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いらっしゃいませ。そしてお帰りなさいませ。庄内多季物語工房へ、ようこそおいで下さいました。さて、今宵は、物語収穫人である私、佐藤美月による、幸福へのステップを、ご紹介してみたいと思います。今回取り上げるテーマは、一旦幸福度が下がるような出来事が起こると、それによって、今までどれだけ幸福だったのかに気付けるようになるということについてです。前回の記事では、健康診断での血液検査で、白血球の数値が異常だったことを、お話させて頂きました。↓『『天空の庭へと運ぶ種』執筆裏話☆』いらっしゃいませ
いらっしゃいませ。そしてお帰りなさいませ。庄内多季物語工房へ、ようこそおいで下さいました。さて、今宵は、当ブログにおいて、八日間に渡って連載させて頂きました、『天空の庭へと運ぶ種』という物語の執筆裏話を、物語収穫人である私、佐藤美月が、ちらりとご紹介してみたいと思いますまずは、この物語の誕生にお付き合い下さいましたことに、心からの感謝を申し上げます。本当にどうもありがとうございます今回も、あなたという素晴らしい読者様の存在を得て、『天空の庭へと運ぶ種』に、無事に仕上げの命を吹き込むこと
それからは、特にこれと言って手掛かりもないまま、マリアナは二十歳を迎えました。その頃、大学の哲学科に通っていましたが、実家からの仕送りと、週三日のアルバイト代での生活では、贅沢は出来ない状況でした。それでも色々と、お洒落は楽しみたい年頃です。そんな事情から、大学の近くにある古着屋を、しょっちゅう覗くようになりました。運が良ければ、新品同様の古着を、新品の三分の一か四分の一くらいの値段で、購入することが出来るからです。その時、冬本番を前にして、コートを一着新調したいと考えていました。
「あんた、馬鹿ねえ。人間の言葉を喋るから珍しがられて、そんな所に入れられたのよ。鳥なら鳥らしく鳴いていれば、そのうち興味を持たれなくなるわ。その隙に逃げれば良いのよ」シロオオタカの境遇を気の毒に思ったマリアナが、思わずそんな助言をすると、シロオオタカは琥珀色の眼孔を、驚いたように瞬(まばた)かせました。「何っ!?俺様が喋っているからだと!?…‥鳥らしく鳴くって、どうやるんだ?」「そうねえ…‥。ピチュピチュとか、ピーピーとか、大概は、そんなふうに鳴くんだと思うわ」「そういうふうに
それでなくても、改めて考えてみれば、種の姿のまま見付かる方が、珍しいのかも知れません。何しろ、マリアナが種を落としてしまってから、地上では百年以上の時が経っているからです。そこに思い至ったマリアナは、大木を注意深く観察するようになりました。もしかしたら、他の二粒に関しても、大木として育っているかも知れなかったからです。もしも種の姿のままで見付からなくても、せめて他の二粒がどのような姿になっているのか、確認だけはしておきたいと思いました。マリアナは、生後一ヶ月で、大人と同じように喋り始め
そんな珍騒動も、マリアナが五歳になる頃には沈静化しましたが、丁度その頃、両親に連れられて、海沿いにあるコスモス畑に出掛けたことがありました。そこは見晴らしの良い素晴らしい場所でしたが、コスモス畑の真ん中辺りに、不思議な大木が生えていました。普通は木の枝に、葉っぱや花や果実が付くものですが、その大木の枝には、虹色に煌めくシャボン玉が、鈴生りに付いているのでした。そうして、大人の掌くらいの大きさまで育つと、自然に枝から離れ、コスモス畑の上空を舞うのでした。マリアナ達が訪れた時、丁度シャボン玉
流石にマリアナは、そこまでして種を回収しに行きたいのかどうか、悩みました。彼女は精霊の一種だったので、背中に虹色の羽根が生えた姿のままでいたら、数百年生きることになりますが、地上で人間として生きることになったら、せいぜい百年ほどで、人生を終えることになります。けれども、いくら考え直しても、地上に落としてしまった種をなかったことにして、この先生きていくことは出来ないという結論しか、出ませんでした。暫しの熟考の末、再度顔を上げると、神に嘆願しました。「それでも構いません。神様、どうか私を、
「地上で育(はぐく)まれた種は、全部で九粒ありました。ですが、ここまで運んで来る途中で、そのうちの三粒を、地上にうっかり落としてしまったのです。心から、申し訳なく思っています。でも、私は種の運び役として、最後まで役目を全うしたいのです。神様、どうか私を、地上に遣わしては頂けないでしょうか。落としてしまった種を探して、回収して来たいのです」神は目を細めて、小さなマリアナを眺めました。「落としてしまった種は仕方がない。寧ろ、半分以上、天空の庭に運んで来られる方が珍しいのだ。だから、
梟(ふくろう)は、幾つもの次元を超えて、マリアナを無事に庭へと連れて行ってくれました。次元の変わり目は、銀河が壮大な渦を巻いているように見えることもあれば、様々な幾何学模様が乱舞しているように見えることもありました。また、虹色の色彩が発光しながら渦巻いているように見えることもあれば、無数の火花がパチパチと爆(は)ぜているように見えることもありました。幾つもの次元を超えて、辿り着いた広大な庭は、新雪がうっすらと降り積もったかのように、神聖な白銀色に煌めいていました。そして、何処からか、ハー
ある時、金貨のように煌々と照り輝く満月の光が、一つの海の泡を愛でるようにして、隅々までしっとりと包み込みました。その後で、それが弾けた瞬間、そこからマリアナが零れるように生まれ落ちました。まだ生まれたばかりではありましたが、彼女は早速、大役を仰せつかりました。それは、地上で三百年掛けて育(はぐく)まれた種を、神々が集う天空の庭へと運ぶという大役です。その種は、元々天界で生まれた物でしたが、樹木として根付かせるエネルギーは地上でしか得られないので、地上で育む段階が必要なのでした。それらの
…土曜日に山形県に着いたのでどこかへ?…何もない、…叔母さんと世間話をして、そもそもこの人は?話を聞くと叔母さんは僕の両親とは親類ではない?叔母さんの離婚した旦那さんも親類ではなく…?…誰と親類なの?叔母さんが言うには、大昔の先祖が兄弟だったらしいとの?………親類でも親戚でもないのに何で?いくらなんでも赤の他人のような気がするけど?何で僕を泊める事を簡単にOKに?流石に申し訳ないので明日には帰りますと伝えると…明日帰るのは早いからもう少しだけいなさいよ…と日曜日の
年末は山形県の蔵王に…会社の人達(独身)と行く事になり予定している日の1カ月前に企画している人に何時にどうするのか聞くと…「…なくなったけど?聞いてない?」…えっ🤯インフルで全てキャンセルしたと…僕は聞いてないですが?年末は予定が消えてしまいどうするかどうかと考えていると母親が、山形県には親類の叔母さんがいるそこの家族と蔵王に行けば?と提案した母親が叔母さんに電話してOKになる…簡単だな?そういう事で山形県の叔母さんのどこにきたが…叔母さんは庄内地方で…蔵王は内陸地方?
おは・こんにち・ばんはニトリの暖か毛布..素晴らしくないですか?(笑)寒くなりました。【12/8】83年前の12/8...大東亜戦争開戦のラジオ放送があり、官民合わせて約320万人の犠牲を払う戦争へ突入しました。↑我が家のアルバム写真将校姿の軍人は、一族のひとり。以前に触れた、海軍将校の方とは違います。写真の裏には..御母上様へ陸軍中尉◯◯◯◯と書いてあります少し調べましたら、落下傘部隊に属していた事がわかりました(陸軍人事の記録資料から)写真館?で撮ら
庄内地方の風習、「大黒様のお歳夜」にいつもの様にパック商品をお供えしました。写ってませんが「黒豆ご飯」も付けて。まめでくらせる様にと豆類がたくさん詰まっています。小さめなハタハタには、卵(ブリコ)も入って子孫繫栄の願いを込めてます。パックは小さめになっていて去年より1.5倍位の値段と感じました。
ブログご訪問ありがとうございます!ようこそいらっしゃいませ(*´▽`*)当ブログについてのご紹介はこちらをどうぞ。本日2本目の記事以前連載していたイラストエッセイ「東北七県目のヨメ」より、加筆修正して。(5年前に執筆した記事なので、今と情報が違う場合があるかと思います)本日12月9日は、山形県庄内地方にとってちょっと特別な冬の夜です。「大黒様の御歳夜(だいこくさまのおとしや)」という年中行事が行われます。「大黒様のお歳夜」、「大黒様」とも称されています。
いらっしゃいませ。そしてお帰りなさいませ。庄内多季物語工房へ、ようこそおいで下さいました。さて、今宵は、物語収穫人である私、佐藤美月による、心の王国の育て方を、ご紹介してみたいと思います。今回取り上げるテーマは、大切な物事を継続する上で必要な、心得についてです。私達は、物事のプラスの側面だけが見えている時には、それを継続しやすいものです。例えば、これをやったら五万円の収入になるとか、楽しい気分でいられるような時などですね。しかし、打って変わって、物事のマイナスの側面が見え始めると、そ
おは・こんにち・ばんは先日のblog記事で触れた、発表しに行ってみた件ついて。その後..進展がありました。『先日..発表しに行ってみたpt.1』おは・こんにち・ばんは先日、お誘いがあった民俗学会・地域史会の講座にて、『菅江真澄と西光寺』をテーマに発表する機会を頂きました。日時:202411/25…ameblo.jp『先日..発表しに行ってみたpt.2』pt.1の続きです。pt.2は、菅江真澄が歩いた?小岩川→五十川の峠ルートについて。2020〜2022..。旅行に行けず、大変な
いらっしゃいませ。そしてお帰りなさいませ。庄内多季物語工房へ、ようこそおいで下さいました。さて、今宵は、物語収穫人である私、佐藤美月による、美味しいブログの育て方を、ご紹介してみたいと思います。今回取り上げるテーマは、ブログには、マイナスのエネルギーを、プラスに転換する機能が備わっているということについてです。個人的には、人生を生きていく上で、大切なことに気付ける環境にいることは、とても有り難いことだと思っています。そして、出来る限り、気付きの多い人生を生きていきたいものだと思っている
pt.1の続きです。pt.2は、菅江真澄が歩いた?小岩川→五十川の峠ルートについて。2020〜2022..。旅行に行けず、大変な時期でしたよね(コロナウイルス)旅行好きにとって退屈な日々でしたが、地元(旧温海町)の史跡を巡ったり..海岸線で写真撮ってました。その時期に撮った写真を、発表スライドに使用した形です。結構おもしろかったですよ。例えば💡菅江の旅行記には、旧温海町沿岸部の地名が出てきますが..釜谷坂が"釜井坂"だったり、鳶ヶ坂が"鳶谷坂"だったり。菅
おは・こんにち・ばんは先日、お誘いがあった民俗学会・地域史会の講座にて、『菅江真澄と西光寺』をテーマに発表する機会を頂きました。日時:202411/2513:30〜15:30場所:酒田市総合文化センター個人的な自慢話になっては面白くないし..誰得なのかって話。考えた末、発表に使用したスライドを載せることに決めました。天明4年(1784)、西光寺に4泊5日滞在した菅江真澄発表の内容は、①菅江と歌を交わした天真和尚は何者か?②菅江が選択したルート(旧温海町内)
私自身は、普段は概ね穏やかな人間なのだけれど、ごくたまに、別人のように激昂する時がある。その激昂の壺を刺激するのが、これまでの人生で、成長する機会から悉(ことごと)く逃げて生きてきたような、不届き者の存在だった。話を詳しく聴いたわけでもないのに、何故逃げて来たのかが分かるのかと言うと、繊細さんであるが故に、相手のエネルギー状態を、事細かに読めてしまうことがあるからだった。そんな時、エネルギー状態は一切誤魔化しが効かないので、明らかに逃げて来たことを、ひしひしと伝えてくるのだ。私の場合、そ
いらっしゃいませ。そしてお帰りなさいませ。庄内多季物語工房へ、ようこそおいで下さいました。さて、今宵は、物語収穫人である私、佐藤美月による、美味しいブログの育て方を、ご紹介してみたいと思います。今回取り上げるテーマは、ブログとは、それぞれの人にとっての真実が書かれている、考え方図鑑のような側面があるということについてです。私自身は、どんな人が運営しているブログであっても、そこに書かれていることは、間違っていないと思っています。何故ならば、それはその人の価値観を通して見ている世界だからで
いらっしゃいませ。そしてお帰りなさいませ。庄内多季物語工房へ、ようこそおいで下さいました。さて、今宵は、物語収穫人である私、佐藤美月による、幸福へのステップを、ご紹介してみたいと思います。今回取り上げるテーマは、周りにいる人達に与えた数だけ、その人達から幸福になって欲しいと願ってもらえることについてです。あなたは今、幸福だと感じているでしょうか?もし幸福なのであれば、今よりもっと幸福になりたいと望むことがあるのではないでしょうか。それはごく自然なことだと思います。しかし同時に、それ
静かな夜の片隅に、ひっそりと息衝くような存在になりたい。それも、舗道の隅に転がって煌めく片方だけのピアスや、小さな公園で揺れるブランコの上に忘れ去られたハンカチのような、滅多なことでは気付かれない存在が良いのだ。何故ならば、そんな些細な存在に気付ける人は、心の底に、然り気無い優しさを隠し持っていると思うからだ。それと言うのも、玲央(れお)には、優しさにも種類があると思っている節があるからだった。それは、押し付けがましい優しさと、然り気無い優しさである。優しさを持っていること自体は、素晴
いらっしゃいませ。そしてお帰りなさいませ。庄内多季物語工房へ、ようこそおいで下さいました。さて、今宵は、物語収穫人である私、佐藤美月による、人生の使命の見付け方を、ご紹介してみたいと思います。今回取り上げるテーマは、あなたの情熱が湧き出てくる源泉を知ることが、人生の使命を知ることに繋がるということについてです。情熱が湧き出てくる源泉は、人によって様々です。例えば、大きなお金が儲かることに着手することで、情熱が湧き出てくる人もいるでしょう。または、環境保護に繋がることに着手することで、
いらっしゃいませ。そしてお帰りなさいませ。庄内多季物語工房へ、ようこそおいで下さいました。さて、今宵は、当ブログにおいて、六日間に渡って連載させて頂きました、『アンドロメダの瞳』という物語の執筆裏話を、物語収穫人である私、佐藤美月が、ちらりとご紹介してみたいと思いますまずは、この物語の誕生にお付き合い下さいましたことに、心からの感謝を申し上げます。本当にどうもありがとうございます今回も、あなたという素晴らしい読者様の存在を得て、『アンドロメダの瞳』に、無事に仕上げの命を吹き込むことが出
その時コンラッドは、女性の傍に跪(ひざまず)き、細い手首を取って、脈を確認していた。その後で、彼女の頭を持ち上げて首を反らせ、気道を確保してから鼻を摘まみ、人口呼吸を施した。何度か息を吹き込んでいるうちに、女性が激しく咳き込み始めた。咳き込んでいるうちに、幸いにも、肺に溜まっていた海水を吐き出した。それで意識を取り戻した女性が、うっすらと目を開けた。シリコンのように薄い瞼の中に秘められていたのは、ブルーラグーンをそのまま写し取ったような、澄んだセルリアンブルーの宝石だった。「アンドロ
「それで、どうなったんですか?」初めて逢った人魚のために、自家用ヘリコプターを出動させるなんて、コンラッドにしか出来ない芸当だろう。その大胆さに内心舌を巻きつつも、旅人はそのように質問した。するとコンラッドは、シャンパングラスを貴族のように優雅に傾けつつ、答えた。「結局、三十冊くらいの本を運んできてもらって、それをアンドロメダに捧げたよ。タイトな時間の中では、それが精一杯だった。彼女も、そのことを理解してくれて、満足そうに海底に帰って行ったよ。‥…ただ、それっきり、何の音沙汰もない
アンドロメダは、少し躊躇う様子を見せた。〈私には、時間がないの。来られるとしても、きっともう一回だけだわ〉コンラッドは眉を顰(ひそ)める。〈それはまた、どうしてなのかな?海底と地上との往復が大変という意味?〉〈それもあるけど…‥地上での一日は、海底での十年に相当するの。時間の流れ方が全然違うから、今こうしている間にも、海底では十年が経っているわ。それに、人魚の世界の掟で、地上の世界に顔を出せるのは、一生に一回だけになっているの。それも、地上の世界で、午前零時を過ぎてしまったら、
おは・こんにち・ばんは。まずはじめに、私事でありますが..先日..えっ..まさか..そんなことあるわけな・・オメデタ..?そ・・そんなぁ..ダメだ..やめろぉぉ・・・👌学生時代に借りていた奨学金。めでたく返還完了借りたとはいえ、無情にも口座から引き落とされていく日々..。それが終わったんです。めでたい話でも、結婚ではありませんでしたとさ(笑)以前、様々な方々へ「一通り経験したけど..妻帯しない僧侶が現代に居ても良くないですか?」と、申し述べたとこ