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今日は仕立屋さんに行きます。不要不急ではありますが街中ではなくて住宅街の中の工房ですし、我が家の最寄り駅まで車で迎えに来てくださるので。自分だけでなく娘の夏物のワンピースを入れて4枚を縫ってもらいます。自分で縫おうと思いましたが、今はどうもこうも無理そうなので。デザインは多分全部いつもと同じにしてもらいます。夏のワンピースはプリントを楽しむことにだけにしています。今はメガネ屋で娘の検眼待機中私は読書です。しおりは大原美術館がま口ブックカバーです。文庫本サイズ象は今は亡き井
きょうはすずらんの日。すずらんのかわいらしさって、神様のプレゼントだなあと思う。自然界はみんなそうか。我が庭のは小さいながらも年々株が増えていってる。昨秋、モミジをだいぶ剪定したつもりでいたが、若葉が出てみたらなんのことはない、去年までと変わらないモサモサぶり。あ、あかん…。よそのモミジを見て、刈り込み方を学ぶ毎日だ。ただ、葉の色のグラデーションはとても美しい。最近、庭にいろんな鳥が来る。きょうはメジロが来た。か、かわいい…❤︎餌台を設置したいなあ。庄野潤三みたいに。つ
ちょっと前のこと。Twitterのタイムラインで、コロコロコロナン以降の表現をどうすべきかが問われている、みたいのが流れてきた。それはたしか少年漫画業界の話だったんだけど、現代劇ならマスクをつけるべきか否か、とか、そこから始まって、物語が成立するか、リアリティはどうなるのか、設定は、みたいなので現場が混乱している、みたいな。コロコロコロナン以前に書いた作品を読み返すと、全然違う世界のファンタジーみたいだった。コロナン前に考えていたアイデアは片っ端から修正を迫られているよう
庄野潤三さん専用本棚があるのですね。素敵です。☆RT.「好きな小説家『庄野潤三さんの作品』【book-3】」⇒https://ameblo.jp/kurin102/entry-12589098742.html
どうも。カコちゃん49歳です。3月4日に49歳になりました。それから1カ月ちょい経過して、まさか札幌(北海道)とほかの日本の大都市が逆転し、しかもそっちのが深刻そう、という情勢になるとは、いったい誰が予想した?まあ、カコちゃんも4月からいきなり失業者。待遇が変わる1週間くらい前に「っつわけで社保なくなるから、アンタ」って言われても……。しかも人件費削減っつーことなのに、社員増えてるし。……こうやって書いてみると、すっごく不満そう。まあもちろん、コンマ1ミリくらいのギ
そのあと、みんながベッドの上にかたまったところを長男がカメラで写した。全員、指でL字型のサインをする。長男が写す前に、「サインはVか、Lか」と訊き、私がLを希望した。(庄野潤三『庭のつるばら』p171)私は、写真のサインにLという選択肢があるということに驚いたし、また全員がLを選択したことにまた驚いた。と同時に、VかLかという選択の余地があるということに羨ましくもあった。L、LibertyのLである。日本語で言うと、自由。(ちなみに、ロングマン現代英英辞典によれば、「許可を求めるこ
ここに一冊の詩集がある。伊東静雄詩集である。伊東の名を知っている人はよほどの文学通(つう)だろう。伊東が活躍したのは戦前から戦後直後までの約20年である。この文庫本を40年前に買った。ここには、『『わがひとに與ふる哀歌』『夏花』『春のいそぎ』『反響』という彼の全ての詩集が収められている。以来、何百回だか分からないほど開き、愛誦した。そのため、セロテープで補強するほど傷んでしまった。私は、詩は、小説ほど好きになれなかった。それでも大学で近代文学を受講していたので、有名な詩人の代表作
ほい。とゆーことで、にちようびの札幌のはずれです。コロコロコロナンの影響で、図書館(大通図書カウンター)に届いた庄野潤三さんの本3冊も3月26日(だったかな)まで受け取れず。昨日、近所の大型スーパーに行ったところ、コントみたいにトイレットペーパーが消えていた。我が家はそもそものストックがあったので、次回入荷までは大丈夫でしょう。あとね、袋麺も消えていた。もひとつの中規模スーパーにはあったけど、おそらく今日はないだろうな。こんどの水曜日はカコちゃん生誕49年記
この旅のレポートをお届けします。1泊2日の旅の、これは2日目。そもそも『プールサイド小景』『夕べの雲』『貝がらと海の音』『うさぎのミミリー』等を遺した庄野潤三さんの暮らしたおうち、『夕べの雲』以降の舞台となった地を訪れようと思ったのがきっかけの旅でした。しんみりと、文学に思いを馳せるような旅になるはずでしたが、友人David(仮)氏の登場により、うんことガーゴとリンゴンリンゴンと腹ぺこにまみれた、へっぽこ珍道中になったのは、まあ、安定のカコちゃんクオリティと申せましょう。だがしかし
文学史に「第三の新人」と位置付けられた作家たちがいる。安岡章太郎、吉行淳之介、遠藤周作たちが有名だが、庄野潤三もその一人である。昭和20年代に現れ、主に昭和時代に活躍した。ただ、庄野の名を知っている人は少ないだろう。私が初めて庄野の作品を読んだのは大学時代で、それは彼の芥川賞受賞作品である『プールサイド小景』と新潮社文学賞を受賞した『静物』と入っている短編集だった。正直、面白い作品とは言えなかった。前者は会社を首になった中年男性の話で、後者は妻に自殺未遂を起こされた中年男性の話である。
とゆーわけで、無事、札幌に戻っております。出かけた当時、ようやく冬らしい冬が札幌に戻ってきた頃だったけど、既に4月並の暖かさとか、んもう意味わかんない天候になっている。私は3月4日生まれのB型(その情報はいらん)なんだけど、この日は体感として、冬最後の日なんだと思ってる。公立高校の受験日だったりして、ちょっとおセンチな気持ちで、静かに過ごす1日だった。今回の旅行は、ちょっと早い誕生日プレゼントとして、自分に贈った旅行だった。12月に恒例のさとがえる旅行に行ったばかりだったし、経済
庄野潤三さんも失くなられて久しく新巻が出ることはないと思っておりました。こういう本を見つけました。建国記念日には、ご自宅を公開されたとのことを翌日知りました。覗き趣味と言われればそれまでですが、久しく心のかてにしてきた作家なのでね、卒論もそうでした、まだまだ先ですが秋の公開日には、訪れてみたいと思います。井の頭の人、生田の山にご一緒しない?いや、一人でも行くのですが。
今日、なんこ?何個くらいブログ記事書いた?しかも全部さとがえる東京旅行の書き残しを、はっちゃきになって、やっつけた。それはこの記事を書きたかったから。カコ@PICNICA011@kako_PICNICA011明日のしこーきで東京に上陸し、あさっておうちに行ってくるだーよ。https://t.co/2d9gV4ou4p2020年02月09日15:23去年の暮れ、2019東京さとがえる旅行から帰り、心身ともにへなへなだった頃、もはやなぜ友だちなのかもわからぬほど「く
庄野潤三『インド綿の服』娘が、両親に、送ってもらった荷物のお礼や、足柄山での家族の日々を書き送り、手紙を受け取った作家の父が、状況の説明などを加えた、という形の小説。実際に、このような手紙のやりとりがあったようだ。娘の手紙が、愛情とユーモアに溢れ、読んで楽しく、品が良く、このような親子関係は昭和の夢の世界のように感じた。家族お楽しみとして宝塚観劇(大浦みずき!)があるのも、いい感じで。ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
今朝の毎日新聞朝刊『文学逍遙』のコーナーに作家庄野潤三が取り上げられていた。久しぶりにこの作家の名前を目にした。私もずいぶん前に彼の家族をモチーフにした一連の小説群に夢中になったクチなので、記事を興味深く読んだ。私は単純に、これほど身内の内輪話をしつこくしつこく書いて読み手を飽きさせないのは凄い才能だと思いながら読んでいた。小説かぎらず、身内話ほど聞かされる側にとって苦痛を伴う話はない。それはたいていの場合そこに自慢が入るからで、さらに厄介なのはその自慢というものは変幻自在に形を変え織り込ま
吉行淳之介、小島信夫、安岡章太郎、庄野潤三、丸谷才一、長谷川四郎。別に読みたくならなかったなぁ。残念(>_<)寒い寒い。こんな日は、ネコとこたつで読書だっちゃ。
庄野潤三は「あとがき」に次のように書いている。「同じようなことばかり書き続けて飽きないかといわれるかもしれないが、飽きない。夫婦の晩年を書きたいという気持ちは、湧き出る泉のようだ」。単純で無駄なく、衒いもなく、言わんとすることはきちんとサラッと言う。庄野の小説を読み継いできたわけではないのでその文体の変化などはわからないが、この晩年の小説家の作品は成熟するということは重くなることではなく、逆に軽くなることだと思わせる。そしてそこには或る音楽がある。この「あとがき」の文章など、落ち着いた小曲を聴
芥川賞作品を古本屋で見つけたら、購入して読んでいます。が、結構買うことで満足して、積ん読状態になっているのが実情…(^^;;なんすが、比較的、最近購入して間もなく読めたのがコチラ……プールサイド小景・静物(新潮文庫)562円Amazon『プールサイド小景』昭和33年の芥川賞受賞作タイトルも小洒落た感じで、昭和33年と言う古さを感じさせない小説。〜学校のプールで部活に励む生徒たち。そほプールの一角に夕方になるとに現れる青木弘男は、小学生の息子2人に泳ぎの指導をしている。プール遊びも
なしとりんご、どっちが好き?圧倒的に梨!ただし、二十世紀に限って美味しい二十世紀はほんとに好き。ただし、間違えると、大根のような。庄野潤三さんは、赤梨、青梨と呼んで晩夏から初秋の景色を書いていました。庄野さんの「夕べの雲」が読みたくなりました。▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう
倍賞千恵子と藤竜也のベテラン俳優2人が最高!「初恋お父さん、チビがいなくなりました」ZAKZAK演じるのは倍賞千恵子と藤竜也でともに昭和16(1941)年生まれの77歳。ベテラン俳優が主役を張る、貴重な日本映画である。原作は漫画家の西炯子(けいこ)...「青海駅」と間違えられる「青梅駅」の一帯は猫と昭和レトロで楽しめる場所だったGIGAZINE東京都の多摩北西部にある青梅市の「青梅駅」は、あまり東京の駅名に詳しくない人が「青海駅」と間違えてたどり着くことで知られています。し
怠けたがる気持ちと同じくらいに働きたいという気持ちがあるんだよ。by庄野潤三だってホントだね。(*゚▽゚*)休みが多すぎれば働きたくなるし仕事ばかりでも休みたくなる。あはは今日もお仕事行ってきます。(。・ω<)ゞてへぺろ♡
意外に思われるかもしれませんが、第三の新人といわれる庄野潤三氏もやはり、私の大好きで大事な作家さんです。(どうもこてっこての固い本ばかりを読んでいるイメージを持たれている気がするのです。なんでもよみますよ、キング大好き、クーンツも好き。節操がないんです私)山の上の一軒家へ引っ越してきた小説家の一家。主である小説家は風よけのためになにを植えようかと考えるところから物語は始まります。妻と長女に長男、次男の四人家族の暖かくて優しい、そして平凡な日々が淡々と描かれた良作です。疲
アンガージュマンの誇る就労支援店舗はるかぜ書店書店のホームページがあるわけではないのですが、e-honというサイトにはるかぜ書店のレビューページがあるのですしばらく更新が滞っておりますが(スミマセン)、みんなでレビューを書いてますから是非読んでみてください元書店員で現事務局長のイシイくんの書評は私シマダの好物でありますイシイくんの本の好みはシマダの好みとは全く異なるのですが、イシイくんの文章はよいのです例えば横須賀に縁があるこの作品。『逸見小学校』庄野潤三から・・・
庄野潤三の本山の上の家第三の世代の作家のひとり庄野潤三についての本彼の未発表作品も載っているが、基本は評論家や作家、庄野の子供などが彼について書いた文章の集合体旧自宅の写真や自筆のイラストなども掲載されている。庄野潤三自体は昔から好きで、文庫本を読んでいた。日常の何でもないヒトコマを淡々と描く描写はとても気持ちよく、彼の場合はそれがエッセイではなく小説となるのだが、串田孫一や江藤淳のエッセイなどと共に、好んでよく読んだ。この本の中に、庄野潤三の文章がなぜエッセイではなく小説なのか
9月23日(日)の秋分の日、友人に誘われて、川崎市生田にある、作家庄野潤三さんの家を訪ねましたこの日は初めての一般公開でしたこの家は穏やかな上がり坂の上にありました。小さな丘ですが本当に山のてっぺんにあります。庄野潤三さんは山の上の家と呼んでいました庭には梯子の掛かった椎の木に巣箱もありました。石段の横には小さな花も咲いていますドキドキしながら家の中に入りました手入れの行き届いた日本家屋、執筆する場所からは庭が見えます書棚にはたくさんの本。小さ