縁あってこの部屋に住んだ人達の物語を連作で描いた五編からなる短編集。不倫カップルや訳あり同級生や元新興宗教の女教
今日の読書は彩瀬まるさんの″さいはての家″古い賃貸の一軒家この人の次がこの人でって考えながら読むのが面白かったそれぞれがそれぞれの事情で引き寄せられるかのように住むことを決める家この家を出て行った後どのような人生を送っているんだろうか
長らく疎遠だった父が、死んだ。「明日香を除く親族は屋敷に立ち入らないこと」。不可解な遺言に、娘の明日香は戸惑いを覚えたが、医師であった父が最期まで守っていた洋館を、兄に代わり受け継ぐことを決めた。25年ぶりに足を踏み入れた錦野医院には、自分の知らない父の痕跡が鏤められていた。恋人の冬馬と共に家財道具の処分を始めた明日香だったが、整理が進むに連れ、漫画家の仕事がぎくしゃくし始め、さらに俳優である冬馬との間にもすれ違いが生じるようになる。次々現れる奇妙な遺物に翻弄される明日香の目の前に、
ホークスがやりたかったことなんよつーかやらんといかんでしょうよ3連覇って1連覇目の時にまさかこんなことになるとはな~もう争ってもいないどころか下位チームにもひねられる始末っていうこの絶望感よまあ良いオリックスさんだってどん底からはいあがっての歓喜なわけですから私はみていたよこっから這い上がるぜホークスも今期はまあ少しでも多く試合すること来季も見据えて戦力を整えるとりあえず今は言わせてもらうよオリックスバッファローズ優勝おめでとうございます休日はちょっと仕事がらみでやる
彩瀬まるさん天才!橋をテーマにした短編集と、気付いたのは半分以上読んでから😅既成概念や思い込みでみていた橋の向こう側。勇気を出して渡ってみたら何かがかわる。そんなテーマでこんなバリエーションで物語が作れるなんて本当に天才!!!まるさん読破したい
「やがて海へと届く」(講談社)彩瀬まる大切な人の死の受け止め方・・・『忘れてはいけない』人間は忘れないことを義務に、またそれを誰かに押し付けてしまう生き物と言えるのかもしれません。その義務感を解き放つことで初めて喪った大切な人と共に前に進むことができるのかなと思ったりもします。「ここであなたと話したことも、忘れるんでしょうか」「たぶんね。でも、いいのよ。忘れたって、あったことはなくならないわ。お話できて、嬉しかった」この会話に込められた著者の想い、たくさんの人に届きますように。
お待たせしました、誰が興味あるねん、のPart2。あのひとは蜘蛛を潰せない(新潮文庫)[彩瀬まる]楽天市場帯が椎名林檎だったので迷わず買うという買い方。椎名林檎、大絶賛。なんてほんまかいな。高校生の時、椎名林檎の歌詞がちんぷんかんぷんだったな、って話が逸れたけど、読んでみたかった綾瀬まるさん。母との関係性から前向きに離れる女の子のお話。とても惹かれた作品。神さまを待っている(文春文庫)[畑野智美]楽天市場貧困女子って言葉はよく聞くけど、自分には関係ないっ
8月が始まりましたね!我が家にとっても新しいスタート…ということで、11時11分に予約投稿先日は朝ドラ「らんまん」のさくら飯=タコ飯が美味しそうだったので、久しぶりに作ってみました。美味しかった〜「新しい星」彩瀬まる著最近、こちらの本を読みました。本の感想、レビューが恐ろしく下手でいつも避けているのですが…4人の同窓生、それぞれの人生が短編で描かれています。タコ繋がりで…タコをペットとして飼う玄也と佐々のやりとりがほのぼのして好きでしたタコって賢くて可愛いんだ!タコ飯にし
『あのひとは蜘蛛を潰せない彩瀬まる』主人公とは境遇も環境も性格も年齢もなにもかも違うのに今の私に刺さる内容でした。「これ、面白かったなぁ」って記憶だけ残ってて数年後に再び読んだら「なんでこれを面白いと思ったんだろ?」と思いそうな。。。↓紹介文。私、若い頃に山本文緒さんも唯川恵さんも結構読んできたのでそういう系統の文章なのかも、とも思いました。あのひとは蜘蛛を潰せない(新潮文庫)[彩瀬まる]楽天市場572円
なぜか、さくさく読めてます…ホントですか❶『かんむり』綾瀬まる著かんむりAmazon(アマゾン)3〜4,770円かんむり[彩瀬まる]楽天市場1,650円同級生夫婦が、一人の男の子をもち、その家族の物語、この「光」と「トラジ」夫婦は、なんでも話しあえてお互いを理解しあってる、だが、子どもをもって、お互いの考えや思いがズレてることで、なにやらモヤモヤとする空気が漂う、父親が思う子育てと、母親が思う子育て、どちらも「子どものため」
恋人を捨ててソファを選ぶカラダが白木蓮になるカラダから石や芽が出る突拍子もないファンタジーアンダーグラウンドな映画を見たかのような読後感なかでも『二十三センチの祝福』がいい6篇の短編集2023年7月14日68冊目