広瀬章人

昨日の将棋Ａ級順位戦最終戦、豊島挑戦／広瀬、斎藤降級の結果は既報の通りだが、改めて総括的な感想を述べたい。・藤井の大盤解説を全部聴いたわけではないが、聴衆のレベルを意識してもらえると大変分かりやすい解説になることが良く分かった。できれば同じモードで局後の感想戦もこなしていただけると嬉しい。いうまでもないが、解説水準は破格を越えている。場面によってはＡＩより上ではないか？・豊島―藤井のタイトル戦は少し間隔が空いたが、新たな展開があるとも思えない。年度通算成績が２３勝２０敗の棋士が勝率８割

羽生九段jt皆勤賞天彦勇気太地さいたろうA級でも１０位入れず

１か月ちょっと前、藤井に完敗した伊藤匠。直ぐに戻ってきて藤井との再戦に挑むことになった。お見事。２１歳で同一年度で２回タイトル戦に出た棋士は歴代何人いるだろうか。恐らくは天下人クラスの棋士しかいないのではないか。やはり強い。今日の将棋は恐らくはノーミス。評価値自体は互角でも指しやすい局面から自然に駒をぶつけていって脆弱な後手玉を仕留めました、危なげないでしょ？という雰囲気しかない進め方だった。藤井曲線と評される形勢差拡大の状況があるが、あれと酷似している。今年最後の大勝負、竜王

昨日の将棋棋王戦の広瀬対伊藤の振り返りです。千日手を経た指し直し局は双方の玉の近くで戦闘が続く。１図の▲５六銀が６七を防いで当然と思えるのだが、△５五銀上とされて、防衛ラインが壊れた。そもそもその前のやりとりも双方６七をケアしていない（▲６三歩△６一金の応酬があったが、前者では▲６七桂とこの空間を塞いでおけば安全であり、後者では△６七角と埋めにいきたいところだった）のが奇異ではある。この辺りの応酬は人間ならではというものではあるのかもしれないが、挑戦者は藤井と仕合うわけで、

詳細感想は明日にするが、今日行われた変則挑戦者決定２番勝負の第１局は最終盤で一気にひっくり返って広瀬玉が受けなしに。伊藤の鮮やかな逆転勝ちというか広瀬のこのところ頻出の逆転負けというべきか、そういう結果となり、伊藤は藤井との再度の番勝負まであと１局。広瀬、それにしても最近、重要局を連続して逆転で落としており、いったいどうしたのだろうか。ご本人は竜王戦で藤井相手に２勝した昨年が全盛期などと語っていたが、ネタではなく本当になりそうであり、心配している。

将棋棋王戦は昨日今日で本戦準決勝が行われ、広瀬が伊藤匠、本田が豊島に勝利し、勝者組決勝に進出した。言ってしまえば下馬評は逆の結果を予想していたはずだが、広瀬は伊藤に力の籠った中終盤を抜け出し、本田は快勝だった。広瀬はこれで九段昇段である。今日は広瀬―伊藤戦を軽く触れる。対局時点の段位は広瀬が八段（随分と長くなっている）と伊藤が七段（なったばかり）だが、今期の実績は伊藤の方が段違いに上である。伊藤は藤井に４連敗してなお勝率は７割６分越え。広瀬は直近の終盤大逆転負けの印象が強すぎる。しかし

９日にこういうエントリーを上げたばかりだが、今日放送された将棋NHK杯戦の広瀬の敗北により上書きがあった感がある。将棋Ａ級順位戦進行：終盤力|せんすぶろぐ(ameblo.jp)こういう発言をご本人がしたばかりであるため、録画対局である本局は『広瀬が負けたのかな？』と予断を抱かせるものがあった。自称「8.99段」の広瀬章人八段…「九段」リーチも、あと１勝が遠く鷹揚節で愉快に嘆く＜七番勝負第４局・藤井聡太竜王－伊藤匠七段＞【読売新聞】藤井聡太竜王と伊藤匠七段の竜王戦七

画像は12日付、読売新聞朝刊1面です。小樽市、銀鱗荘での伊藤匠七段との第四局は、2日目午後5時32分、先手番、藤井聡太竜王の129手で終局しました。（38面）「見る将棋」派で、棋譜は時々は見ています。昨年は広瀬章人八段が挑戦者でした。第35期竜王戦は藤井竜王が王手（11月9日）第35期竜王戦第5局は25、26日＠福岡県第35期竜王戦第5局は広瀬八段が2勝（11月27日）第35期竜王戦第5局の勝機は119手目▲1四香（11月28…広瀬八段が命運懸けた勝負手、激しい展開に…竜

昨日今日で行われた将棋竜王戦第４局は藤井が勝利し、通算４連勝で竜王防衛。表題のようにタイトル戦１９連覇で大山康晴の従来最高記録タイとなった。これだけの実力差が他棋士とあるのであれば、大山の通算タイトル獲得数には８年、羽生の現時点のタイトル総獲得数に１０年で追いつくことになる。キャリア終了時点で２００期くらいになってもおかしくないのではないか。。。と呟いても、まるっきりの冗談事とも思えないくらいである。この人がチェス、囲碁その他のブレインスポーツを行えば、やはり頂点に短期間で行ってしまうのではな

8日のＡ級順位戦2局は斎藤—渡辺（去年、一昨年の名人戦番勝負のメンツ）、永瀬—広瀬と現在のＡ級のメンツの中でも比較上位の実力の持ち主の対戦。終盤までは齊藤と広瀬が押している感じで、特に広瀬は勝勢だったと思うのだが、勝利したのは対戦相手だった。いずれもが着陸に失敗したのである。1図は斎藤が▲３三銀と踏み込んだところ。飛車の後援もあり、パンチは当たっている感触が濃い。後手の攻撃は△３八銀成～飛車打ちしかなく先手は距離を測りやすい。評価値はどうであれ、先手が勝ちやすいのではないか。

お盆入り前、藤井が勝ちまくっていてタイトル戦が直ぐに終わる、終わりそう・・・ということで将棋ネタがやや枯渇気味。とはいえ、Ａ級順位戦の斎藤ー広瀬はなかなかに凄かった。夜の２２時ぐらいに局面アクセスすると１図の前の局面で広瀬が大長考中だった。実況サイト欄には既に解説役の村田のコメントが大量に記載されていた。要は『△７六桂が猛烈に怖い／△７六桂▲同金△同歩▲２三角成△７七桂成▲同桂に△８九金（！！！）がある／（Ａ）▲８九同馬とタダで取られてしまうようだが、以下△７七歩成で攻めがつながる。（

「藤井聡太竜王は感想戦がエグイ」竜王戦で激闘を繰り広げた広瀬章人八段が語る絶対王者の素顔「バババ…っと手順を言ってそれが最善手」|ニュース|ABEMATIMES|アベマタイムズ将棋の第81期名人戦七番勝負は6月1日、渡辺明名人（39）と藤井聡太竜王（王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20）が第5局2日目の対局を行っている。ABEMAの中継には、前期竜王戦七番勝負の挑戦者・広瀬章人八段（36）が出演。藤井竜王と対戦したシリーズを振り…times.abema.tvこういう所見が

先日（3月8日）行われました藤井聡太五冠の対局、第81期順位戦A級プレーオフ、対広瀬章人八段（34）戦の結果です。順位戦A級の一斉対局でトップ2人が7勝2敗の同星数で終了したため、プレーオフ（挑戦者決定戦）が行われました。順位が広瀬八段は5位、藤井五冠は9位となっていますが、プレーオフで決めてもらえるのは公平でいいかなと。他の級や三段リーグでは昇段するのは容赦なく上位の人ですから。順位戦は持ち時間各6時間、切れたら1分将棋です。先後手は抽

昨日の将棋Ａ級順位戦プレーオフは藤井が広瀬に勝利し、名人戦挑戦権を得た。七番勝負で藤井が敗北する可能性は現行レーティングを参照する限りは３％程度のはず。このまま最年少名人更新に進むだろう。昨日の一戦を歴史に擬えると、「南宋ーモンゴル戦争における襄陽陥落」「安史の乱における潼関陥落」「シーザーのルビコン渡河」を何となく想像してしまった私は歴史オタク過ぎますかね？天下人が変わる前の決定的なステップがクリアされたように感じてならない。いや、もう藤井は天下人ではあるのだが。昨日の将棋

将棋の名人戦挑戦権を賭けたプレーオフ、藤井聡太５冠対広瀬章人８段の対局を、YouTubeの生中継で観た。長考中に指し手を考えてワクワクするのも楽しいし、投了の瞬間の緊張感もたまらないが、最も面白いのは感想戦であろう。終わったばかりの対局を振り返り、勝者と敗者があれこれと話すのだが、将棋ファンとしてこれほど楽しい時間のおこぼれに預かれるのは、嬉しいことである。YouTubeに感謝感謝である。今日の感想戦、藤井５冠も広瀬８段も実に饒舌であった。盤の前で半日以上黙って向き合っていた二人は

昨日(3月8日火曜日10時)に、渡辺明名人(38歳)への挑戦者を決めるA級順位戦のプレーオフが東京千駄ヶ谷の将棋会館で行われた。10人による総当たりリーグ戦を７勝2敗で終わった広瀬章人八段(38歳)と藤井聡太竜王(20歳)の2人よる対局は23時45分に先手藤井聡太が125手で勝利した。3日前の棋王戦5番勝負第3局で簡単な詰みを逃して渡辺明名人・棋王に大逆転され敗れた後遺症が懸念されたが、昨日は序盤からリードを奪い、最後は13手詰めに広瀬を仕留めた。3月には、①4月からの名人挑戦権獲得、②王将

すっかり春めいて来た。で、かみさんが、”ハッサクとミカンを包んでいた、防寒用の不織布などを取りたい。”と言う。そうだね。不織布を取ってやらないと、・光合成が出来ないし、・蒸れててしまうし、苗木に良くないからね。と言うことで、・かみさんは、囲いの中に入り、苗木に巻いてあった不織布を外し、・私は、巻いて、片方に寄せてあった、天井ネットを張り直す、作業を、行なった。と言うのも、エサ不足で何でも食べるサルどもが、ハッサクやミカン

今日のNHK杯将棋トーナメントは、広瀬八段VS佐々木勇気七段の対局で、結果は後手だった勇気先生の勝ち勇気先生、決勝進出おめでとう〜この前の軍曹との対局も、後手番だったけど200手超えの熱戦で勝ったでしょう。あれも凄かった形勢が二転三転したけど、集中力を維持して悪くなっても諦めなかったのが凄かったね。でもって、今日インタビューでそれが自信になったと言ってからの、勝ち今日の対局は、正直広瀬八段が先手なので、角換わりで絶対先手の利を活かすでしょうから、後手番は厳しそうだなと思って見ていたけど

明日は東京マラソン。レストモードなので、将棋の振り返りなどをしています。Ａ級順位戦最終戦全局を並べ返した後で、この解説動画を見つけた。要約すると１）菅井ー広瀬は菅井の方が指しやすそう２）藤井ー稲葉は藤井の勝ち３）斎藤ー永瀬はこれから４）糸谷ー佐藤康光は糸谷が▲６二香と踏み込んだ以上は糸谷が有利か５）豊島ー佐藤天彦は飛車を持っている豊島が指しよいかというもの。２）３）はその通りだが、１）は微かに異議あり、４）はその後の展開を観ているから言えてしまうのだが異議あ

昨晩(3月2日木曜日)、静岡市浮月楼で行われた渡辺明名人への挑戦権を争うA級順位戦最終局で6勝２敗だった藤井聡太(20歳)は、稲葉陽八段(34歳)に快勝し7勝2敗。しかしトップを藤井聡太とともに並走していた広瀬章人八段(6勝2敗、38歳)も菅井竜也八段(30歳)に勝って同じく7勝2敗。本来ならA級在籍10人のうち順位が上の広瀬(5位)が挑戦者になるはずだが、挑戦者決定に関してだけは、同率ならプレーオフを行うルール。まあ、藤井聡太(9位)はこのA級プレーオフルールに救われたとも言える。藤井聡太の2

昨日の将棋Ａ級順位戦最終戦一斉対局は２敗で並走していた広瀬と藤井がそのまま勝利して、７勝２敗で同成績、８日にプレーオフを戦うことになった。広瀬が先手番を引けば、これはかなり接戦になるでしょうね。８回戦終了時点の予想通りの進行です。さてまずは藤井ー稲葉戦から。といっても藤井の一方的な破砕で終わったこの将棋、コクも何もないのだが、玉をしっかり囲えた角換わり腰掛銀の先手が攻勢に徹すると穴熊並みの破壊力になることを再実感した。藤井の腰掛銀に対し稲葉は４筋に飛車を展開して応戦するが１図直

藤井王将、広瀬八段とプレーオフへ名人戦A級順位戦

今日はＡ級順位戦最終局ということで、さっさと帰宅、観戦を決め込んだ。ちょうど夕食休憩明けに間に合い、藤井ー稲葉戦をさて観戦だ～と勢い込んだのだが、ここからの稲葉の指し手が大変調でたったの３０分そこらで藤井の勝勢に。。。これじゃ、頑張って帰ってきた甲斐がないよ～２敗で並走する広瀬は相穴熊で菅井とほぼ互角の形勢だが、指し手の方針は立ちやすそう。小駒を拾って金銀を剥がしていけばよい。これはプレーオフかな。こうなると他の３局は消化試合と化すがそうはいってもＡ級順位戦、適宜観戦はします。

唐戸市場で美味しいお寿司とクエ汁を堪能したRieruです『唐戸市場のお寿司とクエ汁が美味い件』久しぶりに下関市にある唐戸市場でランチしたRieruです初めて巌流島へ渡って戻ってきたら、お客さんが多っ！コロナ禍以前に唐戸市場の中に入ったことがありますが、…ameblo.jpその前に、唐戸から出ていた船に乗り、巌流島へ。出航時間までまだ時間があったので、ポケモンの新しいマンホールの蓋を探したりして。天気予報では晴れるはずだったのに、怪しい雲行き…結局、巌流島に着いてから降り出しましたよね

昨日一斉対局のあった将棋Ａ級順位戦。最注目は永瀬―藤井戦で、この将棋は永瀬が安定した指し手を維持して、藤井を押し切った。藤井は二敗目で、この日の二敗対決で斎藤を下した広瀬と相星。最終戦、も。しくは一定の確率のあるプレーオフで名人挑戦を目指すことになる。最終戦一斉対局の盛り上がりの材料ができて良かったとは思う。降級争いはまず佐藤天彦（２勝５敗）が局面を圧倒的にリードして、糸谷（１勝６敗）が敗北すればそのまま糸谷降級となる展開が濃いところだった。終盤で糸谷に『そこ、踏み込むところ？』という

報告を溜め込んでしまったので記録として思い出しUPしています。先日12月2，3日に行われました藤井聡太竜王の対局。第35期竜王戦七番勝負第6局、対広瀬章人八段(35)戦の報告をいたします。鹿児島県指宿市「指宿白水館」で行われました。この時点藤井竜王は3勝2敗となっています。広瀬八段の対藤井竜王の研究が深いということですね。師匠である杉本八段はフルセットもありうるとおっしゃっていました。タイトル戦と言えば和服ですね。（ｽｲﾏｾﾝ棋譜は

報告を溜め込んでしまったので記録として思い出しUPしています。先日11月25，26日に行われました藤井聡太竜王の対局。第35期竜王戦七番勝負第5局、対広瀬章人八段(35)戦の報告をいたします。福岡県福津市「宮地嶽神社」で行われました。この時点3勝1敗となっています。今までの棋聖戦王位戦のように初戦で負けてもその後連勝で防衛できる…なんて安心してしまっていました。タイトル戦と言えば和服ですね。（ｽｲﾏｾﾝ棋譜は二の次です）藤井竜王の

ワールドカップ観戦で忙しいが、将棋観戦も竜王戦終了にもかかわらず慌ただしい。昨日は朝日ＯＰの２次予選があり、現在プロ編入試験受験中の小山玲央が１次予選をスイープしての登場があった。（受験資格獲得に必要な成績を要は１次予選でも稼いだということになる。）既に編入試験では勝率９割の徳田を下し、過去の受験者やフリークラスレベルとは別物ではないかという感触があったのだが、昨日の指しっぷりはそれを裏付けるものであった。まず１回戦で後手番ながらＢ１の千田に圧勝。全然危なげがなかった。これを勝てば本戦

報告を溜め込んでしまったので、記録として思い出しUPしています。先日（11月14日）行われました藤井聡太五冠の対局、第81期順位戦A級5回戦、対広瀬章人八段（34）戦の報告をいたします。順位戦は『負けられない戦いがここにはある』の棋戦です。広瀬八段とは竜王戦七番勝負と同じカードですが、順位戦ではともに3勝1敗でつけていて直接対決で負けると水を開けられてしまうので、厳しい戦いいなると思われます。順位戦は持ち時間各6時間、切れたら1分将棋です。先

昨日今日で行われた将棋竜王戦第６局は藤井聡太が攻めまくり、快勝した。これで番勝負の対戦成績は４勝２敗となり、竜王防衛、タイトル戦連勝が１１となった。もう年内はＮＨＫ杯戦の中継があるかないかくらいだろうか？（銀河戦は視聴できないです）※棋王戦がありましたね。。。将棋の内容だが、角換わり腰掛銀の流行形から藤井が早々に仕掛け、広瀬が自陣角投入から桂得を図る展開。代償に△２八歩を打たされ損得は微妙かとは思うが、得した桂馬の活用場所が直ぐにはなさそうか。２図の広瀬の応手が恐らくは誰に