山梨県河口湖にある自宅で、有名な工業デザイナーの中原陽介(小林正寛)が殺害される。容疑者は直前に言い争いをしていたという妻の弘美(大路恵美)。弘美は容疑を否認するが、取り調べ中に持病の発作を発症すると、救急搬送先の病院から刑事たちの目をかいくぐり逃走してしまう。県外に逃げ出すことも考えられ、捜査の全権は急きょ広域捜査課に渡される。課長の高村順一郎(大杉漣)の指揮の下、捜査に加わった東圭太(高橋克典)は、中原家から天草信用金庫が発行した2千万円の小切手を発見する。小切手には『どうしても謝らなければ