ブログ記事24件
大和國・一之宮大神神社(おおみわ)『延喜式』に記された正式な社号→大神大物主神社大神神社の神様、すなわち三輪山の神様は大物主神。この神様が蛇であることは、あまりにも有名です。※本記事では、当社の元・宮司が語る「巳いさん杉」写真撮影に関する警告をご紹介しております。【大神神社の特色】①本殿がなく、三輪山を遥拝する。②三輪山は登れるが、禁足地がある。③蛇と石の信仰がある。【表参道】◆二之鳥居大神神社は、三輪山の麓に鎮座しています。三輪山は
《伊豆諸島・噴火の神を祀る神社》伊豆國一之宮三嶋大社『延喜式』神名帳→伊豆國賀茂郡伊豆三島神社*賀茂郡とは、伊豆半島の南東部と伊豆諸島を含む地域です。◇鎮座地:静岡県三島市大宮町2丁目◇最寄駅:東海道本線・三島駅~1.1km◇御祭神1:大山祇命、◇御祭神2:積羽八重事代主神→三嶋大社では、この2柱を合わせて「三島大明神」と呼んでいます。◇御朱印:あり◇社格等:延喜式=名神大社、旧社格=官幣大社、神階=従三位、伊豆國一之宮※祭神のこと~当社祭神は、上記
尾張國一之宮真清田神社(ますみだ)『延喜式』に記された正式社号→眞墨田神社《龍神伝説を持つ神社》当社には、龍神降臨伝説や昇龍伝説などが伝わっております。◇鎮座地:愛知県一宮市清田1-2-1◇最寄駅:名鉄・一宮駅、JR東海道本線・尾張一宮駅~徒歩8分◇御祭神:天火明命(あめのほあかりのみこと)→尾張氏の祖神※別名=天照国照彦天火明命すなわち、ニギハヤヒ◇御朱印:あり◇社格等:延喜式=名神大社、旧社格=国幣中社、神階=正四位上、尾張國一之宮
熱田神宮《2012年に禁足地が開放されました》当宮は、皇位継承の御璽(みしるし)とされる「三種の神器」の1つ、草薙剣を御神体として祀っています。三種の神器が安置されているのは、皇居・伊勢神宮・熱田神宮だけです。◇鎮座地:愛知県名古屋市熱田区神宮1-1-1◇最寄駅①表参道:地下鉄・伝馬町駅から徒歩5分◇最寄駅②東参道:名鉄線・神宮前駅から徒歩3分◇御祭神:熱田大神◇御神体:草薙神剣◇社格等:延喜式=名神大社、神階=正二位、旧社格=官幣中社、尾張國三之宮◇御朱印:あり
式内社・名神大社大洗磯前神社(おおおあらいいそさき)『延喜式』に記された社号→大洗礒前薬師菩薩明神神々しい「神磯鳥居」当社は、オオナムチ命が降臨されたという伝承を持つ岩礁を磐座として祀ってきました。1956年、そこに鳥居を建てました。午前10時頃。水面に朝陽がキラめき、鳥居の笠木ではカモメが羽を休めています。◇鎮座地:茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6890◇最寄駅:JR常磐線「水戸」駅茨城交通バス→大洗神社前バス停~徒歩1分◇御祭神:大己貴命◇配祀神:少彦
武蔵國一之宮氷川神社《元・禁足地とアラハバキ》当社の旧社格は官幣大社。この格式、首都圏(東京・千葉・埼玉・神奈川)では、氷川神社、香取神宮、安房神社の3社だけです。◇鎮座地:埼玉県さいたま市高鼻町1◇最寄駅:JR&東武線・大宮駅◇御祭神:須佐之男命、稲田姫命、大己貴命◇御朱印:あり◇社格:延喜式=名神大社、神階=正四位上、旧社格=官幣大社、武蔵國一之宮◆延喜式「神名帳」神名帳では、1社=1座が基本当社は、同帳が制作された当時の祭神は、須佐之男
下総國・一之宮香取神宮Vol.6《御祭神を考える》今回は、香取神宮の祭神について調べていて、気になったことを書いてみます。◇御祭神:経津主大神(フツヌシ)別名:イワイヌシ→斎主大神・伊波比主大神◎気になったこと①祭神の数→昭和半ばまで《四座》だった②イワイヌシについて→別名ではなく、別神ではないのか◆経津主大神~香取神宮公式HPより①【四座について】当神宮を訪ねると、『香取神宮参拝の栞』をもらえます。栞には・・・御祭神
下総國・一之宮『香取神宮の歩き方』Vol.5《斎庭を行く》斎庭(ゆにわ)とは、当社の中枢神域である、楼門の内側です。*記事の写真は、2019年10月・12月、2020年1月に撮影したものから選びました。◆スタート地点~今回は、総門から始めます。二之鳥居(=朱色鳥居)から砂利の参道を登ってきました。三之鳥居を潜れば、石段の先に総門・手水舎と続きます。総門のセンターに、手水舎の屋根が映りこんでいます。◇鎮座地:千葉県香取市香取1697◇最寄駅:JR成田線
今回は拝殿&本殿など楼門の内側を回った後の「歩き方」をご提案します。奥宮をはじめ、ご神域の西側方面に向かいます。下総國・一之宮『香取神宮の歩き方』Vol.4《奥宮に行く》メディアに登場しない、『裂々神社』や『祖霊社』にも立ち寄ります。◆香取神宮『奥宮』◆スタート=楼門◆楼門内側から外側を見る◆境内図楼門を出たら、画面中央・緑色の矢印の方向に進みます。上図のように進むと、右手に手水舎、左手に総門です。◆境内末社
上総國一之宮玉前神社(たまさき)2019年9月、2年ぶりに旧・上総國の一之宮『玉前神社』を参拝しました。併せて、元宮である『神洗神社』にもご挨拶してきました。◇鎮座地:千葉県長生郡一宮町一宮3048◇最寄駅:JR外房線・上総一ノ宮駅~7分◇御祭神:玉依姫命◇御神体:珠玉(たま)◇御朱印:あり◇社格等:延喜式=名神大社、神階=正四位勲五等、旧社格=國幣中社、上総國一之宮【参道】◆一之鳥居鳥居は
上総國一之宮玉前神社(たまさき)玉前神社・例祭『十二社祭』は、約1200年前の大同2年(807年)に始まったと伝えられています。当社の祭神は、玉依姫。祭は、姫が上陸したと伝えられる釣ヶ崎の浜に、姫のファミリーである神々が年に1度集まることに由来する、と言われています。神輿、神馬、老若男女らが浜辺を激走する勇壮な祭りです。【玉前神社】◇鎮座地:千葉県長生郡一宮町3048◇最寄駅:JR外房線・上総一ノ宮駅◇御祭神:玉依姫命◇御朱印:あり→例祭
下鴨神社正式名=賀茂御祖神社(かもみおや神社)※当社の印象良くも悪くも「革新的視点」を持っている。そのように感じました。とくに、《観光地としての神社》という視点に基づく神社運営がなされている気がします。◆御生神事(御蔭祭)(みあれ神事・みかげ祭)葵祭の3日前、御蔭山の御影神社から神霊を賀茂御祖神社(下鴨神社)へ迎える神事。先頭の神職は、燃え盛る松明を持っています。神様の遷移は夜間です。【賀茂御祖神社】=下鴨神社◇鎮座地:京都市左京区下鴨泉川町59◇最寄駅:
上賀茂神社正式名=賀茂別雷神社(かもわけいかづち神社)当社の核心の1つ、境内を流れる《清流とそれによる浄化》に心が震えました。◇鎮座地:京都府京都市北区上賀茂本山339◇最寄駅:市営バス「上賀茂神社前」バス停◇御祭神:賀茂別雷大神◇御神体:神山(こうやま)◇御朱印:あり◇社格等:延喜式:名神大社、旧社格:官幣大社、神階:正一位勲一等、山城國・一之宮【表参道】一之鳥居を潜ると、白砂の参道が伸びています。しかし、そこはだだっ広い運動場のような雰囲気です。
安房国一之宮安房神社(あわ神社)『延喜式』に記された正式な社号→安房坐神社(あわにいます神社)”千葉県最古の神社”安房神社。その歴史は、2670年以上に及びます。by「古語拾遺」館山に上陸した天冨命。彼が千葉のほぼ全域を開拓後、祖父である天太玉命をお祀りしたのが安房神社の始まりです。*天玉太命・・・天照大神が天岩戸に隠れた際、大神の出御のために活躍した神です。◇鎮座地:千葉県館山市大神宮589◇最寄駅:JR内房線館山駅JR関東バス→「安房神社前」バス停~徒歩
石上神宮(いそのかみ)正式名石上坐布都御魂神社(いそのかみにいますふつのみたま)《禁足地を望遠撮影》当社は、日本最古社の1つです。拝殿の背後に禁足地を設け、石瑞垣を巡らせた神聖な空間での祭祀など、古代の姿を維持していました。しかし、大正時代に本殿が造営されてしまいました。◇鎮座地:奈良県天理市布留町384◇最寄駅:天理駅~2.6km→近鉄&JR万葉まほろば線◇御祭神:布都御魂大神(ふつのみたま)◇御祭神:布留御魂大神(ふるのみたま◇御祭神:布都斯魂大神(ふ
2019年3月、早春の奥明日香。そして、飛鳥~大和路をサイクリング巡拝しました。飛鳥坐神社(あすかにます)『延喜式』に記載された社号→飛鳥坐神社四座《陰陽石&おんだ祭で有名な古社》今回は、「さららの道」を引き返し、甘樫丘や雷丘を走り抜けて北上します。◇鎮座地:奈良県高市郡明日香村大字飛鳥字神奈備708◇最寄駅:近鉄吉野線・岡寺駅~3.2km◇御祭神:事代主神、大物主神、飛鳥神奈備三日女神*、高皇産霊神◇御朱印:あり*飛鳥神奈備三日女神(あすかのかんなび
式内社稲田神社『延喜式』神名帳に記された社号常陸國新治郡3座(大1座・小2座)→名神大社稲田神社(いなたのかみのやしろ)当社の別名は、稲田姫神社、姫之宮境内の外、裏山には奥宮が鎮座します。◇鎮座地:茨城県笠間市稲田763◇最寄駅:JR水戸線・稲田駅~1.1km◇御祭神:奇稲田姫命◇合祀神:明治6年に近隣5社を合祀。→香取神社(經津主命)、天満宮(菅原道眞)、山王宮(大山咋命)、神明宮(大日孁貴命=天照大御神)、稲好井神社(祭神未詳)◇御朱印:あり
式内社・駿河國一之宮富士山本宮浅間大社『延喜式』神名帳に記された社号駿河國富士郡3座(大1座・小2座)→名神大社「浅間神社」(あさまのかみのやしろ)富士山は古来、浅間大神が鎮座するとされ、神聖視されました。大規模な噴火は、記録だけで18回を数えます。恐ろしい噴火を抑えるため、人々は祈りました。「噴火を防ぐ」これは、富士山本宮浅間大社の本質の1つと言えるでしょう。【表参道】◆一の鳥居と世界遺産センター「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」これは、世界
2018年9月、鹿島神宮に行きました。雨が降り続いた直後の晴天。森が輝いていました。常陸國・一之宮鹿島神宮本殿が北向き。これは、有名な話。さらに、御祭神は本殿内陣で東向きに鎮座。つまり、武甕槌大神は横向きです。よって、参拝者は拝殿で手を合わせても、実は祭神と正対してないのです。◆御手洗池~静寂の極み。【社殿配置の妙】鹿島神宮は社殿配置が一般の神社と異なります。①参道と社殿の位置関係《参道右手》に拝殿&本殿~大鳥居&楼門をくぐって
新屋坐天照御魂神社(にいやにあまてるみたまじんじゃ)茨木市最古の神社です。漢字の変換が出来なくて(笑)栞を写真に撮りました❗【拝殿】【本殿】ちょうど、祝詞をあげていらっしゃる方がいました。大きな声であげていらしたその声が境内に一面に拡がって響くさまが感じられました。今日は夏の暑さより、秋らしい風が心地よく【神紋】に目をやると珍しい矢車草と十六弁菊紋です。そして、末社丸山稲荷の側の小路から誘われるように竹やぶとシダに覆われた道を道なき道を祭神降臨説話があると
下総國・一之宮香取神宮【後編】今回は、「聖性が強い」と言われる「奥宮」に向かいます。【奥宮】~放たれているパワーが強すぎる、と感じる方も少なくないようです。*ちなみに、奥宮の御朱印もあります。(2020年・追記)※それでは、『香取神宮~後編」を順を追って見ていきましょう。【境内点描】◆神楽殿~現在の拝殿が造営される前は、こちらが拝殿でした。◆三本杉~右の老杉、木肌に両の掌をあてがうと、精霊のエネルギーが伝わってきます。◆
下総國・一之宮香取神宮2017年12月20日、1年の締めくくりとして『香取神宮』を参拝してきました。そのリポートを2回に分けて記事にしたいと思います。◇鎮座地:千葉県香取市香取1697◇最寄駅:JR成田線・佐原駅~3.6km◇御祭神:経津主大神(ふつぬしのおおかみ)◇祭神の別名:伊波比主神・斎主神(いわひぬしのかみ)◇御朱印:あり◇社格:延喜式:名神大社、旧社格:官幣大社、神階:正一位勲一等、下総國一之宮※『延喜式』において、神宮号を受けているのは、伊勢
志波彦神社(しわひこ)◇鎮座地:宮城県塩竈市一森山1丁目1番地◇最寄り駅:JR仙石線「本塩釜」◇御祭神:志波彦神(しわひこのかみ)→記紀を始め、古文書に名前を見つけられない神さまです。この地方で信仰されていた土着神と考える説がありますが、詳細は不詳です。◇御朱印:あり→拝受(鹽竈神社の授与所にて書いてもらえます)◇参拝日:2017年10月10日◇社格等:延喜式=名神大社、旧社格=國幣中社、神階=従四位下勲四等※志波彦神社は、宮城郡岩切村(仙台市岩切)の冠川
下野國一之宮宇都宮二荒山神社(ふたあらやま神社)2017年10月10日から、2泊3日で栃木県、宮城県、山形県の神社を巡りました。今回は、宇都宮市に鎮座する「二荒山神社」です。◇鎮座地:栃木県宇都宮市馬場通り1丁目1番地1号◇最寄駅:東武線「東武宇都宮」、JR「宇都宮」◇御祭神:豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)◇相殿神:大物主命、事代主命◇御朱印:あり→拝受◇社格等:延喜式=名神大社、旧社格=國幣中社、神階=正二位勲四等、下野國一之宮※社記によれば
相模国一之宮寒川神社(さむかわ神社)◇鎮座地:神奈川県高座郡寒川町宮山3916◇最寄駅:JR相模線「宮山」~徒歩10分◇御祭神:寒川比古命(さむかわひこのみこと)、寒川比女命(さむかわひめのみこと)◇御朱印:あり→拝受◇参拝日:2017年8月25日◇格式:延喜式=名神大社、旧社格=國幣中社、神階=正四位下、相模國一之宮、です。※全国の一之宮は、ほとんどが『古事記』や『日本書紀』に登場する神さまです。しかし、寒川神社の祭神は、記紀に出てきません。相