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こんにちは大阪京橋の美容外科こまちくりにっくの藤本です。今回はADM手術の手技についてお話します。皮膚切開は通常の眼瞼下垂手術と同じように重瞼線で行います。その後、眼瞼下垂手術では挙筋腱膜の上を剥離するのですが、ADM手術では最初に挙筋腱膜とミュラー筋の間の剥離を行います。その後、ミュラー筋と眼瞼結膜との間を剥離します。この操作は丁寧にしないと薄い結膜を破ったり、ミュラー筋からの出血で術野が見えなくなったりします。そしてミュラー筋の前面
こんにちは大阪京橋の美容外科こまちくりにっくの藤本です。強直性眼瞼痙攣に伴うADM手術(2)として、ADM手術について説明します。ADM手術とは、AdvancedDesensitizationofMechanoreceptorsinMuller’smuscle手術の略で、ミュラー筋の受容体の感度を下げる手術という意味です。信州大学の形成外科教授をされていた松尾先生の開発された手術です。手術の理論の理解には、難解な脳生理学の知識が必要なのですが、簡単に言うとミュラー筋が伸ばさ